再び、コズメ・ベーリョ(Cosme Velho)駅へ戻る。
コルコバードの丘から下界(?)を眺めた時、結構近くに見えてた 植物園(Jardim Botanico)へ行くことにした。
近くのバス停から、植物園前を通るジェットコースター・・・いやいや、バスに乗り込む。

植物園一角
帝王ヤシの並木道へと向かっている途中、帝王ヤシの間から、コルコバードのキリスト像が 見えてた。(中央部。わかるかな?)しかし、帝王ヤシって、ホントに飛びぬけて高い。
帝王ヤシの並木道
正面の門から撮った帝王ヤシの並木道。昔、皇帝が通るための道として作られたと言ってた。 はて、全長どのくらいあるのだろう?

植物園のトカゲ  植物園前のバス停で降り、門をくぐる。門は何ヶ所かあったみたいで、私たちが通った門は 正面(?)の門じゃなかった。 ここで、入園料R$4(約220円)を払う。
早速、私の好きなトカゲがお出迎え(右写真)。爪が長いトカゲだ。
どこへ向かうともなく、2人歩く。まず、温室が近くにあったんでそこへ入るが何があるとゆーわけでもない。 とゆーか、何があったか記憶にない。

 とにかく、この植物園メインの帝王ヤシの並木道に向かう。 高さ30m以上はあるこのヤシは、どこの木々の間からでも目につく。
この植物園は、1.4kuの敷地にラン、サボテン、アマゾンの植物群など、 約5.000種の植物が生茂っているそう。 フレアースカートみたいな幹を持った巨木や、竹のように細くて、先端の幹が真っ赤になっているヤシなど、 おもしろい木々があった。

順光の噴水
帝王ヤシの並木道中央部に広場があり噴水があった。順光で撮った写真。
逆光の噴水
同じ噴水を逆光で撮った写真。順光より、カラーが少なくなるが、水の存在がきれいに 映しだされる。

 鳥のさえずりが心地よく、リスやネコがのんびりと過ごしている。森林浴にもってこい。
とゆーことで、Caroとしばし寝転がる。気持ちいいと思ってたら、Caroはすぐ寝てしまった。
と、人懐っこいネコが近寄ってきたんで、私はネコとじゃれあう。この時のネコの写真は、動物編にUP。

 そこへ、一人のおじさんが近づいてきて、「英語は話せるか?」と聞いてきた。 「少し。」と答えると、「よかった。この国はあまり英語が通じない。 私の写真を撮ってくれ。」と言うんで、写真を撮ってあげた。
この一人旅のおじさん(名前忘れた)、ヨーロッパのどこかの国のとてもきれいな場所に住んでいるらしい。 なんて言うところか忘れてしまったんだけど・・・(役立たずでスミマセン・・・)。
目覚めたCaroは、その地域を聞いて知ってたみたいで、「すっごく、いいところだよ。」と言ってた。
んで、このおじさん、私を気に入ってくれたのか?別れ際に 私とツーショットの写真を撮りたいと言って、Caroに撮ってもらった。

 再びウロウロと散策しながら、正面の門へ来て記念撮影後、門から出る。
そこからすぐ傍の建物内で、イベントがあってた。 何のイベントかとゆーと、私たちが行く予定のパンタナールへの案内。
Caroが「私たちが今度行くところだから、 見に行こう。」と中へ入る。ちょっとした空間に歩道やつり橋なんかが作ってあって、そこを歩きながら パンタナールの動物や植物(レプリカ)を見物できる。ビデオ放映もあってた。
いまいち、パンタナールについて予備知識がなかった私だったけど、「こーゆーところへ行くんだぁ」 って感じで見てた。

 そこから出て、バス停へ向かう。まだ、時間があるんで、ついでにポン・ジ・アスーカルまで行っちゃおう! っとゆーことで、バスを待ってた女性にCaroがポン・ジ・アスーカルへ行くバスNo.を尋ねた。
と、ラッキーなことに、その女性2人、ポン・ジ・アスーカルの傍に住んでいるらしい。 一緒のバスに乗ればいいとゆーことで、バスを待つ。

 と、2台のバスが来て停まる。その後ろから来ていたバスが目的のバスらしいが、 そのバス、停まっていたバス2台を追い越し、そのまま過ぎ去ってしまった・・・。
みんな「えっ?」。ちょっと待ってと追いかけるが、猛スピードのバスはあれよあれよと 遠ざかって行く。「信じられない!」と女性達・・・。次は1時間後にしか来ないらしい。
「仕方ない。」とその女性達、乗換えで遠回りになるけど、私たちについておいでってな感じで、 バス停を移動。
他のバスに乗り、途中降りて、また別のバスに乗り換えた。 Caroと私はついて行くだけ。
で、ポン・ジ・アスーカル前のバス停へと着いた。



