*2010年10月のワタクシ。*


10/5(火)昼

通ってるスポーツクラブの系列店が横浜にあって、310円払うと利用できるというので、今日初めて行ってみた。
なんでかと言うと、最寄りのクラブで閉鎖になったバレエのクラスが、同じN先生でやってるから。
地図で確認すると横浜駅と隣の反町駅からでも歩けそうなので、そちらから行ってみる。

駅からちょっと遠いけど、広くて明るい感じの造りで、なかなか良かった。久しぶりのフィットネスバレエも楽しかったし、顔見知りの生徒さんもチラホラ。
せっかくなのでプールも覗いたら、こちらも天窓のある明るい造り、でも日焼けが怖いかも?
泳ごうと思ったけど、アクアビクスが始まったので受けてみる、久しぶりのせいか、きつい!ぜーぜー。終わってから泳ごうと思ったけど、疲れたので早々に切り上げて、お風呂へ。
お風呂はなんと『炭酸温泉』。心無しかお湯が柔らかい?
そして、ドライサウナの他に、私の好きなミストサウナがある!わーい♪
温泉に浸かり、ミストサウナに入り、水風呂も入り、気持ち良かったんだけど、なんだかだんだん腰が痛くなって来た。それも、通常の腰痛ではなくて、以前やった椎間板の辺りが怪しい。ひ〜。
昨日も今日もフィットネス用品をいっぱい入れた重たいショルダーバッグでうろうろ歩き回ったせいかな。
着替えが多くて、どうしても重くなってしまう。水着は濡れるとますます重くなるし。リュックだと楽なんだけど、電車に乗り街中を歩くのに、でかいリュックはちょっとなぁ。別にいいんだけど。
斜め掛けにできる大きめのバッグがあると、便利かも。生活が変わると使う物も変わるね。

よく考えたら、昨夜あまり寝ていなかった。
近頃ちょっと、眠りが良くない。
着替えで大荷物の上、帰りがけにOHに出していたダイビングのレギュレーターを引き取って帰ったので、もう本当に大荷物。
一旦家に戻ってまた夜出掛ける予定があったけど、疲れて腰も痛いので、外出予定は諦めて9時前に寝てしまった。
近頃、外出予定のキャンセルが多いなぁ。外出予定自体が増えてる気もするが。






10/5(火)夕方

先月12日、神子元で潜った時に、レギュレータを咥えているのに口から水が入るのに気付いた。しょっぱい。
前回オーバーホールをお願いした所とは縁が切れてしまってるし、返って来たレギュが煙草臭くなっていたので、新規開拓。と言っても普通の店だけど、9月中頃に関内のダイビングショップに持って行った。

何度か人に連れられて入った事のある店だけど、一人で電車で来るのは初めて。
入ってすぐのカウンターで訊いてみたら、モデルみたいな小顔のお兄さんが、すぐその場でチェックしてくれた。
「ヘッドファストで入る時に口に水が入るんですけど」「…穴が開いてますね」え!?見ると、レギュのマウスピースの脇に、なるほど穴が開いている。…食い千切った?そうみたい。
中古で安〜く手に入れた器材、本当にありがたく使っているけれど、実はこのマウスピース、かなり使い辛かった。
まあ、そういうモンなのかな、と思ったり、私が水中でレギュが外れるのが怖さに噛みしめてしまうので、それも良くないとは思ったけれど、上がって来ると歯が浮いている。潜った後の食事は、前歯に違和感があってヘン。
マウスピースにも色々あって、比較的安価で付け替え可能と聞いて、新しいのが欲しいな〜と思っていた矢先の事。
新しいのここで買えますか?と聞いたら「ありますよ」と言うので、OHから戻ったら買うと決めた。

昨夜留守電が入っていたので、早速今日、横浜のスポーツクラブの帰り道、取りに行った。
先日のお兄さんが、すぐ出して来てくれて、「ホース交換が無くて良かったですね」。交換パーツはレギュのパッキングだけで済んだのでホッとしたけど、基本料金だけでもバカにならないお値段。て言うか私が貧し過ぎ(泣)。
マウスピースは、もう外してあった。言うとすぐに売り場に案内してくれる。
なんと、自分の歯形を取って形成するタイプのもある!これだと違和感無いだろうなぁ。でも、お値段高いし、うまく歯形を取れるか不安なのでやめておく。お兄さんも強くは勧めない。
2つ3つ見て、前歯の表裏に被さるタイプのを選んでみた。
その場でレギュに取り付けてくれて、OH代と併せてちょっと値引きしてくれた♪
新しいマウスピースで潜るのが楽しみです。来週水曜日に熱海の予定。






