<ハッピーアワー&歓迎会> <クッキング〜ペピアン>
1週目の初めての金曜日の夜は、学校にて
"ハッピーアワー&歓迎会"なるパーティがあった。
そうそう、ハッピーアワーというので印象に残ったのが、学校隣のインターネットカフェのお兄さん。
パーティの日、授業のあと、先生パウロが学校の中庭の噴水に花を浮かべていた。
「何しているの?」と聞いたら、「今晩パーティだからね。」と声かけたばかりに手伝わされる。まぁ、花を浮かべるだけ
なんだけどね・・・。
学校から帰って部屋でくつろいでいると、ペタペタと音が聞こえる。台所でグアダルーペが何かしてる?
夕食のとき、おかず以外に出てたイビツなものを見てみんなが「これ何?」
夕食が終わって、みんなで学校へ向かう。パーティは7時からなんで、ちょうどいい。
学校の中庭にはテーブルがあちこち並んでいて、キャンドルが揺らめいていた。
学校の先生やその週に学んでいる生徒たちが来て、それぞれが思い思いに談笑。
と、ワイワイやっているところへ、「ドン!ド・ドン!!」と音がした。なんだ?と思ってたら、なんと、打ち上げ花火。
パーティのあと、飲み物販売に精を出していたパウロに「みんなでバーへ飲みに行こう」と誘われる。
パトリックとムリヘル(あまり夜遊びしなかったなぁ〜)は帰ると言う事で、結局テッドやJたちと一緒に
アンティグアで一番よく行ったリッキーズバーへ。
てくてく歩いて家の前へ来て、ハッと思う。カギ・・・。
学校に持っていくバックにいつも入れているんだけど、パーティだからとウエストポーチの方を持ってきていた。
「ひょぇ〜!家に入れなぁい!」とわめいていた私に、パウロはずっと
「Pobrecita(ポブレシータ)」―「かわいそうなお嬢ちゃん」って感じ?英語で言うなら「Poor girl」ってとこ?―
と言いながらクスクス笑いつつも、よしよしって感じ。
パウロに慰められながらも、テッドを探しに行こうと歩きだしたとき、向かいから、女性が一人で歩いてきていた。
ちなみにテッドは朝4時ぐらいに帰ってきたらしい。闇バー?(こそっと1時以降も開けているバーがあるみたい)で、
去り行くドイツ人の彼女と別れを惜しんでいたらしい。と言うことは、
アラセリが帰って来なかったら、4時まで路頭に迷ってた?
そう思うと、これまたラッキーな(?)ことだったのかな?
ある週半ばに"グアテマラ料理作りを他の生徒や先生とともにしましょう"ってな感じで案内が書いてあった。
12時半からで、3食付ホームステイで支払っている人は、昼食ということでタダだけど、それ以外の人はQ10(160円前後)払う。
休憩時間に「お手伝いしたいなら、10時半からの授業を料理を作りながらにしてほしい」との伝達。
先生のジャネットが「どうする?」と聞いてきたけど、こういうイベントもののお手伝いは大好きな私。
もちろんしないわけないでしょ。
12時に他の人たちの授業も終わり、みんなで中庭の回廊にテーブルセッティング。
何人だったか定かではないけど・・・少なくても30人ぐらいが、長くひとつに繋がれたテーブルに付いて食事。
なんか、最後の晩餐とゆーか、バイキングたちの食事風景とゆーか、そんな感じ??
最後の週にはグアテマラのお菓子か何かを作るとゆーのがあったけど、なんらかの事由で中止になったよーな?ザンネンだった・・・。
アクティビティ 〜 パーティ
毎週末あるのかな?っと思っていたけど、1ヶ月学校にいて、この一回だけだった。タイミングよくラッキーだった?
ハッピーアワー(Happy hour)という言葉は、アンティグアにいる間、よく聞いた。
バーなどでは、木曜日の7時から10時までとかが、ハッピーアワーとなって、アルコールが安くで飲めたり、
いろんなサービスがあっていた。
最後の金曜日の夜に友達と待ち合わせがてら、インターネットをして待っていたのに1時間経っても友達がやって来ない。
で、お店のお兄さんに「友達見なかった?」と聞いたけど、首を振った。
「まったくぅ〜」と仕方ないんで、お店出ようとして「いくら?」と聞くと、
彼は「今日は木曜日だよね?」って聞いてきた。「ん?」あれ?木曜日だっけ?金曜日じゃない?と思ってたら、
彼は時計見て「ハッピーアワーだからお金はいらないよ」ってニコッと笑う・・・うわっ、なんて粋なことを!
