出来事、感想、何でも
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2006/3/19

3/19 照明音響の初めの一歩
今日掲題の養成口座を受講した。
これは三軒茶屋に有るキャロットタワー内の世田谷パブリックシアターが主催する舞台技術者養成口座の一つで、舞台技術者養成の入門口座である
この後さらに高度な技術講座も準備されているが、ビデオ撮影を仕事にしている小生は、舞台の音響と照明がどんな事をしているのかを知り、撮影に出向いたホールの技術担当者とある程度専門的な話ができるようにというのが目的である。もちろん小生がホールの音響や照明機器を直接操作することはまず無いと思う。

音楽ビデオ撮影がメインの小生は特に音響に興味が有ったが、ミキシングコンソールを操作して音を出すと言う経験を初めてする事ができた。普段は3点吊りマイク装置に吊るしたマイクの出力をホールのミキシングコンソールを通して 貰ったり、マイク出力をそのまま送ってもらいマイクアンプを通してカメラに入れる程度しかやっていないし、運べる機材の量がが限られているのでこの程度しかできないのが実情だからである。

講座は午後1時から7時の予定であったが押して7時半までかかった。しかし初めてのことであり、興味が尽きないので あっという間に終わってしまったと言う印象であった。
照明の講習では機器の落下や電力の危険について何度も念を押されたのが印象に残っている。Web上のあるサイトで舞台は非常に危険な所であると読んだ事があるが、それを更に確認できたと言うことか。舞台は安全第一なのである。

上の写真が小生の講習用卓であり空いている座席が小生の席である。緑の服を着ている女性はこのページの下の方に書いてある劇団「フォーサム」の方で、図らずしもごいっしょすることとなった。もうお一人いらっしゃて久しぶりの再開となったが、6時間半の間に休憩が1回しかなくゆっくり話す暇は無かったのが残念である。

2006/3/14

3/12 NECチャリティコンサート
ここ何年かこの時期に催される、NEC玉川吹奏楽団による、NEC主催のチャリティコンサートである。来場者は申込みによる抽選でもちろん無料である。会場と指揮はいつもの みなとみらいホール大ホール、稲垣 征夫である。今回のゲストはサックス奏者の小串 俊寿を起用して、ドラムスにいつもの阿野 次男である。
吹奏楽のコンサートは管弦楽に日ごろ親しんでいる小生にとっては聴きなれない曲が多く、知っている曲と言っても童謡のメドレーやマイ・フェア・レディのセレクションであって編曲であり、吹奏楽として作曲された音楽は全く知らない。オフェンバックの序曲も有ったが当然管弦楽を吹奏楽に編曲しているので分かっているとは言い難い。また、吹奏楽は各楽器の音が似かよっており どの楽器が音を出しているのか判断しにくい事が撮影を更にしにくくしている。
1部と2部でオーボエの音はすれども姿が見えずと言う状況であったが、帰宅してからビデオを再生した所指揮者の陰に隠れている事が判明した。 ファインダーを良く見ていれば分かったのかも知れないが、ステージを肉眼で見る場合、カメラのちょっと右から見る事になるので この位置が全く指揮者によりオーボエ奏者が見えなくなる位置だったのでこのようになったと思う。オーボエのパートソロががったがもちろんアップで写せなかった。写しても殆ど指揮者の陰である。

2006/3/4

屋根の上のヴァイオリン引き」のチケットをもらったので先日(2/21)日生劇場へ観に行った。この前後に下記の劇団フォーサム主婦劇団FMCの公演が有ったのでどうしても比較せざるを得ない。結論から言うと屋根の上のヴァイオリン引きは全く面白くなかったとなる。
理由はテーマの掘り下げ、扱いが全く甘いからと考える。テーマへの迫り方が全く半端なのである。例えば最初「しきたり」を取り上げたユダヤ人社会にしきたりが重んじられていると皆で歌い、子供の結婚は父親が決めると言うくだりがあるが主人公テヴィエは長女次女とも娘たちの決めてきた結婚をすぐに認めてしまうのである。さすがロシア人と結婚した三女のみ なかなか認めないが、ユダヤ人がロシアから出国するよう迫害され分かれて行く時というより これを機に認める事になっている。すぐにと書いたがあっけなくと表現したほうが良いくらいでしきたりや家長としての権威との葛藤が全く表現されていない。迫害にも触れたがこれもさらっと示唆した程度で迫害によるユダヤ人の苦しみが出てこない、むしろテヴィエと仲の良い警察官(ロシア人)のほうが印象に残るような演出(台本)である。
演劇とはだいたい人と人との考え方の違いすなわち葛藤 行違いが有って、この結果 ほど良く解決すれば喜劇になるし、悲惨な結末になれば悲劇になると考えている。もちろんこの中間というものも有るが、簡単に一口で葛藤と言ってもいろいろ有り、これを乗り越えて結末を迎えることで観衆は感激すると思っている。個人的にはハッピーエンドよりデッドエンドのほうが感動は大きい。
日本人にはなじみの薄いユダヤ人を中心にしているのであるから、日本人にも分かる一般的なテーマ「結婚する娘と父親」とか「肉親の別離」などもっと前面に出ていれば良いと感じたが、何しろ外国人の台本なのでそうとも行かず、なぜこのような演劇(ミュージカル)を日本でやるのか疑問である。デッドエンドのほうが感動は大きいと書いたがこのミュージカルはデッドエンドであるが全く感動がなかった。

さて小生が観劇しビデオ撮影した下記の2公演劇団フォーサム主婦劇団FMCであるが、双方ともアマチュア劇団なので一まとめに感想を述べることとする。なお、演技としてのテクニックについて述べるつもりはない。
アマチュアなので収益を気にする必要は無いのが幸いしているのかもしれないが、台本を選ぶ段階で(主婦劇団FMCは劇団の一員が台本を書いている)はっきりテーマを意識しそれにちゃんと向き合うことで感動を生み出そうとしているのが良く分かる。当然ユダヤなどと言う日常とかけ離れたテーマは選ばず、普段我々が考えている幾つかのテーマに絞られている。その様にして約1時間半と言うコンパクトな時間で はっきりとテーマに沿ってちょっと意外な結末に持ってゆくという設定で感動が得られるように出来ている事が成功していると考える。

正味3時間もかかる屋根の上のヴァイオリン引きは時間が長い分 散漫となっているように感じる。そうならないようにするはずの山場が前述のようにテーマへの迫り方が甘く盛り上がらないので なおその様になる。収益を考えなければならない公演なので、人畜無害のストーリーにする必要があり それが小生には物足りないと感じるのかもしれない。時々オペラを観に(聴きに)行くがオペラは殆どが悲劇(デッドエンド)である。「主役が死ななきゃオペラじゃない」と軽口をたたく事があるが、このようにオペラは人の最大の関心事「死」がテーマになっている事が殆どである。カルメン椿姫蝶々夫人リゴレットトスカなど全て主人公は最後死ぬのである。今フギァスケートで話題の新川静香選手が使った「トゥーランドット」は最後王子カラフとトゥーランドット姫が結ばれると言うハッピーエンドであるが、その影で密かに王子を愛するメイド「リュー」が王子を助けるために自ら命を絶ちこれにより愛の尊さをトゥーランドットが悟って前述のような結末になるので感動がより大きくなるのである。

