1994年 2月21日発売のCD「Populisme」に収録
「心の奥の奥」
作詞:西邑理香 / 作曲:西岡治彦 / 編曲:Gemeinschaft
【ミュージカル 虹のわたり方】を観たあとに書いたことを覚えています。
誰もが、あの頃の匂いや感じた事を、年をとっても持っているんじゃないかな・・・。[西邑理香]
西邑理香さん作詞の「心の奥の奥」の源流を辿ってみませんか?
※ミュージカルに西邑理香さんは出演していません。
キクマ・ティファニーズ旗揚げ公演
VHS「ミュージカルロマン 虹のわたり方」(1993年2月公演収録)
◆ STORY ◆
東京の隅田川べりにあった中学を卒業した日、クラスの誰言うともなく、
10年経ったら卒業式の今日、校庭に集まろうと約束を交し合った。
そして10年が経った…。
二人、三人と、みんなが集まってきたが、学びの舎の中学は消え、公園に変わってしまっていた。
東京の下町もそこに住む人が減少して通学する生徒が少なくなったせいだった。
集まったのは14人(最終16人)。中学が消えてしまったのはショックで寂しかったが、
10年前と変わらない心で集まってきたことが嬉しかった。
担任の遠山先生と副担任の森川先生も参加してくれた。
喜びが明るい歌声になった。
そして、先生に乞われるままに、それぞれが10年間に体験したことを話し始めた。
プロ野球選手を目指していたタヌキは将来を宿望された投手だったが、アクシデントのために挫折。
絶望的になり自暴自棄になるが、彼を救ったのは中学からの仲間だった。
女優を目指しているがまだ夢に手が届かない者、
エリートサラリーマンで出世街道を突き進んでいる者、
父の稼業の住職や鳶職を継いだ者、
テレビのFD、消防隊員、美容師、保母、アニメーター、スチュワーデス、パブ経営など、
みんなが十字架を背負いながらも精一杯に生きていた。
オペラ歌手の卵が"乾杯の歌"を唄い、ムードが高まる。
ところが、中3のとき母の形見のネックレスを盗まれた事件があり、
そのことを追求しはじめる者が現れた。
今更犯人捜してどうなる、反対する者、賛成する者。
盛り上がったムードが急速に現実にひき戻される。
こんな気持ちになるために集まったわけではないのだ。…
ドラマは思いがけない方向に展開していく。
◆ CAST ◆
ミカ(メジャー劇団員)…高谷智子
ケン(ボクサー)…和泉義晴
マツ(オペラ歌手の卵)…杉山絹江
アヤ(劇団員)…藤本佳子
サチ(スチュワーデス)…田中薫子
センリ(パブの女将)…米崎初美
ナオ(アニメーター)…林 光子
カンナ(保母)…生沼素子
ユーカ(ヘアデザイナー)…笹本彩子
ヒロ(鳶)…鈴木 誠
タケ(消防隊員)…高木 明
スギ(證券会社営業)…浜 雅彦
クマ(テレビ局のFD)…中島秀之
タヌキ(寿司職人)…浜辺良信
ゲン(僧侶・幼稚園経営)…福田篤志
フトシ(?●●)…原口健太郎
森川先生…郷 真由加
遠山先生…杉山弘太郎
レフリー…初谷遊士
セコンドA…白川智義
セコンドB…十善寺 仁
ラウンドガール…加川寿栄
チンピラA…野村和也
チンピラB…吉成幸一
※
同タイトルの「虹のわたり方」のCD・LDが発売されていますが、
大事MANブラザーズバンドさんの音楽CD・MVです。