■ Fragment of Diary
 タイトルどおり「日誌の断片」と言うことで、気の向くままに記載。中には、他のゲームの感想やSSを書いている場合もありますが、それはそれでお楽しみ頂ければ幸いです。
 有り難くも頂戴いたしましたコメントに対する返信もこちらに記載。

 
 
「長い間待っていた……
2007/12/29 Saturday
お休みが来るのを」
# 現在FF4DS版をプレイ中。タイトル〜冒頭コメントはFF4「試練の山」で聞けます。
 そんなわけで年末年始休業に無事入れました、こうして生きて自宅PCの前に戻って来られた事に感謝しつつ、年明けからが本格的に忙しい時期に突入するので、今後さらに更新(SS『ラストダンジョン』の投稿自体)が遅くなる事が予想されます、どうか気長にお待ちいただければ幸いです。
 ちなみにSSラストダンジョンは既に結末まで書いてあるのですが、文章を読み直したりする度に加筆修正+イベント追加がされているので、「途中放棄」になることはありませんが時間は掛かります。この点も予めご了承いただければと思います。

***

 そう言えば先日、古〜いデータを見つけたんです。FF6の情勢考察(またそんな類なのか。笑)良い機会なのでhtml編集し直して上げてみようと思います。FF6も7そうですが、考察関連はもう出尽くした感があるので何万番煎じになるでしょうが、まあ良いんです。
 欲を言えばサイトを分割したいかなとか思ったんですけど、ここの更新もままならないのに分割しても仕方ないかと思い直した次第です。
     この休み中にやってしまいたいこと。
  • SSラストダンジョンを現進行パート完結させること
  • FF6の考察+過去作品のログ整理+データup
  • FF4DS版クリア、DQ4DS版はジプシーダンスを聞く所まで行きたい
 1年間ありがとうございました。皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい。
 
ドラクエ4 を てにいれた!
2007/12/19 Wednesday
 しかし 当方は おどろき とまどっている!
 …………。
 会社の忘年会の企画で当たった景品を、「DS持ってないから」との理由で譲って頂きました。
 ドラクエ4(PS版ですが)は、当方が初めて自分の手でプレイしクリアしたドラクエと言うこともあって、他以上に思い入れのある作品です。そんな作品がDSで遊べるのは嬉しいですし、ソフトを譲ってくださった事もとても嬉しかったんですが……明日、FF4を買いに行こうとしている当方はどっちを先にプレイすべきか悩みます。FF3もまだ未クリアですし。あああ、時間が欲しいです。
 ちなみに初プレイ(=クリア)作品はDQ4より前に発売されていたFF10(PS2)という、ゲーム歴だけで言えばまだまだ浅い当方です。浅いけど…いや、故に? ハマるとずいぶん深く(余計な部分)まで考察と言う形でハマる傾向があるようです。
 
 今冬はPSPを購入しようと思っていたのですが……。FFTやりたいです、CCFF7もやりたいです。だけどこの分だと、当分先の話になりそうです。
 
 ちなみに当方がFF4に興味を持った理由が[これ](※FF4ラスボス戦の動画ネタバレ注意。)です。
 ……いや、当方じゃ絶対に無理ですが。このバトル曲といい、低レベル戦と言う設定も相まって、なんて凄いゲームなんだと興味を惹かれるのも無理はありません。しかも公式サイトに行ったらなんか局長らしき聞き覚えのある声がするじゃないですか。
 そんなわけで今年の年末年始休暇中はFF4やってると思います。……その前に恐怖の年末業務を迎えなければならないわけですが。
 
管理人の名称は「CoNS@Lv.1」です。
2007/12/08 Saturday
 遠くにあるのに“そば屋”さん――なんて、体感的にはそのぐらい冷え込んできましたが、体調など崩されない様、どうぞお気を付けてお過ごし下さい。
 さて気が付けば12月、心境的にはそんなギャグの1つも吐きたくなる季節です。

 SS「ラストダンジョン」を公開し始めてから、気が付けばもう1年ぐらいになります。当初は「鼓吹士―」より早く終わる予定だったんですが、詰め込めるだけのネタを載せてしまったために、やたらと長い話になってしまいました。
 書いておいて言うのも何ですが、未だ完結の兆しすら見えない様な長話に付き合っていただけているだけでも嬉しいのに、いつもコメント下さったり、更新遅いページでも見に来ていただけたり、本当にありがとうございます。
 ところで、何度かご指摘を頂いていた「管理人の名称」についてなんですが。
 このページの管理人としての名前をようやく思いついたので(タイトル付けるは大好きですが、名前を考えるのが苦手でして)、今日から名乗ってみようと思います。
 CoNS@Lv.1です、どうぞよろしくお願いします。……旧称(投下所での名前)の方が馴染みのある方は、そちらで呼んで下さい。
 一応このページの管理人紹介なんかも作っておいたので、興味のある方……と言うよりも、どんなに寒いオヤジギャグにも耐性のある方どうぞ
 
「過ち」とは“過ぎて”から気付くもの
2007/11/09 Friday
 良くやるミスなんですが、前後の文章で矛盾した表現を使ってしまうんです。「表情変えてない」って言ってる2行先で「沈痛な面持ち」とかあり得ないですね! ……本気ですみません。
 書いて公開した後になって気付いて後悔、それが当方です。それは今回に限った話ではありませんが、こちらへ掲載する時はこっそり訂正した文章に差し替えられてます(もっとも、自分のミスに気付ければまだ良い。笑)。気付いた方はニヤニヤしてて下さい。ニヤニヤついでにご指摘いただけると嬉しいです。チェックの甘さは以前からさんざん指摘されているんですが、なかなか改善しません。しかも(特に今回の)リーブというキャラクターを書く上でこれは致命的。
 後悔ついでにもう1つお詫びを。
 このまとめサイトはInternet Explorer6.0(WindowsXP)で表示を確認しているのですが、機会があってシャドウフォックスFirefoxというブラウザで表示を確認してみたんですが、なんだろう? (たぶん情けなくなって)笑いましたごめんなさい。
 Firefoxで閲覧されてる方、もしいらっしゃったらご不便をおかけして申し訳ありません。直せるところはコッソリ直しておきます。
 以前、薦められてLunascapeというブラウザを使った事がありますが、その時は表示の問題無かったんですよね。IE系列(?)だし仕方ないのか。……今回のことを踏まえると、Operaとかだとどうなっちゃうんだろう……考えただけでゾッとします。またブラウザだけではなくMacな方はごめんなさい。検証の手段がないので、目に余るような点ありましたら遠慮無くご指摘下さい。
# それ以外にも画面のサイズとか、考え出したら途方もない事に…。