10/12(火)

Macの師匠と言うかご意見番と言うか、うるさ型と言うか(笑)、とにかくMacに関してとってもお世話になりっぱなしの"どんぶらこ"さんとビデオチャットをした。
いえ、前にもやった事はあるんだけど、今回はiChatの実力に驚かされた。
なにしろこちらのデスクトップ画面をあちらのMacにそのまま映す事ができて、向こうから遠隔操作もできちゃう!
ちょっと乗っ取られたみたいで不気味(笑)。
最初、ビデオチャットができると聞いて「そんなん何に使うの?」と思ったんだけど。
遠距離恋愛の恋人同志とか、孫の成長が楽しみな爺婆とか、そんな事情の人にしか必要ないじゃん、と思っていたんだが(部屋散らかってるの見えちゃうし、いきなり呼ばれてスッピン披露するのも気が進まないし…)。
いやぁ、モノ教わる時には便利、って言うか教わってないから(笑)やってもらっちゃってるから(笑)。
しかし本当、すごい世の中になったものです。

それに、ビデオチャットができるソフトは他にもあるけれど、ビデオで複数チャットができるのは、今のところiChatだけらしい。
最大4人(自分含む)、アメリカ人が会議するのに使うんだそうな。
デスクトップがそのまま見せられて各自が触れれば、相当込み入った会議でもOKだね。
まあ複数でマウスの主導権争いになると、混乱しそうだけど…(笑)。

と、なんだか笑ってばかりいますが、なかなか面白い、ビデオチャット。
ブルース・ウィリスもハマッてるとか!?
背景が変えられたり、画像の色や形を変える事もできるので、散らかった部屋でもスッピンでもノープロブレム、かな?(ただしこれらの出来はイマイチで、おふざけ以外では使えそうにないけど)

どんぶらこさんによるiChatの解説が詳しいので、こちらでご紹介。






10/13(水)

久々、熱海へ潜りに。
以前一緒に葉山で潜った、MさんとP氏が一緒。
家が近いと紹介してもらって、初対面のS氏の車に家の近くから乗せてもらう。図々しいようだけど、顔見知りのP氏も一緒なので、お願いする事にした。
近頃また深夜生活に戻ってしまっているので、睡眠時間は3時間ばかり。いかん、身体に悪い。

熱海に着くと、Mさんが愛犬"かりん"ちゃんと待っていた。相変わらずデカい!って、縮まないか(笑)。
港では『芋煮会』だかで人が集まって煮炊きの準備中。山形県人会のおじさん、おばさん達がいっぱい。
おかげで屋根のある休憩スペースに入れないが、お天気はいいのでまあいいや。

1本目、ビタガ根を回る予定で入ったが、水が濁っててガイド役のMさんの判断で途中で引き返し、沈船上で遊ぶ。
でも、魚は物凄く多くて、特にキビナゴの大群には何度も遭遇、というかぶつかって、本当に物凄い数で圧倒された。
透明度が悪いので遠くまで見渡せず、残念。写真も動画も撮ったけれど、澄んでたらどんなに素晴らしいだろう?
それでも、可愛らしいキンチャクダイに睨まれたり、オキゴンベを激写したり、シマウミスズメを追いかけたり、ネンブツダイの群れややサクラダイもいっぱい。
Mさんは耳を痛めた後で、今回は耳栓を使っての初ダイブ。耳栓、かなり使い勝手が良いそうだ。
耳抜きしにくい時のために、持ってるといいかも…すぐ無くしそうだけど(笑)。
そうそう、新しいマウスピースはとっても使い心地良好。新調したのを忘れてた程(笑)。前のだと上がって来ると歯が浮いて違和感があったけど、これだとそんなに噛みしめなくても不安が無いみたい。

