【廃墟マニヤ File043】
S静峡(山梨県)
(その2)
S静峡の入口に辿り着いたときには、既に山の陰に日が沈み、間もなく夜の帳がおろされようという時刻でした。暑かった下界がウソのようにひんやりした空気に包まれます。
途中まで舗装されてしまっていましたが、無線中継塔へ至る道との分岐から先はダートの林道でした。この林道、昔は個人のもので違う名前だったはずなのですが、今は別の名の標識が建てられていました。無線中継塔までについては、管理が変わったのでしょうか?
ダートになってほどなくして別荘地の入口と思われる地点に到着しました。……20年前に来ようと思って果たせないままでいた場所にようやくやってこれて、ちょっと感無量です!
外灯の下には自動販売機がころがっています。
爽やかな高原的風景が広がっていました。でもブヨが大量に寄ってくるので、車の外ではあまり落ち着いていられません。
別荘地内の道路はかなり複雑で、どこを通ったかわからなくなります。舗装も荒れてかなり大きな穴があいており、うれしくなってくる(?)雰囲気です。
周回道路の途中には消火栓の跡が残っています。
駐車場かバスケットコートか不明ですが、その奥に鹿が! でも、いつまでたっても微動だにしません。「もしかして鹿の剥製? すごい悪趣味だなぁ」と思い、写真を撮るため近づいたら、いきなりダッシュで逃げていきました。びっくり!!
(続く)
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