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楽   書   帳たのしみつつかきしるすノート 4




六 甲 山 登 山



1.平成24年2月 9日(木)

2.平成17年1月18日(火)

3.平成15年3月21日(金)

4.平成13年11月1日(月)


 六甲山稜線を中山最高峰から望む。 入れ替わったのは1月の最高峰の標識地点から中山台の自宅方向。天候により見えることあり。写真中央右目辺り。 
中山頂上からの六甲山稜線。入れ替わるのは1月の最高峰の標識地点から
中山台の自宅方向を望んだもの。天候により見えることあり。写真中央右目辺り。

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            1. 平成24年2月 9日(木)(天候  晴れ時々曇り)


10:28 ロープウエイ有馬温泉駅横を入ってしばらくの所    10:49 湯槽谷分岐   11:16 本道からの脇道分岐   
11:34 ハイカーが2〜30人   12:23 本道からの分岐。途中まで行って引き返した。     12:32 笹薮の向こうに凍結した百間瀧が垣間見れた。他の人のあまりよくないの言で滝壺までは降りないことに。 
 13:28 車道までもう少し。    14:02 やっと車道に。六甲ドライブウエイのかかりにある案内板。   14:51 六甲山頂 ここまでかなりしんどかった。あと少しでダウンだったかも。 

 仲間6人と久し振りに六甲山を楽しんだ。70歳を一応の限度として体にあまりこたえる山行きからは距離をおくことにしたので、山らしい山は3年ぶりだ。今回は未だ行ったことのない裏六甲(魚屋道は別として)と、その上凍結した瀧が見ることが出来るかもしれないとのことで、山歩きの味も少し思い出し食指が動いた。それ故行く前はどうかなとかなり不安だった。だが幸いにそれは杞憂に終わって安堵した。これまでいつも人から撮った画像をみせられ内心 自分もいつかはと強く思っていたので、目の当たりの素晴らしい氷瀑には感動した。
               ” 凍沢の果てにぬっとの大氷瀑 ”    純 風  11:34 自然の芸術そのもの。岩盤上を40m程流れ、落差は約20m。右側のところで水が流れ落ちている。他に百間瀧、似位瀧、白石瀧、蜘蛛瀧など多数あり。  
 ロープウエイ有馬温泉駅の横手から山に入る。結構広い道を少し行くと湯槽谷(ゆぶねたに)方面の分岐があり、そこからの紅葉谷を進むと「七曲瀧へ」の標識に行き当たる。標識の「難所有り」の記載通り確かにやや狭くて急斜面の少々怖いところや、非常に滑り易い沢伝いがあるが極く短くて助かった。結局この脇道に入って20分足らずで七曲瀧と相対することが出来た。本当に見事に上から下まで凍結していて感激した。瀧のごく僅かな部分に水が落ちているのが確認できる。それがかえって全体の見事さ加減を表しているように見えた。この辺り一帯には 有馬四十八瀧と称されるほど多くの瀧があるようだが、ここはその代表格らしい。この現場に来れただけで今度の登山行の殆どの目的を達成できたと思った。七曲瀧のあと百間瀧もその上部から覗いたがそれほどでもなかった。見てきた人の話からもそう察せられた。
 このあとは紅葉谷道を道なりにどんどん登り、表六甲のドライブウエイに出る。そこからはその車道をなん度か横切る六甲縦走路をひたすら歩き最高峰の標識の所へ。記録の為の写真を撮ったりして一息入れてから、魚屋道に入り、有馬温泉まで少し早足で又ひたすら下った。途中 記憶にない大きな休憩所があって驚く。あとからだが記録をみて見るとかれこれ6〜7年振りの魚屋道だったから無理もないと悟ったことだった。しかし歩いていて何とも気持ちよい道には変わりがなかった。
 10時15分から登山道に入り、魚屋道を抜け温泉街に着いたのは午後4時をまわっていた。歩数2.3万歩の楽しい山歩きであった。  
                                           以  上


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2. 平成17年1月18日(火)

(天候  晴れ後曇り)
                          