 リーブ(と、彼を取り巻く周囲の状況と人々)を表現したいのに、書いてる人間のマヌケさが反映されると大変申し訳なく思うのと同時に、ジェノバの擬態能力を羨ましく感じる今日この頃です。

 1つの事象・ページを別の視点(ブラウザ)で見る事。……物を書くことと、サイトを作る事に共通している大切な要素なんだと改めて痛感した次第です。
 
机の上にユフィ、冷蔵庫の中にティファ
2007/10/27 Saturday
 当方の周囲にはゲーム好きが結構多くいます。(ちなみにゲームなどとは縁遠い業種ですが)RPGに限ってもゲーム人口は過半数という、考えてみると驚異の環境。直属の上司と共通の話題が「FFTA2封穴のグリモア購入論」だったりする程。余談ですが当方はPSPのFFT獅子戦争をやりたい。アグリアスさんをどうカスタマイズするのかとか。
 そんなこんなで先日の昼休みに休憩室へ行ってみたら、机の上にポーション缶が置いてありました。ユフィでした。
 冷蔵庫を開けて見たら、ポーション缶ティファ(FF7版)が置いてありました。
 ネコ缶は! ネコ缶は買いませんか……?
 お昼ご飯買いに行った時に店頭で見かけたら、買いたいなー。あの2匹(頭?)の、ほのぼのしたムードが好きだ。でも、缶なので微妙に購入を躊躇います。購入したは良いけど、飲んだあと捨てるのは忍びないし……。
# ああ、ケット・シーについて語れる同僚がいればなと思う(笑)。
# ……で、結局ネコ缶は無かったわけですよトホホ。
 
『シン』の恐怖をリアルに体験!
2007/10/23 Tuesday
 休憩中に話を聞いていて、自分も再プレイしたくなったのでFF10を買ってきました。廉価版が出てるんですねー。
 ちなみに当方が初めてプレイしたRPGがFF10です。なのでFF6やFF7には無い特別な思い入れがあります。
 FF10はストーリーの起伏がハッキリしているので自然と引き込まれます(主人公達の心理だけではなく、彼らを取り巻く世界の変化)その辺の作りが巧いなと思うわけでして。たぶんFF10が無ければここまでFFシリーズ(とDQシリーズ)にはハマっていなかったと思います。
 下に書いてあるDCFF7の再プレイは3章で止まっているんですが、何せ我が家のPS2、DCFF7をクリアして以来起動していなかった為かフリーズしやがる。ちょっと待ってくださいそこで止まられても…。
 そんな状態だったのでFF10始めました。(理由になってない)
 PS2がフリーズするお陰で、いつ襲ってくるか分からない『シン』の恐怖に怯えるFF10の世界観をリアルに堪能できるのは中々いい演出なんだ、……とまあ、見方を変えて臨みます。
 現在2体目の召喚獣を手に入れて、キーリカの森を散策中。途中、アイテム『ケット・シー&ポイズン』を拾った時はなんだか嬉しくなりました。さっそくルールーに装備させてみたところ……。

 たぶんFF10のケット・シーは『シン』の毒気にやられているんだと思った。
 (何せ『ケット・シー&ポイズン』(毒攻撃付加)

 ……FF7のに見慣れているせいかな?
 しかもケット・シーが動かない。モーグリ人形はルールーと一緒に動くんですけど、ケット・シーは抱えてるだけなんです。ちょっと淋しい。
 
我が家のヴィンセントはアスールより好戦的
2007/10/06 Saturday
 SS[ラストダンジョン]をネット上に公開し始めてからおよそ10ヶ月が経とうとしているこの時期に、今いちど原作を振り返ろう! ……という事でDCFF7を再プレイしている昨今です。
 DCFF7にはEasy/Normal/Hardと3段階の難易度設定があり、それぞれ銃の照準機能やダメージ量・敵の動きなどに差があります。どのモードでクリアしても物語の進行に違いはないので、当方はEasyモードでしかクリアしていませんでした。
 再プレイと言うこともあって、今回はNormalモードで挑戦してみたのですが、難易度を変えるだけでまるで別のゲームをプレイしている様です。
 FF7の頃からのケット・シー(リーブ)好きを自認している当方にとって、当初DCFF7はストーリーさえ把握できればいい、という姿勢でゲームに臨んでいました。その為、ゲーム部分についてはあまり深く考えずにストーリーを追うことにのみ集中し、結果としてこのページに散らばる文章の数々を書いたわけですが[DCFF7-SSlog]、ガンアクションというジャンル初心者だった当方は、Easyでも充分楽しめたのでゲームとしても面白かったと思っています。
 しかし今回、Normalモードでプレイしてみて、その見識を改めさせられる場面が多々あります。
 まず1点目が、DCFF7が「ガンアクションRPG」というジャンル区分であるという事。
 ヴィンセントの使用武器が銃である以上、ガンアクションなのは言わずもがな。しかしながら間違いなく「RPG」でもあるのです。
 ムービー部分と実操作場面ではまるで別人の様な動きである事に気を取られ、つい忘れがちだったのですが。我が家のヴィンセントは明らかに性格が悪いのです。誤解の無いように補足すると、“当方が操作するヴィンセント”の性格です。プレイヤーの性格に多少影響されるのがRPGの特徴、という訳です。

***

【DCFF7第1章・カーム合流地点1】
 広場でディープグラウンドソルジャー(DGS)が無限増殖するこのポイントは、ギル稼ぎには持ってこいなのですが、稼ぎポイントになる理由は敵兵が無限に出てくるというだけではなく、敵兵が必要なアイテム(回復・弾丸など)を落とすために、アイテム補給の必要があまり無い事も一因です。
 Normalモードに慣れない当方にとって、ここは稼ぎポイントであると同時に、射撃訓練場と化したわけです。
「さあお前ら、良いもの落としていってもらおうか!」
 鴨が葱を背負って来る――もといDGSが弾丸と回復アイテムとギルをいっぺんに背負って来る状況を前に、そんな感じで意気揚々と発砲を繰り返すヴィンセント。ですが操作するのが当方である以上、決して楽なステージというわけでもなく、むしろ苦戦を強いられます。途中でアイテムを落とすとは言え、所持していた500の弾丸が底をつくのも珍しくありません。
「下手な鉄砲はいくら撃っても当たんないんだよ!!キャハハハハハ!!!」……DGS女隊員の銃声が、なぜか某女史の高笑いに聞こえてくるのは気のせいでしょうか。(ちなみにFF7Disc1コレルプリズン回想時の台詞)
 たぶん気のせい森の精。

