キ ト


☆ 4/14〜15 

   《ホテル&赤道記念碑編》   《旧市街散策編》   《新市街散策&出国編》



 オタバロのバスターミナルを出発して、車内で運賃回収に来た車掌さんにUS$2を払う。そのとき車掌さんに キトの地図を見せ、泊まる予定のホテルそばの地区を指差し、ここら辺で降りたいからと伝えた。 けど、その若い車掌さんは指差した地区がよくわかってなかったのか?首を傾げながらも頷いてた。
約2時間後にキトの街中に入ったところで、若い車掌さんがここで降りるようにと教えてくれた。 が、しかーし、降りたもののまたもやここはどこ?状態。
本来なら、道路にトロリーバスが走っているはずなのに・・・それらしきものはない。むむむ?

 見る限り、結構道路が広くて車もたくさん走っているんで、メイン道路っぽい気もするけど? と、ちょうどすぐそばに女性ポリスが立っていた。これは聞かねば。
彼女に「ここはどこ?」と地図を見せるも、彼女もその地図を見てわからないのか?首を傾げる。 なんかさっきの車掌さん状態?
とにかく、トロリーバスのコロン(Colon)停留所に行きたいというと、歩きではかなりあるそう。 タクシーがいいとのことで、タクシーを拾ってもらい、タクシーに乗って、 こうなれば直接ホテルへ連れて行ってもらうことにした。 部屋

 どうやら、バスはトロリーバスが走る8月10日通り(Av.10 de Agosto)を通らず、別の通り(Av.America か Av.Occidental)を 通ったらしく、その地区へ行くための近い場所で降ろしたのかな? それでも歩きでは遠い場所だったようで・・・途中乗降は街を知らないとかえって迷う感じ?
それにしても、みんな地図見てもわからないなんて・・・せめて通り名でもわかってよ。

 ホテルはトロリーバスのコロン(Colon)停留所からクリストバル・コロン通り(Av.Cristobal Colon)を200mほど行ったところにある アンバサドールホテル(Hotel Ambassador)
ホテルに着いて、タクシー代US$4を払う。US$4もあれば、バスでキト〜オタバロ間往復できるよねぇ・・・などと思いながら。
古めかしいコロニアルな雰囲気が漂う建物の中へ入り、フロントで部屋があるか聞いてみた。 4つ星と書いてあったけど、1泊税込US$33で安い。重厚な階段を上り、古めかしい雰囲気の廊下を歩き、部屋に入る。 ツインベットのある寝室(右写真)の壁を挟んで、トイレ、シャワールームと洗面所があり、広くて明るくていい感じ。 しかーし、オタバロで泊まった部屋(オタバロ
《宿編》にて) の設備(ケーブルTV・ホットシャワー付、エアコン無)とそう変わらないのに、金額は約3倍。オタバロの宿は相当安かったよね?

 赤道記念碑(La Mitad del Mundo)のある サン・アントニオ村へと行くバスが、アメリカ通り(Av.America)を通るということで、ホテルを出て、 トロリーバスが走る8月10日通り(Av.10 de Agosto)を突っ切って歩いて行く。
通りのバス停では、近くに大学があるのか?学生とかたくさんの人が待っていた。 そこにはバスの案内世話係風の男性がいて、バスが来るたびに行き先を叫んで知らせ、スムーズに乗降誘導している感じ。 その人に赤道記念碑に行きたい折を伝えると、このバスに乗れと教えてくれた。

 言われるがままにバスに乗り、空いている席らしきところに腰かける。なんか席なのか台なのかわからないけど、 背もたれのない席ではそれぞれあっち向きこっち向きって感じで座っていた。
運賃回収に来た車掌が行き先も聞かずに「US$0.4」と言う。一律料金? どこで降りればいいか聞きたいところだけど、車掌さんに話しかける余裕もないぐらいぎゅうぎゅう詰め状態で、お金を渡すのがやっと。
と、向かいの方に座っていた大学生風の男性がジッとこっちの方を見ていたので、目が合ったついでに聞いてみた。 赤道記念碑の前でバスが停まってくれるとのこと。それから彼は異国から来た私に興味があったのか? 英語を交え、いろいろと話し始めた。
彼はサン・アントニオ村の手前の町の人で毎日キトの大学に通っているらしい。 結局、彼が下車するまでなんだかんだと話し続け、降り間際「よい旅を!」とにこやかに去っていった。好青年って感じだったかな。

