Ｙｕ＆Ｍｅ
～ﾅｰｽｽﾃｰｼｮﾝ～
＊育児＊
予防接種について
予防接種を受ける前に
子供は生まれてから成長するまでの間に実に多くの病気にかかります。
ほとんどは軽い風邪くらいで済みますが、感染症の中には、症状の重いものや後遺症が心配されるものもあります。
また、命にかかわるような怖い病気もあります。
それを防ぐために免疫をつくっておこうとするのが予防接種です。
また、予防接種のもうひとつの目的は伝染病の流行を防ぐことです。
予防接種でみんなが免疫を持つことが、伝染病の根絶につながるということは、覚えておいてほしい大切なことです。
受けるか受けないか、迷ったときには相談を！
予防接種は、これまでの「義務」から「努力義務」に変わりました。
受ける受けないは、保護者の判断にゆだねられます。
保護者がしっかりと知識を得た上で、判断していくことが求められます。
予防接種の有効性と副反応について迷ったり、接種当日になって子供の体調がおかしくなったり、接種の是非について判断に迷うことはあるはずです。
こんなときは、一人で考え込まず、かかりつけの医師や健康福祉センターに相談しましょう。
医師の正確な判断を仰ぎ、十分に納得してから結論を出すことが大切です。
子供の予防接種
感染すると重症になったり、重大な合併症・後遺症などが生じる可能性がある病気については、予防接種を受けます。
計画的にきちんと、予防接種を受けましょう。
いつ、どんな予防接種をしたのかは、接種時に母子手帳に記録されます。
予防接種の種類
予防接種は、集団で受けるものと、医療機関で個別に受けるものとがありますが、いずれも子どもの体調のよいときに受けましょう。
心配なことがあるときには、かかりつけの病医院やや保健婦に相談してください。
定期接種と任意接種
法定ワクチンの定期接種
法定のワクチンとは、簡単にいうと「無料」のワクチンのことです。これには、はしか（麻疹）、風疹、日本脳炎、三種混合（ジフテリア、百日咳、破傷風）、二種混合（ジフテリア、破傷風）ポリオ（小児マヒ）、BCG（結核）があります。
ある年齢になったら接種するのが望ましいと法律で指定されている予防接種です。
費用は、自治体が定めた期間内に接種すると無料になります。
ポリオ（急性灰白髄炎・小児マヒ）
ＢＣＧ（結核）
三種混合・二種混合
麻疹（はしか）
風疹
日本脳炎
任意接種のワクチン
任意接種のワクチンは、希望者のみ行うもので、「有料」になります。
これには、みずぼうそう（水痘）、おたふくかぜ（流行性耳下腺炎）、インフルエンザなどがあります。
どれが必要かは、個人差や価値観で違ってきますが、かかった時の重症度で優先順位を決めるのがよいでしょう。
詳しいことは、かかりつけ小児科医に相談してみてください。
希望者のみが接種する予防接種です。
希望される方は医療機関にお問い合わせください。
おたふくかぜ
水痘（みずぼうそう）
インフルエンザ