***

 そんなわけで今は、DCFF7をガンアクションRPGとして楽しんでいます。地図を見ながらこの先の地形を把握しつつ、遮蔽物からコッソリ狙撃するのが楽しくて仕方がないんです。
 元々DCFF7はカプセル集めが大好きだったので、こうなるのは自然な流れなのかも分かりません。
 ……が。DGSの正体やその成り立ちに思いを巡らせた途端、とことん鬱になれるゲームです。所詮は対人戦ですからね……。銃弾に倒れたDGSにも命があり、元はWRO隊員と同じく一般人だったのですから。
 DCFF7の第7章でWROの名も無き隊員がこの件について触れるのですが、本当に複雑です。
 っていうか華麗なるムービーの裏側で、一体何人の一般兵が命を落としているのでしょう。数えただけでも4人は確実に死んでます。降下作戦の発案者がリーブだったら本気で小一時間問い詰めたい。

 ここまで来るともうなんか、誰に感情移入してるのか分からないんですが、やっぱりRPGですよね。
 
返信(と、お勧め動画)
2007/10/01 01:53
 お声をかけてくださる皆さん、ページをご覧頂いている皆さん、本当にありがとうございます。そもそもSSの投下もここも、見返りを求めての活動ではなく、リーブさんの考察サイトがなさ過ぎる事に業を煮やして自分が楽しいからやってるだけなんですが、やっぱり感想や意見をもらえると励みになります。……なんていうか、リーブとケット・シーに注目している方が、自分以外にもいるんだという事自体が励みになる感じで。
 そんなわけで、今後も時間の許す限り“超個人的インスパイア論”を展開していこうと思いますので、生暖かく見守ってやって下されば幸いです。
> こういうネタものが大大好き
 と、そんなわけで本日は当方が落ち込んだとき(?)に見ると幸せになれる動画をご紹介しておきます。
# 出典はすべてYouTubeから。
# 当方は英語がまったく分かりません、ノリだけです。
  • dirge of cerberus ON CRACK!!!
    ※激しくコメディですのでご注意を。
  • The Cloud ULTIMATUM
    ※解説文(?)に「CAST」って文字があるから何かに擬えて作ってる? とにかくシャルアがDC以上に格好良く見える件。
  • Gravity of Love: Dirge of Cerberus and Advent Children
    ※Gravity of Love(Engima)を好きになったのはこの動画のお陰。
    ※ついでに『片翼の天使』(FF7ラスボス戦BGM)が、カルミナ・ブラーナに影響されていた事を後で知って運命的だと思った。
    ※そうか、それでハイウィンドの「運命の女神」か!
 少し話は逸れますが、YouTubeなどには色んなところに神MAD(?)があります。それらを見る度に思うのが、自分に動画編集の技術があれば……リーブ視点で作ってると思うんだ、ミッドガル物語を。(言うだけならタダ。笑)
> FF9
 FF9は世界観・音楽・キャラクター・ゲーム性すべてにおいて大好きな作品で、そのわりに二次創作をしないのは“考察する余地がない”お話だからなんです。その点ではFF10もFF9もかなり高い完成度だったという解釈をしているんですが。
 あと、FF9における最大の魅力の1つがミニゲーム『ここ掘れチョコボ』、世界観を活かしたミニゲームには、本気で惚れ込みました。その性質上ストーリーをある程度進めないと難しいと思いますが、逆にストーリーを振り返る事ができるのでお勧めです。…と、言いつつ裏ボスは倒してないんですけど…。
 以下はかなり個人的な所感になりますが、ビビの背負っているテーマとケット・シー(インスパイア)の持ってるテーマって、少し似てる気がします。
# ビビは「作り出された命」である自己の存在について問うものですが
# インスパイアの場合は創造主側の観点というのが大きな違いかも知れません。
 ビビ可愛いよビビ。……FF9のキャラクターはみんな可愛い、モンスターに至るまで(笑)。
(2007.10.03)
 
「我々の最終目的は世界の再建だ」
2007/09/25 Tuesday
 これは、その為の資金協力だ……と、半ば自分に言い聞かせるようにして。先日、ついに購入をためらっていた『ポーション』を買ってみました。
 購入の検討に訪れたサントリーとCCFF7公式サイトに記載されていた“地殻エネルギーの象徴として「ドロマイト」”の煽り文句に別の意味で興味を持った当方です。

 さて、今回の神羅社製ポーションのお味はというと、それほど強烈な印象を残すものではありませんでした。個人的には初回のポーションの方が味については驚異的な“説得力”があったと思うわけです。『良薬は口に苦し』とでも言いましょうか、ええ。それにしてもさすが神羅社製、お値段はハイポーションですが容器がエクスポーションかと思えるほど豪華でビックリしました。
 お目当ての『10周年記念アルティマニア』も早速目を通してみました。ざっと一読して驚いた事を箇条書きにしてみます。
  • 魔晄都市ミッドガルの都市構造(プレート構造)
  • 各作品の用語解説(特にSND。精神干渉・記憶共有について)
  • エルミナさんのミニイラストが可愛い件
  • ナナキがネコ科
 エルミナさんかわいいよエルミナさん。この勢いでできればシエラさんのイラストも見てみたかったです。
 今回の冊子を読んでも、やはり「インスパイア」という能力について目新しい記述はありませんでした。制作者側もハッキリ示せない「インスパイア」という能力について、その原因の一つには「生命」の定義そのものが曖昧であるからなのだろうと思います。
 “無機物”と“生命”。文字にするには簡単ですが、いざそれを定義づけて説明しようとすると恐ろしく難しい。これに正面から挑むのであれば是非、スクエニにはNHKスペシャルのサイエンスシリーズでCG担当して欲しいと思うほどです。余談ですがNHKスペシャルのサイエンスシリーズ(宇宙とか生命進化とか)のCGも恐ろしくキレイです。何を隠そう当方は昔から大ファンで…。
 せっかく触れたのでもう少し。NHKスペシャルのシリーズ作品は、『映像の世紀』、『新・電子立国』や『地球市場』といったサイエンスシリーズ以外でもかなり見所のある番組が多いんですが、ここ数年はめっきりTVを見なくなったお陰で、今はどんなシリーズが放映されているのかまったく知りません。もし良かったら、お勧めシリーズあったら教えてください。
 ところで……何の話をしていたんだっけ?

