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一コマ漫画
一コマ漫画

■2015年10月29日(木)  びよよーん
grp1029220528.jpg 729×516 224K飼い主  「上がり目、下がり目、ぐるっと回って、ワンコの目ええええー」

犬    「お父さん、これ何の体操なんでしょうか? とっても気持ちいいですよ」

飼い主  「がんめん、マッサージ、どうだ?」

飼い主の妻「もう太郎で遊ばないでくださいな」

飼い主  「人聞きの悪い、太郎だって、うれしいって、ほら、この顔、見て」

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■2015年10月24日(土)  異種格闘技
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アナウンサー「第159回全日本異種格闘技トーナメント会場から私、五郎左右衛門忠勝が実況をお送りしております。今大会からプロ野球選手も参戦し、ここ武道館ホールは、早くも、両者、なりふり構わず勝つぞ、とか、何が起きるか分からんぞー、っていうか、全く先が読めない混戦の様子を呈して参りました」

 開始のゴングと同時、中央の四角いリングにそれぞれの対戦者が向かい合っていた。

剣道の達人 「うっそー、バットとボールだけではないの? おまけに飛び道具使うの?」

プロ野球ピッチャー「あんたこそ、竹刀じゃないのかよ。真剣なんか持ってくるんじゃねー、ボケ。ほれ、除けられるかなあー」

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■2015年10月18日(日)  マナーポスター
grp1018212744.jpg 421×411 172K図書館職員 「お客様、それはお止めいただけますか? 」

図書館利用者「ほら、このマナーポスターにこれは載ってないでしょ? 棚の上を駆けること」

図書館職員 「しっかり、載っています」

図書館利用者「何処に? 」

図書館職員「このポスターをめくりますと、棚の上を駆けること」

図書館利用者「うそー、このポスター、そんな、何ページもあるの? 」

図書館職員「はい、ちょっと、飛び出しちゃってますけど」

図書館利用者「はあはー、それで、これパネルじゃなかったのね」

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■2015年10月14日(水)  図書館での本の貸出
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図書館の利用者「ねえ、君、貸出期間が2週間じゃ、短くて本が読めないよ」

図書館職員  「お客様が今、お読みになりたい本は何冊でしょうか?」

図書館の利用者「この台車に乗ってる数だけど? 」

図書館職員 「あくまで私からの提案なのですが、借りる本の数を2週間で読める量にされてみてはいかがでしょうか?」

図書館利用者「そんなことは君に言われなくても分かってるんだよ。ただ、短くて読めないと言ってるだけだよ」

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■2015年10月09日(金)  山と魚
grp1009083259.jpg 1577×1600 239K魚 「お山は動けず退屈しないのかしら」

山 「わしには足が付いてないからな、仕方ないさ」

魚 「お山はそんな体に生まれてきて悲しくないのですか。僕はこの狭い池にしかいないから外が見たいのです」

山 「こんなに大きいと随分と遠くまで見渡せるものだ。これで十分さ」

 魚は池の外へ行こうと時々、水面からはねるのであった。

 あるとき、たいそうな雨が降った。雨は3日3晩降り続け、山は土砂崩れを起こし、低くなってしまった。

山 「ちょっと低くなったけど、おいらはまだ山だよ」
 
 池には水がたまり、やがて、水が溢れ、川となった。魚はその川を伝ってもっと大きな池を目指した。魚がたどり着いた池は、前の池より少し小さかった。戻ろうとしたが、既に川はなくなっていた。

魚 「少し小さくなったけど、違う池に来られて良かったよ」

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■2015年10月07日(水)  故郷へ行く
grp1007102211.jpg 640×480 46K渡り鳥「おしゃれな服を着てますね」

犬  「生まれはイギリスらしいです。あなたは、いいですね、何処へでも飛んで行けて」

渡り鳥「あ、一緒に行きますか? 帰りは来年になっちゃいますけど」

犬  「じゃ、お願いします」

 という訳で、犬は渡り鳥と一緒に、犬の故郷へと飛び立った。

 途中、国際便の飛行機も飛んでいた。

 飛行機の乗客A「近頃、犬も空を飛ぶようになったの?」

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■2015年10月07日(水)  ジャンプ
grp1007102031.jpg 452×640 77K男  「カエル君、さあ、一緒に、ジャーーンプ!」

カエル「私の場合、はねてるんですけど」

男  「では、ご一緒に、ハネピョーン」

カエル「では、ハネピョーン」

男  「はは、やればできるではないですか」

カエル「だって、僕、はねないと、移動できないんだもの」

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■2015年10月03日(土)  雄鶏の使命感
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雄鶏(おんどり)がおりました。鶏(にわとり)は空を自由に羽ばたいている渡り鳥を見ました。

