プンタ・カナ


☆ 6/ 9

《空港編》   《タクシー&ホテル編》   《ホテル編》  

☆ 6/10

《ホテル&バス編》   《マナティ・パーク編》   《ビーチ編》  

☆ 6/11

《ホテル&空港編》  



 ドミニカ共和国で、首都サント・ドミンゴ以外にどこへ行こうかとまず候補にあがったのは、プエルト・プラタ。
プエルト・プラタは、大西洋を望む島の北側に位置し、クリストファー・コロンブスが名付けた街。 「プエルト・プラタ=港・銀」と言う意味。 光輝く銀色の海をみて、名付けたらしい。中世はヨーロッパ人で賑わっていた港町。
今は、美しいビーチが多いためビーチリゾートで有名。
中世に、海賊たちの攻撃から町を守るため造られたサン・フェリペ砦は、幽霊がでる要塞といわれてる。 興味しんしん。

 そこへ、4年ほど前にオープンしたばかりのマナティ・パークの存在を知る。
・・・マナティ・パークのテーマは「自然を育て、増やすこと」。 動物や草花を絶滅から保護するため、園内で育てて自然に返すという試みを実践している・・・
ぜひぜひ、行ってみたい。マナティ・パークは、島の最東端の小さな町プンタ・カナにある。 プエルト・プラタに次ぐリゾートとして注目されてきている町らしい。
とゆーことで、プンタ・カナに決定となった。

 サント・ドミンゴのエレラ空港を17:00出発。
右側2シート、左側1シートの20人〜30人乗りの小型旅客機。荷物があるため、足元の広い一番前の2シート側の 席に座る。操縦席が丸見えじゃん!

 そこへちょー背の高い男の人が来て、隣に座っていいか聞く。結構、他に席空いてるんだけど・・・。
しかし彼は、「私は足が長いんでこの席しか座れない」と言っている。んー、確かに。
彼は、現地添乗員でツアー客をプンタ・カナまで連れて行っているみたい。 もちろん、リゾート地だから、客は欧米人がほとんど。よって、英語もペラペラ。
彼は結構日本びいきで、何人かの日本人男性と話したことがあるらしいが、日本人女性と話すのは 初めてらしい。

 スポーツ新聞の野球欄を見て、彼は「ソーサ(アメリカ大リーガー)知ってるか?彼はドミニカ共和国出身なんだ。 国や子供達のためにいろいろやってくれてるとてもいい奴だ。英雄だ。」 とうれしそうに話してる。
野球あまり興味ないけど、ソーサは知っていた。 ホームラン数の新記録を出して、ボンズ(だったっけ?)とホームラン王を争ってた。 ボンズはアメリカ人だけど、ソーサは貧しい(?)国から来てる人だと言っていたんで、 なんか、ソーサに勝たせてやりたいと密かに応援していた。
「知ってる」と言うと、彼はすごく喜んでいた。そして私は「日本人のノモやイチロー知ってる?」 と聞くと「もちろん」と彼。しばし、この話題で盛り上がる。

操縦席  いつの間にか離陸し、下の景色は海へと変わっていた。天気がいいせいか、ほとんど 揺れがない。よかった。
で、「操縦席の写真を撮ってもいいの?」と彼に聞くと、いいと言う返事が。
立ち上がって、カメラを構えるとパイロット2人ともに振り向きスマイル。 でも、真中に仕切りがあったんで、正面から撮れなかった。(右写真)
しかし、小型機パイロットってなんでみんなサングラスかけてるんだろう?まぁ、かっこいいんだけどね。

この地域独特(?)  下の景色が海から草原とゆーか森とゆーか・・・と変わった。
この草原とゆーか森とゆーか、この地域独特なものらしい。写真撮ったけど、 窓が汚くて、ぼんやりとしか写ってなかった。(左写真は帰りの飛行機の時、撮った写真)
いつの間にか、2人の会話は、スペイン語講座へと変わっていた。そして、メールアドレス交換した頃、 プンタ・カナ空港へ到着。 約40分の空の旅。またしてもボーッとすることなく着いてしまった。

 空港の端っこに停止したとき、私の座席のすぐ横の壁がガバッと開いた。
「うっわぁ!」とちょーびっくり。ドアがあったなんて知らなかった。まぁ、乗客が乗り降りする ようなドアじゃないんだけど。
開けた人はやたらとウケテた。

小型機 プンタ・カナ空港  降りてから、自分が乗ってきた飛行機を撮る。(左写真)
そして、プンタ・カナの飛行場も撮る。(右写真;画像めちゃくちゃ悪いです)
うー、建物まで結構遠いじゃん。私だけ重いバックパックを背負い歩くが、みんなと距離が どんどん離れていく・・・。
空港の建物の造りは、この土地に昔からある独特のものなんだろう。 藁かなんかわからないけど、そんなもので屋根を葺いている。雰囲気いいわぁ〜。



