リオ・デ・ジャネイロ


☆ 6/16 

  《ホテル編》

☆ 6/17 

  《バス編》   《コルコバードの丘&フィルム編》   《植物園編》   《ポン・ジ・アスーカル編》   《レストラン(シュハスコ)編》

☆ 6/18 

  《豪雨+郊外編》

☆ 6/19 

  《ビーチ散策編》   《市電&古い街並編》   《セントロ&危険!編》

  



 フォス・ド・イグアス空港を発って2時間後、サン・パウロの空港へ着陸。 ここで、殆どの人が降りていく。 私達ら10人弱がそのまま残り、30分後、新たな客を乗せ、リオ・デ・ジャネイロへ。
リオ・デ・ジャネイロの国際空港、ガレオン国際空港へ18:20到着。
片道R$269.20(約14.500円)、タム(TAM)航空。

 ガレオン国際空港は、リオ市内から北へ15kmにあるコベルナドール島にある。
そこから、タクシーでイパネマ地区のホテルへ向かう。 行き先は、Caroにお任せなんで、私はどこへ行っているのか見当つかない。
リオ市内の夜景を見ながら、途中、生臭い匂い(?)のする地域を通り、 イパネマ地区へ着くが、お目当てのホテルが見つからない。 タクシーのおじさんもあんまり詳しくないみたい。
なんとか、ホテルを見つけ、お金を払う。 所要時間約30〜40分。R$30(約1.600円)。

 ホテルの名前、なんて名前だったかわからないけど、小さなホテルだった。
ロビーに荷物を預け、部屋をチェックしに行く。 セメントの壁に白黒のテレビ。寂しいとゆーか、冷たいとゆーか、そういう雰囲気が漂ってる・・・。
もちろん、CaroはNo。

 Caroは、タクシーでここへ来る途中に見つけたホテルが、気になってたらしく、 Caroはそのホテルの方へチェックしに行く。
私は、とりあえず、この小さなホテルのロビーで待ってた。
しばらくして、Caroが戻ってくる。少々値段が高くなるけど、向うのホテルがいいみたい・・・、とゆーことで移動。
2人荷物を持って、暗くなった通りを足早に歩く。結構遠かったな・・・。

 やっと、着いたホテルは、Hotel Vermont(ホテル・ベルモント)
ダブルR$110(約6.000円弱)の部屋しか開いてなかったが、ガイドブックによると、 2つ星のホテルらしい。
部屋内部はあまり覚えてないぐらい質素だったと思うけど、さっきのホテルより全然いいとゆー記憶はある。
なんといっても、小さな窓からちょうど、ライトアップされたコルコバードのキリスト像が見えてたのはGood!

 "リオ"と言えば、 "リオのカーニバル"が有名なように、サンバ発祥の地
しかし、ボサノバ発祥の地でもある。 ボサノバと言えば、"イパネマの娘"が超有名。 その名曲"イパネマの娘"が生まれたカフェレストランが、このホテルの傍にある。行かなかったけど・・・。

 近くのスーパーへ行って、飲物とヨーグルトとお菓子等を買って、遅めの夕食がわり。
マテ茶が飲んでみたかったので、マテ茶のドリンク(オレンジ色の容器)を買ったけど、後悔。 日本で言う緑茶ってイメージがあったけど、砂糖タップリって感じで、ちょーちょー甘かった。

 そう言えば、ブラジルのホテルのエレベーターって、変わってる? ってゆーか、初めて来た人は、どこにエレベーターあるの?って思っちゃう?
廊下をいくと、部屋に入るような普通のドアがあり、そこを開けると、また扉がある。 その扉を開けてエレベーターに乗り込む。要は2重扉なんだろうけど、ひっじょーにわかりにくい。
私一人だったら、ウロウロしてたはず・・・?