余談かもしれないが、収益の考えすぎかどうか、小生が時々行く第二国立劇場や東京文化会館のオペラとは舞台装置が格段にお粗末である。何百回とやるミュージカルなのであるからもっと凝って(金をかけて)も良いと思うが、数回しかやらないオペラと比較にならないほど寂しい舞台装置である。但し入場料が一桁近く違うことは現実であるが。

だいぶ屋根の上のヴァイオリン引きの悪口を書いてしまったが これも観ないと分からないわけで、観る機会を与えて頂いた方には感謝せざるを得ない。このページを借りて改めて御礼を申し上げたい。

2006/2/28

昨日梅ヶ丘の羽根木公園に行ってみた。先にも書いたがこの公園にはちょっとした梅林がある。ほぼ2月いっぱい梅祭りと称して週末には模擬店、植木市、演芸などが催されている。既に梅祭りは終わってしまったが今年は寒かったので梅はまだ満開になっていない。つぼみがかなり有る枝も目立ち驚いた。

2/4 子どもたちのためのオーケストラ入門
日本オーケストラ連盟主催で連盟の15周年記念青少年育成基金設立記念を兼ねている。 青少年育成基金は昨年チェリストのロストロポービッチ氏が皇后陛下の御前で演奏する事になっていたのを皇后陛下のご意向で紀尾井ホールチャリティ演奏会としたときの基金により設立されたものである。今回は青少年の育成と言うことで、音楽の拍子とリズムの解説および、与えられたテーマに沿って子供たちが自分たちで作った音楽の披露を交え、その元ねたであるストラビンスキーペトルーシュカのオーケストラによる演奏であった。
解説は英国のヴァイオリニストマイク・スペンサーそれに通訳のクマ原田で管弦楽はオールジャパン・シンフォニーオーケストラとなっているがこの楽団は東京近郊のオーケストラのメンバにより組織されたものでかなりのレベルにあるといってよい。指揮は船橋洋介

管弦楽は解説のたびにその例を少し演奏す事が殆どで最もちゃんとした演奏はペトルーシュカの1場面を15分ほど演奏しただけと言う程度であり、これだけの管弦楽をそろえてもったいないと言うか贅沢と言うか子供向けのワークショップであるが手抜きの無い立派な物である。

下の写真のとおり会場は紀尾井ホールである。楽団員が起立し、客が後ろを向いているのが良く見ると分かるが、これは皇后陛下が御来席の時点である。民主主義の浸透か、皆さん礼儀にうとくなったのか起立しないのが気になる。
もちろん皇后陛下のお席は2階最前列のセンターであるが、ビデオカメラは1階最後列のセンターで2階席の下となるのでもちろん陛下を映す事は不可能である。従って下の写真のようになってしまった。私は撮影でずっと立ちっぱなしなので問題なし。

2/19 劇団フォーサム 第8回公演 「あなたに逢いたくて」
この日の1週間ほど前突然撮影の依頼があった。依頼はみな突然来るが、1週間前と言うのは珍しい。かつて前日と言うのも有ったがこれは例外中の例外でアマチュアの演奏会と言っても半年以上前から予定は決まっているので普通1ヶ月以上前には依頼される。
公演は3日間あるが中日は私の都合により撮影できないので、初日にゲネプロと初回公演を予習のため観せてもらい、最終日の公演を撮影する事にした。
会場は下北沢からかなり遠い住宅街の中にある「東演パラータ」と言う小屋で正に小屋と言う表現がぴったりの小さな劇場である。収容人員は椅子をしっかり入れて100人程度である。 この公演も下記FMCの公演と同じく「下北沢演劇祭」に参加している企画であるが、下北沢の駅からこんなに離れている小さな小屋でも上演されているとは知らなかった。建物自体近くを通ることも多く知ってはいたが演劇小屋であると始めて知った。
ストーリーは結婚相談所とそこに訪れた男を中心に、来た理由から意外な結末となるハッピーエンドの劇であるが、日本の高度成長が始まる大阪万博のあった1970年を舞台にし、戦争をくぐり抜けて懸命に生きてきた人々を土台に、恋愛とは何かが程よく描けている。
興味深く観て撮影できたので、編集も楽しく早く済ます事ができた。撮影後8日で納品は今まで最短と思う。驚くべき事に依頼を受けてから2週間である。

2/25 主婦劇団FMC 第11回公演シークレットゲーム
これも前述の劇団フォーサムの公演と同じく「下北沢演劇祭」参加公演である。粗筋と出演者などは公演のチラシにお任せする事にするが、作者緒川氏の台本のオリジナリティが光る公演である。全て主婦である出演者は素人ではあるがよく演技し、台本の持っているテーマをかなり的確に演じ表現している。嫁姑問題、長年連れ添った夫婦のありよう、人生を生きる姿勢など、かなり重要で日々の問題が提起されこれらが昇華されてゆく。私と作者緒川氏は同世代であるが、貧しかった昔から高度成長を経て豊かになった日本であるが、抱えている人間の根源の問題をテーマにしその回答の一つを示してくれたと考える。
例によって照明は「ライトスタッフ」で演出家加藤氏の指示もあると思うがきれいな舞台を演出しているので撮影のしがいがある。
下のピアノは作曲家いまむら氏自らこの公演のライヴ演奏。ベーゼンドルファーが弾けると気合が入っていた。



なお、花形のFMC公演の撮影はこれで7回(7年)目となった。


2006/2/11

手元にここ2ヶ月ほどの間に撮った写真があったので紹介する事にした。

2005/12/29
近くにお住まいの娘の友達の家に御呼ばれに行った。正に暮れも押し迫った日である。娘と友達は小学校時代から仲がよく従ってその両親同士も良く付き合ってきたと思うが、ここ何年か2家族で一緒に食事(飲み)をしていなかった。久しぶりの会食である。
写真に写っているが、訪ねた先のご両親は写真家、随筆家?でお嬢さんは漫画家となっている。 島尾真帆といえば分かる方もいるかもしれない。

左:島尾一家 右:わが家内と娘と他の来客

06/1/15
毎年12月と1月の15,16日の4日間は 我が家にすぐ近い上町近辺で「ぼろ市」が開催される。今年1月15日は会社のOBでテニス仲間の方からこの方が所属する江東区の歴史研究会の人を案内してくれるようにと依頼があり実施した。朝11時に豪徳寺駅に集合し 世田谷八幡豪徳寺城山城址公園と案内した後、昼食を取ってから ぼろ市へ向かった。総勢8人ほどであるが下の写真のとおりの雑踏を皆で歩くのは不可能なので、代官屋敷内に有る郷土資料館を全員で回りその後自由行動としてばらばらに歩く事にした。私はテニス仲間のOBの人とぼろ市の最も先のほうまで行き、その後勝光院と言う寺を案内してから豪徳寺商店街の飲み屋で昼に引き続きまた飲んだ。

豪徳寺の鐘楼とぼろ市の雑踏。豪徳寺の梵鐘は世田谷で一番古く、江戸時代の名工 鋳物師「釜六」の作。

2/6
今月は下北沢演劇祭のシーズンであり、私が毎年ビデオ撮影しているFMC(深沢ミュージカルクラブ)の公演もある。2月25日14:00、19:00 の2回。当然昨年からやっているリハーサルもここへ来て佳境を迎えているわけであるが、私はミュージカルの筋や出演者の動きを予習するため何回か足を運ぶ事にしている。この日行ったのでその風景を写真に収めた。