一休みして、2本目はソーダイ根。ここも一回りする予定が途中で引き返す。水が悪くて視界5m程度(泣)。
ガイドのMさんのフィンが黄色くて良く目立つので助かった、ちょっと油断したらはぐれそう。
船頭さんが「40分で上がって来い」と言うし、早めに浅瀬に戻ってうろうろした。
あちこちでソラスズメダイが群れている。可愛らしいコガネスズメダイの幼魚やら、ソフトコーラルに留まる透明なハゼ、取り取りのハナダイやカサゴなんかがいっぱい。ミツボシクロスズメダイまでいる!
水が本当に残念な状態だったけど、とにかく魚は多かったので、まあ、楽しかった。
上がってから、ガイド役のMさんに「楽しそうに潜るよね〜」と言われた。何かにつけて、感情ダダ漏れの私。

少し波が高くなる中、帰りのボートに上がって他のチームが戻るのを待っていたら、後から上がって来た男性が甲板で転倒した。
危うく踏まれるのは避けられたが、座っている私の膝にタンクが当たり、かなり肝を冷やした。床に激突したタンクは、私の足のすぐ横だった。
彼が立ち上がってから、動揺した私は、船が揺れた拍子にバランスを崩して、横に傾き、座った姿勢で立て直そうとしたがタンクの重さに負けて横倒しに倒れてしまった。狭い中なので、船の手摺に後頭部をぶつけ、それから床に転がった。
しばし、呆然。
特に眩暈も失神も無かったが、かなりの勢いで後頭部にフル装備の重さが掛かった、と思うと、しばらく立つのが怖かった。
皆が乗船するのを待ってソロソロと起き上がり、座り直すが、私の脳裏に浮かぶのは『ミリオンダラー・ベイビー』。ひ〜。

陸に戻ると、『芋煮会』が最高潮、飲めや歌えの大宴会になっている。楽しそうだなぁ。
そんな中片付けて、ダイバーに人気のカレー屋でランチ。
以前来た事があるが、うっかりその時と同じメニューを頼んでしまった。どうも私、ナスに弱い(笑)。
さっき打った頭が痛いけれど、「そんだけ食欲あれば大丈夫」とか言われながら、巨大ナンを完食、怪我は心配でも美味しいモンは美味しい。
帰り道も同じ3人で、ドライバーのS氏は「家の前まで行くよ」と言ってくれたけれど、我が家の近辺は入り組んで狭いので、すぐ近くで下ろしてもらった。
やっぱり電車乗らないで行けるのって、楽ちん。ありがたいです。






10/14(木)

熱海のボートで頭をぶつけて一晩。
寝て起きてみて、ぶつけた所はもちろん、頭全体がどんより痛い。
土曜日にも潜りに行く予定だし、やっぱりちょっと心配なので、病院へ行ってみる事にした。

以前、急に手首が痛くなって行った整形外科が、脳神経外科も兼ねていた事を思い出したので、そこへ行く。
が、うろ覚えで歩き出したら、案外覚えていなくて、迷ってしまった。
10月も半ばと言うのに暑いし、怪我したから病院へ行くのにものすごい歩き回って、途中、これだけ動き回ってなんともないし大丈夫だな、とは思ったが、一応相談だけでもしたら安心かなと、歩き続けた。
結局、全然方向違いの方へ向かっていて、やっと見付けた交番に駆け込んで診察券にある住所を聞いて、「歩いて行きますか?」と念を押されて道順を教えてもらい、へとへとになって辿り着いたのは2時間後。

覚悟して行ったが意外に待たされる事も無く、簡単な問診と触診の後、大丈夫大丈夫と言うからいいのかと思ったら「じゃ一応調べますか」と言われ、CTを撮られた。
自分の頭の輪切りを見ながら説明を聞く。まず何ともない、との事。
後頭部は怖い、という思い込みがあったんだが、医者が言うには首の筋肉の厚い部分なので、それがクッションになって大事に至りにくい場所なんだとか。撮る前に言ってっくれたらいいのに、もう。
診察と湿布薬代で7千円かかってしまった。
安心には代え難い、とはいえ、ちょっと大げさにし過ぎたかな?
金欠の身にはコタエますわ、この金額。