すっぽかされた私に気を使ってくれた?いやー、「ありがとうっ!」って感謝の抱擁。
このお兄さん、インディヘナ(先住民)スタイルの髪型で長い黒髪を後ろでラフに1つに束ねている。
衣装はふつうのジーンズにTシャツなんだけど、雰囲気が落ち着いていい感じ。
なんてゆーか、さりげにやさしくて、安心できる頼りになれるって思った唯一の人(アンティグアで知り合った男性の中で)。
ガリーナも同様に感じていて、彼にJとの悩みを相談していた。泣いている彼女に彼は黙って傍に付き添っていたなぁ・・・。
とにかくガリーナと私のお気に入りだったCool !!なお兄さんから頂いたハッピーアワーでした。
そして「今晩おいでよ。飲んで踊ろうよ。」と最後に残った花を私にプレゼントしてくれた。うぅ・・・やっぱラテン人だぁ。
まぁ、どっちにしても飲んで踊ってのパーティは大好きなんで、私が行かないわけはないでしょ。
パウロからもらった花は、持っててもどうしようもないんで、噴水の他の花と共に浮かべて帰った。
で、台所へ行くと、グアダルーペは白い生地をペタペタと広げて、茹でたジャガイモが入ったもの(右写真左手前)を中に詰めて包んでいた。
今晩のパーティ用のタコスらしい。
しかし、タコスと言ってもメキシコのタコスと全然違う。
グアテマラのタコスって、マサ(乾燥トウモロコシの粒を茹で、ひき潰したもの)を平べったくして、
ジャガイモが入ったもの(ポテトサラダっぽい)を包んで、油で焼くもの。
一人で作ってたんで、私も手伝うことにした。が、マサを平べったく伸ばして、具を詰めて包むけど、なぜか、
グアダルーペのようにできない。なんかイビツ。ちなみに同じ包み物の餃子はちゃんと作れるんだけど・・・。でも楽しい。
あまりに形が悪く、焼いて具が出てきたような2〜3個は、夕食に私が責任持って食べるということにした。
(左写真のフライパンにイビツなタコスが焼かれている・・・)
「私が作ったんだけど、形が変だから食べて!食べて!」って、恐る恐る(?)食べたテッドは、「んー、おいしいよ!」って、
当たり前でしょ!形は悪くても味付けはグアダルーペなんだからぁ。
ちなみにこの日はチャウミン(中華風炒麺だけど、一般家庭でもよく作って食べているみたい)と、茹でジャガイモを揚げたもの。
(左写真)
飲み物はパウロが瓶ビールとクーバリブレ(キューバリバーのこと。ラム酒をコーラで割ってレモンを絞った飲み物。
中南米では最もポピュラーなカクテル)を売っていた。
一杯いくらか忘れたけど、誰かがおごってくれた。誰だったっけ??
生徒はドイツ人、カナダ人がダントツ。で、アメリカ人(テッド他)、イギリス人が続く。
あとは、ベルギー人(パトリックとムリヘル)、オランダ人、アメリカに住んでいる韓国人、日本人(私だけ)・・・。
その日が最後だったカナダ人女性(名前は覚えてない)と意気投合して、スペイン語と英語を混ぜて話していて、
私がさりげに言った言葉に対して、すごく喜んでいた。「いろんな人に会うけど、そういう風に言ってくれたのはあなただけよ」って・・・
はて?私何を言ったんだろう?私の英語力からして、大したことは言えないはずなんだけど、さりげに言った言葉に喜ばれてもねぇ・・・
記憶にない!そんな喜ばれるような言葉は今後使うためにもメモっとかないといけないのにぃ、今だ考えても思い出せない。
って、言ったそばから覚えてないんだから、思い出しようがないんだけど・・・アルコールそんなに入ってたっけ?
