☆ 6/10
《ホテル&バス編》
《マナティ・パーク編》
《ビーチ編》
☆ 6/11
そこへ、4年ほど前にオープンしたばかりのマナティ・パークの存在を知る。
サント・ドミンゴのエレラ空港を17:00出発。
そこへちょー背の高い男の人が来て、隣に座っていいか聞く。結構、他に席空いてるんだけど・・・。
スポーツ新聞の野球欄を見て、彼は「ソーサ(アメリカ大リーガー)知ってるか?彼はドミニカ共和国出身なんだ。
国や子供達のためにいろいろやってくれてるとてもいい奴だ。英雄だ。」
とうれしそうに話してる。
空港の端っこに停止したとき、私の座席のすぐ横の壁がガバッと開いた。
そのまま建物内を通り抜け、広場に出た。
私の乗ってきた飛行機の乗客は皆、ツアーだったらしく、迎えに来ていたバスに皆乗り込む。
タクシーの運転手に行き先を言って、とりあえずいくらかかるか聞いた。
助手席に乗ってドアを閉めると、ウィ〜ンとシートベルトが動きだし、自動的に私の体にシートベルトがかかった!
いまいち、話しづらい運転手(雰囲気的に)だが、私がマナティ・パークへ行きたいと言ってたら、
タクシーを呼べば連れて行ってあげるみたいなことを言ってる・・・
んー、タクシーで行かないといけないよーなとこなのかしらん?
そして、また木々の中を走る。結構遠い。これでRD$17は安すぎる・・・おかしい・・・。
ホテル・プラヤ・ババロのエントランスにタクシーは止まり、運転手が
私の荷物を降ろしているときに、RD$20を出していたら、彼はRD$274と言っている・・・。
スタスタとレセプションへ行き、チェックインの手続きをする。
私の荷物を背負った先ほどのボーイが、やってきて、私を部屋へと案内する。
道に迷いそうなぐらい、あちこち歩いて、やっと部屋の前へ着いた。目の前はビーチが広がっている。
プンタ・カナTOP
薄暗くなってきたけど、散策に出かける。
ほとんどがオープンエアーなんで、気持ちいい。ショーなんかもやってる。
今度は来た道とは逆のビーチ側の道を帰る。
プールサイドを通り、明かりに照らされた砂浜の小道を歩いていく。
なんとか迷わず部屋に帰り着き、まだまだ喉の痛みと咳が治らないんで、早々とベッドに入る。
☆ 6/ 9
ドミニカ共和国で、首都サント・ドミンゴ以外にどこへ行こうかとまず候補にあがったのは、プエルト・プラタ。
プエルト・プラタは、大西洋を望む島の北側に位置し、クリストファー・コロンブスが名付けた街。
「プエルト・プラタ=港・銀」と言う意味。
光輝く銀色の海をみて、名付けたらしい。中世はヨーロッパ人で賑わっていた港町。
今は、美しいビーチが多いためビーチリゾートで有名。
中世に、海賊たちの攻撃から町を守るため造られたサン・フェリペ砦は、幽霊がでる要塞といわれてる。
興味しんしん。
・・・マナティ・パークのテーマは「自然を育て、増やすこと」。
動物や草花を絶滅から保護するため、園内で育てて自然に返すという試みを実践している・・・
ぜひぜひ、行ってみたい。マナティ・パークは、島の最東端の小さな町プンタ・カナにある。
プエルト・プラタに次ぐリゾートとして注目されてきている町らしい。
とゆーことで、プンタ・カナに決定となった。
右側2シート、左側1シートの20人〜30人乗りの小型旅客機。荷物があるため、足元の広い一番前の2シート側の
席に座る。操縦席が丸見えじゃん!
