*2010年9月のワタクシ。*

9/5(日)

和裁教室。今月いっぱいで退会すると決めて、先生にも了解を得たので、今日を入れてあと2回になった。
先週で、京都のKさんからいただいた縮れの単衣が縫い終わったので、今日からは一緒にもらったメリンス生地で襦袢を作る事に。
とっても可愛いピンク系の花柄で、「下着だからいいよね〜♪」と思ったんだけど、測ってみたら全然丈が足りない。ひょっとしたら、子供用!?どうりで可愛らしいはずね。
先生は半襦袢か、うそつき袖と裾よけにしたら?と言うけれど、私としてはこの生地は、どうにも長襦袢にしたい気分。
考えた末(たいして考えてないけど)胴部分を別布にして継ぎ足して、袖と裾にメリンス生地を使って長襦袢を仕立てる事に決める。
ノートに絵を描いてあーでもないこーでもないと話し合う。襟が足りない、いや襟は別布で。袖は無双の袷がいいけど、やっぱり足りない、じゃあ袖口だけ二重にして"なんちゃって無双袖"にするか?…それでも足りない……結局、「私袖なんか一重でも寒くないと思います」で、決定(笑)。
かくも適当なやり取りを、最近入った若手のKさんが目を丸くして見ていた。先生が「彼女は創意工夫が凄いのよ」と説明している。すみません、毎度お手数かけます。

暑い暑いといつも私は騒ぐので、涼しい席に座らせてもらうんだが、今日はちょっとクーラーが効きすぎ?なんだか後半、うすら寒くなって来た。
でも、洋服で袖無しを着てる人も、誰も寒いと言わないし、もうじき終了時刻だからな…と、そのままにしてしまった。
後から思うと、ちょっとすでに体調悪かったのかも。(この後寝込む事になるんだけど。)






9/6(月)

バレエスタジオが煙草臭い!
前からちょっと、うっすら臭うな、とは気になっていたんだけれど、今日は酷かった。
一応ビルの入り口には、「分煙にご協力を」なんて貼り紙がしてあって、我々の使う最上階は全面禁煙エリアなんだけど、素通しの階段から煙が文字通り筒抜け状態。煙は上に向かうのは当然なのに、最上階だけ禁煙って、アホか!
最初から憂鬱だったけど、誰も何も言わないし平然とレッスンは始まってしまったので、「ちょっと気にし過ぎかな?」と半信半疑で練習に参加。
でも、集中できず、そのうち頭痛に吐き気、めまいがして来る。なぜみんな平気なんだ?
普通でも気分が悪くなるのに、こんな飛んだり跳ねたりして息切れする状態で、無事で済むハズがない。
途中見ると、部屋の一角に窓がある(全然集中してないな)!もう、そればかりに目が行ってしまう。
とは言え、レッスン中は中断させては申し訳無いし、音楽もかけているので無理と判断した。それにその窓、黒い紙が貼ってあって、いかにも「使ってませんよ」状態。開けられるのかどうかも分からない。
結局、新参者の私は言い出しにくくて、1時間を我慢してしまった。

休憩時間、先生に断ろうかと思ったが、皆がちょうど出て行ったので、おっかなびっくり窓を開けてみた。
開いた!ありがたや。
横浜の大通りが真下に見える、手すりも柵も無いので、やはり通常使うつもりは無いのだろう。
深呼吸。生き返る。
煙草はもちろんだが、だいたい私は空気の澱んだ状態が苦手で、空調完備で窓が開きません、とか信じられない。
幸い風が入って少し空気が入れ換えられたので、休憩時間の後のレッスンは楽だった。

帰り道ですでに、喉が痛いのが気になって、家に着いて荷物を開けると、来ていたウェアが物凄い煙草臭なのに愕然。
やっぱりかなり、すごい状態だったんだ…臭いの事って、元々敏感というか神経質?な方な上、身体のコンディションによっても感じ方にかなりバラつきがあるので、正直自信が無い部分もある。
でも、あんな環境で運動して息を切らせるとか、無理。今後もあんなだったらどうしよう?
喉の痛みと身体のだるさは煙草の煙を吸うと当然のようにある事だから、早々に入浴して寝たが、翌朝になってもちっとも良くならず、そのうち鼻水や咳も出始めた。
風邪ひいたらしい。困った、週末は泊まりで神子元へ潜りに行く予定があるのに。