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ゴンドラから
ウルカの丘へ行く途中のゴンドラの中から撮った。広場の奥にゴンドラの発着所がある。 左の海岸は、ベルメーリャ(Vermelha)海岸。
リマ市街(ウルカの丘から)
ウルカの丘から撮った夕闇に包まれていくリマ市街。右側にコルコバードのキリスト像のシルエットが見える。
リマ市対岸
ウルカの丘から撮ったリマ市対岸の街、ニテロイ市。
ポン・ジ・アスーカル
ウルカの丘から撮った夕日色に染まったポン・ジ・アスーカル。ラグビーボールを立てたような形。 海の上にニョキッと生えてきたみたい。
リマ市街(ポン・ジ・アスーカルから)
ポン・ジ・アスーカルから撮ったリマ市街。右手前の丘がウルカの丘。 左手前ビーチがベルメーリャ海岸。左中央に広がるビーチは、有名なコパカバーナ(Copacabana)海岸。 その向うにイパネマ海岸、レブロン海岸と続く。

 ポン・ジ・アスーカル前のバス停まで一緒に連れてきてくれた女性達にお礼を言って、別れた。
広場の奥にあるゴンドラ発着所のある建物へ向かう。
ポン・ジ・アスーカル(特殊文字があるためポルトガル語で書けません)は、 海に張り出した海抜390mの奇岩
そこへ行くには、まず、ゴンドラでウルカの丘(Morro da Urca)海抜230mまで行き、 そこでまた、別のゴンドラに乗り換えて、ポン・ジ・アスーカル頂上まで行く
往復のゴンドラチケット代R$20(約1.080円)で、 運行は30分間隔

 最初にチケットを渡し、回転パイプ(?名前知らない)を通れば、あとはゴンドラ乗り放題(?)。 まぁ、登ったり降りたり何度も続けて往復する人はいないだろうけど・・・。
んで、この回転パイプ、これがまた日本のより結構固い。 通りたいんだけど、パイプが回らない。普通より、もうちょい力を込めて 押せばよかったのだけど・・・。
"あんれっ?回らない・・・"と思った私は、傍にいたチケット切りのお兄さんを見る。 んで、お兄さん、ウィンクした後にパイプを一緒に回してくれた。 ・・・ウィンクはなんの意味があったのだろうか?

 ゴンドラ乗場には、また、別の黒人のお兄さんがいた。そう言えば、ブラジルへ来て黒人の人って まだ見かけてなかったよーな?
人が少なくて暇なのか、ゴンドラが来るまで私たちの話し相手となった。 彼は、日本に好意的で、日本語をあいさつ程度だけだけど知っていた。 それから彼は、Caroにリオのいろんな観光情報を教えていた。 本までわざわざ持ってきて、説明してくれる。
ホント、ブラジルへ来てから、会った人達って、人懐っこいとゆーか、親切とゆーか、 いい人達ばかり・・・。

 ゴンドラが来て、彼には「またあとでね」と言って、ゴンドラに乗り込む。
床以外は全面ガラス貼りなんで、360度景色が見える。 夕日が差してきて、山肌や街がオレンジ色に染まってキレイ。 ウルカの丘の猿

 ウルカの丘へ着き、丘の上を散策。と、木々の間をちょこまかと動くものあり。 なんだなんだと近づいてみると、ちっこい猿が何匹もいる。
色白でロン毛茶髪って感じぃ?シッポは長くて縞模様・・・これって、 フォス・ド・イグアスのバードパークで見た猿と似てる
(6/15バードパーク編) 。
動きが速いんで、いい写真が撮れなかった(かろうじて左写真)。
ウルカの丘の花 ちなみに右写真は、丘に咲いていた花。

 それから、ポン・ジ・アスーカル行きのゴンドラ乗場(着いた場所と違う)へ行き、ゴンドラに乗り込む。
日が沈み、夕焼けがどんどん濃くなっていく。

 ポン・ジ・アスーカルの頂上には広場があり、お土産屋さんやスタンドバーがあった。 一番眺めがいい場所を陣取り、近くのテーブルのイスを持ってきて座る。
リオの街に明かりが点き始め、闇が迫ってくるとともに、街の明かりが増えていく。 いつの間にか、広場の手すりに沿ってイスが並び、みんなリオの夜景に酔いしれる・・・。 (夕焼けから夜景までの写真を何枚か撮ったけど、んー、いまいちだったんで、UPしてません。)
Caroも私もボーっと街を眺めてた。どのくらい、そこへいたのだろうか? 1時間ぐらいボーっとしてたような・・・?