左:歌の練習、 右:演出家と作曲家

2/11
我が家の近くで行われる比較的大きな行事は2つあり、一つは上にも書いた「ぼろ市」でこれには関東一円から何十万人もの人が押し寄せるが、これほどではないにしても 世田谷的な梅林がある羽根木公園での「梅まつり」がもう一つである。
5日ほど前にこの梅林を訪れたが平日であり模擬店やPRコーナーなどの出展が無いので閑散としており、なんと行っても今年の寒さのせいでまだ一輪も梅は咲いていなかった。今日行ったわけであるが、全く盛りとはいえないまでも多少咲いている木もあり、何と言ってもつぼみが大きく膨らんでいるのに春を感じた。
昼時訪れたので模擬店で焼きそばとおでんを買って食べ、お茶代わりに甘酒を飲んだ。静かな風と穏やかな日差しが絶好の行楽日和としていた。


2006/2/2

数日前久しぶりに風邪で高熱を出してしまった。その2日前卒業大学毎年恒例研究室の新年会が有り、やや寒めのセミナールームで4時間も飲み食いし体を冷やした事が原因らしい。冬寒い所でビールを飲むのは体と言うより風邪に良くない。

1/11 NECコミュニティーコンサート
今回は日本フィルハーモニー交響楽団東京オペラシティコンサートホールでの開催である。指揮は国内外で活躍中の中堅どころ沼尻竜典であるが、ピアノは中野翔太若干20歳である。曲はラフマニノフピアノ協奏曲第3番という難曲であるが、正に若々しい演奏でこの曲を正にバリバリ弾いてしまった。テクニックは申し分無しと言う所であるが、この曲にはもう少し美しい所が有ったのではないかと疑問が生じた。目を見張っているうちに終わってしまったと言う印象である。管弦楽の作品はラヴェルクープランの墓」、ストラビンスキー「火の鳥」である。
同様のNEC主催の催しが、以前書いた様に12/20 NECマイタウンコンサートとして大阪であったが、双方とも抽選による事前に郵送された招待券を持ってきて当日座席券と引き換える方式となっている。この引き換え時に大阪とこの東京の違いを印象深く感じたので書いてみる。東京のオペラシティーでは列を作ったお客様は招待券を出し渡された座席券をそのまま受け取って行くのでどんどん券の配布がはかどるのであるが、大阪では「通路脇の席がよい」とか「6人分の内一人は離してくれ」とか「どこそかの席にしてくれ」とかただでもらう券なのにその上に更に注文をつける人が次から次へと出て来る事に驚かされた。もちろん渡す係りは大変であるが、当然はかどらないので、渡すのに東京に比べかなり時間がかかる。生まれも育ちも東京の小生には関西人はあつかましく、遠慮が無く 自己本意だとの印象を強くせざるを得ない場面であった。文化の違いには間違いないがこれほど違うとはいい年をしているはずの小生にとってもややショックであった。

左:ピアニスト 中野、右:指揮 沼尻

1/22 青葉フィルハーモニー管弦楽団 第2回ニューイヤーコンサート
まだ出来て歳の浅い楽団であるが団員の熱意と暖かさが伝わってくる好印象の管弦楽団である。 演奏会場は 港南区民文化センター「ひまわりの郷」ホールであるが私は聞くまで全く知らなかった。場所は京急線上大岡駅に隣接するビルの4階に有り駅から直接建物に行けるという感じの良いアクセスである。横浜湘南方面の人には大変便利だと思うが、世田谷の住人である小生には電車の乗り換えが大変である。小田急→井の頭→東横→京急と4路線を使うが、重い撮影機材を担いでの移動はなおさらである。
プログラム内容はピアノソロから木管、金管、弦楽の各多彩なアンサンブルを前半に、後半が管弦楽でシュトラウスの曲を含む楽しい小品である。500人ほどの収容人数のホールなので聴衆がコンパクトに詰まったように入り、ホールの小ささとも重なってオケと一体感のある雰囲気が楽しめる。

1/29 たかやす音楽教室第10回演奏発表会&記念特別コンサート
掲題の通り高安氏(若いお嬢様である。2004/10/11に演奏会の記録を依頼されてこのホームページにも載せている)の音楽教室の発表会である。音楽ビデオの撮影を仕事と位置付けてやるようになってからかなりになるがこの手の発表会は初めてである。とは言っても更に以前娘が幼稚園から高校生までの間ピアノの発表会は全てプライベートで撮影していたので発表会は初めてではないというより手馴れていると思っている。雰囲気は思っていたとおりで和気あいあいと言う所であるが、当然ややにぎやかな所もある。
娘が昔弾いていた曲など何曲か耳にすると思い出し懐かしくなる。特に「人形の夢と目覚め」という初心者向けの曲は娘が入園直後ピアノを習い始め10ヶ月ほど後の初めての発表会で弾いた曲であり、思いで深いのでいつ聴いても懐かしさいっぱいとなる。
この会は発表会の後に記念特別コンサートとあるように、高安氏と弦楽四重奏団の組み合わせで「シューマンピアノ五重奏曲」がメインとなっている。 弦楽四重奏団員はアマチュア主体1stVnのみプロ?高安氏は音楽教室の先生であるから当然プロと言う組み合わせになるが、アマチュアが入っているとは思えない完成度で音楽教室の発表会ではもったいないか?というほどの演奏である。
会場は川崎駅から1.5km程のところにある「サンピアンかわさき」(川崎市労働会館大ホール)。

ピアノ五重奏と最後の全員集合写真撮影


2006/1/6

更新がだいぶ滞ってしまった。12月は3回であったが後半にビデオ撮影が集中した。これとは別に長年たまりたまった不要品が居間まではみ出し収拾が着かなくなったので、昨年中に整理する事を目標にしたのでこれも佳境を向かえ大忙しとなった。とは言ってもこの整理は9月ごろから少しづつ始めていたが,やはり間際にならないとはかどらないのが人の恒なのだろう。まづ大きなPCラックを区のリサイクルコーナーを使って引き取ってもらうことから始め、ヤフーオークションを大いに活用した。何万円という高額で売れた物も有ったが、ヤフーオークションを利用して感じたことは「安くすれば結構売れる」と言うことと、「売れない物は安くても売れない」と言う感じである。参考までに売れた物を述べると、岩石鉱物標本、ヤマギワのペンダントライト、40年前のベルトドライブレコードプレーヤーオイルコンデンサー(電気部品)、アルミケース(トランク)、アナログBSチューナー6インチブラウン管テレビギターWカセットデッキ等 はっきり言って売れた理由が分からない。いらない物を処分したかったらまずヤフーオークションに安く出品するのが良さそうである。希望者が2人以上いれば安く出品しても価格は結構高くなる。最後に区の粗大ゴミ処分を利用してマットレスなどオークションにはなじみそうの無い物を有料で引き取ってもらい完結した。

12/18 西東京フィルハーモニーオーケストラ クリスマスコンサート
いつもの保谷こもれびホールである。モーツァルトの交響曲第36番も有ったが、シュトラウスの「こうもり」序曲やチャイコフスキーの「くるみ割り人形」などクリスマスにふさわしい選曲もあり楽しいコンサートであった。指揮はこのオーケストラ初めての時任康文であるが10時ごろから始まったリハーサルが3時間近くに及び楽団員は本番以上に疲れたと思われるほどであった。こんなに長いリハーサルはいろいろなオーケストラの撮影をしているが私にとっても始めてである。例によってレセプションにも招待された。