しかし彼は、「私は足が長いんでこの席しか座れない」と言っている。んー、確かに。
彼は、現地添乗員でツアー客をプンタ・カナまで連れて行っているみたい。
もちろん、リゾート地だから、客は欧米人がほとんど。よって、英語もペラペラ。
彼は結構日本びいきで、何人かの日本人男性と話したことがあるらしいが、日本人女性と話すのは
初めてらしい。
野球あまり興味ないけど、ソーサは知っていた。
ホームラン数の新記録を出して、ボンズ(だったっけ?)とホームラン王を争ってた。
ボンズはアメリカ人だけど、ソーサは貧しい(?)国から来てる人だと言っていたんで、
なんか、ソーサに勝たせてやりたいと密かに応援していた。
「知ってる」と言うと、彼はすごく喜んでいた。そして私は「日本人のノモやイチロー知ってる?」
と聞くと「もちろん」と彼。しばし、この話題で盛り上がる。
いつの間にか離陸し、下の景色は海へと変わっていた。天気がいいせいか、ほとんど
揺れがない。よかった。
で、「操縦席の写真を撮ってもいいの?」と彼に聞くと、いいと言う返事が。
立ち上がって、カメラを構えるとパイロット2人ともに振り向きスマイル。
でも、真中に仕切りがあったんで、正面から撮れなかった。(右写真)
しかし、小型機パイロットってなんでみんなサングラスかけてるんだろう?まぁ、かっこいいんだけどね。
下の景色が海から草原とゆーか森とゆーか・・・と変わった。
この草原とゆーか森とゆーか、この地域独特なものらしい。写真撮ったけど、
窓が汚くて、ぼんやりとしか写ってなかった。(左写真は帰りの飛行機の時、撮った写真)
いつの間にか、2人の会話は、スペイン語講座へと変わっていた。そして、メールアドレス交換した頃、
プンタ・カナ空港へ到着。
約40分の空の旅。またしてもボーッとすることなく着いてしまった。
「うっわぁ!」とちょーびっくり。ドアがあったなんて知らなかった。まぁ、乗客が乗り降りする
ようなドアじゃないんだけど。
開けた人はやたらとウケテた。
降りてから、自分が乗ってきた飛行機を撮る。(左写真)
そして、プンタ・カナの飛行場も撮る。(右写真;画像めちゃくちゃ悪いです)
うー、建物まで結構遠いじゃん。私だけ重いバックパックを背負い歩くが、みんなと距離が
どんどん離れていく・・・。
空港の建物の造りは、この土地に昔からある独特のものなんだろう。
藁かなんかわからないけど、そんなもので屋根を葺いている。雰囲気いいわぁ〜。
プンタ・カナTOP
プンタ・カナ空港へは、マイアミやプエルト・リコからも中型の飛行機が来てるんで、
まぁまぁ、田舎としては、空港は大きい方だろう。
が、私が乗って来たのは国内線チャーター機なんで、一番端の小さな建物
(10m四方あったろうか?)にしか用はない。
この小さな建物の中で、空港内のすべての機能を兼ね備えてた感じ。
迷うことなく事が運ぶんで楽なんだけど・・・。
結局、大きな建物の方には、行きも帰りも足を運ぶことがなかった・・・。
ガイドの彼が「また会えるといいね」と言ってバスに乗り込み、バスが動きだした。
そして彼はバスの窓から、私に向かってにこやかに手を振り、なぜか他の乗客たちも
皆、私に向かって手を振ってくれてた。
私も皆に手を振るが、私ひとりでお見送りしてるみたい。
んで、ひとり取り残された寂しい気分があった。
だって、バスが去ったあと、私とタクシーの運転手2人が広場にいただけ・・・。
「17」と言ったんで、「ドル?」と聞いたら、首を振ったんで、"えー?ペソ?
ちょっと安すぎる〜"と思ったが、きっと近いんだろうと勝手に納得する。
そして、一人で乗るのはもったいない(乗合の方が安くつくでしょ?)と言われ、
しばらく、誰か他に客が来ないか待ってみるが、誰も来ない。
タクシーの運転手も仕方ないと諦め、私一人乗せて出発することになった。
な・なんて、ハイテクなタクシーだ!日本でもこんな車に乗ったことないぞ!
と感動しつつ、木々しか見えない風景の中を走る。
と、家や店がポツポツとあるちょっとした田舎街を通る。家の外ではみんなでテーブルを囲み、
ラジオ(?)からの音楽が流れる中、飲んで食べての〜んびりしてる。んー、ええなぁ〜。
やっと、BAVAROと書かれた看板が見えた。が、このエントランスからがまた結構ある。
HOTEL BAVAROと言っても、この広大な敷地内になんと5種類の個別のホテルがあり、
ゴルフを楽しみたい人は、ゴルフ場が目の前のホテル・ゴルフ・ババロ、カジノを楽しみたい人は、ホテル・カジノ・ババロ、
海辺沿いには、ホテル・ハルディン・ババロ、ホテル・プラヤ・ババロ、ホテル・ババロ・パレスがあり、
それぞれ建物も雰囲気も違っていた。
私が泊まったのは、ホテル・プラヤ・ババロ。
なぬぅ〜!RD$17と言ったじゃん!彼はRD$17は冗談だろってな顔してる。
ドル?と聞いたら、違うと言ったじゃん!RD$274なんて、払えないよぉ。RD$1.000紙幣くずさないと・・・。
かと言ってドルもUS$100紙幣をくずさないと払えないしぃ・・・。
と、運転手RD$1.000紙幣の方をもって、両替しにホテルカウンターへ向かった。
ホテルカウンターと言えども、オープンエアーで、扉も何もない。筒抜けじゃん。
その間、RD$274とUS$17を計算機で日本円に換算。共に約2.000円。まぁ、間違いはないな・・・
しかーし、高い!サント・ドミンゴより高い!まぁ、田舎だからね・・・となぜか納得している私。
彼はとゆーと、帰ってきながら、まわりのホテルスタッフなんかに、「RD$17だって。ハッ、信じられないよ。」とか
言ってる。その態度にムカついた私は、両替してくれた金を受取り、RD$274きっかり出した。
チップなんてやるもんかー!ぐぞぉ〜!あーたが、はっきり言わないからだぁー!
