GO
黄葉のアルプスを訪ねて
 -氷河急行・ベルニナ急行で行く 秋のルツェルン・サンモリッツ
5日目(10.10) ピッツ・ネイル観光~サンモリッツ市内観光~ムオタス・ムタイユ観光
Hauser Hotel ★★★ Via Traunter Plazzas 7,Ch-7500 St.moritz,Switzerland  506号室
サンモリッツの中心部、ポスタ・ヴェリア広場に面した近代的で快適なホテルです。レストランは昼間から人気があって賑わっています。
サンモリッツ 美しい森と湖、ベルニナアルプスの名峰に囲まれたサン・モリッツは、爽やかな高地気候と晴天に恵まれたマウンテンリゾートです。世界のVIP が集う高級リゾートでもあり5ツ星ホテルや有名ブランドショップが建ち並んでいます。1928年と1948年の過去2回の冬季オリンピックをはじめ、数多くのアルペンスキーやボブスレー国際大会が開催されてきたウィンタースポーツの聖地。冬のトップリゾートとして有名ですが、四季を通してハイキングやサイクリング、ゴルフ、ヨット、乗馬など多彩なアクティビティが楽しめます。また、周辺に点在する素朴な村や個性的な谷、万年雪と氷河が広がるベルニナ山群の名峰、神秘的な湖など魅力は尽きません。グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)やベルニナ・エクスプレスなど人気の絶景ルートの発着点でもあり、観光の拠点として最高の条件を兼ね備えています。世界遺産の鉄道に認定されたベルニナ線や雄大な眺望が楽しめる展望台の数々など楽しみはいろいろ。(スイス政府観光局H・P)
今回は、①ピッツ・ネイル②サンモリッツ市内観光③ムオタス・ムライユ④コルバッチ~スールレイ峠を訪れました。
7時に起床。ホテルのレストランでビュッフェの朝食です。本日はピッツ・ネイルに登り、山麓のハイキングを楽しみます。ホテルから歩いて学校広場の裏にあるサンモリッツ駅から9時20分発のケーブルカーに乗り途中のチャンタレッラで乗り継いで15分ほどでコルヴィリアに着きました。
コルヴィリアからロープウエイに乗換です。下界は雲の下です。15分ほどでピッツ・ネイル(3,022m)に着きました。前日の雨が山の上では雪だったようです。一面の銀世界です。
ピッツ・ネイルのシンボル、野生の山羊のシュタインボックの彫像が麓の街を見下ろしています。山頂駅のレストランでコーヒーブレイクです。
10時には誰も登っていなくて真っ白だったピッツ・ネイルですが、コーヒーブレイクが終わった頃には足跡があって何人かの人が登っていました。30mほどの高度差を一気に登りました。山頂は3,055mです。素晴らしい360度のパノラマです。ベルニナ山群の主峰ピッツ・ベルニナ(4,049m)もくっきりと見えていました。
東方の展望
北方の展望(ピッツ・ユリア―の右肩遠方にマッターホルンが見えます。)
西方の展望
ロープウエイでコルヴィリアに下ります。 2,448mのコルヴィリアから、サンモリッツまで下るハイキングの開始です。青いケーブルカーが登ってきました。
サンモリッツ湖とサンモリッツの街です。 ピッツ・コルバッチとシルヴァプラーナ湖です。
案内図で見たRANDLINS(2216m)にあるレストランを目指しました。夏の名残の高山植物を楽しみながら、1時間ほど歩きました。残念ながらシーズンが外れているのか、レストランは閉まっていました。お腹を空かせて、チャンタレッラに向かいました。
振り返るとピッツ・アルバナ(3,099m)とピッツ・ユリア―(3,380m)が見送っています。冬はスキー場になる広々とした草原を進みます。サンモリッツは晴天日が年間平均322日もあるそうです。楽しくてバンザイをしてしまいました。
30分ほど下ると樹林帯になります。ケーブルカーに沿って下ります。
15分ほどでチャンタレッラに着きました。Alto Barが営業していました。とても景色の良いところです。ビールとハンバーガーとポテトを注文しました。〆て24スイスフランでした。
チャンタレッラからは「Heidi's flower trail(ハイジの花の道)」を歩きました。ほぼ平らなまき道です。花壇やベンチが整備されていました。リスも現れました。
右手の丘の上にムオタス・ムライユのホテルが見えます。 眼下にサンモリッツの街を見ながら歩きます。
「Heidi's flower trail」ですが、ほとんど花は終わっていました。リンドウの仲間やエーデルワイス、マツムシソウなどが咲いていました。
ここからは、ハイジと並んでスイスの有名な童話『ウルスリのすず』を題材にした「Schellenursli trail(ウスリルの鈴の道)」になります。童話の中の風景が木彫りで作られた楽しい道です。チャンタレッラから1時間15分ほどでサンモリッツの市街に下りてきました。今回の旅のテーマでもある黄葉が、青空に映えます。
ホテルに戻ってシャワーで汗を流して、今度は街中をウロウロしました。ホテルのレストランの前を進むと市庁舎があり、観光案内所が併設されています。市街図を頂きました。市庁舎の向かいにはオードリー・ヘップバーンも訪れたというお洒落な老舗カフェがあります。駅に向かうと、サンモリッツで一番の五つ星ホテルバートルッツ・パレス・ホテルがあります。多くの有名人が宿泊したそうです。ホテルの脇に最近できたという長が~い駅や湖と結ぶエスカレーターがあります。