渡り鳥「また、来年、来ますね、さようなら」

鶏は自分の羽を見て思いました。

鶏「遠くに行くことができていいなあ。でも、僕には毎日、役目があるんだ」

やがて、月は東の空の彼方に消えて、しばらくすると、東の空がほんのり明るくなってきました。そして、すうっと、お日様が顔を出しました。

鶏「コケッコッコー」

彼はひとしきり時を告げると、自分に課した仕事を終えた安堵感に満たされたのでした。

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■2015年09月27日(日)  熱い闘い
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男A「ささ、勝負と行こうぜ、一騎打ちだ」

男B「あ、望むところだ」

かくして、ベーゴマに賭ける男の熱い闘いが始まった。

高速で回転するベーゴマから金属音がする。ウイーン、という甲高い音は周囲の観客を驚愕させた。やがて、30秒が経過した。


互いのベーゴマが中央により、ついに、二つのベーゴマが衝突をした。ゴーンという爆発音と共に、男Bのベーゴマは土手から大きくはじき飛ばされてしまった。

男B「ああ、負けた」

男Bは両膝をついて、うずくまった。ぐっと涙をこらえる。その傍らに、男Aが寄り、男Bの肩を抱いた。

男A「さ、また、明日があるさ」

男B「そうだな、俺たちの闘いはまだこれからも続くのだからな」

作者注:作品中に表記されているベーゴマの音はかなり誇張されております。良い子は信じないでください。

って、誰も信じていない、これまた、失礼しました。

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■2015年09月24日(木)  救援部隊
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宇宙のパイロット「メーデー、メーデー、酸素の残り時間1時間ほどです」

宇宙のパイロット「メーデー、聞こえてますか? バッテリーは既に切れています。通じないとは思いますが」

宇宙のパイロット「あと、燃料も空になってます。どうなってるんでしょうねえ」

地球基地隊員「直ぐに、救援部隊を送りましょう」

地球基地隊長「今のが、救援部隊だったからなあ、いいか、今度、また、燃料入れ忘れたら、お前はクビだ」

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■2015年09月10日(木)  ある武術家の闘い
grp0910091614.jpg 640×478 35K 二人の武術家が一人の女を巡って、闘いで決着を付けることとなった。

男A「恨みっこなしだぞ」

男B「承知の上だ」

 二人の男達は砂の上にあみだくじを書き始めた。

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■2015年07月26日(日)  教育方針
grp0726090453.jpg 400×283 10K父  「私はこうやってお前が小さい頃から、毎日、お前の才能を伸ばしてきたんだ」

息子 「え? 父さん、これ、筋しか伸びてない、と思うけど??」

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■2015年07月17日(金)  カラス
grp0717112525.jpg 516×363 186K電線に止まるカラスAのそばに、見知らぬカラスがやってきて言った。

カラスB「随分、りっぱな電線ですね」

カラスA「そうかい? この電線は僕が見つけたんだ」

カラスB「あなたはお目が高い、そこは格別、電線の張り加減が良さそうですね」

カラスA「君もそう思うかい?」

カラスB「ええ、でも、ここでは分かりませんので、是非、そこに止まらせていただけますか?」

カラスA「お安いご用だ」

 カラスBは電線に止まると元いたカラスに言った。

カラスB「いやあ、駄目ですよ、全然、駄目、隣町のの電線のほうがいいですね」

カラスA「ええ? そうかい? そうなのかい?」

 そう言われたカラスAは隣町の電線に行ってみた。前のほうが良かったような気がした。

カラスB「電線なんて、何処も同じさ、ここはえさ場に近くていいな」

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■2014年08月15日(金)  アナコンダ(作品No.341)
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アナコンダ「食べたーい」

男    「嫌なコッタ」

アナコンダ「でも、食べたーい」

男    「でも、嫌なコッター」


以下、最初に戻ってお読みください。

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■2014年08月11日(月)  大道芸(作品No.340)
grp0811212735.jpg 688×971 127K短剣投げの名手「さて、お次は何処かな? 何処かな?」

的の男     「先生、真剣にお願いします」

短剣投げの名手「君はジョークが通じないのかなあ、詰まらん男だ」

的の男     「先生は危険がないからそんなこと言えるんです」

短剣投げの名手「あ、何か、イライラして来ちゃったあ、当てちゃおうかなあ」

的の男     「もう、この仕事、嫌、辞めま……」

短剣投げの名手「あ、まじーな、刺さってるよね」
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