12/20 NECマイタウンコンサートin大阪
仙台に次ぐ今年2回目の新幹線撮影旅行となった。 会場は大阪のフェスティバルホールであり、その音響に期待していた。出来てから45年ほど経つホールであるが以前からホール自体の音響には定評があり響きはかなり良いように感じた。しかし 電話での打合せ時ホールの音響設備に3点吊りマイク設備が無い事に驚かされ、次いで使用しているマイクは2階席の下に付いている国内メーカーのさして定評の有るとは言えないマイクである事にがっかりした。従って録音された音は致命的欠陥があるとは言えないまでも現在のレベルからしてハイファイとは言い難い普通の音で さらに低音をそのまま集音して音響機器や収録機器とのトラブルになる事を避けるためか低音を減衰しているようである。このため大太鼓の音がバンバンとかなり硬めに響きホールを揺るがすような重い響きになっていない事に大いに不満足であった。ホール自体の音の良さを録音に生かしきれないのである。
ただ若い指揮者齊藤一郎とヴァイオリニスト松田理奈のパフォーマンスは瑞々しく音楽を大いに楽しませてくれた。特にヴァイオリンの松田はモーツァルトヴァイオリン協奏曲第5番を演奏したが、まだ20歳で桐朋学園大学に在学中とのこと今後がたのしみである。
管弦楽の大阪フィルハーモニー交響楽団は若い指揮者とヴァイオリニストをよくフォローしていたと思う。関西で定評があるだけあって十分な演奏であった。メインプログラムはムソルグスキー展覧会の絵である。

12/26 慶應アインクライネスオーケストラ
初めて撮影依頼を受けたオーケストラであるが、 名前の通り慶應義塾大学のオーケストラで湘南藤沢キャンパスに所属している。ホールは大船にある鎌倉芸術館の大ホールである。
曲目は1曲目とアンコールにワーグナー前奏曲、中がシューベルト未完成ベートーヴェン運命と言う名曲の組み合わせになっている。
学生のオーケストラは今回が初めてであるが、練習が十分できるためか大変うまいのには感心した。夜の演奏会であったが、午前中からホールを借り準備に余裕を持って、入退場のリハーサルまでやる念のいりようで学生の資質が反映されていると感じた。 指揮は河地良智。

2005/11/29

11/28 豪徳寺と三重の塔
ほぼ毎日自転車で散歩(ちょっとおかしな表現であるが)する事にしている。 この日も出かけた帰りに豪徳寺の前を通ったついでに寄ってみた。完成したばかりの三重の塔が有り、まわりに真っ赤に紅葉したたぶんかえでがある。完成したばかりと書いたが一層部分はまだ養生用の青いビニールシートで覆われている。現在は塔へのアプローチの石畳をつっくている段階である。紅葉があまり見事なので早速写真をとった。一見京都かと思わせる風景である。小生の住んでいる住所「豪徳寺」はもちろんこの寺から名づけられたもので相当大きな寺である。世田谷区で豪徳寺と並ぶ規模の寺は九品仏として名高い浄真寺ぐらいしかないと思っている。

豪徳寺正面の参道、画面左下に三重の塔へのアプローチ工事の仮の柵が写っている。 出来たばかりの三重の塔。

2005/11/27

一月以上更新が滞ってしまった。久しぶりに更新する。

11/3 カリス音楽研究室 秋の演奏会(チェロ発表会)
10/23のチェロ発表会についでまたもチェロの発表会である。指導なさっている先生は吉田先生と言うチェリストでその門下生の発表である。とは言ってもプロのピアノ三重奏も有り楽しく聴く事ができたし、撮影ができた。 会場は東横線東白楽駅から南側へ山を上った頂上にあるプロテスタントの「横浜キリスト福音教会」であり、前に紹介した重い機材を持って 急坂を登らなければならず、途中で一回休憩しなければならないほど大変な登りであった。小さな教会であるが音が良く響きこの様な小さい演奏会には最適である。最後に全員によるアンサンブルが有ったが聖堂が小さいのでカメラの引きが十分に取れず全員を一度に画面に入れる事ができなかった。

ピアノ三重奏 と 最後の全員によるアンサンブル

11/12 都立園芸高校
自転車で散歩をしていたがたまたま通りかかった 都立園芸高校の学園祭に出くわした。まだこの学校に入ったことは無いので当然拝見する事にした。名のとおり中には林や畑など木々が多くとても良い景色である。ただ、日本庭園や西洋庭園も有るのだがここは整備が悪く見るには忍びないほどさびしい感じである。梨の「幸水」「豊水」はこの校庭で先生の研究により作られたと言う碑があった。また、「皇太子殿下お手植えの松」という碑もあり、大正10年となっているので「昭和天皇」の皇太子時代のものと思うが、日本陸軍大演習講評記念と有るのが時代を感じさせる。

有名な正門からの銀杏並木を校舎側から見る。 秋を代表するススキと紅葉。

11/13 五島美術館
この日午後からテニスをする事になっていた先輩の櫻井氏と前日にもらったばかりの入場券があったので急遽午前中に五島美術館にも行った。
美術館の展示は「やまとうた一千年」と題して古今和歌集以来の和歌の写本あるいはその断片などが200点以上展示されていた。和歌は良く分からないが藤原定家の自筆本もちろん国宝などが何点もあり興味深かった。展示室は当然写真禁止なのでこれも有名な美術館の庭を撮影した。庭は国分寺崖線の斜面に有、坂を下りまた上がると言う変化に飛んだ地形をしており一番低いあたりに仏像や地蔵と思わせる石像がたくさん並べてありやや変わった趣を呈している。途中には湧水も有りうっそうと茂った木々と共に幽玄の世界である。

11/17 舟木善麿ピアノリサイタル
昨年4/11同じ会場で同じく催されたが、 その時のHPも参考にされたい。今回の演奏曲目は、シューマンの「子供の情景」、ベートーベンの「ピアノソナタ第32番」の2曲にアンコールはバッハの「平均率クラフィーア曲集から第1曲」であった。舟木氏はアマチュアであるがこれだけの曲をリサイタルとして演奏してしまうのであるからいつもの事ながら驚かされる。

11/18〜20 マイテック祭(武蔵工大 大学祭)
私の所属するボランティアグループ「せたがやカフェ」はトップページにも書いているとおり世田谷の風景を守り育てようと言うことを目指して活動しているが、 会員に武蔵工大の学生がいるのでこの学生を通じて武蔵工大の大学祭である マイテック祭に出展した。
一昨年も同様に出展したが、この年になって大学祭に参加できるとは懐かしくまた面白い経験である。
期間は前述のとおりであるが、この前日11/17が準備日となっていたものの、前記舟木氏のリサイタルがありこれには参加できなかった。その分学生さん方がやってくれて、教室の机を外したり、私の持ち込んだ「各風景資産支援団体の資料」や「私の作ったてくてくマップ」まで展示用
ダンボールに貼ってくれてので助かった。

展示資料 と 来室者でにぎわう教室

この期間中の11/20に私の主催担当で街歩きを実施した。自由が丘駅から武蔵工大まで歩くコースで詳細はこちらを参照願いたい。

九品仏近くの遊歩道を歩く参加者。九品仏(浄真寺)内の紅葉。

11/23 杉並フィルハーモニー管弦楽団 第10回定期演奏会
昨年も撮影したが今年も同じく「セシオン杉並」にて行われた。演奏曲目はモーツアルトの「魔笛序曲」同じく「交響曲第35番」チャイコフスキーの「交響曲第6番」である。昨年はホールのマイクを使ったが今回は私手持ちのマイクを使ったので、音がより良くなったものと思っている。