歩き回ってお腹はペコペコ、ちょうど時間もランチタイム。
ダイエット中だしお金も使っちゃったので、外食は気が引ける。と思って歩く帰り道、見知らぬスーパーがあったのでお弁当を買って帰る事にした。
リュックを背負っていたものの、お弁当やら野菜を買ったのでレジ袋をもらおうとしたら「10円ですよ」。
…そうかそんなに取るのか。余所のスーパーで、付いて来る袋を断った時は返って来ても2円なのに、その差8円はなんなんだ???
「じゃ、いいです」と、無理矢理リュックに詰め込んで帰ったので、お弁当の中身が片寄ってしまった。






10/16(土)

熱海に行ったばかりなんだけど、今日は江の浦へ行った。
元々私をダイビングに誘ってくれた、イントラT氏 は、お店を畳んでサラリーマンになっちゃったので、平日ダイブは無理になった。でも、F氏が焚き付けてくれたらしく、久々に土曜日に車を出してくれる事に。
家の前で拾ってもらって、今日はF氏の他にY子さんも一緒でニギヤカだ。
お天気はイマイチすっきりしないけど、雨は大丈夫そう。
行きの車の中でも、食事の時も、帰りの車でも、T氏は仕事が辛いと訴え続ける。
私も仕事がすっかり行き詰まってしまって、いい加減働かないと生活が立ちゆかなくなるのは目に見えているけれど、他の職種に就くのは大変だろうなぁ。ましてやお勤めなんて、想像しただけで具合が悪くなる。毎日の早起き、ラッシュの電車、煙草、人付き合い…………暗澹。
せっかくの海なのに暗い気持ちになってどうする?

そうして辿り着いた江の浦は、先日の熱海、先月の神子元に引き続き、水はニゴニゴ緑色。三連敗だ(ガックリ)。
入った途端に「あ〜あ…」な濁りっぷりに、Y子さんはビビッて引き返しかけたとか(笑)。
でも、今回はF氏の200本記念ダイブだそうで(もっといってると思った…)、一応お祝いだからと、T氏が引き留めたらしい。
私はまたしても、BCにタンクを繋ぎ忘れて入水。さてエアーを入れようかと思って気付いて、水底に寝転がりながら無理矢理繋いだ。ああ、何度やれば懲りるのやら…。

江の浦はビーチからスロープが延びて、水底にロープが張ってあり、深度もそんなに無くて安心感がある…はずなんだけど、ウカウカしてるとロープも見失う視界の悪さ。
それでも、魚はけっこう多くて写真はいっぱい撮った。
餌付けしてる餌袋には色んな魚が集まっている。カゴカキダイ、ニザダイいっぱい!
餌場以外にも、コロダイの幼魚を何度も見かけた。黄色と黒の縦縞模様が美しい。すばしこいが、割と気が強くてカメラを向けると威嚇して来る。おかげでシッカリ写真が撮れた。
戻ろうかと思ったと言う割りには、Y子さんは色々見付けては私に教えてくれて、けっこう余裕ありそう(笑)。
沖へ行くと砂地が広がる。良く見るとハゼやらエソ、トラギス、ヒメジ、魚だらけ。
中でも嬉しかったのは、綺麗なハナハゼが、あちこちにいた事。
いつもは用心深くて、見付けるとすぐ砂に潜って隠れてしまうのに、この視界の悪さに安心してるのか、目があまり良くないのか?今日はわりとノンビリ水中に漂っていてくれて、ボンヤリながらも写真が撮れた。本当に繊細で綺麗な姿、目がくりっとして可愛い顔。

砂地でちょっとロープを離れ、魚を追い回していたら、あれれ?ガイド役のT氏がウロウロし始めた。
どうやら迷ったらしい。そう言えば、ロープが見当たらない。
T氏は水面まで上がってまた戻って来て、皆でその場で浮上する事になった(らしい)。水深13mあたり。
四人で輪になって手を繋いで、ゆっくり浮上。あれっ、ちょっと待って!BCのエアー、両手塞がってて抜けないんですけど???
あわわわわ、私一人浮き上がりそうになって、慌ててF氏の手を振り払い、排気ボタンを押した。
(後で聞いたら、浮上と決まった時点で皆はエアーを抜いてたんだそうだ。ああ、なるほど…って言うか私、気が回らなさ過ぎ!)
水面に出て見ると、陸地は遙か遠く。思ってた方角と60度くらいズレていた。やれやれ。
このまま水面移動で岸まで戻ると言うので、仕方無く泳ぎ出す。水面移動は疲れるからイヤなんだけど、また潜るのも危ないとの判断らしい。
遠いと思ったけど思ったより遠い、って言うか、流れが沖に向かっててなかなか進まない。ぜーはー。
疲れるし退屈なので、時々顔を水に浸けて覗き見してみたが、やっぱり濁ってる。
途中、水面ギリギリを泳ぐ小魚(イワシかな?キビナゴ?写真撮ったけど、うまく写らなかった)の群れにぶつかり、水上に跳びはねる魚がゴンッと頭に当たった。無事だったかな、あの魚…。T氏が目撃して興奮している。私も見たかったよ(笑)。
足が立ちそうな浅瀬まで戻って来て水の中を覗いたら、ツバメウオの幼魚が一匹、ヒラリヒラリと漂っていた。

