寝台特急六分間の殺意
掲載内容 主な登場人物
列車プラス・ワンの殺人

死への週末列車

マスカットの証言

小さな駅の大きな事件

寝台特急六分間の殺意

解説 三橋暁
ISBN4-06-184719-8

1990/7/15第1刷
2002/1/11第21刷

講談社文庫 に-01-31
552円(税引)
322ページ

カバー装画 安田忠幸
列車プラス・ワンの殺人はリンクを参照。

死への週末列車はリンクを参照。

マスカットの証言はリンクを参照。

小さな駅の大きな事件はリンクを参照。

十津川警部の妻・十津川直子
東京駅助役・中西、青木・「あさかぜ1号」田中車掌長
上田直行、久尾ひとみ、広沢圭介、水野アキ(寝台特急六分間の殺意)

捜査陣
十津川警部・亀井刑事・本多一課長

十津川警部と妻との電話にまぎれ込んだ奇妙な電話は、殺人を相談するショッキングなものだった。
キイワードは6分間、東京駅、午後6時半。数多い列車の中で条件を満たすのはどれか、そして6分間とは停車時間か、接続時間か。
おなじみ十津川・亀井コンビが難題をさばく会心鉄道推理集。 (裏表紙参照)
「寝台特急六分間の殺意」以外の事件については、各リンクを参照してください。

寝台特急六分間の殺意は、最初、十津川警部と妻の直子さんの電話での会話で始まります。「ごめんなさい。電話なんかして」 というところからして、十津川の職場である警視庁という事になると思いますが、直子さん側の電話では、聞こえていないようでした。 混線電話って、これまであまり経験がない私でして、おそらくは、確率としてはかなり少ない気がする上に、 犯行前に、計画が警察に混線電話で聞かれるという展開には、犯人にとっては、大変アンラッキーな事となりますね。
表紙をみれば、舞台が「あさかぜ」と分かってしまうのですが、「あさかぜ1号」は長編にて、 「寝台特急あさかぜ1号殺人事件」の舞台ともなっています。この列車で、 「6分間」を予想できる方は、なかなかのものです。インターネットで「寝台特急、6分間」で詮索すると、現在では、 「カシオペア」でも存在するそうですね。

評価
☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)     「カシオペア」でも存在するそうですね。