杉並フィルハーモニー管弦楽団。花束をもらう指揮者(山元富雄氏)とコンサートミストレス。


2005/10/23

10/16 秋のチェロ発表会
昨年も同様の演奏会があったが、チェロ奏者藤原俊樹先生の門下生の発表会である。会場は代々木駅近くのホールアトリエ・ムジカであるが、100人ほどは入れる小さなホールで出演者15人ほどの発表会には適当な大きさかと思う。下の写真にでも分かるが壁に画がかけてあり、周囲は木製の壁材が使ってあるなかなか落ち着いた雰囲気のホールである。地下に有るせいか天井が低いこととエントランスの階段が狭く出入りしにくい事が惜しまれる。
初心者レベルから芸大を受験する高校3年生まで出演者の腕も幅があり これも自宅で再生してみると興味ある。右下の写真は伴奏をお嬢様にやらせて出演した方で実に微笑ましい。


2005/10/8

10/7 ヤナーチェク 「利口な女狐の物語」
東京国際フォーラムCホールでチェコ国立プルゼーニュ歌劇場の公演で掲題のオペラを見た。ヤナーチェクはチェコの作曲家なので本場のオペラと言う事になる。ちなみに同じチェコの作曲家ドヴォルザークより何歳か年下であり活躍時期はほとんど同じと考えてよい。違いと言えばドヴォルザークが首都プラハで活躍し管弦楽特に交響曲分野で名を成したことはご承知のとおりであるが、ヤナーチェクは地方都市でずっと生活し私も良く聴く管弦楽作品もあるが何と言っても主要作品は「オペラ」である。10曲ほどのオペラが現在欧州では良く演奏されるようであるがドヴォルザークのオペラがほとんど演奏されないのと対照的である。日本ではまだか?20年以上前このオペラをニ期会が日本語で上演し小生もこれを聞きに行ったがこれ以外の公演はほとんど無いのではないかと思っている。
粗筋は題名どおり1匹の女狐の一生とこれに絡む人の生活が描かれており、擬人化された動物や昆虫までもが登場する。昆虫(トンボ、カメムシ、糞転がし、蛾、蝶など)が話すことはほとんど無くこれはバレーダンサーが担当しオペラに彩りを添えているが、 動物(狐、蛙、熊、鶏、犬などであるが女狐の結婚式に狐の神父さんが登場するのは微笑ましい)たち特に主役の女狐は話し、恋をし、結婚して子供をもうける。最後の3幕でこの女狐は新婚の男に銃で撃たれ嫁さんのマフになってしまうが、子狐たちがたくさん登場し親が死んでもその生が永遠に引き継がれることを予言され何か仏教の輪廻転生を感じさせるような筋でほっとする。昆虫や、動物たちが登場し、オペラの定番であるを強烈に表現しない分子供でも鑑賞出来る内容ではないかと考えた。ただし左右に設置された対訳を読める事が必要である。
ヤナーチェクには他に「イエヌーファ」「カーチャ・カヴァノーヴァ」「死者の家から」などのオペラがあり、さらに「シンフォニエッタ」などの管弦楽、宗教音楽「グラゴル・ミサ」 等多彩な作曲が有るのでぜひお聴きになることをお勧めしたい。前述のようにドヴォルザークと同世代とは思えない斬新な曲想であり、ロマン派とは思えないような新鮮さを持っている。


2005/10/2

9/11 シニアアンサンブル全国大会
ヤマハが後援している全国的な組織のシニアアンサンブルの大会である。東京を含む首都圏の団体は何団体かまとまって1団体としているが、全部で10団体ほどが次々と出てきて演奏する。シニアの団体なので楽器編成も多彩であり、弦楽器も有るが、ハーモニカ、鍵盤ハーモニカ、ジャズバンドなど色とりどりであった。編成も来るもの拒まずと言う状況らしく管弦楽団かと思ってもキーボードがいくつも入っていたりピアノが有ったりいわゆる管弦楽の体裁にはなっていない。
東京近郊の楽団が多いのは致し方ないとは言え、北海道から来た鍵盤ハーモニカの団体には恐れ入った。
10団体も出入りするので入れ替えの時間もかかりトータル4時間を越える演奏会となった。

会場は調布グリーンホール

 

9/17 NECアートフォーラム
日本フィルハーモニー交響楽団
NECの主催で 「オーケストラのお仕事」と銘打ったフォーラムである。会場は東京国際フォーラムの会議室であるが、内容はオーケストラの運営まで含む活動をどのように継続していくかと言うかなり現実的なものとなっていた。

9/24 東急セミナーBE主催の声楽コンサート
会場はいつもの内幸町ホールである。撮影場所(カメラ位置)は今まで舞台に向かって左の比較的前の席としていたが、今回センターから撮影できないかという話があり、今まで同じ位置からの撮影でマンネリ化していたので良い提案でも有り、最後列のセンターからの撮影とした。下の写真を見るとセンターからの撮影である事が良く分かる。

この撮影時いつも悩んでいたのはマイクの位置である。ほとんどが独唱であるが、歌手が真中へ(バミッテある)立ってくれるとは限らず、また歌手が左右に動くので自宅のステレオで再生すると音像が左右に動くのである。会場で聞く分には歌手が多少動いても音が左右に動くと言う意識はもたないが、ステレオで聞いて左右に動くと、多少と言っても左右のスピーカーの1/3から1/2の距離になり、ステージ上を移動しているかのごとく聞こえる事になってしまう。今までは単一指向性のマイクを写真の位置において音を拾っていたが、今回は無指向性のマイクを使いあまりステレオ感が出ないようにして録音した。これが良かったようで余り音が動かないで録音されているようである。しかしやや音の広がりに欠けるのは否めない。3点吊り装置などが有りもう少し離してマイクを置ければ申し分ないと思うがこのホールにはそのような設備はなくこれが最適と考えている。
歌手用にもう一本マイクを立ててミックスすればよいのであるが、前回の更新(8/30)に有るように運べる機材が限られているのでこれは無理であり、いつもマイク2本のみのステレオとせざるを得ない。
なお、無指向性マイクは周波数特性が良く特に低域は20Hzまで伸びているのでゴーゴーと言う騒音まで拾ってしまうのが難点である。この度FOSTEXのMC10STマイクを購入したがこれに付属しているマイクホルダはショックマウント(防振機構)が付いている。買ったマイクそのものは使用せずこのマイクホルダと前述の無指向性マイクの組み合わせとした。これが効を奏したのか以前普通のマイクホルダでこの無指向性マイクを使ったときに比べ低音の雑音は少なかったようであった。このホールは都心の地下に有り周りを走る車の振動による雑音が相当大きいのであるがこれで一応解決と思っている。
右の写真にやや大きくマイクが写っているが見る人が見ればショックマウントを使っているのがお分かりと思う。歌手はピンクのステージ衣裳で写真写りが良いので無断で使わせてもらった。感謝。
また、今回客席最後部にマイクの音を送るに付けホールの配線(設備)を使う事になった。私が使っているマイクは全て業務用という規格になっており、マイクケーブルを通して電源も送るようになっているが、これも自前でやるようにとホールから要請されたので、購入したばかりの小型のマイクアンプも使用した。初めて使うマイクアンプであり、声楽は声量に個人差が大きく録音レベルの設定に気をつけなければならないので撮影と両方で大変であった。