疲れて上陸し、1時間ちょい休憩後、普通に2本目へ行く。
可愛らしいコウイカやら、色鮮やかなツユベラの幼魚なんかに遭遇。餌場には珍しい(らしい)ソウシハギ。岩の上をピョンピョン跳ねる小さいのは、2cm位のセジロノドグロベラの幼魚。写真はうまく撮れなかったけど、自分で見付けられると嬉しい。
緑色に霞む水の中を、アオヤガラの行列が行く。なんだか荘厳な景色だった。
今度はT氏も慎重になったか、ロープからあまり離れず、迷う事なく戻って来られた。

片付けて、食事&ビール。
最初に入った店のおばちゃんが、意味不明にテンパッていて、質問しても最後まで聞かないようなありさまだったので、ウンザリして中ジョッキ一杯(ドライバーのT氏は0%ビール)だけで出てしまった。
すぐ隣の店に入り直し、空きっ腹で飲んだのですでにゴキゲンな状態で、刺身やら煮魚にありついた。
ビールが日本酒になり、お腹いっぱい食べて店を出て、車に乗り込んだところで、Y子さんがソフトクリームを手渡してくれた。
最初の店に入る前に、人が食べてるのを私が羨ましがったのを覚えていてくれたみたい。美味しかった!

…が、帰ってから気付けば、ログブックすら付けていない。
F氏の200本記念だったというのに……ああ、酔っ払いってイヤね。






10/22(金)

某SNSで知り合って、Skypeでビデオチャットなんかもやった事のあるCさんが、福岡から東京に仕事で出て来たので、ランチをご一緒に、という事に。
チャットはしてても、直には初対面。簡単な服装を伝えて新宿西口で待ち合わせたら、メールで「南口に出ちゃった」。
携帯で話しながら探し会うと、あちらが見付けてくれた。「あ〜紫の上着に水色の鞄、派手〜」…派手にして来て良かった(笑)。
美味しいインド料理店を教えてもらった、と言うので、インドっぽい柄のチェニックを着て行った。実は昔バリ島で買った物だけど。
Cさんは「皮ジャン」と言うから黒を想像してたら、いい感じに着倒したキャメル色で、見付けるのに手間取ってしまった。
ビデオチャットで顔は見ていたものの、小柄で細いのにビックリ。やはり映像と実物は印象が違うものね。黒目が大きくてアイドル系なのは、ビデオ通り。
ネットで店の地図をgetして来て、駅から数分の近さだったにもかかわらず、二人して遭難。ウロウロした挙げ句、そこらの酒屋さんに入って道を尋ねたら、随分遠くに来てしまっていた。
なんとか辿り着いたインド料理店は、小さくて地味な造りだけれど、なんだか期待できる本格的な匂い。コックもウェイターもバリバリのインド人(らしき顔)。
インド料理好きのCさんは、メニューを見て大興奮(私の知らない料理がいっぱいあった)、あれこれさんざん悩んだが、「ナンは嫌い」だそうで。私は好きなんでセットに入ったナンを一手に引き受ける。
ここは北インド料理で、ナンは本来北のモノではないんだそうだ。知らなかった。
二人でカレー4種、ナン、レモンライス、白ライス、サラダ、タンドリーチキン、チキン炊き込みライス……あれれ、なんだか物凄く食べた。全部美味しかった!
最後にセットで出たチャイだけが、アイスだったのが残念。まあホットを頼めば良かったんだけど。