***

 まあ、アレです。
 この世の中にしろFF7世界にしろ(どちらかというとFF7は中世ファンタジーと言うよりも、近現代の社会システムを世界観として成り立つファンタジーという特徴があるので)作品を見る角度や立ち位置は数限りなくあるし、観点を担うキャラクターも多くいる。つまり、どんな角度からFF7を見ようとしても、必ずその「立場」に立っているキャラクターがいるわけです。
 広大で複雑な世界の上に展開される物語だからこそ、多様な考えが生まれ、それらが強固な礎となって“キャラクター”が活きてくる。その性質が発売から10年を経た今も尚、多くの人々に愛されている理由の1つなんじゃないかなと思うんですよね。……思うんですよ。
 
返信
2007/09/18 00:06
 お陰様で9月19日、無事に生還しました。息の詰まる日常生活を離れて旅行というのは良い気分転換になります。しかしながらスケジュール調整のしわ寄せが……うーん、時間が欲しい、時間が…。
 そんなわけで、遅ればせながらお返事など。
> 逆裁1作目を購入しプレイ中です。亜内検事がすきです。
 めくるめく法廷ファンタジーへようこそ!(作者の意図とは違うでしょうがこの言い方、自分は結構気に入ってるんですけどね。笑)
 亜内検事は地味に全シリーズ皆勤賞という功労者です、そのポジションがどことなくリーブにかぶ……りませんねすみません。
 亜内検事については、(4までの法廷内の発言を総合して考えると)彼の“分岐点”となった法廷を妄想するのが楽しいです。実のところ亜内武文をメインに据え(且つ、序審法廷システム導入までの経緯も兼ね)たSSを作りたいと思ってるんですが、いかんせん時間と情報が……(あああミステリ“もどき”で良いから書きたい、書けるようになりたい! そしたら逆裁の二次創作gry)。
> 逆裁ssで興味を持ったキャラは、ゴドーだったりします。
 おっ、そうなんですか? ちょっと意外かもしれません。
 残念ながらゴドーは逆転裁判1には登場しません。彼と対面するには少し手間がかかります、まずはフィールドでユフィを仲間にしてウータイへ向かってくだ……すいません一度で良いからこのネタでボケてみたかったんです。ぜひゴドーさん目指してゲームを進めてみてください。キーワードは「吹いたら負け」です(笑)。
> 追伸
 おおっあの呪文(?)に反応して下さる方が!
 実は当方がまだ幼い頃、遊びに来た従兄弟が教えてくれたんですが、実際にテレビでも見た様な気がします。年齢については、「いつの間にか“FF6で好きだったキャラクターよりも自分の方が年上になった”経験がある」という回答で(笑)。ストラゴスだったらどうしよう……
 いつもあたたかいお言葉、有り難うございます。またご一緒できる日を楽しみにしつつ、良かったらコッソリ参照先を教えてください。と、どさくさ紛れに言ってみる。
(2007.09.20)
 
ひこうきこわい(更新一時停止のお知らせ)
2007/09/13 Thursday
 私事で大変恐縮ではありますが、9月最初の連休(敬老の日)を利用して帰省する事が確定しました。つきましては9月中旬頃はネットから離れるんですが、戻ったらすぐ投下と更新を再開する予定です。投下所の移行期間もちょうどかぶるタイミングなので、ラストダンジョンのページ更新と、合わせて考察記録の更新をしたいなと(あくまで希望)。
 とは言え全ては生還が前提の話です。……冗談抜きで、乗った飛行機が墜落しなければいいなと今から本気で怯えています。だってファンタジーでもないのにあんな鉄の塊が空を飛ぶなんて未だに信じられません、臆病者じゃありませんよ理屈より身体に感じる重力の方がはるかに説得力があるからです(それを臆病者と言う。笑)。些か大袈裟に聞こえるかも知れませんが、今回に限らず昔から飛行機が大の苦手なので帰省前は常にこんなんです。
 久方ぶりの連休なのは嬉しいんだけど…なあ。
 
 
進化し、発展するメガネ社会
2007/09/10 Monday
 唐突に関係ない話ですが、先日たまたま見かけたNHK教育テレビのアニメ『電脳コイル』(20話)が面白くて堪りませんでした。支払ってる受信料はこれの制作費に充ててください。なんだあの世界観! そして“暗号”デザインがおそろしく格好良い件。しかしながらあの設定だと、1億総メガネ国家になるわけですね。
 そして自然と「おでこのメガネでデコデコ・でこり〜ん!」を想起したんだ。たぶんこの発想をした人は全国にちょっとはいたはずだ。
 当方の周囲にはゲーム好きが多いので昼休みにゲームの話はできても、残念ながらアニメの話って出てこない。自分自身もあまりアニメは見ないせいかもしれない(昔は見てたんだけど)。とりあえず今のところ
・ふっかつのじゅもん@天空の城ラピュタ
・赤いコンドル@三つ目が通る
 この辺は盛り上がった。昼休みとかにこういう話を振ったりすると、一言一句違わず正確にという訳ではないけれど、みんなそれぞれ微妙に覚えてるから妙な形で盛り上がる(笑)。
 
ご紹介
2007/08/25 Saturday
[HAPPY ENDING OF THE FF WORLD]管理人:ルナルナさん
 DCFF7では描かれないエッジでの戦いを描いた「エッジ前哨戦」(DCFF7)、エンディング後シェルクと仲間達との交流を描いた「DC後」(DCFF7)。「愚か者の恋」(FF12)「オペラ座の空賊」(FF12)などを書かれている作者さんの作品まとめサイト。投下所でご一緒させて頂いている書き手さんです。
 憧憬と恋情の間に揺れる女性の繊細な心理描写を中心に、強く結ばれた仲間同士の絆が描かれ、読後にあたたかな余韻を残す物語――というのが、この方の書かれる作品の魅力だと個人的には感じています。
 FF7では主にクラウドとティファを中心に。FF12ではヴァン・パンネロ・バルフレアを取り巻く人々の心温まるストーリーが印象的。
 ……と、言うわけでハッピーエンドが書けない当方が憧れる書き手さんの1人です。どうぞ魅力的な作品世界をご堪能下さい。
 
