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オペラ座の怪人........
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ミュージカルを映画にする、って、危険がいっぱいなんだな〜。 
ミュージカルの醍醐味って、舞台、という限られた空間で 
生身の人間がその場で演じ、しかも歌と芝居が相乗効果を 
もたらして、ある世界を創るというところにあるのだと思う。 
 
その意味で今までみたミュージカル映画のだんとつトップは 
(まぁ、むか〜しのサウンドオフミュージックと 
ウエスサイドストーリーは別として(^^ゞ) 
2004年の「ムーランルージュ」だった。 
 
あれはミュージカル映画として完璧だった! 
それとくれべて、このオペラ座の怪人は・・・・・・。 
ほんもののミュージカル(札幌で観た「四季」だけど)は 
音楽のすばらしさと、怪人のせつなさとが印象的ないい作品だった。 
でも、それを映画にしてしまうと、正直言って、つまらなかった。 
 
音楽は確かにすばらしくて懐かしかったけれど、 
空間の制約と見せ方の制約がない映画では 
逆に散漫になってしまって、たいくつな話になってしまった。 
怪人のイメージが、わたしが思っていたのとだいぶ違ったので 
最後まではいれずじまい。 
 
☆☆ っていうところでしょうか。 
 
2005年 アメリカ 
監督:ジョエル・シューマッハ 
原作:ガストン・ルルー 
脚本:アンドリュー・ロイド=ウェバー 
出演:ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、 
    パトリック・ウィルソン、ミランダ・リチャードソン
  
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ネバーランド........
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なにしろ、ジョニーデップが好きなので、 
なんでもいいからとりあえず観に行った。 
 
よかった!!ジョニーデップって、何者??? 
ものすご〜くかっこいい二枚目も完璧にこなすし 
ちょっとドジな表現もうまいし、顔があんなに美しいのが 
全然邪魔にならずになんでも出来る人だな〜、 
と思っていたけれど、この映画では、 
「うだつの上がらないダメ男」を、こんなに違和感無く 
演じていることに脱帽。 
おとぎ話のほのぼの感と、誰かを大事に想うせつなさとか 
おだやかな風に乗って伝わってきた。 
やっぱり、人間を信じてもいいみたい、って思った。 
 
わたしとしては ☆☆☆☆☆。 
 
2005年 アメリカ/イギリス 
監督:マーク・フォースター 
脚本:デイヴィッド・マギー 
出演:ジョニー・デップ、ケイト・ウィンストレット、 
    ダスティン・ホフマン、フレディ・ハイモア 
  
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君に読む物語........
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若い時のけなげで純粋な恋心と 
その気持ちをずーっと持ち続けて 
一人の人を愛し続ける気持ちが伝わってきて 
素直に泣けた。 
最後に、こんなふうに誰かをいとおしいと思えることが 
人生最大のしあわせかもしれない、と思った。 
隣に座っていたカップルの女の子の方が、 
わたしよりしょっちゅう泣いていて 
最後は大泣きしていた(笑) 
映画本編は ☆☆☆☆半! 
 
エンドロールを余韻に浸りながら観終わって、
さぁ立とう、と思ったら 
急に画面が変わって、ケミストリーの、 
この映画のイメージソングが流れ始めて 
ケミストリーのふたりが感想を述べ始め、しかもしかも! 
感動的な画面が何箇所も次々映されるじゃありませんか! 
冗談じゃありません! 
感動を押し付けないでください(>_<) 
せっかく夜道をひとりで歩きながら感動を 
もう一度味わおうと思っていたのに 
・ 
・ 
・。 
歌が始まった時点で、すぐ立ち上がればよかった。。。。 
この、たった10分の余分な時間のせいで、 
映画の感動は半減です。 
お金、返して欲しいぐらい!(半分) 
 
2005年 アメリカ 
監督:ニック・カサベティス×ジーナ・ローランズ  
原作:ニコラス・スパークス 
脚本:ジャン・サーディ、ジェレミー・レヴェン 
出演:ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス 
    ジーナ・ローランズ、ジェームズ・ガーナー 
    ジョーン・アレン、ジェームズ・マースデン  
  
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笑いの大学........
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あまり期待していなかったのだけど、稲垣くんを見直した! 
かなりいい! 
三谷幸喜らしく、映画なのにお芝居みたいな作り方で 
すっとその世界に誘ってくれる。 
期待していないのにこれだけ楽しめると 
かな〜り得した気分。 
 
2005年 日本 
監督:星護 
脚本:三谷幸喜 
出演: 役所広司、 稲垣吾郎 
  
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Ray........
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レイチャールズの、薬漬け女漬け、でも新しい音楽を追求し続けた生涯を 
レイチャールズに呆れるほど似ているジェイミーフォックスが演じている。 
ピアノも。 
そのそっくり加減が感動的。レイチャールズの知らなかったエピソードに感動。 
そして、え??これもレイの歌だったの?というぐらい 
いろんな種類の音楽が、レイによって創られたのだとわかって 
またまた感動。 
たっぷり楽しめた。 
 
☆☆☆☆☆ 
 
2005年 アメリカ 
監督:テイラー・ハックフォード  
脚本:ジェームズ・L・ホワイト  
出演:ジェイミー・フォックス、ケリー・ワシントン 
  
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ヴェラドレイク........
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どこにでもいそうなやさしいおばさんが、 
非合法の堕胎を施術したかどで訴えられる、 
という話。 
暗めの画面と、貧しさと無知がつらい。 
ヴェラが鼻歌を歌いながら家事をしたり 
表情やしぐさが、なんだかとても知らない人に思えなくて、 
最後は本当にせつなくなってしまった。 
地味だけれど、いつまでも覚えていそうな映画だった。 
 