 


9/11(土)

一泊二日で神子元へダイビングに行く。
夏の初めにハンマーヘッドシャークを狙って行って不発だったので、リベンジのつもりだが、そろそろハンマーの季節は終わりだそうな。
直前に風邪をひいてしまい、ギリギリまでキャンセルするか悩んだ。
病院で薬を出してもらい、とにかく布団に入って寝ていたが、熱が全然上がらないのでそんなに眠れないので閉口した。
結局、身体はけっこう元気になったので行く事にした。耳抜きがちょっと心配、無理はするまい。

逗子駅で待ち合わせて車に乗って、早めにと「風邪ひいちゃいました」と申告すると、ガイドのR氏に「鼻声だね」と即答された。そうか、そんなに分かりやすいか。
寝る前に使おうと持って来た塗り薬を、耳や鼻の下に塗っておくといい、と教えられて、早速やってみる。お、良さそう♪
しかし神子元は遠い。道は混んではいなかったが、車に揺られてお尻が痛くなった頃、やっと到着。本日の三本目の出航に間に合った。
  
1本目、カメ根からinしてドリフト。
タンクの空気を吸ったら咳が出るかも、と心配したが、むしろ水中の方が苦しくない。タンクのエアーは乾燥してるし、口で呼吸するので喉が渇くのに、不思議…と、思ったけど、考えてみれば汚れの入ってない空気だものね。煙草とか
お天気はいいし、海に来れば元気になっちゃうかな、と思ったけど、その通り!水中ではとても快適。
が、入水寸前にカメラをぶつけてしまい、水に入ってから起動スイッチが切れてるのに気付く。μ20はハウジングに入れる前に起動させる型なので、水に入ってしまってからでは手遅れで、結局一枚も撮れず。
残念ではあるが、そんなに獲物もいなくて、水もイマイチだったんで、まあいいか。大きなワラサが2匹、目の前でノンビリしてたので、それはちょっと残念。
そのかわり、流れが速くて、いっぱい流されて、ドリフトの醍醐味を味わった、かな?
事前に「はぐれたら一人でフロート上げて浮上ね」と言い聞かされていて、一人でやり抜く自信が無いので必死で皆に着いて行った。
最初はちょっと流れにビビッたけど、他の人を見ると顔が笑っている。まったくもう…(笑)。
チーム5人、はぐれず無事浮上したら、皆ハイテンションで「こんなに遠くまで流れてる〜♪」と、嬉しそう。
私も水中では楽しかったけど、上がって来たら急に咳が出てヒヤリとした。
ボートがあちこちに散らばった各チームを拾って回っているので、見えてるのになかなか拾いに来てくれず、ちょっと寒い。

2本目もカメ根。今度は撮るぞと張り切って入ったのに、レンズ曇る、水も獲物もイマイチ。
1本目と違うコースを取ったら全然流れも無く、魚も殆どいなくて、浮遊物の多い緑の水は三浦みたい(泣)。
今度は上がって来て、皆ちょっと無口になった。

早々に片付け、途中のファミレスで昼食とも夕食ともつかない(17時頃)食事を済ませ、宿で入浴後早々に就寝。
まだ21時前で、皆は隣でTVを見ながら夜食&晩酌をしてるし、眠れるのか?と思ったけど、ストンと寝入ってしまったみたい。
ウトウトし始めた頃に、誰かが「谷啓が死んだって!」と言ってるのが聞こえた、ような…(本当に亡くなってました。合掌)





9/12(日)

2日目は6時出発とあって、5時前には全員起き出して準備を始める。
宿からショップまで1時間ばかりある、その間に車酔いして、気持ち悪くなってしまった。
やはり風邪が残っているせいか、いや、車中のディスプレイ(R氏のベンツワゴンにはDVDデッキが設えてある)で『イントゥ・ザ・ブルー』のジェシカ・アルバのナイスバディに見とれてか?ついつい見入ってしまって。
ショップに着いたところでR氏に「一本目無理かも」と申告して、とトイレで吐いたら楽になった。
船に乗ってぶり返すと困るな、と思ったけど、もう吐くモノも胃液くらいなので(ヒドイ…)行く事にした。大丈夫でした。