返信
2007/08/22 21:10
> バレットのセリフがリーブに思いとどまらせようとしている風に思えます。 脅しはきかない、自分にマリンという存在があるように、リーブにも大切な物(者)がある事を思い出させようとしてるみたいです。
 SS・ラストダンジョンの[彷弾:131〜133]についてのご感想、ありがとうございます。
 あの場面は、リーブに銃口を向けられていたバレット側に立って書いたつもりなんですが、実はこのご感想を頂いてから改めて考えてみたんです。
 6年前(FF7本編)コレルプリズンではかつての親友に。この場面では(敵対したこともあったけど)かつての仲間に。経緯はどうであれいずれの場合もバレットは銃口を向けられていたって言う事になりますよね。そう考えるとバレットが不憫でなりません、(書いておいて今さらなんですが)ごめんなさいバレットさん。
 しかしながらパーティーメンバー中では唯一のパパと言うことで、彼はアツいだけではなく、あったかい人ですよね。ラストダンジョンを書いてバレットの魅力を改めて感じている次第です。
 ああ、「On the Way to a Smileバレット編」が読みたい……。
 
返信
2007/08/18 11:37
> 「ラストダンジョン」を読んでシェルク関連やロッソに興味が湧きました。
 はじめまして。そして大変嬉しいメッセージを頂きありがとうございます。
 DCFF7は未プレイとの事ですが、拙文「ラストダンジョン」で未プレイ作品に興味を持って頂けたとのお言葉を拝見して、心の底から書いて良かった! と。そりゃあもう大はしゃぎです。ラストダンジョンの方は今暫く続きます(まだ文中には登場していない方もいますし…。笑)ので、良かったら結末までお付き合い下さいませ。
# こちらも最後まで見届けてもらえるよう、精進いたします!(わりと張り切ってます。笑)
 DCFF7ゲーム本編では、主人公ヴィンセントにまつわる話以外の登場人物(WRO隊員、DGソルジャー、ツヴィエートetc)について、彼らが背負っているものや心理などの描かれ方はそれほど強くないかも知れませんが、その分「星」や「ライフストリーム」「魔晄」など、FF7世界の基盤となる設定を引継いで上手く活かしている作品だと個人的には思います。機会がありましたらぜひ、ご自身の目で・手でロッソ戦では命の危機、アスール戦で身の危険や、ケット・シーをインスパイアする難易度の高さ、害虫駆除の必死さ、落ちている弾丸・アイテムの有り難みなどなどを通してDCFF7の世界に触れて頂きたいと思う次第です。(注:回し者じゃありません。笑)
 このような散文ばかりではありますが、少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。(2007.08.19)
 
返信
2007/08/06 19:33
 おっ…お久しぶりです!!(と、言う表現も厳密にはおかしいですね。笑)
> 作品によって文章の書き方が違うように感じました。
 拙文にも詳細な感想を頂いて恐縮です。自分で書いた文章にも拘わらず、新たな見方というか新しい発見というか、何よりこういった感想を頂けると励みになります。どうもありがとうございます。
 実は今回、「作品(FF・DQと逆裁)によって書き方が違う」と感じられたと言うのが、個人的には少し意外でした。もしかしたら逆裁SSは3つとも終始一人称だった、と言うのがFFやDQのSSとの文体の差異になった要因でしょうか?
 ……ひょっとして“考察”の要素が一切無いから…かも知れません。下手な考察休むに似たり……(ってそれを言っちゃお終い。笑)
 少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。
> 実は逆裁未プレイ
 未プレイの方が読んで「面白い」と感じ、さらに原作に興味を持って頂けると言うのは、二次創作文の書き手冥利に尽きる(と言うより身に余る)嬉しいお言葉です。もう「ありがとう」ではとうてい足りない感謝の意を持つのと同時に、逆転裁判は1から順にプレイして後悔はさせません! と強くお勧めしたくなりました。もちろん主張した以上、証拠品として手持ちのDSLightとソフトをセットで提出する用意が(略)。
 (好みや多少の差こそあれ)プレイすると感じられるかと思いますが、逆転裁判の魅力の一つに“テキストの面白さ”があります。逆裁SSを書く際、その面白いテキストを一厘でも再現できればと無い頭を捻っていたり。……うーん、捻った甲斐がありました!

 思えば4年ぐらい前に初めてご一緒させて頂いたのがキッカケだったと記憶しています。お名前を拝見してとても嬉しく懐かしく(ついでに自分の恥ずかしい失敗の記憶までよみがえってきた。笑)画面の前で喜んでおります。雫夜さんの作品は登場するキャラクター同士の対比と、そこから生み出される言葉や感情の遣り取り1つ1つが読み応えあって大好きです、ご一緒させてもらった当時は自分の作品書くよりも、雫夜さんやみなさんの作品の続きが待ち遠しくて仕方なかったです(それが掲示板投稿の醍醐味だと教えてもらい、今でも続けている理由に他ならないんですが。笑)。そんな方にご覧頂けている事が本当に嬉しくて、この状態をステータス異常として表現するなら……レビテトって多分こんな感じかなと。(ふわふわ浮いてます)
 機会がありましたらまた是非ご一緒できたらな…なんて、僭越ながらも思う次第です。(2007.08.09)
 
返信
2007/07/31 21:25
> DGエリアとFF6のhtml化も楽しみにしております。
 有り難うございます、拙文を見て頂けるというだけでも嬉しいのに、さらにこんなお言葉まで頂ける幸せを噛みしめるのと同時に、html化作業の活力が沸いてきます。
 FF6って魅力的な作品ですよね。
 自分の場合は特に、キャラクターどころかアイテム1つ1つにまで(必要以上に)愛着があるので、ここと比べると扱うテーマに一貫性がありません。“なんでもあり”という意味においてディープグラウンドな世界ですが、少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。
> 日記(?)が開設されていたとは知りませんでした。
 常に「ひっそり・こっそり・まったり」を信条としているので、それに従ってひっそり・こっそり書かせてもらってます。とはいえここ、日記と言うよりまさに「チラシの裏」ですね(笑)。(2007.08.02)
 