 重い腰を上げ、ゴンドラ乗場へ行く。ウルカの丘で再び、ふもとまでのゴンドラに乗り換える。
ふもとのゴンドラ発着所に到着。黒人のお兄さんに再び会い、少しのやりとりの後、さよなら・・・。
真っ暗闇の中、バス停へと向かう。



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 バス停へと向かう途中、ポップコーンとチュロスを売っている屋台があった。
チュロスは中に入れるクリームが3種類ほどあり、Caroお薦めのクリームにしてもらった。・・・ が、なんのクリームだったか、1個いくらだったか、1年以上前のこと・・・すっかり忘れてる・・・。 甘かったけど、おいしかったのは覚えてる・・・。 ほんと、役立たずでスミマセン・・・。
しかし、繁盛してたなぁ〜。

 先ほどの黒人のお兄さんに教えてもらったシュハスコ(Churrasco;後ほど説明有)のおいしいお店へ向かうべく、 コパカバーナ(Copacabana)地区を通るバスに乗る。
どのバス停で降りるかは、いつもCaroが、運転手か、車掌さんに"どこどこへ行きたい"と話し掛けておいて、 そのバス停が来たら合図してもらって降りてた。やっぱ、Caroがいると心強い。
バスを降り、目当ての店を探すのにちょっと迷ったけど、なんとか着く。

 私たちが行ったシュハスカリア・パラセ(Churrascaria Palace)は、 コパカバーナビーチの傍のシュハスコ専門店
シュハスコ(Churrasco)とは、 ブラジル風焼肉のこと。
一般的なシュハスコ専門店では、 ギャルソン(ウェイター?)が、鉄串に刺して焼いた肉の塊をテーブルまで持ってきて、 皿の上で欲しい分だけスライスしてもらう 肉の種類は20種以上はあり、食べ放題

 で、おもしろいのは、最初に渡されるカード (店によって違うらしいが・・・)。 片面が緑色、もう片面が赤色と色分けしてある。
緑色面を出していると、 次から次へと、担当の肉を持ったギャルソンがやってくる。 肉の名前を言うが、私にはさっぱりわからない。 おいしそうな肉のときだけ、一切れもらう。まだ、食べ終わらないうちに次の肉がやってくる。 あっとゆー間に皿の上には、いろんな種類の肉が山積み。
食卓・・・ と、ここで、カードを裏返し、赤色面を出すと、ピタッとギャルソンが来なくなる。 お肉はいらない合図(右写真、右端の赤色のカード)。
落ち着いてゆっくり肉を味わう。また、食べたくなったら、カードを裏返して緑色面を 出す。と、待ってましたとゆーように、串に刺した肉を持ったギャルソンが次から次へとやってくる。

 そして、前菜やデザートも、ビュッフェスタイルで食べ放題。種類は豊富。 あと、小皿みたいな単品も注文できる。
と、ここで、小食なはず(?)のCaroも私も、大好きなポン・デ・ケージョ(右写真、左端の丸いの) やフライドポテトなどの小皿も注文。
Caroは「味噌汁もあるよ。」と注文。 味噌汁が入った赤いお椀が、白い陶器の小皿の上にのってきた。ミスマッチな組み合せ。
味噌汁? んで、味噌汁に白いものが浮いている(左写真)。・・・豆腐?
Caroが一口飲んで、食べてみる。「んー、豆腐のよーな、豆腐じゃないよーな?」
どれどれ?と、私がお椀に口をつけ、飲んで口を離すと、 お椀と私の口の間に糸引くものが・・・。
「こ・これって、豆腐じゃなくてチーズじゃん!!」
味噌汁にチーズ・・・初めての体験。合わないわけじゃないけど・・・変。 これぞ "ミソスープ "って感じかしら?ウケてしまった。

 値段は2人でR$48.50(約2.600円)。 前菜も肉もデザートも食べ放題で、小皿も注文(5皿)して、 1人1.300円だなんて、安すぎる。
ビールを飲みたかったけど、お腹が張って、食べたい物も食べれなくなるんで控えた。 折角だから、食べることに専念した次第で・・・。

 帰りは、再びバスに乗り、イパネマのホテル近くで降りた。
本日は、ホテル〜コルコバード〜植物園〜ポン・ジ・アスーカル〜シュハスカリア(夕食)〜ホテルと移動はすべて ローカルバス(オニブス)
(6/17バス編)  
で、運賃はすべてR$1(約54円)だったため、 300円内で移動できたってこと? ジェットコースター並みのスリルを味わうけど、いい交通手段・・・だったかな?
ただし、バス内といっても、自分の荷物の管理はしっかりと! (どこでもそうだけど・・・)
特に混んでる時はスリに遭い易いらしい。



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