大満足で店を出て、Cさんは次の学会(そう、お仕事とは学会に出る事だったのよ)が4時からなので、銀座のAppleで働いてるH氏(共通の知り合いで、私もとってもお世話になっている)に会いに行こうかな、と言い出した。
新宿からApple銀座店へ。行ってみると、店内が物凄い人だかりでビックリ、話題のMacBook Airが昨日発売になったんで、それに群がる人々だった。
私もCさんもMac使いなので、興味はあったものの、人の多さと熱気でとても近寄れない。人だかり越しに遠目で覗いて、「あ〜スゴイ薄いね〜」と言い合うのがやっと。
ごった返す1階を抜けて取りあえず2階へ上がって、店員さんを捕まえて「Hさんいますか」と聞いてみた。「え〜と、あの金髪でガタイのいい…」と確認の後、「アポ取ってますか」と聞かれてCさんは「いいえ、でもはるばる福岡から来たんですぅ〜」と泣きモード(笑)。
一旦引っ込んでまた出て来た店員さんの答えはしかし「本日お休みをいただいております」。げげ〜ん。

無駄足になってしまったので、スゴスゴと店を出ると、Cさんは「じゃあ東急ハンズに行きたい」。以前話題が出た事があって、まだ行った事はないとの事。福岡にはもうじき出店するそうだが。
あちこちにあるけど、やっぱり渋谷店かな…と、地下鉄に乗ってから時間が無い事に気付いた。今から新宿に戻ればギリギリ間に合うけど…「いいや、学会やーめた!」Cさんは即決。えーと、でも、お仕事なんじゃ…とビックリしたが、まあ本人がいいと言うなら、私も夜の『第九』練習会まで時間はあるし。という事で、そのまま渋谷へ。
東急ハンズ、実は私も大好きなので、二人して6階ペット用品売り場から、ほぼ各階総なめで見物しながら降りて来て、見なかったのは模型とブライダル用品くらい(笑)。
ヘルス用品の売り場に、マッサージクッションのお試しコーナーがあって、二人並んで座った。これ、お手軽で気持ちいい!欲しい

結局、私が『第九』の練習会に行く時間になってしまったので、最後は駆け足で回って、渋谷駅で慌ただしく別れたけど、後から「私もサボッて夕食も一緒にすれば良かったかな?」と気付いた。
せっかく遠くから来た人だし、楽しかったし。いい具合にボンヤリした二人で、心地よかった(笑)。
でも『第九』、実は皆勤賞、狙ってるんすよ。
なんちゃって、それ以前に、サボッてたら絶対に、付いて行けない
Cさん、「今度は遊びで来るね〜」と言っていた。待ってます。
私も行きたい、福岡。






10/27(水)

『ガールズイタリアンナイト』と称して、銀座のレストランで夕食会。
なんでも、予約を取るのが凄〜く大変な人気店なんだそうで。
正直私、そういうグルメちっくな事ってあまり興味が無くて(美味しいもの食べるのは大好きだけど)やった事が無いんだけど、春に一緒に沖縄へ行ったAさんにお誘いをいただいたので、イソイソ行って参りました。

とは言え、地図もあるし大丈夫、と甘く見たらお店が見付からない。
余裕を持って行ったにもかかわらず、結局遅刻して、店に電話して聞いても見付けられず。
道端で立ち話していたタクシーの運転手さんに尋ねたら、すぐ目の前の支店を教えてくれて、ちょうど出て来た店員さんに聞いて案内してもらって、やっと辿り着いた。
間口が狭くてレストランだと思わず、何度も前を行ったり来たりしていたのよ!はあ…。

メンバーは女性ばかり6人、全員ダイバーだけど、年齢も職業も様々で、初対面の人も二人。
知り合いが広がるのは嬉しいし、女性ばかりの気楽さも手伝ってか、あっという間に打ち解けて、「ちょっと一口」が座席中を廻り、テーブル上を飛び交うお皿(笑)。
食事はアンティパスタ、パスタ、メインから各一種選んで3980円(だったかな?)だけど、選択肢が多い!もう、迷って大変。
(好き嫌いのあまり無い私としては、メニュー数はあまり多くない店の方が好き。だって悩むし、食べ損なったメニューが惜しい気がして…卑しい?)
やっとの思いでオーダーしたのは、秋刀魚のスモーク、ホタテ小柱のクリームパスタ、牛ホホ肉のワイン煮込み。それに別料金で白赤ワインとドルチェがガトーショコラ、コーヒーで、だいたい6000円程度。
どれもこれも文句なく美味しくて、ついでに他の人の選んだメニューも美味しくて、野菜もタップリ、丁寧に作られ綺麗に盛りつけられた料理に、感じの良いサービス、パンもワインも美味しかった!
…なのに、今の私には、この出費が痛いと思ってしまう、この貧しさが悲しい。
美味しい綺麗な料理って、本当に元気をもらえるのに、おのれの貧乏ぶりを再確認してしまって、なんだか悲しくなった。