 少しずつ人が減っていき、乗降口で立っている車掌さんに「La Mitad del Mundoで降りるから」と伝えておく。と、 目的の場所でバスを停めて降ろしてくれる。
中南米では、バスにはだいたい車掌さんがいるんで、運賃払うときに予め行き先を伝えておくと、その場所で停めて降ろしてくれる。 たとえ運転手だけだったとしても、運転手に乗るときにちゃんと伝えておくと停めてくれる。 そうしないと、アナウンスなんてないことが多いので、乗ったものの降りる場所なんてサッパリわからない。 運転手か車掌さんに話しかけて、私の存在をアピールしておくのは私なりの安全策。

 キトを12時頃に出発して約1時間、赤道記念碑の公園入口前へ着いた。帰りもこのバス停で待てば、キト行きのバスが通るとのこと。
赤道記念碑公園入園料はUS$0.5
赤道記念碑への道
公園入口からなだらかな坂道を登った先に赤道記念碑が見える。 坂道には、エクアドルで有名な?人の石像が続く。
赤道記念碑
東側から見た赤道記念碑。Sが南(Sur)、Nが北(Norte)。

記念碑サイドに記されていたのは(右写真上下)、
 緯度 0°0′0″
 赤緯磁(?)  6°38′→E
 西経 78°27′8″
 標高 2,483 m
緯度、赤緯磁(?)
経度、標高

 赤道記念碑は東側が正面となっている。1979年に建てられた記念碑は高さ30mで、直径4.5mの球がのっていて、 中は4階建ての博物館となっている。
日本語では「赤道」だけど、エクアドルでは「黄道」?
南から 東から 北から 西から
南側(Sur)から見た赤道記念碑 東側(Este)から見た赤道記念碑 北側(Norte)から見た赤道記念碑 西側(Oeste)から見た赤道記念碑

記念碑周辺 記念碑から
記念碑周辺の公園内では、レストラン、カフェ、民芸品屋さん、郵便局や電話局などがあり、 整備された小さな町って感じ。この小さな町には、中央公園とカテドラル風の教会まであった。
そんなに人も多くなく、ブラブラとのんびり散策できる。
記念碑から、先ほど歩いてきた公園入口の方の景色。

右写真は、公園はずれで小さなお店をやっていた母親(?)と子供たち。 ここでお菓子を買ったとき、女の子がお手伝いしていて、この地方の民族衣装(オタバロ族に近い)を着た母親(?)とともに 撮らせてもらった。坊やがかわいかった。
赤道で働く


赤道(黄道?)をまたぐ  観光案内所前だったか?なぜか骨董品のような古めかしい大きな体重計なるものが置いてあった。 「なぜにこんなところに?それも有料で・・・」と思ったら、赤道上では遠心力(?)の影響で体重が最も軽くなる場所らしい。
体重を気にする女性陣には嬉しい瞬間を味わえる?欧米人女性が 体重計に乗って、体重が書かれたレシートみたいなものを受け取って喜んでいた。果たしてどのくらい軽くなってたのだろう?
日本を離れて2週間・・・体重は若干減っているのは確かなので、例えここで体重計乗ったとしても、どのくらい軽くなっているか 比較しようがない。とゆーことで、私は体重計乗らなかったけど、せめて体重計の写真だけでも撮っておけばよかったなぁ。

 そう、何はともあれ念願の赤道をまたいだ姿を是非記念に残しておかねば。しかし、誰かに撮ってもらわないとね。 と、若いカップルがお互い撮りあっているのを見っけ。
「2人一緒に撮ってあげようか?」と言うと喜んで私にカメラを渡し、記念碑バックで2人を撮ってあげた。 そして、彼らに私のデジカメを渡して、赤道またいだ姿を撮ってもらった。(左写真)
結局、1時間ほどブラブラして、公園外のバス停へと向かい、再びキトへ。



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