【珍スポ観光 File028】
S城美術館(静岡県)
(その2)
海沿いの町というのは道路が狭くてごちゃごちゃ入りくんでいる場合が多いのですが、ここ下田の町も例外ではないようです。こみいった市街地からようやく目的地への道をみつけ、しばらく山道を登っていくと、こんな案内看板が登場しました。
……うっかりスルーしそうになりましたが、よく考えると美術館と大隕石が並列扱いというのはなんかおかしくないですか?
駐車場にたどり着くと、素朴な手書きの看板が敷地を取り囲んでいます。
この看板も一見問題なさそうですが、よく見ると「国宝」ではなく「国宝級」とあります。過去の経験からするとこういう場合、自称「国宝級」という微妙なケースが多く、しだいにこのS城美術館、私の好みの施設である可能性が高まってきました。
隣の看板を見ると「入城すればびっくり」……?
「ミラクルパワー館」
……どうやら確定のようです!
おーい、みんな〜、なんかすごいことになってるぞぉ〜!
(……ちょっと宇宙戦艦ヤマトみたいじゃないですか!?)
「隕石ってすごい!! パワーがすごい」……って、なかなか力強いコピーワークですね。
駐車場の時点で既にだいぶテンションがあがってきた私は、早速料金を払って入城(?)することにしました。(入館券を見たい人はここをクリック)
受付のところでこんな看板を発見! 意外なところで意外な名前に遭遇しました。おそらくツーヤングなみなさんはご存じないと思いますが、昔、日本でもUFOがブーム的な盛り上がりをみせていた時期があり、当時この怪しげなイラストの人物、K氏はUFO関連の有名人だったのです。
これで少なくとも、なぜこのS城美術館が隕石パワーをフィーチャーしているのか、という謎がとけました。しかし、なぜここ下田に、しかも城なのでしょう……?
(続く)
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