自宅出発8:00   天気は上々 自宅近くからの遠望で六甲山辺りが白く見える 念の為アイゼン携帯 ローソンで昼飯など買う 中山発 8:26
芦屋川駅 9:05〜10  トイレを借りる ハイカーの姿殆どなし
高座の滝 9:40〜45 ここまでで一汗 住宅街の上り坂は意外に急 途中で既に上を脱いだ お茶を飲み一息入れ手袋を用意 ハイカー数人 滝の水量多めなり
ロックガーデン10:05 この時間位で岩場は終わる 桂子は見ていると動き鈍くハラハラさせるが、本人は至って楽しいと思っている由
風吹岩(鉄塔三番目)10:40  第1鉄塔 10:15 第2 同27分
打越山方面分岐10:45 横池分岐 5分
湿原地帯11:00 前日の雨のせいか下ゆるいところ多い
芦屋CC11:10〜20 コース沿いに上って下る 日翳りだす
雨ヶ峠11:40 ここに至る後半の15分急坂 階段が終わってから更に暫らく登る 所々積雪が目に入る
本庄橋跡12:00〜05 ここまでやや楽な歩き チョコレートを口にする
七曲がり12:15 谷川を越えると直ぐ急な登りになり 相当続く一番辛い所 同47分頃ベンチを通過 全般に雪多く10cm以上あり
一軒茶屋13:05 とうとう着いた!! の感じ 人影なし 一面完全な銀世界 食事に適当な場所なく上の東屋に向かう
頂上下東屋13:15〜55 下着替えて昼食 日差し再び出て気持ちよし 付近の細い枯れ枝に僅かに樹氷がついていて綺麗 休憩後アイゼン付け出発
六甲最高峰14:00 積雪15cmは充分ありそう 視界はややかすんでいる 中山の中筋山手付近(自宅近く)はっきりせず 自衛隊が山頂に通ずる車道の除雪作業をしていた
魚屋道 14:15 北側部分は雪多し アイゼンが役立つ それから15時丁度のベンチの場所で外した 日陰ばかりの道と思っていたが南斜面もかなりあることに初めて気づく
有馬簡保の宿前15:40 今日も何組にも追い越される 殆どが単独行の人で足が速い あまり気にせずマイペースでこれたのは良かったと思う これでも昼以外に腰を下ろした休みはない いつもの調子だ
有馬金泉 15:55 銀泉は休み そのせいか結構混んでいた 湯上りの缶ビールうまし
宝塚行きバス 17:00 乗客まばら 平日はこれがいい 直ぐにこっくり始める
宝塚駅着17:35 阪急DPに立ち寄る
自宅着18:25 バス13分発に乗る


 七曲りの途中から見た頂上方面  入れ替わったのは登りのかかり辺りの状況    昼食休憩した頂上下の東屋    最高峰の標識。 入れ替わったのは標識前面の様子。
 頂上の潅木についた僅かな樹氷    一軒茶屋から降りた直ぐの魚屋道    同じく魚屋道にて 入れ替わったのは頭上の雪を被った樹林の様子 
上段左 途中からの頂上方面  同中 普段は休まない頂上下の東屋 同右 最高峰付近
下段左 潅木に少しついた樹氷  同中 魚屋道のかかり  同左 魚屋道を暫らく行っても

  久振りに六甲山を楽しんだ。それも雪がかなりある六甲なんて初めての経験。場合によってはアイゼンが要るかもしれないと思って持っていったが、それが役立った。山頂を中心に前後30分位の範囲は装着していた方が安心だった。特に下りは滑りやすいので、つけていて間違いはない。風が殆どなく穏やかな空模様だったのも、助かった。山頂付近の小枝に樹氷が僅かに着いていて綺麗だったが、少し西に行けば立派な本物が見えたらしい。登りの後半は雪道だったこともあるが、自分達のペースで登りに上記の通り約4時間を要しており、時間を考え他に足を伸ばすのは控えた。次の楽しみに取っておく。それでも一面白銀の中を931mまで登り切れ、眺望を楽しみ記念の写真が取れたりで二人とも大満足だった。
                                       以    上



                     




3. 平成15年3月21日(金)
                          
