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11月末、国際山岳ガイド連盟総会に出席するためギリシャに行ってきた。場所はギリシャ中部のメテオラ。奇岩の上に中世の修道院が建てられている世界遺産の地である。
国際山岳ガイド連盟(UIAGM)は加盟する各国間の連携をはかり、ガイドの技術レベルの統一し、各国のガイドがスムースに活動(仕事)できるよう協力し合うことを目的に1965年に作られた機関。日本も含め現在23カ国が加盟している。
今回の出席者は各国から約40名。会議はフランス語、ドイツ語を中心に英語翻訳で進められたが、語学がそれほど得意でない僕には、正直言ってついてゆくのは至難のワザだった。山登りの数倍疲れた。同行の方が語学に堪能でどうにかなったけど、僕だけだったらアウトでした。
しかしながら会議や他国のガイドに接して、ガイドという職業を改めて真摯に、かつ厳しく見つめなおす機会となった。人の命を預かる仕事なのだから当たり前なのだろうけれども、我々ガイドは日々自己を研鑽してレベルを高めてゆかなければならないと感じた。大変な仕事に就いてしまったもんです。
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