プンタ・カナTOP



 プンタ・カナ空港へは、マイアミやプエルト・リコからも中型の飛行機が来てるんで、 まぁまぁ、田舎としては、空港は大きい方だろう。 が、私が乗って来たのは国内線チャーター機なんで、一番端の小さな建物 (10m四方あったろうか?)にしか用はない。
この小さな建物の中で、空港内のすべての機能を兼ね備えてた感じ。 迷うことなく事が運ぶんで楽なんだけど・・・。
結局、大きな建物の方には、行きも帰りも足を運ぶことがなかった・・・。

 そのまま建物内を通り抜け、広場に出た。 私の乗ってきた飛行機の乗客は皆、ツアーだったらしく、迎えに来ていたバスに皆乗り込む。
ガイドの彼が「また会えるといいね」と言ってバスに乗り込み、バスが動きだした。 そして彼はバスの窓から、私に向かってにこやかに手を振り、なぜか他の乗客たちも 皆、私に向かって手を振ってくれてた。
私も皆に手を振るが、私ひとりでお見送りしてるみたい。 んで、ひとり取り残された寂しい気分があった。
だって、バスが去ったあと、私とタクシーの運転手2人が広場にいただけ・・・。

 タクシーの運転手に行き先を言って、とりあえずいくらかかるか聞いた。
「17」と言ったんで、「ドル?」と聞いたら、首を振ったんで、"えー?ペソ? ちょっと安すぎる〜"と思ったが、きっと近いんだろうと勝手に納得する。
そして、一人で乗るのはもったいない(乗合の方が安くつくでしょ?)と言われ、 しばらく、誰か他に客が来ないか待ってみるが、誰も来ない。 タクシーの運転手も仕方ないと諦め、私一人乗せて出発することになった。

 助手席に乗ってドアを閉めると、ウィ〜ンとシートベルトが動きだし、自動的に私の体にシートベルトがかかった!
な・なんて、ハイテクなタクシーだ!日本でもこんな車に乗ったことないぞ! と感動しつつ、木々しか見えない風景の中を走る。

 いまいち、話しづらい運転手(雰囲気的に)だが、私がマナティ・パークへ行きたいと言ってたら、 タクシーを呼べば連れて行ってあげるみたいなことを言ってる・・・ んー、タクシーで行かないといけないよーなとこなのかしらん?
と、家や店がポツポツとあるちょっとした田舎街を通る。家の外ではみんなでテーブルを囲み、 ラジオ(?)からの音楽が流れる中、飲んで食べての〜んびりしてる。んー、ええなぁ〜。

 そして、また木々の中を走る。結構遠い。これでRD$17は安すぎる・・・おかしい・・・。
やっと、BAVAROと書かれた看板が見えた。が、このエントランスからがまた結構ある。
HOTEL BAVAROと言っても、この広大な敷地内になんと5種類の個別のホテルがあり、 ゴルフを楽しみたい人は、ゴルフ場が目の前のホテル・ゴルフ・ババロ、カジノを楽しみたい人は、ホテル・カジノ・ババロ、 海辺沿いには、ホテル・ハルディン・ババロ、ホテル・プラヤ・ババロ、ホテル・ババロ・パレスがあり、 それぞれ建物も雰囲気も違っていた。 私が泊まったのは、ホテル・プラヤ・ババロ。

 ホテル・プラヤ・ババロのエントランスにタクシーは止まり、運転手が 私の荷物を降ろしているときに、RD$20を出していたら、彼はRD$274と言っている・・・。
なぬぅ〜!RD$17と言ったじゃん!彼はRD$17は冗談だろってな顔してる。
ドル?と聞いたら、違うと言ったじゃん!RD$274なんて、払えないよぉ。RD$1.000紙幣くずさないと・・・。 かと言ってドルもUS$100紙幣をくずさないと払えないしぃ・・・。 と、運転手RD$1.000紙幣の方をもって、両替しにホテルカウンターへ向かった。 ホテルカウンターと言えども、オープンエアーで、扉も何もない。筒抜けじゃん。
その間、RD$274とUS$17を計算機で日本円に換算。共に約2.000円。まぁ、間違いはないな・・・ しかーし、高い!サント・ドミンゴより高い!まぁ、田舎だからね・・・となぜか納得している私。
彼はとゆーと、帰ってきながら、まわりのホテルスタッフなんかに、「RD$17だって。ハッ、信じられないよ。」とか 言ってる。その態度にムカついた私は、両替してくれた金を受取り、RD$274きっかり出した。 チップなんてやるもんかー!ぐぞぉ〜!あーたが、はっきり言わないからだぁー!