2005/8/30

8/28 第27回足立区民合唱団定期演奏会
足立区のオフィシャル合奏団と言ってよい団体である。西新井駅近くの西新井文化ホール坂本和彦の指揮である。 プログラムは第1ステージ谷川俊太郎作詞、木下牧子作曲「地平線のかなたへ」、第2ステージは賛助出演のコールNAGATOで坂村真民作詞、鈴木憲夫作曲「二度とない人生だから」を越渡珠代のピアノと指揮で、その後休憩をはさんで第3ステージを第2部としてオペレッタ、ミュージカル特集として「マイ・フェア・レディー」などの曲をコールNAGATOも一部さんかして演奏した。
1部の 第1、2ステージは現代の世相を反映したちょっとシリアスな内容も含みいわゆる現代合唱曲の演奏会となっているが、第3ステージの第2部は前述のようにオペレッタ、ミュージカルからの曲でちょっとした演技や、踊りも交えて楽しいステージになっていた。
下の4枚の写真の内左上が 足立区民合唱団の第1ステージ、右上がコールNAGATOの第2ステージ、下の2枚が第2部第3ステージのオペレッタ、ミュージカル特集の一部である。

8/29 シンポジウム オーケストラとまちづくり 仙台フィルと地域振興
主催が「仙台フィルハーモニー管弦楽団」で 会場は当然仙台である。何年か前神戸へ行った事があるが久しぶりの新幹線撮影旅行となった。内容は 第1部 ヴァイオリン、オーボエ、ギターの三重奏によるピアソラなどの小品4曲、第2部が仙台市の文化スポーツ部長志賀野氏の基調講演、第3部がパネルディスカッションとなっている。第1部の演奏は短時間であったがかなり面白かった。第2部以降の私の感想は音楽活動の難しさ、大変さである。特に仙台という地方都市に根ざしている仙台フィルは音楽として対象となる人口が少なくその改善をどうするかが大きな課題のようである。
細かい内容を書いてもしょうがないので、今回は仙台と言うかなり遠方へ撮影に行ったのを機会に どのように機材を運んで設営しているかを写真を交え説明する事にする。

左下の写真が出かける前自宅玄関先で撮影した機材1セットである。アルミケースにカメラを入れてあり約6Kgのカメラと4Kgのケースでトータル10Kg程になりこれを肩に掛ける。長時間担ぐのは相当きつい。左のカートがカメラ以外の機材であり、黒い大きな袋は三脚である。カメラの電源や、モニターにしているポータブルDVDプレーヤー、マイクケーブル、もちろんマイク等は白い半透明のプラスチックのケースに入れてある。殆どはこれで済むが、持ってゆくマイクケーブルが長いときは輪にしたケーブルを三脚に通しむき出しのままで運んだり、プラスチックケースに収まりきれない機材があるとプラスチックケースの上に小ぶりのプラケースを載せたりする。これで大体15Kg位場合によっては20Kg近くになる。
右下の写真は新幹線の中の状況である。カーとはご覧のように座席の前に置く、私は当然その座席に座るがカートをまたの間に入れて足は殆ど動かせない。少し足が隣の座席まで出てしまい隣の人には「すいません」と詫びている。カメラを入れたアルミケースは当然棚の上に置くしかない。棚に斜めに入るのと、ケースからちょっと出ている足が程よく棚に収まり、新幹線はゆれが少ないので、落ちる心配は少ないとしている。10Kgもある硬いケースが落ち下の人にあたったら大変である。普段は普通の電車で移動するわけであるが、網棚の上にカメラケースは絶対に載せない。普通の電車の棚は新幹線のものより狭く滑りやすい感じがするからである。

左下がセットしたカメラと会場「せんだいメディアテーク」1Fオープンスペースである。カメラを拡大した写真が右下であるが、山台の脚を2段重ねその上にモニターとして使っているポータブルDVDプレーヤーとヘッドフォンがあるのが分かる。写真には写っていないが三脚は足1段の上に山台1枚を載せ高くした上に載せてある。


2005/8/26

8/21 墓参りと伯父の葬儀
本来8/13に行くはずであるが、13日は下に書いてあるように イバラキ室内管弦楽団特別演奏会の撮影があり行けないので14日にしようと思っていたが急に伯父の葬儀が21日に入ったので同時にする事にして父の墓参りも21日にした。両親とも高崎の出身であり従って親戚も高崎近辺が多く墓も高崎にある。伯父の葬儀は従兄弟の総会となりいつものメンバーが集まり歓談することとなるが、私も父で経験しているが当事者は大変である。家の墓伯父の葬儀の写真を一応載せる。


2005/8/22

8/5〜7 サマーキャンプ
毎年行われている身障者のサマーキャンプのビデオ記録係としてボランティアで参加した。もう既に10回近くになると思う。

群馬県にある世田谷区の施設「世田谷区民健康村なかのビレジ」で2泊3日である。広いキャンプ場を7kg近いビデオカメラを担いで歩き回るのは相当きつい。小生はビデオ撮影しかできないので介助はしないが、介助する方は相当大変そうである。しかし持ち回りなので人によりくつろげるときはある。身障者と一緒になって騒いだりくつろいだり酒を飲み交わしたりと休む暇はあまり無さそうであるが。おまけに介助の無い人は「共同自炊」「キャンプファイヤー」などの準備に狩り出される。
しかし、初めて会う人も10年以上参加しているお馴染みも自ら進んで参加したキャンプを心から楽しんでいる。小生もくたくたに疲れるが気分は爽快である。



8/13 イバラキ室内管弦楽団特別演奏会
ひたちなか市文化会館で上記演奏会の撮影である。 この演奏会企画は楽器を演奏している人がオーケストラをバックに協奏曲を本格的に演奏できるようにしようと言う試みで、学生やプロを目指している方がソリストとして出演している。従って演奏レベルはかなり高く音楽を楽しむには十分である。この日は5人のソリストが登場し、グリークピアノ協奏曲モーツアルトフルート協奏曲ショパンピアノ協奏曲ショスタコーヴィッチチェロ協奏曲シューマンピアノ協奏曲と当然であるが協奏曲ばかり5曲も演奏され、正味3時間ほどのマラソン演奏会となった。小生も足が棒のようになったが、オーケストラの方々も大変であったことと思う。

ホールは常磐線勝田駅から15分ほどのところに有り 9時からリハーサルとのことなので4時に起き5時前には自宅を出発した。2時からのコンサートであるが前述のように長時間のコンサートなので終了したのが5時半近くになっており、それから後片付けをしてホールを出たのは6時ごろであった。経費削減のため常磐線各駅停車を使って自宅にたどり着いたのは殆ど10時であった。
イバラキ室内管弦楽団と各演奏者の写真を載せるが、個人情報保護の観点から名前はお伝えできない。



2005/7/27

7/1からの久しぶりの更新である。7月は毎週末ビデオ撮影があり、更に東響のフォーラムや街歩きがあったので結構忙しかった。

7/3 西東京フィルハーモニーオーケストラ 第7回定期演奏会
昨年も7月に保谷こもれびホールで演奏会があったが、今年も同じ会場で撮影した。フンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲、ドリーブの「シルビア」組曲シベリウスの交響曲第2番にアンコールシベリウスのアンダンテ・フェスティーボであった。指揮、永峰大輔である。「ヘンゼルとグレーテル」は全曲のLD(レーザーディスク)を持っており、シベリウスはCDが有るのでこれを聴いていったが、「シルビア」はレコードという物の持ち合わせが無かったのでこれを機会にCDを購入した。買う前から絶対に聞いている自信はあったが聴いてみると案の定聞き覚えのある曲であった。特に1曲目の前奏曲は小生が小学生か中学生のころニュース番組のテーマとして使っていたと記憶しているパッセージが有りそのホルンの音がとても印象に残っていて楽しく聴く事ができた。