なんの花火?何かのイベント?と地元人に聞くけど、みんな何なのか知らないみたい。
どこかのパーティで打ち上げ花火をしているのか知らないけど、アンティグアで見れるとは超ラッキー。
みんなで、中庭の一角からしばし打ち上げ花火に見入っていた。
と、ふと横を見ると、J(ダンスの先生)が金曜日の彼女なのか欧米人女性と仲良く見ていた・・・なぜか笑えたけど。
(アクティビティ〜ダンスレッスンにて)
翌朝、海沿いの村モンテリコへ行くことになってたので、12時すぎに帰ろうとしたけど、
テッドはドイツ人彼女と盛り上がっているし・・・で、パウロが家まで送ってくれることになった。
パウロに「ひゃぁー!カギ忘れたぁ!入れなーい!」と言うと、「えーっ?」と言いつつもなぜか大笑いされる。
テッドが帰ってくるまで結局待たないといけない?
アンティグアのバーは
午前1時までの営業と決まっているらしいんで、そろそろ帰ってくるはず。
と、1時まわっても帰ってこない。
パウロが再びリッキーズバーへ行ってくれたけど、テッドはいなかったらしい。
「どこ行ってんじゃぁ!さっさと帰ってこんかーい!」と言いたいところだけどぉ・・・ふぇ〜ん、仕方ない、この際
呼び鈴鳴らしてみるか・・・寝てるだろうパトリックとムリヘルが起きてくれたらラッキーだけど・・・しかし、出てこない。
よーく見ると、なんと同じアパートに住む先生のアラセリ。
後光が差したように見えた。「よかったぁ!」とアラセリに飛びつく。
ほとんどアパートに顔を出さない彼女が(週1ぐらい?)、「遅くなったから」とアパートの方に帰ってきていたらしい。
「どうしたの?」と言う彼女に「カギ忘れて、入れないの」と言うと、やっぱり笑われる。
これでやっと、無事アラセリとともに家の中へ入れる。
こぉんな私にずっと付き合ってくれたパウロにお礼と感謝を言う・・・だって、
一人だったら人気のない暗闇で心細かったはずだもの。
とにかく、この件を知ってなぜか大笑いだったグアダルーペはじめアパートメントの住民(?)からは、以降、
私が出かけようとすると、わざわざ呼び止めて「カギは?」と聞いてくる始末・・・。
おかげで(?)、その後はカギを忘れることはなかったけど。
何を作るのかな〜?っと思っていたら、ペピアン(Pepian)。
グアテマラ風シチューでお祝い事のときに食べられる料理だそう。
黒くなったトウガラシ(あまり辛くない)、玉ねぎ、トマト、ゴマ、ヒマワリの種、カボチャの種、香草(コリアンダー)などと、
香辛料をたくさん入れて炒めたあと、ペースト状にして煮込んだもの。これに、
別でチキンとウィスキル(ウリみたいなもの)を煮たものを加えていた(右写真)。
ごはんも、細かく切った野菜などとパエリアみたいに炒めて炊くって感じ。
ちなみに、ペピアンはおいしくて全部たいらげたのは覚えているけど、「どういう味?」と聞かれても、んー、説明できない・・・。
他にムリヘルや先生のヘレンなどなど数人がお手伝い。
もちろん、メインでペピアンを作るのは、我がアパートメントで腕をふるうグアダルーペ。
私たちは、デザート担当(?)でメロン、スイカ、パパイヤ、バナナなどなどを切ってた。(左写真;左からヘレン、ムリヘル、ジャネット)
やっぱ、私には真面目に机で学ぶより、イベントなどでワイワイやりながら学んだ方が、楽しいし覚えもいいみたい・・・。
グアダルーペとクリスチーナ(ベアトリースの妹)でペピアンを盛り付ける。(右写真)
飲み物はトウモロコシから作ったデンプン(コーンスターチ)で作ったアトール(Atol)。
本来は火にかけたミルクに水で溶いたデンプンを加え、砂糖で好みの甘さにして、最後にひとつまみの塩を入れて
熱いうちに飲むらしい。
しかし、今回は私が見る限り、粉を水に溶かして、砂糖を適量入れたものをコップに注いでいたよーな?
乳白色のトロトロって感じではなく、あっさり飲めるって感じ。
ある程度食事終わったところで、長年、事務で働いていた・・・名前忘れたけど、いつもウィピル(グアテマラ衣装)着ていた女性が
今日で最後とあいさつしていた。
やっぱ、名前を覚えているうちにすぐに書いておかないと、あとになって全然思い出せない・・・今後の課題?