それはそれとして、皆で料理をつつき合い、写真を撮って、取り留めもなく会話もはずみ、最後は初対面のKさんに「お土産」と、手作りの大学イモまで持たせていただいて(なんとイモから畑で手作り!)、本当に楽しい一夜だった。

働かざる者食うべからず






10/29(金)

毎週金曜夜の第九練習も、もう折り返し地点を回った形。
最初に「これは大変な事を始めてしまった」とガツンと来たので、月一で集まるシナリオ有志の勉強会も今年いっぱい欠席の届けを出して、真面目に通っている。
皆勤賞を目指してるというのもあるけど、それ以上に、ちゃんと習わないと付いて行けない、いや、一度もサボッてなくても、付いて行けてない。
でも、私のように無謀なヤツはそういないだろう、と思ったらそうでもなくて、毎回座席は自由でバラバラだけど、隣に座った人とちょっと話したら「私全く初めてで」という事が何度もあった。
そしてお互い、「え〜歌えてますね〜」と、言い合う(笑)。本音かお世辞かは微妙だけど、何となく安心するし励みにもなる。
最初に指揮者の人が挙手を求めたら、約3分の1が初心者と申告していた。が、その中には第九は初めてでも合唱団に入ってる人もいれば、合唱はやって無いけどクラシック好きで第九もさんざん聴いて大方の構成は諳んじてるという人もいる、と思う。
私なんて自慢じゃないが(本当に自慢にならない)第九との関わりと言えば、大学浪人時代に何を思ったか予備校の友人と急に年末第九コンサートに行き(それも私が誘ったのよ)盛大に居眠りして同行の友人に気まずい思いをさせた経験があるのみ。それでもサスガに、合唱が始まったらパチリと目が覚めたけど。
後は『ダイ・ハード』くらいだな。
そんなんだから、もう最初は宇宙からの暗号文書みたいに思えたけれど、アルト用の練習CDを購入し、とにかく聴いた。
普段殆ど音楽を聴かない生活なので、けっこう頑張って聴いてる。そして、ジョギング用に買ったiPodが、とっても役に立ってくれてる。(あ、ジョギングはサボってばかりだけど…笑)
けど、街中で音楽聴くのって、けっこう苦痛も多い、道も電車も駅も店も、なぜあんなにうるさいんだろう???
でもとにかく、聴いてる。
ここへ来てやっと、合唱部分の全容が見えて来た、気がする。遅い、遅いって!
でも、すごく楽しい。

ベートーヴェンというのは、もちろん超有名だし、髪振り乱した肖像画と共に激しい荒々しいイメージが強いけれど、私としては子供の頃ピアノで習った『エリーゼのために』の印象が強くて、他にも『月光』とか、優しくてロマンティックな曲が素敵、と思っていた。
でもやっぱり、合唱団の中に紛れてつたないながらも声を出していると、ドラマチックさに圧倒される。
実際、たいした歌舞伎っぷりだ。ちょっと泣けます。

ところで、歌の指導は声楽家の人が来てやってくれるんだが、やっぱり凄い、この人達。
声の色を自由自在に使い分けると言うか、気持ち良さそうだなぁ〜と、話し声を聞いても思う。
今日、練習が終わって皆が出口へ向かう時、どうせエレベーター前で並ぶ事になるので(エレベーターしか脱出手段が無いのよ!非常階段は立ち入り禁止だって!)廊下のソファに座って携帯の着信記録に返事の電話を掛けてたら、たまたま目の前に指導の先生が立ち止まって誰かと話し始めた。するともう、電話の声が全く耳に入らなくなる。
それまでも皆ワイワイと騒がしい中だったのに、彼(声楽家)が話し出すと、他の声がみんな飛んでしまう。声量はあるわ滑舌はいいわ、ついそちらに耳のレーダーが合ってしまう。
会話にならないので、こちらから掛けておきながら「また後で」と電話を切った。
おそるべし、専門家。