左の写真が拍手を受けている楽団であるが、真中にマイクの吊り装置が写っている。 このホールは昨年以来3回目になるがマイク関係の対応が悪く良い音で録れなかったので新しくマイクを購入したのを機会に今回は私のマイクを吊り装置に付けさせてもらい、位置も私が調整して録音した。マイクの拡大写真が右である。楽団からはCD製作の依頼も受けているので、ビデオから音のみを取り出してCD化しているが音だけを聴いてもオケの腕もそれなりであり新マイクの効果もあって十分聴ける物となっている。

7/7 東京交響楽団 フォーラムとヴァイオリンコンサート
「東京交響楽団&ミューザ川崎シンフォニーホール 特別企画」と銘打って、「東京交響楽団と音楽のまち・かわさき」文化フォーラム&大谷康子が七夕に贈るヴァイオリンの夕べ」という催しであるが、昨年NEC主催で行ったコミュニティーコンサートの募金を元に行われたと聴いている。
音楽のまち・かわさきと言うだけあって川崎市長阿部孝夫氏もフォーラムに出席しており、他に東京交響楽団楽団長とコンサートミストレスの大谷康子氏、それにNECから社会貢献室の齊藤と言うメンバーである。

フォーラムの内容まで書くと長くなるのでかつあいするが、川崎市がミューザ川崎を造り 東京交響楽団を呼んで来て川崎市の活性化を企画している事が覗われる。
大谷康子が七夕に贈るヴァイオリンの夕べはクライスラーの愛の喜び、バッハのG線上のアリアを始め、七夕にちなんだ曲「星に願いを」等を演奏した軽いアットホームなもので、楽しかった。ホールは当然ミューザ川崎であるがその曲線的な構成の一端が分かる写真とともに大谷氏の演奏風景も下に載せる。ピアノは榎本潤

7/10 フェイス・フィルハーモニー管弦楽団 第21回定期演奏会
昨年も撮影したが、ホールも同じめぐろパーシモンホールである。 ロッシーニ「セビリアの理髪師」序曲、シューベルト交響曲第7番ロ短調「未完成」、ベートーヴェン交響曲第6番「田園」それにアンコールとしてJ.シュトラウスの「トリッチ・トラッチ・ポルカ」であった。
余談かもしれないが、未完成は少し前までは8番の交響曲となっていたが、最近のシューベルト研究の集大成により有るはずと思われていた交響曲が無い事が確実となりその分番号が繰り上がり7番となったものである。過去にもこのような事がありシューベルトの交響曲は番号が良くと言う程ではないが変わるとの印象を持っている。
指揮は田尻真高(しんすけ)1984年生まれなので21歳となるが今後の活躍に期待したい。

左の写真はホールへのアプローチの並木であるが左に写っているホールとその下の噴水の脇に有り小生の好きな風景である。ここは旧都立大学キャンパス跡地を目黒区が整備したものでこれ以外にも良く整備されておりスポーツ施設や図書館、葬祭場まで有る様である。
右の写真は見れば分かるとおりホールである。しゃれたシャンデリア風の照明がなんとなく良い雰囲気である。ここでも小生手持ちのマイクを吊り装置に取り付けて使用し写真にも小さく写っているが、本来このホールの常備マイクは直径30〜40cmの球体の両側に小さなマイクを取り付けステレオとしたものを使っており、この球体がやけに目立ち せっかくのシャンデリア風照明の雰囲気を損なっていたのが気になっていた小生としてはマイクが目立たなくなった分、より良くなったと思っている。

7/16 街あるき
これは世田谷区が主催する「せたがや風景マップ作成ワークショップ」の一貫として予定されていた街あるきである。
このワークショップは昨年私が参加する世田谷の風景を守り育てようと言う会「せたがやカフェ」が委嘱を受けて作成した「てくてくマップ」を元に区が具体的なマップ作りに着手したものと解釈している。
「てくてくマップ」の趣旨は観光案内のように具体的に見て回るコースを作成するのではなく 、歩く人が自分なりの発見をしながら自分なりのマップを創ろうというところに有る。
この日集合場所に行き資料をもらたら、歩くルートがしっかり出来上がっており、さらにそのルートには私の知らない所は全く無いことに気がつきがっかりした。これでは「てくてくマップ」の趣旨が全く生かされていないことになり、区にもそれが徹底されていないことになる。皆で歩くのは多くの目で新たな発見をする事が良いのであって、ルート(ハードで、かなり綿密な) をしっかり決められていたのではこのような余裕がなくなるわけであり、実際そのようになった。9月にまとめのワークショップがあるが軌道修正をする。
一応回ったところの写真を次にお見せする。

下北沢タウンホール屋上、ここにまず集合して街あるき概要の説明を聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

茶沢通り小田急線踏切から見た 一番街入り口、一番街は茶沢通りではない。茶沢通りは踏み切りを渡るとすぐ右へ曲がっている。

 

 

 

 

 

 

 

主に歩いた下北沢にはその名のとおり沢がたくさんある。今ではそこにも家々が建てこんでいるが地形を見れば一目瞭然である。昔は川が流れているか低湿地であった所にも家を建てなければならない土地事情が分かる。
写真で参加者が歩いているところは暗渠になっているが昔は水路であったところである。

 

 

 

 

 

森厳寺(しんがんじ)の大銀杏、大きすぎる上引きが取れないのでほんの一部しか入らない。

 

 

 

 

 

 

 

北沢川緑道を歩く参加者。

 

 

 

 

 

 

 

これは下高井戸の市場。バス世田谷線を使って移動したが、ここにも昔懐かしい風景が残っている。

 

 

 

 

 

 

 

7/17 新交響楽団
初めて撮影依頼を頂いた楽団である。小生にとっては初めてであるが、かなり伝統のある楽団で今回の演奏は190回となっている。また年4回も演奏会を開いておりアマチュアの楽団にしては相当頻度が高い。その分団員の腕も相当なものであり問題なく演奏を楽しめる。
曲目は矢代秋雄交響曲ラヴェル「ダフニスとクロエ」全曲の2曲であるが、ダフニス は組曲は聴いた事があるものの殆どなじみが無く、矢代にいたっては全く初めての曲である。事前にCDを入手し何回も聞いて予習した、この甲斐あってか何とか撮影ができたと思っている。

ホールは東京芸術劇場であるが、撮影場所が2階席後方の調整室からと指定されており、左の写真のように、引いた時3階席が屋根のように画面左上に入ってくる。「ダフニスとクロエ」には合唱が入るが、写真右に写っている2階席の方々が合唱団であり、反対側には女声がいるのであるが全く写す事ができない。しかもステージから遠く、これほど条件の悪い撮影は初めてである。
音は楽団が頼んださる録音会社からラインでもらったが良い音であり、自宅で再生したが、音だけCDにして演奏も含め販売できるレベルとなっていると思った。
右の写真が指揮者飯守泰次郎である。