 スタスタとレセプションへ行き、チェックインの手続きをする。
そーいえば、私の荷物は?と振返ると、ベルボーイかわかんないけど持っていて、 "ちゃんと僕が持ってるよ"ってな感じで合図してくれた。よしよし。
と、カウンターのおじさま、「2泊?」と聞いてる。うなずいたけど、「2泊だけなの?」とまた聞いてる。
え?なんで?「そうだけど、どうして?」と聞き返すと、「だって、短い。もっと長くいればいいのに。」 ってなことを言ってる。そんなこと言われても・・・とりあえず、サント・ドミンゴで友達が待ってるから 2泊しかできないってな感じで話したら、納得?してくれた。理由はどうあれ、よかった。
リゾートで来てる人が多いから、ショートステイは少ないんだろう・・・。
それから、オール・インクルーシブの人は、手首にプラスチックのバンドをはめられる。これがあると、ホテル内の サービスがタダになる。いやー、うれしいなぁ。

 私の荷物を背負った先ほどのボーイが、やってきて、私を部屋へと案内する。
レセプションや、レストランなんかが入っているオープンエアーの建物を出て、ヤシの木々の下を歩く。
このボーイ、バックパックを背負うのが初めてなのか、とってもうれしそうに歩いてる。 「どう?似合う?」とか言ってるんで、 「すっごく、いいよ!(何がいいのかわかんないけど)」と言ったら、すっごく喜んでた。

 道に迷いそうなぐらい、あちこち歩いて、やっと部屋の前へ着いた。目の前はビーチが広がっている。
部屋に入り、説明を受け、ボーイにチップをあげて、一人になった途端、ベッドに倒れこむ。
いやー、今日はなが〜く感じるぐらい、いろいろあった1日だった・・・。

プンタ・カナTOP



部屋の中  部屋はとゆーと、結構狭い。 セミダブル(?)ベッド2つとライティングデスク、ケーブルテレビ、窓際にチェアーが2つあるだけ。(右写真)
クローゼットはスライド扉になっていて、狭く見せないようにするためか、扉全面が鏡張り。
バスルームは3帖ぐらいで、壁隔ててシャワールームとトイレがあった。浴槽は記憶にないからなかったのかも?
冷蔵庫には、ミネラルウォーターやジュースやビールが入っていて、もちろん飲み放題。
客室の棟(4棟あった)は、コの字型に建てられていて、すべての部屋のテラスから海が見えるようになっている。 部屋にくつろぎスペースがない分、テラスには白いテーブル&チェアーが置いてあり、ゆっくりできる。
そして、部屋から一歩出れば、ヤシが生茂るビーチが広がる。

 薄暗くなってきたけど、散策に出かける。
とりあえず、レストランやバー、おみやげ屋さんが集まる棟へ向かう。ヤシの木の下をあっち行きそっち行き しながら、ようやくたどり着く。

 ほとんどがオープンエアーなんで、気持ちいい。ショーなんかもやってる。
レストランはビュッフェタイプなんだけど、地元地元した(ローカルな)食べ物があんまりないみたい・・・。 どんなものを食べたか憶えてないけど、サラダとフルーツはしっかり食べたはず。
おみやげ屋さん・・・とゆーか、そんなお店に入り、ぶらぶら。 結局、絵葉書とスナック菓子を買っただけだったけど、レジのスタッフのおばちゃん、無愛想だったな・・・。

 今度は来た道とは逆のビーチ側の道を帰る。 プールサイドを通り、明かりに照らされた砂浜の小道を歩いていく。
ここで出くわす人達とのあいさつは、「Hello!」だったり、 「Buenas noches;ブエナス・ノーチェス!(こんばんは)」だったり・・・ でも、「Good Night!」とゆーのは聞かなかったなぁ。と変なことは憶えてる・・・。
暗闇に溶け込んだ海はほとんど見えなかったけど、波の音と海風が気持ちよかった。

 なんとか迷わず部屋に帰り着き、まだまだ喉の痛みと咳が治らないんで、早々とベッドに入る。
バーなんかに行って、いろんな人とコミュニケーションをとるのも、旅の醍醐味なんだろうけど、 今日はとにかく、疲れたーって感じ。いろいろな出会いと別れがあって、おまけに日本語じゃないから、 必要以上に神経と頭を使いきってしまったかな?
こうゆーときは、一人でゴロゴロしながら、テレビ見たり、本読んだり、ボーッとしたり・・・ 1日の疲れを癒す時間が必要。明日に備えて・・・。

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