自宅出発7:40   ローソンで昼飯など調達 中山発 260円 8:08
芦屋川駅8:45  トイレ使用
高座の滝9:20 ここまでで汗をかく 上衣を脱ぎ お茶を一口
ロックガーデン9:45 この時間で岩場は終わる
風吹岩(鉄塔三っめ)10:05  第1まで12分 第2まで10分
打越山方面分岐10:15 横池分岐 5分
湿原地帯10:25 かなりの下りがある
芦屋CC10:40 ここも下りあり
雨ヶ峠10:58 峠に至る最後の10分急坂 10分弱休む
11:05 最初は楽 七曲がりにかかると急登り
七曲がり11:15 殆ど登りばかり しんどい
一軒茶屋12:09 人多く着替え不可 頂上直前の道の脇で換える
六甲最高峰12:20 中筋山手付近の家が見える 山火事の跡は少し
13:15 薄れてきた
有馬簡保の宿前14:30 何組にも追い越される 途中登り一回だけ
有馬銀泉 14:45 順番待ちで入る 場内満員 ビール300円
宝塚行きバス 15:50 本来は3分発だが遅れていて36分発に乗れた
宝塚駅着16:35 駅で喫茶店に立ち寄る発想出ず
自宅着17:05 バス04分までなし 歩く



 日天気良し。但し風は依然としてかなり冷たい。頂上から望遠鏡で中山台の自宅付近が捉えられることを発見した。
 回(14年5月)よりも全般に”キツイ”感じがしたが、体調(花粉症ひどし)のせいか、歳か、判然とせず。桂子も同様に少し”つら”そうに見受けられたが、どうだったのだろうか。 帰りの宝塚駅で珈琲を飲ませなかったと桂子うるさい。   
                                          以    上





4.平成13年11月 1日(月)



