BGMは、一高昭和10年第45回紀念祭東大寄贈歌「
私が訪ねたふじの名所 牛島の藤(埼玉)、熊野の長藤(静岡)、骨皮田の藤(埼玉)、玉敷神社の藤(埼玉)、亀戸天神の藤(東京)、金蛇水神社・九竜の藤(宮城)、久伊豆神社の藤(埼玉),足利フラワーパークの藤(栃木)にご案内します。 国の天然記念物のふじには、ここで紹介する牛島の藤・熊野の長藤のほかに福岡県に黒木の藤があるようです。是非見てみたいとは思いますが、もう無理でしょうネ。 |
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牛島の藤 |
牛島の藤は、1200年前に弘法大師がお手植えになったという言い伝えをもつ古木中の古木で、日本で唯一の国指定特別天然記念物のふじです。品種はノダフジで薄紫色、花房の長さは、最も長いもので2メートルにも達します。埼玉県春日部市「牛島藤花園」(個人経営)にあり、酒粕を肥料に樹勢の維持を図っています。 |
熊野の藤 |
熊野(ゆや)の藤は、牛島の藤・黒木の藤(福岡県)とともに国指定天然記念物のふじで、静岡県豊田町行興寺境内にあります。平安の昔、「いかにせん都の春も惜しけれど なれにし東の花やちるらん」との歌を詠み、主人平宗盛の心を動かし、里帰りがかなった謡曲「熊野」で有名な熊野御前がお手植えになったという。境内藤棚近くには熊野御前のお墓があり、今もふじの色香を楽しんでいるようです。 |
骨皮田の藤 |
蝦夷征伐の途中、坂上田村麻呂がこの土地で大蛇を退治したとか、骨皮田(こっぱだ)とはこの故事と関係があるようです。骨皮田の藤は、花房が2メートル近くに達するムラサキナガフジで、埼玉県児玉町長泉寺境内にあり、樹齢650年以上の老木にもかかわらず花の勢いは極めて強い。 |
玉敷神社の藤 |
埼玉県騎西町玉敷神社にあり、樹齢400年と推定されるノダフジです。昭和8年、神社に奉納されたもので、根元の部分をトラックに、枝の部分を何台もの荷車に載せて運んできたといいます。 |
亀戸天神の藤 |
江戸時代から広く知られ、歌川広重の「名所江戸百景」にも描かれています。鳥居をくぐってすぐの太鼓橋からの眺めが絶景との評判ですが、私が訪れた時は、人ひとで眺めどころではありませんでした。とまれ、亀戸天神の境内には94株・280棚のふじがあり、東京一のふじの名所となっています。 |
九竜の藤 |
九竜の藤は、宮城県岩沼町の金蛇水神社境内にあります。このふじは、樹齢200年で、太い幹が根元上部で何本かの幹に分かれ、9匹の竜に似ているところから「九竜の藤」といわれています。金蛇神社とは奇妙な名前ですが、蛙の声に悩まされた刀匠が雌雄一対の金蛇を神社に奉納したことに由来しているとのことです。 |
久伊豆神社の藤 |
この藤は、埼玉県越ヶ谷市・久伊豆神社社殿左手前の池のほとりに藤棚を構えるノダフジで、1.5メートルもの長い花房を垂らすことから五尺藤といいます。天保8年(1837年)、千葉県流山市から船で樹齢50年のふじを運び移植したといいますから、樹齢は200年以上となります。 |
足利フラワーパークの藤 |
紫藤大藤 |
栃木県足利市の足利フラワーパークには、幹周り3.6メートルもの大藤(野田の長藤、「迫間の藤」)をはじめ、園内に290本ものいろんな種類の藤の木があり、花の季節には紫、白、黄の色の藤が華麗さを競います。 中でも「迫間の藤」は、日本女性樹木医第一号の塚本こなみによって移植されたもので、4月下旬から5月上旬、160センチもの長い花房を250畳の棚いっぱいにつけます。 八重の藤棚も珍しい。香りがよく花はポプリとして使われるようです。 |
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紫藤 |
白藤 |
黄藤 |
八重黒龍 |