Ｙｕ＆Ｍｅ
〜ﾅｰｽｽﾃｰｼｮﾝ〜
＊育児＊
�逞\防接種について

�ﾇ水痘（みずぼうそう）

どんな病気？
水疱性の発疹が出るウイルス性の病気です。
大変感染力が強く、家庭内に水疱瘡の人がいれば、まず間違いなく次々伝染すると言われています。

水痘は、９歳ぐらいまでにほとんどのお子さんがかかってしまう病気です。
大人では重症になることが多いといわれています。
妊婦がかかると、極めて稀ですが流産や死産を起こしたり、生まれた赤ちゃんに手足の発育や脳などに障害を起こすことがわかってきました。
分娩当日〜４日前ごろに妊婦が罹ってしまった場合には、生まれた赤ちゃんは新生児水痘になり、症状が重いと死亡したりすることがあるそうです。
このような妊娠時の危険性や、大人になって罹ると症状が重く出る、ということを考え合わせると、子供のときにみずぼうそうになった記憶のない方は、予防接種をしておいたほうが安心かもしれません。

水痘は、一度かかれば免疫がつき、二度とかかることはありませんが、体の中に入ったウイルスは、知覚神経の神経細胞の中に、生涯潜んでいます。
通常、このウイルスは免疫の働きで抑えこまれていますが、高齢や体調不良、極度の疲労やストレス、悪性疾患などでからだの抵抗力が低下すると、体の中の一部に水疱が出ることがあります。
（帯状疱疹：潜んでいた神経にそって出現するので、帯状の発疹が出ます）。

ステロイド療法を受けているお子さん、白血病・悪性 腫瘍にかかっているお子さん、ネフローゼ症候群のお子さんでは健康児に 比べて免疫機能が低下していますので、異常経過となって病状が悪化し、肺炎や心筋炎、関節炎、肝炎などの合併症を起こしやすいので、このような危険因子をお持ちのお子さんでは、予防接種をする意義がとても高いと言えます。
また、この予防接種は、単に水疱瘡にかかるのを防ぐだけでなく、水疱瘡にかかった後、免疫が低下したときに発病する恐れのある「帯状疱疹」を防ぐ効果があります。
いつ受けるの？
1歳以上の接種希望者に接種
※接種費用は約１万円と非常に高価です。
 また、はしかやおたふくかぜの予防接種に比べ、予防率は高くなく、接種を受 けても約１５％は実際に水疱瘡に罹ってしまうと言われています。
 （かかってしまったときは軽い症状で済みます。）

戻る

ＴＯＰへ