今日もいい天気だけど、ちょっと波が高いので、外海側は危険との事で、『ハシゴ段下』というポイント。
水は少し良くなったけど、やっぱりイマイチで中は暗い。
1本目、またカメラのレンズが曇り、中がジットリ湿ってしまった。どうも調子が悪い。
流れてるので岩につかまって、大量のイサキ、タカベの群れを見る。でもレンズが曇ってて、特に遠景はたいした写真が撮れなかった。
でかいスミゾメウミウシやら、細身のウツボ(アミウツボかな?)なんかもいる。テングダイも数匹いたんだけど、写ってたのは1匹だけだった。
浮上前の安全停止の時は、周囲を群れがグルグルしてて、気もそぞろ(笑)。浮上して船を待つ間も、水中を覗き込んでは「あ、波酔いする、いかんイカン」と遠くを見る。

1本目を終えて港へ戻り、慌ただしく出航して2本目。
でかい黒い犬が船に乗り込んで来てビックリ、でも吸い寄せられるように近付いて撫でさせてもらう。で、でかい。かわいい!
1本目でカメラがすっかり湿ってしまった(一応生活防水機能付き)ので、ハウジングを開けて中を拭き、電池交換も済ませるが、入れてあるシリカゲルもびしょ濡れ。
やな予感〜飛び込む瞬間、昨日落とした事を急に思い出し、置いて行こうか?との思いが頭を掠めた。が、もう慌ただしく飛び込み体勢に入ってしまっているし、「生活防水だし!」と言い聞かせて飛び込んだ。水がとっても緑に見えた…。
入って安定してすぐ、ファインダーを覗いたら暗くなったいる。レンズ側から見たら、中で水がチャポチャポしている!水没決定。
もう撮れないと諦めたが、時々気になって見てみると、どんどんハウジング内の水が増えている。液晶ファインダーの中まで水がチャポチャポ。
少し波も収まったので、南側に行ってもいいとお許しが出て、またまた流れに乗ってドリフト三昧。
飛ばされる程ではないが、前に進もうと足を蹴っても微動だにしない。手で岩にしがみ付いて移動。根から根へ渡ろうとしたら、岩の前で流れに捕まって動けなくなってジタバタ。Y氏が手を引いて岩に取り付かせてくれた。ありがたや。
流れの入らない岩の割れ目に入ったら、でかいカンパチ(皆は1mあったと言う)が数匹、しかもノンビリゆったりと休んでいる!!
ビックリ。ああいう魚って、すごい早さで泳ぎ回っているものとばかり思ってた。
ゆるい流れが届くので、任せて漂いながら目はカンパチに釘付けになっていたら、お互い流されてどんどん近付いて本当に目の前に来た。間近でカンパチと見つめ合った
ああ〜惜しい、写真!と、思ったけれど、あそこでカメラを構えてたら警戒されて、あんなに近付けなかったかも、と、後で思い直す。
後から聞いたら、あの隙間に入る前は十数匹いたんだそうで、それも見たかったな〜。
浮上の時、右の耳がキュンっとなってドキリとした。ゆっくり上がったら大丈夫だったけど、やはり風邪気味で耳の管も腫れてるのかも。

浮上してボートを待つ間、けっこう寒くて、カメラの事を思うと悲しくなって、皆が色々話し合っているのに無口になってしまった。
水没経験者のKさんが「メモリカードは大丈夫だから、すぐ出して真水で洗った方がいいよ」と教えてくれたので、すぐカメラを開けたら、水がダーッと流れ出た。
見たところ、ちゃんと金具も閉めてあるし、ヒビが入った所も無いし、どうしてあんなに盛大に水が入るんだろう…???不思議。
器材を干していたら、洗い場の隅の方で黒っぽいモノが泡立っていてホースで水をかけられている。こんな所で器材を洗剤で洗ってるの?と覗いてみると、さっき一緒に船に乗った黒い巨大犬が、地べたに横倒しになって洗われていた!うを。
もう、なすがままで、飼い主いわく「遊び疲れて眠りそう」。我々が潜ってる間に、海で泳いでいたんだそうだ。あーそれも見たかった!