言葉に出るって事はやりたいって事
2007/07/30 Monday
 以前から考えていた他作品(主にFF6,DQ8)のログ編集に手を付けてみました。
 考察と投下の合間に……という感じなので、メインにはならないと思います。(メインの考察記録も更新が遅いですが…)
 今回、ログをhtmlにするにあたって過去に書いた文章と向き合うことになった訳ですが、……想像以上に荒が目立つこと目立つこと。たぶん今書いてる物も1年後に見たらこうなるんだろうな……と、思うと気が重くなるのと同時に、もっと読み手さんの負担にならない文章を書けるようになりたいと思う次第です。
 もしも興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、こちらからどうぞ。
 
ボケは天然だけどツッコミは養殖。
2007/07/29 Sunday
 ふと、「『天然ボケ』とは言うけど、『天然ツッコミ』とは聞かないなぁ」と気が付いたんですが。これってつまり。
 “ボケる事は才能でしかできないけれど、ツッコミを入れる事は努力と分析でまかなえる”という事なんでしょうか?
 ……脈絡も根拠もあったもんじゃありませんが。
 個人的に、人の感情で一番コントロール(意図して相手に感情を起こさせること)が難しいのは「笑う」事だと思うんですね。もちろん愛想笑いとかそう言うのじゃなくて、心の底から相手を笑わせること。だから、笑わせることができる人、特にそれを文章で表現できる人に憧れます。
 笑いというのは本能的な感情に訴えれば発生するというわけでもない、どちらかと言えば理性での処理の果てに起きる感情だと思うんですよね。特に文章上だとテンポもある程度読み手に依存するのでより一層難しいんじゃないかなと思えて。
 読書は苦手なので、あまり本を読まないうちに好き勝手な事を言ってますが、ただ単に文章でボケてみたかっただけなんです。
 # SSラストダンジョン[地下交戦]の改変ネタです。
 
返信
2007/07/07 20:31
> topにも履歴載せていただけるとありがたいです
 更新のたびに毎回サイト内を彷徨わせていたとは……もっ、申し訳ありません! やはり不親切設計でしたか。貴重なご意見ありがとうございます。さっそく参考にさせて頂きます。
 ……というわけでトップページの「Last Update : (日付)」にカーソルを当てると、ポップアップで更新箇所が表示されるようにしてみました。履歴はこれまで通りABOUT内ですが、幾分か煩わしさは緩和…されたでしょうか。(2007.07.08)
> スクエニゲーム以外のお話をされてるのを初めて拝見しました。逆裁話、興味深かったです。
 ここ自体もそうですが、作者が常にひっそり・こっそりを信条としているので(笑)。とは言えこんな隅々までご覧頂けていると知って、嬉しい限りです。
 逆転裁判のお話は閃いても吐き出す場所を知らないので、せっかくだからコッソリ公開させて頂いた次第です。そのうち“ディープグラウンド”とでも称して一箇所にまとめようかと言う未定な予定。
 (ゲームの続編出ること確定なので)SSこそ書きませんが個人的には4の主人公も大好きです。“おデコの広さは苦労の証”とも(主に自分の中で)よく言いますし。……法廷“代理人”も立派な弁護士の仕事だと解釈すれば、逆裁4は作り(主人公・王泥喜くんの描き方)が深いと思うんです。あっ、一番好きなのはモチロンぼうしクンですよ! ケット・シーに続き人間じゃありませんが。
 文面から察するにわりと長い期間、拙文にお付き合い頂けているのでしょうか。どうもありがとうございます、嬉しいやら照れるやら…やっぱり嬉しいです。
 
案外、何とかなるモンです
2007/07/06 Friday
 FF7にたとえて少し大袈裟に言えば、Disc1のパルマーのような境遇に立たされ、尚かつ彼と同じような心境でした。
 ……でも、案外なんとかなるモンですね。お陰様で「バンビーナ」もクリアできました。
 そんなわけで以前通り……とまでは行きませんが、月1ぐらいのペースでここ(考察記録)の更新を目論んでます。たとえ考察記録の更新が滞ったとしても、中の人は年中無休でリーブとケット・シーが好きなんです。と、この機会にぜひ言っておきたかった。
 
瓦解と言うよりは瓦礫の塔
2007/06/28 Thursday
 “これまで倒壊を起こさなかった事の方が奇跡に近い”、というそんな話。
 更新ができなくて申し訳ありません、実生活の方で退っ引きならない事態(DSソフト応援団2の団長ステージ「バンビーナ」がクリアできないとかそう言う事では決してありません。……が、これも原因の一端を担っているかも知れません。)に陥ってるため、今後も暫く更新滞ると思われます。
 最低でもSSの投稿自体は止めたくないのですが、考察まとめは追いつかない気がして来ました。
 [ラストダンジョン]のページ更新は現行の投下所が限界容量を迎えてから開始します。SSラストダンジョンは、現時点で当方の考えるFF7考察がほぼ全て入ってるお話なので、投下終了の頃には恐らくここも“完成”できるのではないかと思います。気長にのんびりというスタンスで見守って頂けると幸いです。
 あちらでコメントを下さったり、ここを覗いて下さってる皆様には大変申し訳なく思うのと同時に、感謝してもしきれません。どうもありがとうございます。
 僭越ながら、リーブ好きの方(←多くは自分自身も含まれてます。笑)に、少しでも楽しんでもらえるようなテキストをご提供できれば良いなと。
 
2007/05/20 Sunday
 逆転裁判4の中で――というよりも、もしかしたら1(蘇)〜4の全シリーズ通して、一番感動した弁護側の方針が逆裁4第4話目の射殺事件公判なんじゃないかと思います。
 「偽造された証拠品を持ち込んだのは“重罪”にあたるかもしれません。
 しかし! それは、ぼく個人がやったことであって‥‥」
 自らの不注意で、充分な証拠調べを行わないまま証拠品を法廷に持ち込んだという要因が1つ。
 とは言え、誰かが用意した偽造証拠によって陥れられたという不条理に憤りを感じるのが1つ。
 その2つだけでも大きな動揺だというのに、法廷――それも弁護席――に立った成歩堂は、最後まで「弁護士」であろうとした。その姿勢に感動したわけです。
 感動した直後、法廷から消えた被告人にプレイヤーが本気で殺意を覚えたのは言うまでもありません。

 以上をもちまして、逆転裁判4プレイ後、腑に落ちずに喉の奥に詰まったモノを消化するべく取り組んだSS三部作は終了となります。
 きっとこのページ、コレを書きたいから作った様な気がするんですが、その辺は大目に見てやってください。……というか、嫌なら見てないか。