  久し振りに芦屋ロックガーデンから、六甲最高峰を経て有馬温泉に抜けるルートに挑戦した。 六甲山の遠望。中山台の自宅付近から。 中央寄りのアンテナが最高峰と思われる。 多分1年ぶりと思う。天候にも恵まれ予定通り歩けて無事に帰って来れたので、非常にいい気分である。今後の参考の為、以下にこの日の状況を記録しておく。その前に、今度の山行きで特に感じた大事なことを1〜2つ。
  1.着替え用のアンダーシャツを必ず持っていき、食事の前に着替えてしまうこと。
  2.セーターなど上に羽織る余分の一枚を必ず用意しておくこと。家と山上では、気温が全く違うから。
 宅出発は午前8時30分。電車の乗り継ぎはうまくいったが、それでも芦屋川駅に着いたのは丁度1時間後の9時30分だった。それから直ぐ高座の滝に向って歩き出す。住宅街の坂道をどんどん上がっていくのだが、これが結構しんどい。案内標識に従い登る程、立派な家になるような感じを受けるが、それを眺めて楽しみながら歩く。約30分位で滝につく頃には完全に一汗かいている。ハイキングの始まりとの意気込みの上に、アスファルトの舗装道路だからさっさと歩くせいもあり、息が切れる状態で、兎も角到着するとまずはホッとする。
 壷の直ぐ側は普段はハイカーで一杯なのだが、流石に平日は人影もまばらで、ゆっくりと滝を見ることが出来た。正面左側の岩の上部に、ロックガーデンの名付け親と云われる[藤木九三」のレリーフが、埋め込まれているのに今日初めて気が付いた。
 茶を二三口飲んで、いよいよロックガーデンにかかる。いきなり手を岩にかけてよじ登ることから始まる。当初の15分位はこんな岩場の間を行ったり、岩の上を慎重に歩いたりする状況が続く。前に来た時は岩から岩への渡りが少し怖いような所があったが、今回はなくなっていて、ゆっくり行けば危険もなく登っていけた。しばらくすると岩場は終わり、普通の山道になり10分程で「風吹岩」に着く。
 下の芦屋の街並みや海を眺めながら一息入れる。六甲最高峰までのこれから後の所用時間を、案内で見ると未だ2時間以上掛かるので、早々に出発する。それからは比較的平坦な山道が続く。歩き易いので少しピッチを上げる。途中芦屋カントリーの場内をよぎって更に進む。45分位で階段状の急坂が始まる。これまでが楽な道だったので相当きつく感じる。
 前11時50分、何とか登りきるとそこは「雨ヶ峠」である。ベンチや案内板があり、一服するのにいい場所だ。そこをそのまま真っ直ぐ行けば[東お多福山」、左に取れば六甲山である。少し腹が空いてきたので、あられなどを口に入れた。
 10分程休憩して12時前に、標識に従い左の道に出る。高原のような所を通り、歩き易い道をしばらく行くと、又ベンチなどがある小さな広場に出る。「本庄橋跡」と云われているところだ。食事をするのに絶好の場所だが、横目に見て先を行く。と今度はいきなり階段だ。それもかなりの段数で、上がりきったら息が弾んだ。
 に行くと工事現場の跡のようなところを過ぎ、案内の標識を確認しながら左に曲がる。小さい谷川に出会うが、それを跨いで進むといよいよここからが六甲登山の難関の「七曲がり」である。さっきと同様また階段状の道で相当に長く続く。ゆっくりゆっくり進むがそれでも息が切れる。20分位過ぎるとやや楽な道になる。途中左手にアンテナの塔が二本見えて、頂上の近いことを感じさせてくれ、少し元気が出る。
 この間茂みの間から見え隠れする紅葉を楽しむ。山肌一面とはいかないが、それでも朱や黄色に染まっている樹木がここかしこに見える。そのうち山道の左側にベンチがしつらえてあるところに来た。ここまで来るとあともう一寸だ。但しまたまた急な登りとなる。ゆっくりと歩を進めるが終わり近くでは、右の太ももがピリピリしてきたので、さすりさすり、更に用心しながら登る。道が所々舗装したようなところに入ってくると本当に上が近い。この舗装の道が終わると通称「一軒茶屋」と呼ばれ現在も茶店があるところで、最高峰はこの直ぐ上になる。
 この一歩手前で汗で濡れたシャツを着替えた。上がってしまうと人目があることを桂子が嫌う為、大体何時もこの場所で着替えている。これで気持ちが良くなり少し力も出る。それよりも頂上に出た時に、風で体が冷えて風邪を引くことが避けられる。これが一番肝心なことだ。
 軒茶屋のトイレに寄ってから頂上に向う。約10分後の午後1時30分にとうとうと言うかやっとと言うか六甲山最高峰の標識に着いたが、辺りの風景が変っているのに驚いた。まず、正面のアンテナ塔の下に大きな建物が建てられていて、その付近が公園として綺麗に整地されており、その奥に標高931m、一等三角点などのの標識がある。大きなステンレス板の説明文には、方角や標高が表示されている。三角点はその直ぐ脇にに埋められていた。標識の前方、海に向って右手に小さい広場があり、南に視界が広がっているが、そこにベンチ用に大きな切り石が5〜6個置かれている。
 に来た時から多分1年以上経ったから、その間にすっかり変ってしまった訳。確かにこれの方が以前より美しく良いように思う。ただし、先ほどのアンテナがなければだが。それにしても随分と模様替えしたものだ。
 がペコペコなので直ぐ食事にする。予定より大分遅れたが、後は殆ど下りだけだから慌てることもない。何時食べても山でのお握りは美味しいものだ。ゆっくり味わった。お八つなども一通り済ませて、先程の石のベンチから下界の眺望も楽しんだ後、魚屋道ととやみちに入り有馬温泉に向かう。ここから1時間少々の道程だ。この道は極めて歩き易く、ハイキングには最高の条件を揃えていると思う。ただ道の両側に割合樹木が茂っている為、殆ど眺めが利かないのが残念だ。紅葉もあまり見えなかった。道は同じような所をなだらかに下っていく。時々フッとまた同じ道に来たのでは?と錯覚を覚える。
 馬温泉に着いたら午後3時半だった。初めはこの近くの簡保の宿で温泉に浸かる積もりだったが、受け付け時間を過ぎていて駄目。しかしうまい具合にバス停に向っていく途中に、偶然つい先月オープンしたばかりの共同風呂を見つけ、早速それに入ってみることにした。
 「有馬銀泉」という公営の温泉である。このことは何かで読んでいて頭の隅に入っていたのだが、こんなにうまく帰り道にあるとは露知らなかった。有馬は赤茶けた色の温泉が一般的だが、ここは極く普通の透明な湯で、頗る気持ちが良かった。建屋から全ての設備も出来たてのほやほやで綺麗で言うことなし。ただ、たまたま6〜7人のあまり品の良くないご一行様と重なってしまったのは、残念ではあった。何から何までついているということは、贅沢というものだから、この程度は我慢すべしか。
 呂で汗を流しさっぱりして、缶ビールで喉を潤し、バス停に向う。時間が少しあったので、辺りを観察しながら歩いて来たが、何だか街が前より美しくなっていいるような気がした。お土産屋が相当新しく建替えられた様子だ。この後17時発のバスで宝塚駅まで戻った。これで一日が無事終了したという次第である。      

                                          以   上