昼過ぎに神子元を出て、伊東のバイキング店で焼き肉ランチ。
ダイエット中だけど、朝から何も食べてない(気持ち悪くなっちゃったので食べそびれた)し、ランチだからいいや〜と、モリモリ食べる。ケーキもアイスクリームも、今日はもういいや!エーイ!と食べる、でも、超満腹直前でストップしておいた、帰りの車でまた酔っても困るしね。
帰り道は『ワイルド・ワイルド・ウエスト』というトンデモ映画(ラジー賞受賞だそうだ…面白かったけど納得)を、「あまり見ちゃダメだよ」と言われながら見て帰った。

ハンマーヘッドシャークの群れがお目当ての神子元だけど、土日はダイバーが多過ぎて無理かもしれない。船なんか引き揚げ船みたいだもの。
今年はもうハンマーのシーズンは終わりと言うから、来年は平日にフリーで来る事を考えよう。
…いや、そんな事より、体調管理は万全にしなくては。それでも調子を崩した時は、潔くキャンセルしなくてはね。
今回は無事帰って来られたけど(その後悪化もしなかったし)一緒に行く人にも迷惑かけるし。
カメラの事も、ちょっと注意力散漫になってたのが原因かも、と思うと、私の身代わりになってくれたのか、なんて事も思ってしまう。
反省です。






9/18(土)

先週末、神子元で愛機μ20を水没させてしまい、途方に暮れていた。
カメラ自体はもう、どうにも手の施しようも無さそうなんだけど、買い換えるにしても何をどうやって買う?
一応救い出したつもりのメモリーカードも、カメラが無い事には無事かどうかも分からない。まあ、どうせあの日は曇ってばかりでロクな写真は撮れてないけど。
カードリーダーやらいうモンがあって、比較的安価だというので、取りあえずソレでも買ってみるか、でもメモリーカードがダメになってたら無駄になるから、近所の自動プリント機に入れて試してみようか……等々考えながらボンヤリ過ごしてたら、"葉山限定師匠"S氏からメールが入った。
古いカメラ使う?」えっ?なにどういうこと?「同じの持ってるから」いいの?「全然使ってないもん」え〜〜〜〜〜っっっ!!!きゃあ♪
と、いう事で、ハウジングやら電池や充電器一式、まとめて持って来てくれた。ありがたや〜。
カメラはμ15、水没したヤツのちょっと前の型だけど、殆ど変わらないので、色々小物もそのまま使えるし、なによりメモリーカードの写真が取り出せる!ヤッター。

考えてみたら、水没したμ-20だってS氏がネットオークションで落としてくれた物。
本当にお世話になりっぱなしだ。





9/26(日)

今月いっぱいで退会を決めた和裁教室、今日が最後の日。
先生にはモチロン一月程前に話したが(実は2年前から辞める辞めると言ってたんだけど)他の生徒さんには特に言わないで、何となく消えるのがいいかな…と、思っていたんだけれど、まあそうもいかないようで、一応先生から発表があった。
私は全然知らなかった、と言うか思いも寄らなかったんだけど、もう一人今月で退会を決めてた生徒さんがいらしたそうな。カブッてしまって申し訳なかった。