そーいえば、私の荷物は?と振返ると、ベルボーイかわかんないけど持っていて、
"ちゃんと僕が持ってるよ"ってな感じで合図してくれた。よしよし。
と、カウンターのおじさま、「2泊?」と聞いてる。うなずいたけど、「2泊だけなの?」とまた聞いてる。
え?なんで?「そうだけど、どうして?」と聞き返すと、「だって、短い。もっと長くいればいいのに。」
ってなことを言ってる。そんなこと言われても・・・とりあえず、サント・ドミンゴで友達が待ってるから
2泊しかできないってな感じで話したら、納得?してくれた。理由はどうあれ、よかった。
リゾートで来てる人が多いから、ショートステイは少ないんだろう・・・。
それから、オール・インクルーシブの人は、手首にプラスチックのバンドをはめられる。これがあると、ホテル内の
サービスがタダになる。いやー、うれしいなぁ。
レセプションや、レストランなんかが入っているオープンエアーの建物を出て、ヤシの木々の下を歩く。
このボーイ、バックパックを背負うのが初めてなのか、とってもうれしそうに歩いてる。
「どう?似合う?」とか言ってるんで、
「すっごく、いいよ!(何がいいのかわかんないけど)」と言ったら、すっごく喜んでた。
部屋に入り、説明を受け、ボーイにチップをあげて、一人になった途端、ベッドに倒れこむ。
いやー、今日はなが〜く感じるぐらい、いろいろあった1日だった・・・。
部屋はとゆーと、結構狭い。
セミダブル(?)ベッド2つとライティングデスク、ケーブルテレビ、窓際にチェアーが2つあるだけ。(右写真)
クローゼットはスライド扉になっていて、狭く見せないようにするためか、扉全面が鏡張り。
バスルームは3帖ぐらいで、壁隔ててシャワールームとトイレがあった。浴槽は記憶にないからなかったのかも?
冷蔵庫には、ミネラルウォーターやジュースやビールが入っていて、もちろん飲み放題。
客室の棟(4棟あった)は、コの字型に建てられていて、すべての部屋のテラスから海が見えるようになっている。
部屋にくつろぎスペースがない分、テラスには白いテーブル&チェアーが置いてあり、ゆっくりできる。
そして、部屋から一歩出れば、ヤシが生茂るビーチが広がる。
とりあえず、レストランやバー、おみやげ屋さんが集まる棟へ向かう。ヤシの木の下をあっち行きそっち行き
しながら、ようやくたどり着く。
レストランはビュッフェタイプなんだけど、地元地元した(ローカルな)食べ物があんまりないみたい・・・。
どんなものを食べたか憶えてないけど、サラダとフルーツはしっかり食べたはず。
おみやげ屋さん・・・とゆーか、そんなお店に入り、ぶらぶら。
結局、絵葉書とスナック菓子を買っただけだったけど、レジのスタッフのおばちゃん、無愛想だったな・・・。
ここで出くわす人達とのあいさつは、「Hello!」だったり、
「Buenas noches;ブエナス・ノーチェス!(こんばんは)」だったり・・・
でも、「Good Night!」とゆーのは聞かなかったなぁ。と変なことは憶えてる・・・。
暗闇に溶け込んだ海はほとんど見えなかったけど、波の音と海風が気持ちよかった。
バーなんかに行って、いろんな人とコミュニケーションをとるのも、旅の醍醐味なんだろうけど、
今日はとにかく、疲れたーって感じ。いろいろな出会いと別れがあって、おまけに日本語じゃないから、
必要以上に神経と頭を使いきってしまったかな?
こうゆーときは、一人でゴロゴロしながら、テレビ見たり、本読んだり、ボーッとしたり・・・
1日の疲れを癒す時間が必要。明日に備えて・・・。