エスカレーターの一番下はそのままサンモリッツ湖の展望テラスにつながっています。深さは40mもあるそうです。周辺は遊歩道になっている静かな湖です。湖のすぐ上がサンモリッツの鉄道駅です。
夕陽を見に、ムオタス・ムライユに向かいます。この展望台からの風景は、画家セガンティーニが愛したといわれ、三つの谷とサンモリッツの街、ベルニナアルプスを望むことができます。図書館のある学校広場からバスに乗ります。ワンちゃんも乗っています。かわいいピンクの建物はプント・ムライユのケーブルカー駅です。ここから赤いケーブルカーに乗って展望台に向かいます。
ムオタス・ムライユへ登る斜面は草紅葉で赤く染まっています。山頂のホテルのレストランは予約制で入れません。裏の丘はアーベント・ロートで赤く染まっています。とても寒くて長くはいられません。
日没です。湖面だけが白く光っています。 陽が沈んだ後の方がきれいです。
夕食は近くのクリスタルホテルにある、グリッシーニというイタリアレストランに入りました。豪華な内装で店員も正装なので心配しましたが、サラダ、コンソメ、カルボナーラをシェアするといっても気持ち良く応じてくれました。味もとてもよく、値段も73.5スイスフランで大変満足しました。お薦めです。
6日目(10.11) コルヴァッチ観光~スールレイ峠
7時に起床。ホテルのレストランでビュッフェの朝食です。本日は、コルバッチの展望台に登り、スールレイ峠へのトレイルを楽しみます。学校広場から9時5分発のバスに乗ってスールレイに向かいます。20分ほどでスールレイ(1,864m)、ここからロープウエイに乗り、中間駅のムルテール(2,698m)で乗り継いで15分ほどでコルバッチ(3,303m)に着きました。
3,306mのコルヴァッチ展望台です。素晴らしいパノラマです。 目の前にベルニナ山群の主峰ピッツ・ベルニナ(4,049m)が偉容を誇っています。
南東の展望 Piz Tschierva(3,546m)Piz Bernina(4,049m)Piz Roseg(3,937m)Piz Murtel(3,433m)
北西の展望 
青いロープウエイの駅が見えるのがPiz Nair(3,055m)です。前日に登った時は雪で真っ白でしたが、1日でまったく雪がなくなっていました。
Piz Murtel(3,433m)です。展望台から登ることができます。氷河の上を一人登っている人がいました。
主峰Piz Corvatsch(3,451m)は、ピッツ・ムルテルの後に隠れてみることができません。
ベルニナ山群の主峰Piz Bernina(4,049m)です。左肩のビアンコグラートと呼ばれる雪渓は有名です。とても堂々とした山です。 エンガディン地方最大の湖、シルス湖です。標高1000m以上にある湖としては世界最大だそうです。神秘的です。
遠くに見えるのはツエルマットのあるヴァリスの山々です。Monte Rosa(4,049m)やMatterhorn(4,478m)のようです。 こちらはグリンデルワルトのあるベルナー・オーバーラントの山々です。Aletschhorn(4195m)などの山のようです。
山頂レストランでコーヒーブレイク。ムルテールまで下り、スールレイ峠の山小屋を目指します。
歩きはじめて約1時間、もうすぐ峠です。
最後の坂を登って10分ほどスールレイ峠の山小屋に着きました。13時過ぎに小屋の名物料理ウインナー添えスープで昼食です。21.5スイスフランです。お腹がすいていたせいか、美味!食事中にヘリが降りてきたのでびっくり!捻挫をした人がいて、レスキューヘリを呼んだそうです。怪我人だけ乗せて飛び去りました。
峠に着くと最初にこの池が目に入ります。正面には、ベルニナ山群が連なっています。左から、Piz Tschierva(3,546m)、Piz Morteratsch(3,751m)、Piz Berunina(4,049m)、Piz Scerscen(3,971m)、Piz Roseg(3,937m)です。ビアンコグラートが白く輝いています。中央の氷河は、Vadret da Tschierva(ツィエルヴァ氷河)というようです。
ベルニナ三山(ピッツ・ベルニナ、ピッツ・シェルシェン、ピッツ・ロゼック)が間近に見えて、大迫力です。 こちらはVadret da Roseg(ロゼック氷河)です。
スールレイ峠で1時間ほど景色を楽しんでから帰路に着きました。ムルテールで一休みしてロープウエイでスールレイのロープウエイ駅に下りました。サンモリッツにはバスで4時過ぎに帰りました。
夕食は宿泊しているハウザーホテルのレストランで、名物の石板焼肉を9人で食べました。鴨やニワトリ、海老、野菜などをランプで熱した石板で焼き3種のソースで食べるものでした。美味?私は好きなスイス料理のロシティ―を注文しました。デザートはお洒落です。
ページのトップへ戻る
ルツェルン
サンモリッツ
ベルニナ・エクスプレス
旅程表
戻る
次へ
サンモリッツ