で、お教室最後の"作品"は、例のいただきモノのメリンス生地で作る長襦袢
継ぎ足し用の生地として、家にあったピンクの綿ブロード(シーツを作った余り)を用意したけれど、先生はサラシの方がいいのでは?と言う。メールで相談したら、生地をくれたKさんもサラシに一票。
うーん、着心地が良いのはサラシだと思うけど、ピンクにしたいな〜。それに、どういう訳かサラシの反物って幅が狭くて、私の着物の肩幅には遠く足りない(こんなんで男性はどうしてるんだ?サラシの襦袢なんか着ないのか?)。着物に比べ襦袢の肩幅が狭いと、袖の見頃側から襦袢の袖がハミ出して悲しい姿になるのよね…。
と、さんざん悩んで、ブロード生地に一旦は決めて、裁ってミシンでメリンスの裾部分と縫い繋ぐところまでやったものの、背縫いを始めたら、違和感が。やはり、あまりにメリンスとブロードの質感が違い過ぎる。それに、手縫いをしてみると、目の詰んだブロードはとっても縫い辛く、手に持った感じも重たくて、どうにもよろしくない。
結局、一度縫った部分を解いて、サラシで作る事にした。
幅の足りない分は、正規の縫い方ではないやり方で幅を稼いだ(それでもまだちょっと足りないけど)。縫い代が丸見えだったりするんだけど、下着だからいいや。
最終日に完成できるかな?と目論んで、襟裏のくけと袖付けを残して家で縫って行ったんだけど、襟のくけに思いの外手間取ってしまって、袖付けまで行かないで時間切れになってしまった。まあ、いいけど。

教室が終わってから、先生がお誘いくださったので、先日還暦を迎えた元気親父のS氏と、教室の大家さんと、4人で近所の鮨屋へ。
ビールと日本酒をいただいたが、ちょっと胸がいっぱいで?じゃなくて、なんだか体調が良くなくて、あまり飲めなかった。
薄情にも中途で抜けるというのに、おごっていただいて、分かれ道でご挨拶をしたら、ちょっと泣きそうになった。
せっかくご縁があったのだから、これきりにしたくないけれど、こちらにできる事は全然思い浮かばない。
でも、縫い物は続けますよ。
着物を着る機会も減ってしまうので、積極的に作らなくては。






9/30(水)

レディスデイなんで、急に思い立って『十三人の刺客』見て来た。
いやぁ、面白かった!チャンバラ映画ですよ。映画見た〜!って気分になれる。

川崎駅前のシネコンは、いつ行っても空いててチケット買うのに待たなくていいし、狭い場所に何カ所かシネコンがあるから一件ダメならすぐ移動できて便利。
その分、街はあまり魅力が無いので、映画のみで引き上げて来てしまうんだが…。
今回は、本当に急に思い立って行ったので(私は元々、思い立ってフラリ、というのが好き。映画で予約なんて考えられない)、売り場に着いたのは開始時刻ギリギリ、と言うよりもう予告編が始まっていた。
「本編始まっちゃいました?」と聞いたらまだだと言って売ってくれたけど、座席指定の選択肢が通路際の2席のみ。それも、前から2番目と一番後の席。
エ〜そんなに混んでるの!?と思ったけど、入ってみたらそんな事は全然無く、どうやら他のお客さんへの配慮から、出入り口の真ん前の席しか売らないみたい。
画面が小さいのは悲しいので、前から二番目の左端の席を買ったけれど、昔の大劇場のようにスクリーンが目の前、というような事は無く、最前列でも鑑賞できるかな、と言う造りだったので良かった。端と言っても会場自体が狭いので、そんなに画面も歪まないし。
指定された席の列は全部ガラ空きだったので、真ん中に移ろうかな?とも思ったが、そこまで他のお客様に配慮した売り方をしているからには、私も配慮した方がいいかしらと、そのまま座って見る。(CM中なら多少の移動はいいじゃん…と、思うのは私だけ?)
活劇場面がちょっと、動きに付いて行けなくて疲れたかな?

イタリア人も大喜びだったという映画の内容は、基本的には勧善懲悪のエンタテイメントなので、あまりうるさい事は言わずに楽しむのが正解、だと思うのだけれど。
なんだか中途半端な小技を繰り出して来るのは、ちょっとイラッとしたな。繰り返しお題目のごとく繰り返される「侍なんてくだらねー」みたいな台詞も、言ってる事とやってる事が違うんでイライラした。お下劣ギャグも不要
せっかく俳優陣が大健闘してるし、あれだけの活劇を実現したのだから、ドーンと真正面からやってればいいのに。
でも、そんな事は枝葉末節で、全体的には正当派の娯楽大作。それでいいじゃないの。
悪役の稲垣ゴローちゃんが、とにかく凄かった。