☆☆☆☆ 
 
2005年イギリス/フランス/ニュージーランド 
監督:マイク・リー 
脚本:マイク・リー 
出演:イメルダ・スタウントン、 フィル・デイヴィス 
  
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魚影の群れ........
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「北海道が舞台の名作」を観る会主催の上映会で観た。 
 
夏目雅子が美しい!存在感がすごい! 
緒方拳も佐藤浩市も十朱幸代も体当たりの演技で 
お金だけかけて中味の軽いハリウッド映画に比べて 
実に映画らしい映画だ、と思った。 
 
しっかりした演技に裏打ちされたリアルな作り方の映画。 
昔の日本映画の・・・そして昔の日本の暮らしの、 
確かさが胸に堪えた。 
2時間20分が全然長くなかった。 
 
☆☆☆☆ 
 
1983年 日本 
監督:相米慎二 
原作:吉村昭 
脚本:田中陽造 
出演:緒形拳、夏目雅子、十朱幸代、佐藤浩市 
  
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三丁目の夕日........
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泣かされるだろう、とは思ったけれど、かな〜り泣いた(笑) 
昭和33年の東京が舞台、ということは、まさにわたしの小学生時代。 
力道山のテレビを、テレビのある家に子供たちが集まって、 
みんなで大騒ぎしながら観たこととか 
ラジオから流れる尋ね人のアナウンスとか、 
忘れていたようなことが次々思い出されて 
なつかしかった。 
なつかしさ、って、特別な癒しの効果があるな〜。 
この漫画の原作のファンの人に言わせると、
小雪がイメージが違う、とか 
堤真一の役が、あんなじゃない、とか、 
いろいろ不満はあるらしいけれど 
原作はたまにしか読んだことのないわたしは、それなりに楽しめた。 
とにかく、単純にたくさん泣けたのが、よかった。 
 
☆☆☆ 
 
2005年 日本 
監督:山崎貴 
原作:西岸良平  
脚本:古沢良太  
出演:吉岡秀隆 、堤真一 、小雪 、堀北真希、 
    小清水一輝、須賀健太 、奥貫薫  
  
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親切なクムジャさん........
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すごい!!!同じ韓国映画の、昨年の(わたしの中の)ヒット、 
オアシスに、やはりどこか通じるような 
日本人の、ものごとのとらえ方の基準を遥かに超えた 
「そこまでやる??!!」というほど、ものの本質に肉迫した表現。 
暴力とか、犯罪とか、復讐とか、贖罪とか、 
こういうルートからの「人間というもの」へのアプローチ。 
 
言葉がない!っていう感じ。 
血がわたしの許容範囲をはるかに超えてたくさん出て(^^ゞ 
それだけに、あの雪のシーンが美しかった(涙) 
わたしの文章力ではとても言い切れない。 
とりあえず、観てみて、って言いたい。 
でも、DVDで観て、このすごさがわかるかなぁ・・・。 
 
☆☆☆☆☆ 
 
2005年 韓国 
監督:パク・チャヌク 
脚本:パク・チャヌク 
出演:イ・ヨンエ 、チェ・ミンシク  
    クォン・イェヨン 、キム・シフ  
  
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運命じゃない人........
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くすくす笑いが頻繁におきて、なんとも軽くておかしくて 
謎解きもあって、しゃれた落ちもあって・・・・。 
こういう軽い映画も、だ〜い好き! 
 
☆☆☆☆ 
 
2004年 日本 
監督: 内田けんじ  
脚本:内田けんじ  
出演:中村靖日、霧島れいか、山中聡, 
     山下規介、 板谷由夏  
  
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イブラヒムおじさんとコーランの花たち........
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いい言葉、満載!
「大地はみんなのもの」 
「笑うからしあわせになる」 
「宗教はものの考え方を示すもの」 
「盗むならうちの店で盗んでくれ」 
「今ある両足を大事にしないと。足はとりかえられない」 
「何か学ぶのに本はいらない。話して学べる」 
「全ての川は同じ海にそそぐ」 
「彼女への愛は君だけのもの。 
 君が誰かに与えるものは永遠に君だけのもの」
  
わたしの中の「心温まるいい映画」のリストに
載りました。
  
2003年 フランス 
監督: フランソワ・デュペイロン   
原作: エリック・=エマニュエル・シュミット   
脚本: フランソワ・デュペイロン 、エリック・=エマニュエル・シュミット   
出演: オマー・シャリフ 、ピエール・ブーランジェ 、ジルベール・メルキ  
  
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雲の向こう、約束の場所........
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「純くん」の声が、よかったような、気になったような。 
ちょっとせつない映画。 
こういうのなら、アニメもいいかも。 
 
2004年 日本 
監督: 新海誠   
原作: 新海誠   
脚本: 新海誠   
出演: 吉岡秀隆 、萩原聖人 、南里侑香  
  
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いま、会いにゆきます........
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よかった!!泣いた!! 
景色もきれい。 
ストーリーも、すごくうまくできている。 
わたしにとっては セカチューの10倍ぐらい良かった! 
これが流行るのは、うれしい^^
  
2004年 日本 
監督: 土井裕泰   
製作総指揮: 島谷能成 、斎藤薫 、安永義郎 、亀井修 、細野義朗 、伊東雄三   
原作: 市川拓司   
脚本: 岡田惠和   
音楽: 松谷卓   
出演: 竹内結子 、中村獅童 、武井証  
  
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