合唱参加者には、2枚のS席チケットが配られるんだが、そんなモノ誰も聴きたがらないだろうと思っていたら、来たいという人がいてビックリした。
手持ちは2枚なのに3人も!
しかもネットで調べたら、もうS席は売り切れ
一人A席を買ってもらった。
まあ私のようなド素人は少数派なので、ちゃんとした演奏になると思うけど、足を引っ張らないようにしなくては。
怖いのはフライングだな、実は練習で、もう何度かやらかしてしまってる。
本番までにシッカリ“出”のタイミングを覚えなくちゃ、って言うか、多分後出しみたいな歌い方になってしまうと思うけど、できる限り覚えようね。






10/31(日)

川崎ハロウィンの仮装パレードを見物。
私は今回初めて行ったけど、このイベントもう14回目ですって!
思ったよりずっと大がかりでニギヤカで、楽しかった。

大学時代の先輩二人(地元民)と一緒に行ったので、見物に最適な場所に連れて行ってもらえて(あ、夏の花火大会と同じメンバーね)とても良かった。
パレードが出発した直後に通るアーケード街(天井は開閉式!)で待ちぶせ。
見物客もけっこう仮装して来ると聞いていたので、前夜軽く仕込んで行った。ピンクの角付けたカチューシャと、先に棘付きの黒い尻尾。黒い服をかき集めて着込んで。バカですね〜(笑)。待ってる間にパパッと装着。
隣で待ってる一家の2歳くらいの男の子が『バズ』の扮装で、めちゃくちゃにカワイイ!あちこちで写真を撮られていた。私もつい、パチリ。

左手から重低音が響き、パレードが始まる。バンをデコった山車を先頭に、来た来た、仮装集団。
パレードは街中をぐるりと回ってから会場(一般客は入れない)に集結して、パフォーマンスを披露してコンテストをやるんだそうだ。
ハロウィンだけあって、血みどろ系ホラー系、それに(私もだけど)悪魔・魔女系が目に付く。
やっぱり隣のバズは大人気で、見物客ばかりかパレードの出演者達にまで引っ張りだこで写真を撮られている。口の端から血を垂らした看護婦やら、厚化粧の魔女やらと並んで平然とピースサインでポーズを取っている、うーん、すごいぞ、バズ。すっかりファンになってしまった。
こういう場だから覚悟はしていたが、割り込みも多く、子連れでやるから呆れてしまう。母親が写メに夢中になって最前列の我々の前に割って入って立ちはだかり、連れの子供が足下で人に押されて私の膝にしがみ付いて来た。ビックリして飛び上がったよ。写メより子供だろ!バカ母。
と、時々怒りつつ、おおむね楽しくはしゃいでパレードを見物。
参加チームは募集開始後すぐ一杯になってしまう人気だそうで、驚く程リキの入ったのも多かった一方、東急ハンズで買い揃えたみたいないかにも市販品はお面やキグルミとかもあって、様々。
地元のヒーロー『サンレッド』の怪人とか、ブロッコリとか、風神雷神とか、なんかタカラヅカ風とか。仮面ライダーは(良く知らないんだけど)ほぼ全員集合だったんじゃないかな?ズラリと並んでた、別チームでショッカー怪人軍団もいたし。
やっぱり見物側としては、手作り感がある方が好感が持てるな、と思う。
まあ、お祭りなんだからええじゃないか、とも思うけれど、市販のカブリモン被って市販の衣装着て来られても、ねぇ。アニメのキャラとかさ、あ、バズも市販品だな、アニメキャラだし。顔は自前だけど(笑)。可愛ければいいのよ。
外国人の参加者が多いのにもビックリ。パレード以外にも、見物客の中にもけっこういた、ヒゲ面の白人女子高生コンビとか(笑)。

後日審査結果が出た。
ブロッコリーは納得。でも、カボチャを被った集団も良かったのにな。
グランプリの落ち武者とサッカーチームの掛け合わせみたいなのは、私はそうでもなかったけどサッカーファンの同行者は大喜びだった。