7/24 日立フィルハーモニー管弦楽団
2回目の撮影となるが、 今回はすみだトリフォニーホールでNECコミュニティコンサートなどで慣れており安心して撮影する事ができた。

曲目はヴェルディ「運命の力序曲 と大作「レクイエム」である。写真のとおり大合唱団とソリスト4人も必要とするが、何とかまとめられていた。合唱団も日立の関係者である。

音は日立の関係でさるレコード会社が担当していたが、それをもらう事ができた。 録音室に当てている楽屋へ挨拶方々行ったが多くの機材を運び込み設営を見ていても4、5人いたような気がする。マルチマイクでマルチトラックのデジタル録音であるが、マックを持ち込んで録音していた。撮影した音を自宅に帰ってから聞いたがそのわりには全く良くない。特に合唱団の広がりが乏しいのである。管弦楽の音も大したことはないが、これは現場で小生に送る音は適当にミックスした音で、最終的にCDにするのは会社でマルチトラックからトラックダウンするときリミックスして音を作ることになっているからと考えた。前述の新交響楽団の録音業者は小さい会社で2人でやっていたがこの場合は現場で音を完全に調整して録音するのでもらう音もちゃんとしたものが来るが、大会社の録音の弊害か、または最近のデジタル録音の弊害か現場ではまともに音を作らないのではないかとの印象を持った。先に同じ会場すみだトリフォニーホールNECコミュニティコンサートを小生のマイク2本だけで録音したが、こちらの方がより自然な音にとれていると思った。たぶんレコード会社の録音はCDではちゃんとリミックスしてあり良くなっているとは思うが。


2005/7/1

6/29 リサイクルショップ (リヒァルト)シュトラウスの「カプリッチョ
時々であるが中野の「中野ブロードウェイ 」という雑居ビルへ行く事がある。この中にビデオの業務用機材を扱っている店が有り特に買うものが無くても機器の現状確認のためと、自転車で1時間弱とサイクリングにはうってつけの距離にあることによる。往きは笹塚に出てここから中野通りをまっすぐ北上してゆくのが常である。帰りは同じ道をとおっても面白くないのでいろいろと裏道を通ったり環7沿いを走ったりする。
この日たまたま環7沿いを走っていたらできて間もない世田谷随一と書いたリサイクルショップに出くわした。小生の常であるがリサイクルショップ特に新しいところには必ずといってよいほど入ってみることにしている。もちろんレコードが目当てである。このショップには大した量ではないが運良くレコードが並べられていた。例によって向きはもちろん中味の無いケースだけのものまで雑然となっているがクラシックのレコードが有るのを目ざとく見つけ変わったものが無いかと探したところ、ジャケットの隅に穴をあけて廃棄処分にしたと思われる未開封のLPレコードを1枚見つけた。ヒンデミットのセレナーデとなっているが全く知らない曲なので買うことにした。もう1枚ハイドンの弦楽四重奏をこれは完全に中古であるが買った。しかしこの日の第1の収穫はなんと言っても(リヒァルト)シュトラウスの「カプリッチョ」である。しかもLD(レーザーディスク)であった。このオペラは解説本などで概要は知ってはいたが、まだ聴いたことは無かった、もちろんレコードも持ってはいない。
大体オペラのテーマは「愛」と「死」と「神」であるが、このオペラのテーマは全く異なっており、「オペラは音楽が先か歌詞が先か」という事がテーマとなっている。脚本は作曲家本人R・シュトラウスと当時高名な指揮者クレメンス・クラウスとなっており作者本人の考えををそのままオペラにしたと思われる。筋は主役の伯爵夫人と夫人を慕う作曲家と劇作家の愛も多少取り扱って入るが、高齢で
保守的な演出家を揶揄したり、イタリアの歌手がこれぞイタリアオペラという歌を歌う場面とかを含み、ややコミカル調に進行する。結局結論は出ないのであるが、話に聞くより面白く、始めの所を試しに観るつもりが、2時間半ほどのオペラをついに最後まで見(聴き)通してしまった。
リサイクルショップで値段は1枚200円と良心的な値段が付いていて前述のオペラは2枚組みであったが店員は良く調べもせず3アルバムあるのを見てハイ!600円ですと言ったのでそのまま払ってきた。既に時代遅れのLDとは言え定価10,500円が200円で盤質も内容も文句無しとはこれぞ掘り出し物である。


2005/6/17

2005/6/12
東急セミナーBE渋谷の声楽コースの方のコンサートである。昨年2004/6/13にも行われたが今年版である。昨年の出演者14名に比べ今年は17名となっている上、歌われる曲も長めが多く、撮影時間が2時間半を越えてしまった。今からコピーが大変だと憂鬱になっている。
今年も全員の写真と先生の写真をお見せする。ステージも含めホール全体が黒系で冷たい感じがする中で、出演者の衣裳が彩りを添えなんとなく華やかなほどほっとする感じがした。


2005/6/4

2005/5/11
NECコミュニティコンサート いつもの新日フィルすみだトリフォニーホールである。指揮は若手の船橋洋介、ヴァイオリン鍵冨弦太郎であるが、ヴァイオリニスト鍵冨はまだ18歳の大学生である。曲はブラームスのヴァイオリン協奏曲であったが、2楽章が始まってまもなく弦が切れるというアクシデントが有ったが特に慌てる様子も無く張り替えて引き続けていた。演奏はまだ若々しいという感じでこの年で立派なものであり、今後に期待できるものであった。
これ以外の曲は交響曲の第2番と、大学祝典序曲ですべてブラームスのプログラムとなっている。

今までは集音にホールの吊りマイクをそのまま使っていたが、今回は以前このページで紹介した新たに購入した私のマイクロフォンDPA4011を 吊りマイク装置に取り付け使用した。右の写真の真中に吊りマイク装置が写っており、そこに取り付けられているはずであるがマイクの色が黒なのでまったく分からなくなっている。このマイクを購入した訳は音質にもあるがビデオ撮影が目的なので画面に写り込んでも目立たないようにと黒くて小さなマイクを選んだのであるから当然である。この意味でも大成功といってよい。レコード録音に使われておりその音をCDで聞いているので購入したマイクであるが、その思惑通り録画を再生してみるとレコードのような音になっている。プロの楽団の演奏であり本当にCDのようだと気に入っている。

2005/5/15
さがみフィルハーモニック 第3回定期演奏会。ホールはハーモニーホール座間であるが、相武台前の駅から1km程あり、バスもあるが3駅程度で時間待ちやバスへの機材上げ下ろしがわずらわしいので歩いていった。10kgあるカメラケースを担ぎ、15kgの機材のカートを引いて歩くとさすがきつかった。
指揮山下伸介、ピアノ橋本直子シベリウスのカレリア組曲グリーグのピアノ協奏曲ドヴォルザークの交響曲第8番である。終演後の打上げに招待されそこで、ピアニスト橋本さんは当楽団員のお嬢様と伺った。
帰りは団員の方に車で駅まで送ってもらったので大いに助かった。

2005/5/28
ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン室内合奏団ベートーヴェン交響曲4番8番である。 写真でもお分かりと思うが小編成のオーケストラであるが、これでベートーヴェンの交響曲をりっぱに演奏してしまう。アマチュアとしてはかなりハイレベルのオーケストラという印象を持った。指揮齊藤栄一、ホールは三鷹市芸術文化センター 風のホールである。このホールはさほど大きくはないがとてもよく響くホールで、なかなか良いと感じたが、交通の便がやや悪いのが惜しまれる。