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 この日の朝、朝食はどうしたか覚えてない・・・。ホテルに朝食付いてたっけ? それすら覚えてない・・・。どーしたもんだ?
とにかく、まず、コルコバードの丘へ行こうと、バス停へ向かう。
ホテル前の通り(Av.Visconde de Piraja)ではなく、1つ海側の通り(Rua Prudente de Moraes)へ 行く。

 ここで、リオのローカルバス(オニブス)事情

@ バス停−はっきり"バス停"とわかるところもあれば、 わかりにくいところもある。

A 表示−バスの前部には、行き先も書いてあるけど、 3桁のNoで行き先判断したほうが無難。 かと言って、どこ行きが何番か?ってゆーのは、ホテルカウンターで予め聞いておくか、 バス停にいる地元の人に聞くか。

B 乗る前・・・止め方?−これが問題。 2車線にわたって、バスが走ってる。それも、猛スピードで・・・。
で、お目当てのバスは、早々と見つけ(目が悪い人は不利かも?!)、 バスに向かって高々と手とあげる。道路に身を乗り出す感じで。 じゃないと、あれよあれよで、通り過ぎて行く。
特に、向う側(2車線目)を走っているバスを止めるのは、至難の業。
そして、なんとかバスが止まって、後ろから乗り込むと同時にブーンと発車。

C 乗ってすぐ・・・ブラジルのバス運賃支払い方− 乗口入ってすぐに番台みたいな車掌席があり、そこでお金を払う基本的にR$1(約54円)
と、車掌席の前にある回転パイプ(?)を通ってはじめて座席に着ける。 んー、口で説明するの難しいなぁ・・・。
んで、この回転パイプ、膝上ぐらいからあるため、パイプ下をくぐれる子供はタダらしい。 そーいえば、小学生の男の子が、むりやりくぐっていた。

D 乗ってる間・・・バスの運転−例えるなら、 ジェットコースター! すんごいスピード!カーブも狭い道もなんのその、 速度を落とすことなく走ってる。ジェットコースターより恐怖を感じた・・・。
だいたい席に座れてたので、立たずにすんだのは、まだよかったのかな?

E 降りる時・・・合図の仕方?− 両サイドの天井付近に白い紐がつたわせてあるんで、 それを下にひっぱると 降りる知らせとなる。その紐に届かない人は、届く人にお願いするしかない。

F 下車時−バス停に着くと、すごいスピード後の急停止。 手すりにしっかり捕まっておきましょう。
タラップから降りるやいなや、ドアを閉めながら走り去って行くんで、うだうだしてる暇はない。 即座にバスから離れるべし。

G 感想−こ・こわい。絶対、私ひとりでは、乗れない。
今回は、慣れっこのCaroが全部してくれたんでよかった。いい経験になった・・・。 が、Caro曰く、リオのバスの運転はやっぱ、荒いらしい。

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 コルコバードの丘(Morro do Corcovado)へ行く電車乗場、 コズメ・ベーリョ(Cosme Velho)駅の 傍のバス停で降りる。ジェットコースターとは、しばしお別れ。

ケーブル式登山電車  駅のチケット売り場で往復R$20(約1.080円)を払う。 通常R$18だけど、日曜日だけはR$20 と高くなるみたい。
赤の車体に白いラインの入った電車がやってきた(左写真)。ケーブル式登山電車で、2両編成。 だいたい、30分間隔で出ているが、 ある程度満員となったら、出発!って感じだった。

 Caroと私は、窓際の席に向かい合って座った。満員の状態で出発。
ガタゴト、ガタゴトと、急斜面を登って行く。最初は、木々の中や、民家の傍を通り、 途中2〜3箇所、ちっちゃな駅に停まる。
上に登るにつれて、木々もなくなり、リオの街が一望できる。

 ここで、笑い話・・・。
ガタゴトと電車に揺られ、窓からの風を頬に受け、気持ちいい・・・と思っていると、 Caroがニコッと笑って
「あっ、が出た。」
「・・・。」
?・・・まぁ、周りに日本語わかる人がいないけど、 大衆の前でCaroなんてことを・・・と思って、ふっと気付く。 今まで、薄曇だったのに、ぱっとCaroの顔に日が射した直後だった。
もしかして、「(お日様)が出た。」って Caroは言いたかったのかな?
私は、思わずプッと吹きだして「Caro、じゃなくて じゃない?」。 Caroも「あっ!」
オナラが出たのかとビックリしたよ!」と、 2人で大笑い。しばし、ハマってしまった・・・。
言うまでもなく、これ以降、日が射すと「が出たよ!」と、 2人で言いあってました!
 ちなみに、日本語ボランティアをやってて、感じたこと・・・ 外国の人と日本語で話す場合、頭の中はいつも柔軟にしとくべし。 じゃないと、理解に苦しむことが多々あります・・・要は慣れることかしらん?

