晴れ晴れとした空!んー気持ちいい朝だぁ!
ホテルの朝食は、ビュッフェスタイルの食べ放題。何種類かのパンとチーズ、フルーツ、ジュース。それに甘そーなケーキ大軍団。 朝から、こんなん甘いケーキなんて食べれるか!と思っていたら、皆食べる食べる・・・。 つ・ついてゆけない・・・。
で、Caroはとゆーと「ここのパンはおいしくない。ジュースは生じゃない。」とブツブツ・・・。
もう1泊ここに泊まるつもりだったけど、Caroは"朝食がおいしくない"と言うことで、 お隣のホテルへチェックしに行く。

 お隣のホテル、 Hotel 3 Fronteirasは、ダブルでR$48.00(1人1.300円弱)。2人で400円お得。
白い建物に、各部屋のテラスの柵が赤色という、赤がポイントカラー(?)のホテル。 部屋の家具類も赤色で統一されていて、 すごーく質素だけど、なんかかわいい。安いし、結構きれいだし、朝食もおいしそうと 言うことで、即、移動。
チェックアウトしてすぐさまお隣のホテルへチェックインなんて、ちょっと変な気分・・・。

 今日は、アルゼンチン側からイグアスの滝を見ようと、ホテル前のバス停から Cataratas/Argentinas行のローカルバスに乗り込む。片道R$6.00(約300円)。 ブラジルとアルゼンチン国境の橋(Tancredo Neves橋)を渡り、入国審査のため、一旦バスを降りる。 たくさんの人が並んでいたけど、旅行者は違う窓口で結構空いていたため、すぐに手続きができた。

 しかし、ここで問題発生。私は入国OKだったけど、Caroがダメだった。 とゆーのは、ブラジルの人は皆、身分証明書をいつも持っているんだけど、なくしたら大変 とゆーことで、コピーを持ち歩いている。で、普通はコピーでも通用するらしいんだけど、さすがに国境越えるとなると コピーでは通用しないらしく、おまけにパスポートも持ってきていなかったから、Caroは入国出来ない。
私ひとり、Caroを置いて行く訳にもいかず、再び、ブラジル行のバスに乗り込みUターン・・・。

 で、国境の橋を渡ってすぐバスを降りる。 この時、いっしょにバスを降りた女の人に、アルゼンチン方面をバックにしてCaroと2人、写真を撮ってもらう。 一応、アルゼンチンにちょっと足を踏み込んだ記念に・・・。

 それから、ブラジル側のイグアスの滝を目指して歩き出すが、その道はバスはほとんど 通っていないし、歩けばゲートまで結構あるらしい。 そこで、バスをいっしょに降りた女の人と3人で、タクシーに乗って行こうと言うことになり、タクシーに乗り込む。

 相乗りになった女の人は、パラグアイから一人で観光に来ていた。パラグアイとゆーことは、スペイン語が 話せる・・・スペイン語忘れないためにも、実践、実践。



 
フォス・ド・イグアスTOP 




 イグアスの滝国立公園のゲートの傍にあるバードパーク(Parque das Aves)で、私とCaroはタクシーを降りる。 パラグアイの彼女はイグアスの滝国立公園のゲートで降りるみたい。とりあえず、タクシー代は割勘で1人R$2.50 (約135円)払う。
バードパークの看板  バードパークの入口で入園料を払うが、その前にCaroがスタッフの人と話をしている。 で、Caroが2人分のお金を払う。
「安くしてもらったよ。1人R$12.00(約650円)にしてもらっちゃった。」「へ?」 こういう所でもディスカウントしてくれるの?スゴ〜イ!でも、実をゆーと私、ホントの料金を知らないんで、 どのくらい安くなったかはわからないんだけど・・・あしからず。

 そこから金網の扉を2回開けるとそこは鳥の世界。パタパタといろんな鳥達が飛び回っているし、 そんじょそこらの木にとまってたりもする。んー、上を見上げる時は、口を閉じて見上げないと、 いつ、空から糞が落ちてくるかわからないって感じかな?・・・そこまではないか・・・

 このバードパークは、自然の亜熱帯の森の5haを敷地としていて、高さ8mの森のおりの中、鳥達の 自然に近い暮らしをネットやケージなしで観察することができる・・・人が「お邪魔します」と言って 入っていくような公園です。南米固有の鳥や他の大陸から来た鳥など、800種以上の鳥達と、 ワニや亀や蝶、ちっこい猿もいる・・・。珍しい種の鳥達は、ケージに入っていたけど・・・ちょっとは鳥達の 楽園に迷い込んだ気になれるんで、ぜひ、行ってみる価値あり。

お出迎えの鳥  「お邪魔しまーす!」と入っていって、 真っ先に私たちを出迎えてくれた鳥は、ビビッドカラーの鳥(右写真)。名前はわからないけど、 クリクリおめめでかわいすぎる!あまりのかわいさにしばらく、見つめ合う・・・。
その横では、色鮮やかなARARA(ブラジル名アララ;コンゴウインコのこと)達が、 ツガイで、各々ケージに入れられている。 全身色鮮やかな緑で黄色いくちばし持つアララ、赤から紫へと見事なグラデーションでまとったアララ、 全身アズール色に縁取りが黄色・・・などなど、 あまりにも発色のいい羽毛に包まれたアララを見てると、この世の生き物ではないよーに感じてしまった。 確かに楽園の鳥達だよね?