 以降は、通常の更新体制に戻ると思われます。
 
2007/05/17 Thursday
 誤解を恐れず敢えて言えば、当方は逆転裁判3のエンディングで千尋さんが語っていた台詞の真実が何なのか、未だに分かっていません。
 5話目の法廷で、“全ての真相を知った上で”真犯人を追い詰めた成歩堂の行動を讃え、「いつか、あなたにも分かる日が来るわ」と言った千尋さんの言葉が示すものです。
# 情状酌量の余地を持ち込めない、ただ“事実”のみを暴き出すという点での葛藤と
# それに対する千尋さんの答えだと言うのが、個人的な解釈なのですが。
# それでも、どうも釈然としないんですよね。

 千尋さんの台詞も未消化のままで迎えた、逆転裁判4の第4話エンディング……。
 未消化の部分を消化するべく解釈を試みたものの、見事に間違った感じのSSです。

 
2007/04/23 Monday
 DSソフト『逆転裁判4』プレイし終わりました。方々で色んな批判やら意見やらを目にしますが、個人的には面白かったと思います。
 たしかに前作(特に逆転裁判1)のような爽快感には欠けますが、それは仕方がないことなんですよね。逆転裁判はある程度デフォルメされた――本来は複雑な制度やシステムを、極限にまでシンプルに描き出す――世界が持ち味であり、それこそゲームならではの演出だったからです。
 今作『逆転裁判4』では、そのシンプルさと引き替えに難しい問題を提起した。その点において意欲作だったんじゃないかなと思います。だからこそ面白かった。
 で、思わず書き上げたのが“論告求刑”というSSなんですが、どこにも晒す場所がないのでここでコッソリ公開させて頂こうと思いました。興味をお持ちの方がいらっしゃったら、このタイトルをクリックして先へお進み下さい。
 で、ここでは逆転裁判4プレイ後の私見を書いておきます。思いっきりネタバレしていますし、その上(毎度の事ながら)何の役にも立ちません。


■ 御剣怜侍と序審法廷システムの示した“証拠主義”
 学級裁判/逆裁1第3話/蘇る逆転/逆裁2第4話
 当方が、逆転裁判の中に登場する『序審法廷システム』のうまみを感じたのはこの3.5話分(学級裁判はエピソード扱い)です。とくに2の第4話目は一番好きな話なので贔屓目ですが。
 序審法廷システムの“うまみ”が何かというと、徹底したシンプルさなんですよね。さすが制作者側が気にして取り組んでいたと言うだけあって、これはかなりシンプルで面白かったです。
 作中世界に沿って言えば、なにせ起訴から結審までが3日間しかありませんから、シンプルというか即決裁判ですね。
・自身の主張をハッキリ明示させること。
・明示した主張(仮説)を立証する証拠品を提出すること。
 再三言っているとおり、実際はそんなにシンプルな理屈が成立するほど世の中と人間が単純な構造はしていませんから、考えるまでもなく実現は不可能です。しかし、それを「ゲームだからこそ」実現して見せたのが逆転裁判だった。
 そこへさらに加わるのが「必ず正義は勝つ!正しい事は報われる!」という、言わば理想のエッセンス。だからプレイ後の爽快感がひときわ強く感じられる。

 物証から導き出される理論、その理論を裏付ける動機……それらを立証する立場、反証する立場、そのどちらもが自身の信念に従って行動し、その過程で相反する立場の者・理論と対峙する。要求されるのは自身を信じ抜く強さであり、信じた事を立証する能力であって、そんな中で交わされるオカシイ連中のおかしな遣り取りを辿りながら、結論を見出すっていう過程が面白いんだ。


■ 序審法廷システムの生み出す“歪み”
 それは逆に、立証可能な仮説であれば、証拠品によって事実に置き換えられてしまうという危険性をはらんでいる(=学級裁判における成歩堂の立場=安易な“冤罪”の成立)と言うこと。
 逆裁1の狩魔豪、蘇る逆転の巌徒海慈の存在を否定した成歩堂達は、その根拠として序審法廷システムが抱える致命的な欠陥を示したのと同時に、逆裁世界の中で“法廷に立つ事”=“真実を明らかにする事”であって、“自身の信念を貫く強さ”は“相手を打ち負かす事ではない”事を示した。

 そしてこの“歪み”の一番大きな要因である“立証可能な仮説”について、逆転裁判4で示した「答え」にも、致命的な欠陥が潜んでいるのは興味深い。


■ 裁判員制度の致命的欠陥と学級裁判
 必ずしも証拠主義ではなくなった裁判員制度。
 逆裁の序審法廷では検察側からの論告求刑は行わずに、結審で被告人に言い渡されるのは「有罪」「無罪」の2択でしかなく、その量刑などに関しては問われていない。

***

 この先はちょっとホントの「裁判員制度」導入に際してシミュレーション裁判を行った某大学の話として、読売新聞2007年4月20日(19日?)に連載されていた「あなたも裁判員」という記事より。
 裁判員として選出されるのは通常、有権者リストの中から無作為に選ばれた一般市民である事から、当然ではあるが裁判員自身が法律や発生した事件に関する専門的な知識を持ち合わせていない可能性が高い。言ってみればドシロウトの彼らだからこそ、素直に民意を反映させられる事が期待できる反面、有識者の発言に流されてしまう危険性が大いにあるとも言える。
 シミュレーション裁判を終えた後、参加した現役裁判官が裁判員との遣り取りを見る中で。
「刑期満了後の被告という立場から量刑を判断するという見方がとても新鮮だった」
 と語る一方で。
「誰かが議論の“方向性”を示してしまうとそれに流されやすい傾向が見られる」
 裁判員になれば、無関係の事件に自分が関わり、一人の人間の今後の人生を大きく左右する判決に荷担する。否が応でもプレッシャーは感じるだろうし、余程の自信がなければ他者の、特に有識者の発言に流されやすくなるのは頷ける。“自らの判断が、判決の一部として下される”重圧から、無意識に逃げようとしている現れであり、恐らく自分が裁判員になったとしてもこれは否定できない心理だ。