コルコバードのキリスト像
真っ青な空に白い巨体が浮かんでいるよう。 すっと広げられた両手は、街や人を包み込むような温かさと、そして威厳も感じた。
コルコバードの丘から
コルコバードの丘から見た私たちが泊まっているイパネマ地区、レブロン地区方面。 左手前の湖はロドリーゴ・デ・フレイタス湖。中央右寄りの奇岩はペドラ・ドイス・イルマオス。 右手前の緑の森は、この後行く植物園。そして、広がる海は大西洋。
コルコバードの丘から
同じくコルコバードの丘から見たフラメンゴ地区、ボタフォゴ地区方面。 右側の奇岩は、この後行くポン・ジ・アスーカル。 世界三大美港のひとつと言われているグアナバラ湾の向うは、隣のニテロイ市。 リオ市とニテロイ市は、グアナバラ湾を横切るリオ・ニテロイ橋(全長約10kmかな?)でつながっている。

キリスト像の後ろ姿  約15分で、 終点のコルコバード(Corcovado)駅に着く。
そこから、しばらく坂道を歩くと、広場へ出る。お土産屋さんや、レストラン、スタンドバーなんかがある。
そして、あの有名なキリスト像の後ろ姿が、目の前に! (左写真;なかなかガイドブック等でお目にかかれないキリスト像の"後ろ姿")
階段を登り、ぐるりと廻って行くと、憧れに憧れたコルコバードのキリスト像とご対面!感激!

 リオで有名なコルコバードのキリスト像は、海抜710mの絶壁の頂に建っている 高さ30m、横一文字に広げた両手の巾は28mで、1931年に造られた
東向きに立っているため、午前中に行けば、右写真のように逆光にならず、きれいに撮れる。 また、日没後はライトアップされたキリスト像が夕闇に浮かんで、これまたきれいだそう。

 しかし、朝の9時過ぎだとゆーのに、すごい人!同じ電車で来た人達とその前の電車で来た人達等 でごった返し。コルコバードの丘は朝のラッシュ時?日曜日とゆーのもあるのかな?
そんな人ごみの中でも、Caroと私は、キリストと共に同様のポーズで写真に納まる。
キリスト像を見上げた姿 そして、キリスト像の真下に来て、見上げてみる (左写真;これまたガイドブック等でお目にかかれないキリスト像を"見上げた姿")。

 景色などを堪能したあと、再び、広場へ戻る。ここの売店で、フィルムを買うことにした。
だいたい中南米は、コダックフィルムがメインなんだけど、あくまでもフジフィルムにこだわる私。
なぜかって?我が家で写真を焼いているから、メーカーによって微妙な色具合とゆーのが、敏感にわかる。
一番いい色が出るのは、フジ。黄ばんだ感じ(黄色味が多い)が、コダック。 そして、赤っぽい(赤味が多い)のが、コニカ。その他のメーカーは問題外。
コダックの黄ばんだ感じって、遺跡や古い街並なんかを写すときは結構味が出て、いい感じにはなる。 しかし、自然の色を出したいなら、やっぱフジかな?と思っている。 ちなみにこれは、あくまで、私の独断と偏見ですので・・・。

 やっぱり、フジは需要が少ないせいか、コダックより全然高い。 まぁ、観光地ってゆーのもあるけど、 36枚ISO400がR$20(約1.080円)! うそでしょ?って言いたくなるぐらい高い。 だって、日本では700円前後で売ってるんだよ!(観光地ではもっと高いと思うけど)
しかし、フィルムに関して妥協を許さない私は、しぶしぶ買ってしまった とゆーか、買わざるをえなかったんだけど・・・。
あまりにもの私のかたくなな態度に、Caroも今度からなるべくフジを買おうと言ってた・・・。
(街でのフィルム値段は
6/19ビーチ散策編にて)

 ファンタオレンジジュースを買って、広場の片隅に座り込み、休憩。
なんで、ファンタオレンジを買ったか?って、日本と一味違うと聞いたから。
ブラジルの法律でジュース果汁は30%以上と決められているらしい。 だから、日本のより色は濃いし、もっとフルーティーでウマイ
しばし、ゆっくりとくつろぎ、それから重い腰を上げ、駅へと向かう。



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