 少々、でっかい鳥達は、優雅にそこらへんを歩いていて、 ねむの木の花みたいなふさふさの冠をつけている鳥や、毛先がカールした羽を頭につけてる(?)鳥など おもしろい鳥もいた。(写真撮ったけど、いまいちわかりにくかったんでUPしてません・・・)
私がしゃがんで写真を撮っていたら、すぐ横を別の鳥が何食わぬ顔して横切っていくし、 腰ぐらいの高さのある鳥がいるところには、 "この鳥は噛み付くかもしれないので、気を付けてください"などと 表示してるんだけど、放し飼い・・・ちょっと緊張気味に通り抜ける。

TUCANO(トゥカノ)  そんなこんなで、結構楽しい!次のエリアへ行くと、TUCANO(ブラジル名トゥカノ;オオハシのこと)が お出迎え(左写真;ぜひ拡大して見て!)。
ちっこい猿 ちょーちょーラブリー!顔を突き合わせて、一緒に記念撮影。 ギュっと抱きしめたくなるような感情を抑えつつ、次へと歩いて行く。

 蝶やハチドリが飛び交う中を歩いていると、木の枝をちょこまかと渡り歩くもの発見。
「ちっこい猿だー!(右写真)」
と、ちょうど進行方向の枝のところに来て止まる。真下から写真が撮れそうと近づくと・・・ おしっこを"ちぃー"。危機一髪!危ういところでよけて、無事だった・・・ふぅ。 でも、なんかテレビで見たことあるような猿なんだけど、名前なんだろう?

ARARA(アララ)達  よく見かける赤黄青色したアララ達のお家にお邪魔したあと、屋外レストランやおみやげ屋さんがある 休憩所へ来る。うれしいことに、そこにはアララ(左写真)もトゥカノもいる!

私の手に乗っているアララ  おみやげ屋さんでは、おきまり(?)の現地の品を身につけ、記念撮影。 ここでは、羽根の付いたかぶり物に、杖みたいな物をもって、インディアンと称して撮らせて頂きました・・・。

 レストランでは、小腹を満たすため、フライドポテトとジュースを買って、しばらく休憩。
と、1人のスタッフが1羽のアララを肩に乗せ、休憩にあらわれる。 私とCaroはすかさず、スタッフのもとへ行き、触ってもいいか聞いてみると、 手に乗せてくれた(右写真)。ずっしりと重いけど、か、かわいい!!

 動物大好きの私にとって、なんとも心安らぐ空間でした。



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展望台から
展望台から撮った写真。滝の上流は平坦で、水の流れも穏やか。 ちょうど、お日様の向きがよく、滝に虹が架かって見えた。
悪魔ののどぶえ
滝が手の届くようなところを流れていた。 "悪魔ののどぶえ"だけあって、ものすごい轟音。
悪魔ののどぶえ
上と同じところでズームアウトで撮った。 実は、近、中、遠と撮ったんだけど・・・。ちなみに上が近、この写真は遠。
橋の先端から
橋の最先端から撮った上流、突き当たりの滝の写真。 しぶきの中、レンズが濡れるのを覚悟でバタバタと撮った中の1枚。
橋の先端から
橋の最先端から撮った下流方向の写真。 逆光だけど、モノクロっぽくて結構好き。滝の真上にいるのがわかるでしょ?

イグアスの滝国立公園ゲート  バードパークを出て、道路を横切ったところでイグアスの滝国立公園のゲートが見えてきた(左写真)。
再び、R$8.00払い、今日は公園内のバスに乗る。ブルーの車体にトゥカノ(オオハシ)の絵が書いていてかわいい (下写真)。 またまたCaroと私は、2Fの一番前に陣取る。

公園内バス  滝の上流(バスの終点)で降りる。すぐ先の轟音がうそのように滝の上流はとても穏やか。 例えて言うなら、"嵐の前の静けさよ"・・・ってな雰囲気。
そこから、歩いて滝のすぐ横に建ってる展望台まで行くと・・・
「おぉ〜ぉ!」「ひゃぁー!」などと、2人で叫びながら、 窓からしばらく見入る。ス・スゴイ!
そして、2人で写真を撮りまくる。後で写真を見ると 同じようなところが何枚も撮ってあった。撮ってる時って「ここも撮らなきゃ、あそこも撮らなきゃ・・・」 って、無我夢中だから、気がつかないのね?同じところ何枚も撮ってるなんて・・・。