***

 話は逆転裁判に戻ります。
 この“他者(有識者)の意見に流されやすくなる”という現象こそ、学級裁判の光景そのものなのではないでしょうか。

 成歩堂に向けて、教師が言った言葉は。
 「謝りなさい」
 それは、教師を筆頭にクラス全員が“給食費の盗難は成歩堂の仕業だ”という間違った認識によって引き起こされた『冤罪』だった。
 それを御剣は“証拠主義”によって否定し、無実の罪を着せられた成歩堂を救った。その経験から成歩堂は弁護士になった。
 ……はずなのに。
 なぜ裁判員制度?
 言ってみれば裁判員制度は、裁判官を含めた裁判員の多数が納得するような状況を並べる事で判決を有利に導くことができる。決定的な証拠が無くても、裁判員の心証さえ掴めれば有利な判決を導き出す事も可能なのだ。
 心証操作。
 それは、成歩堂の出発点にもなった学級裁判を制度化したモノと言えなくはないのか?
 そもそもが“複雑な物をシンプルに描き出す”のが逆転裁判のうまみであった筈なのに、これはちょっと……その、悪い意味でリアリティを追求した結果失敗したような気がする。少なくとも当方が逆裁に求めているのは、リアリティじゃない。
 
伝えることの難しさと楽しさ
2007/03/25 Sunday
 誰かに自分の考えや思いを伝える事ってとても難しい。

 仮に今、自分の抱えている考えや思いを数値化できるとして。
 100の思いを込めて文章を書いても表現できるのは良くて50、70以上表現できれば立派だと思う。さらに相手に伝わるのはせいぜい5〜10ぐらい。15伝われば御の字だし、20伝われば奇跡だと思う。
 だけど、自分は100の思いを持ってる。だからそれを文章につぎ込もうとする。
 文章技量、創作環境、扱うテーマ、世界観、作中での制限……様々な制約があることも分かってる。だけど自分の中の100ある思い全てそこに託そうとするのは、一方で矛盾も生む。
 常につきまとうジレンマ。

 だけどそのジレンマすら楽しんでしまえれば、夢中になれるものだったりする。

 そして、自分にとって特に二次創作っていうのは、そのジレンマを楽しむには打って付けだった。
 好きな物を好きなように考え、その世界という制約の中でジレンマを描き出す。それが楽しいんだ、たぶん。
 
返信(今後の方針)
2007/01/18 23:45
> 今後の方針
 コメント有り難うございます。頂いたお言葉もお気持ちも、とても嬉しかったです。同時に頂戴したコメントは、逆にこちらがお伝えしたかった事でもあります、心の底から感謝です。
 率直に申しますとこのサイトの今後の運営方針は未定です。ただ、現時点で確実に言えるのは1.閉じる予定はない事と、2.このサイトベースでのSS更新は考えていないという2点です。FF(時折DQ)のSSは、僭越ながらもネタが続く限り書いて行けたらなー…なんて思います。
 サイトではなく掲示板で、他の方と一緒に作品を書かせてもらう事のメリットとして、“自分にはない視点や発想を得ることができる”というのもあります。というか、これが醍醐味なんですよね(笑)。…と言うわけで、サイトでの更新ではなく掲示板投稿を主体にして行きたいという考えです。
 あちらはたぶん、現状維持の方向で落ち着くのではないかという観測ですが。

> 追伸
 是非! 楽しみにしております。
 そう言えば今はもう書けなくなってしまいましたが、FF6の国王と絵師コンビが異常に大好きです!! とこの場を借りて叫ばせて下さい。ああ、そんなこと書いてたらFF6ネタのログ編集もやりたくなって来ました(笑)。
 
返信(FF6とか)
2006/10/06 01:01
> FF6作品再録の予定
 これまた嬉しいコメントを賜りまして大変恐縮です。
 結論から言ってしまうと未定です。以下、長い言い訳になりますが……。
 FF7(主にリーブやケット・シーを中心にした)SSについては、現状考察とほぼ同時進行でデータをまとめているので、ある程度(時間的にも)融通が利くのですが、FF6作品に関しては当時のデータが既に手元に無かったりする物もあり、困ったりしています。
 スレッドへ投稿した作品の保管の件とも微妙に関わって来るのですが、特に自分が投下した作品は長編が多く、恐らくFF6慣れしていないと思われる現保管人さんの負担も考えると、辞退した方が良いのか悩みながらも、自分の手でまとめる時間的・技術的余力がないので結論を先延ばしにした結果、ずるずるずるずる……引きずりすぎて軽くなったどころか、データが無くなりました……と、こんなていたらくで。
 上記の件もあわせて考えなければならず、ハッキリとした形での回答にはならないかも知れないのですが、少なからず“保管人不在”のスレに投下したFF6作品に関しては、このような形での掲載を考えています。(ただ、こことは別の形でまとめたものを用意したいなと言うのが個人的な希望です。多少の考察要素もありますのでそのデータと一緒に……したいな……GBA版も出るし……)
# DQ8やFF3とか…単発ネタもどこかにこっそり……。
 未練がましい返答ですみません。
 FF6の考察(や、あらぬ思い入れが込められている)兼ねた拙作ではありますが、好きだとのお言葉を頂けたのがとても嬉しく、それ以上に救われた気がしてなりません。なにぶん、お世話になった期間が長かったもので……。何らかの形でまとめたいという希望は強く持ってます。ですので気長にお待ちいただければ幸いです。
 どうも有り難うございます。
 
返信
2006/10/01 10:51
> リーブさんはどんどん人間はなれしているんだな…と思います。
 お読み下さったうえに暖かいメッセージまで有り難うございます。
 FF7当時の「一般人代表」という印象からはだいぶ違ってしまいましたが、DCFF7でも微妙な影の薄さ(…すみません)というか、良いナビゲーター役に徹してくれているなと思います。
 某所でもたびたび話題に上がっていましたが、リーブの設定である“異能者インスパイヤ”は、ヘタすると古代種やカオス以上の存在になってしまいそう、という点についてはかなり同感。
 その懸念があって、インスパイアの定義そのものが曖昧な現状のままの方がいい……んだけど、ハッキリした定義づけも欲しいような……とジレンマを抱くのも同じくです。
 語り手という位置としては、ミッドガル建造に深く携わったという経緯から考えてもナナキ以上にオイシイ役回りで、リーブ(ケット・シー)が好きになる=FF7(主に魔晄とライフストリーム)の全体像を見ていく感覚は、筆舌に尽くしがたい楽しさでもあったりします。
 このような散文置き場ではありますが、楽しんでいただけましたら幸いです。
# お恥ずかしい話なんですが、
# 念のためと用意だけしたフォームに、まさか実際にコメントを頂けるとは思っておらず、
# 嬉しすぎて反応に困ったあげく、どうして良い物か分からず作成したページだったりします。
 
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