Armored Core for Answer―蒼朱の翼―
―鳥篭の中に住まう二羽の鳥達がいた。 国家解体戦争から数年、人々は汚染された大地を捨て空へ進出した。 ―しかしまだ翼を広げたことは無い。 その戦時中、「リンクス」と呼ばれる人型兵器アーマード・コア「ネクストの搭乗者が企業の下大いに活躍した。 ―籠の中でただ寵愛を受け続けるだけの日々。 しかし、その個体が持つ力に危機感を抱いた企業により彼らは「カラード」と呼ばれる企業機構の管下に置かれ、傭兵として地上に残された。 ―だが、それが偽りの幸せだと気づくのに時間は有さなかった。 巨大兵器「アームズフォート」が出現して以来、戦争の主体は物量とパワーのそれに移り変わっており、今や「リンクス」達は経済戦争のために利用される駒となっていた。 ―安寧の為の飾りとして成り下がっていた両の翼を広げる。 これは、そんな薄汚れた大地で生きたある二人の「リンクス」物語である。 ―自分たちの知らない「何か」を見つけるため、鳥達は広い世界へと飛び立った。 | ||||||||||||||||||||
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