イグアスの蝶ちょ  と、目の前を蝶ちょがハタハタと飛んでる。窓際にとまったところで写真を撮った(右写真)。 面白い模様をしてるでしょ?前の日も、この模様の蝶ちょ、遊歩道で見かけた。 でも、飛んでいるときの羽根の色(外側の羽根の色)は、鮮やかな紫だったり、ピンクだったりで、とても きれいだった。

 展望台横に下へ降りる階段があったけど、売店でエレベーターチケットR$1.00(約54円)を買って、エレベーターで 降りることにした。エレベーターには"エレベーターガール"ではなく、笑顔の素敵な"エレベーターボーイ"(?)がいた。
エレベーターの扉が開いたと同時に、再び叫ぶ。"悪魔ののどぶえ"が手の届きそうなところにある。 ひとしきり堪能したあと、川にせり出した橋へと向かう。

 橋の傍には、貸しカッパ屋さんがあって、濡れたくない人はここで借りるといいが、いくらかお金を 払う。いくらか忘れたけど、R$1.00〜3.00ぐらいだったと思う・・・。
橋の上から「悪魔ののどぶえ」 Caroと私は、Tシャツにジーンズだから別に濡れてもよかったんで、そのまま橋を歩いていく。
んー、"悪魔ののどぶえ"からの飛沫がスゴイ。びしょびしょまではいかないけど、しっとり濡れる感じ。
途中、橋の上から"悪魔ののどぶえ"をバックに写真を撮ってもらう(左写真;ちなみに、私は除いております)。

橋の最先端部  橋の最先端は、2段目の滝の真上にある(右写真;いちおう、オレンジ色のTシャツを着てるのは私です)。 この橋作った人達はスゴイと感心しながらも、地球が創りだした景観にしばし見入る。

 橋からの滝を満喫したあと、再び遊歩道を歩く。昨日と同じ道なんだけど、今度は逆行して歩く。
襲う前のクァチ と、再び、クァチ(アナグマ)と出くわす。で、遊歩道から身を乗り出して写真を1枚(左写真)。
クァチに襲われた瞬間 この後、このクァチ、遊歩道へと上がってきたんで、私はしゃがんで、カメラを構えて、そしてシャッターを押そう・・・ とした瞬間、突然クァチは私の方にきて、肩から掛けてあったバッグに頭を突っ込む。 「ひょぇ〜!」とびっくりしたと同時にシャッターが切れた。
右写真は決定的瞬間! この時、クァチの頭は私のバッグの中にあると思って見てくださいまし。

 興奮も覚めやらぬまま、再び滝の上流へきて、遅めの昼食を取る。
ブラジルグァラナANTARCTICAとテラス バイキングのお店もあったけど、テラスで、軽くバーガーと有名な ブラジルグァラナANTARCTICA (左写真のグリーン缶;ちなみに"ガラナ"と言うとブラジル人に笑われるみたいだよ) を頂くことにした。

 テラスは、滝の上流側にあり、流れの緩やかな大河を望む・・・って感じなんだけど、ほんの数メートル先を見ると 川の流れがブチッと途切れて、飛沫が上がってる・・・。
天気もいいし、空気もおいしいし、いい感じ・・・だけど、あまり人が座っていない。 でも、すぐに理由判明。

 2人で、バーガーとジュースと持って、テラスの木陰のテーブルに座る・・・と同時に蜂が食べ物、飲物目当てにたかって きた。ペーパーナプキンで防御してもダメ。優雅に食べてる暇がないほど、すごい蜂たち。
結局、バーガーを一口も食べず、ジュースも飲まず、屋根付きの奥のテラスへ移動。ふぅ〜。ゆっくり食べれる・・・。

 食べてる間、テラスへ来る人をなにげに観察。食べ物、飲物持っている人は、やっぱり、 退散してる。写真に写っているテラスにいる人たちは、何も食べてないか、ビールだけをひっかけているかだった。

 食後、傍のおみやげ屋さんを覗く。結構、おもしろい。 翌日着るための、お気に入りのチビ(?)Tシャツ1枚(千円ぐらい)購入。
公園内のバスでゲートまで帰り、それから、ゲート前のバス停でセントロ(中心街)へと向かうバスに乗り、 ホテル前のバス停で降りる。バス代R$1.00(約54円)だなんて、安いでしょ?

 夜は、ホテルの傍にあったお洒落な雰囲気のある軽食&バーみたいな店へ入って、ゆっくりする。
ちなみにこのお店の人、もろ、中国系の顔だったんで、Caroと「中国人って感じだね」と話していたら、 やっぱり、お店の人同士でしゃべる時は中国語だった。

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