German railroad

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ドイツで写した鉄道スナップ集。
ドイツ鉄道に関する事前情報ゼロ、手持ちのコンパクトカメラ1台で空き時間に写し始めた、私には貴重な記録です。
車両情報は1981年訪独時に買ったハンドブック Lokomotiv und Triebwagen Lexikon Deutsche Bundesbahn. Stand 1.1980,
2005年に本屋店頭でワゴンセールの中から見つけた図鑑 Lexikon der Locomotiven. :Komet Verlag GmbH,他より引用。

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1981 summer

Hamburg 中央駅にて

成田発アンカレッジ経由、北極回りのルフトハンザ機で夜明け前のHamburgに到着。
市内行きバスで中央駅へ着き、階下のホームを見下ろしたところ大型ディーゼル機関車220型が停車していた。 早朝のホームには野宿の旅行者がまだ寝ている。 巨大な駅、客車、私には強烈なドイツ鉄道の第一印象だった。
220型は出力2200馬力、液体式、1960年代製造。北ドイツの非電化幹線を運行していたと思われる。


線路の向こうに扇形庫と入れ替えDLが多数見えている

ハンブルグ発、ハノーバー経由フランクフルト行きIC列車に乗車。
ハンブルグを発車すると多数の線路がしばらく見えている。
1975年頃に交通科学博物館で「ハンブルグの大操車場」という鉄道映画を見た。 近代的な操車場の紹介映像だったがその映画の場所と思える景色が車窓に見えている。実に大きい! 吹田操車場の何倍あるのだろうか? 列車の窓にしばらく釘付けになっていた。2004年現在、吹田操車場は草の生えた遊休地になって久しい(昔の操車場の活況を知らない人も増えている) がハンブルグの操車場はどうなっているのだろうか...?


141型電気機関車

ニーダーザクセン州のGoettingenに3週間滞在していた。
休日に駅で写す。141型は軸配列Bo'Bo'、出力2310kw、451両在籍(1980年当時)の中型機関車。 飾り化のない実用性第一のELに見える。


141型EL連結作業

日本ではSLが牽引していた旧型客車から現役寝台車まで客車に乗ったことのある人は発車時や減速時のドン突きを体験しているだろうが、ヨーロッパの客車にはこれがない。 快適な乗り心地で旅行できる。旧式に見えるこの連結器のおかげだろう。
ただし狭軌軌道の日本では自動連結器にして正解だったと思う。

  

141型EL連結完了


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自動車運搬列車

ずらりドイツ車が積まれている。 Goettingen駅にて1981年8月


Kassel方向へ向かう103牽引IC列車

宿から勤め先へ通う路線バスから見つけた撮影適所。
ドイツの就業時間は日本に比べ朝が早く、夕方早く仕事が終わる。 仕事帰りの平日にバスを途中下車して、まだ高い西日の時に写す。


103と同じ塗装の110(と思われる)牽引の列車。
103電気機関車のD型版があるのだと思っていたが、110の塗装バリエーションの一つでした。
Goettingenにて。


150型機関車

軸配列Co'Co' 1960年代に製造された重量貨物用電気機関車
150-065 Goettingen駅にて。 (2006年9月 記)


Goettingen駅よりHarnover方向には貨物駅と小規模なヤードがある。
駅から2km離れた所にある道路橋からは261型DLがハンプ押し上げ、貨車の仕分けをしているのが見物できた。
画面右端には本線を通過中のIC客車の屋根に、たたまれたパンタグラフが写っている。(1981年夏撮影)

日本国内の操車場でハンプからの仕分け作業が廃止されて久しいが、ドイツはどうなっているか?ずーと気になっていた。
2005年末に訪問時この陸橋を車で通った時、鉄道設備が昔のまま使われているのが確認できた。ハンプ線のレールはピカピカだった。
乗車したICE車窓から地方駅でも貨車の取り扱いをしていること。 有蓋、無蓋車、タンク車、...雑多な貨車、コンテナ車が活躍していることを確認できた。
(2006年1月 記)


フランクフルト中央駅ホーム先端に待機する103型2両
Frankfurt中央駅の長距離乗り場は行き止まり櫛型ホームで機周り線が無いためと103型はバック運転をしないため再出発には最後尾に機関車を付け直していた。
後継の機関車は先頭の制御客車から最後尾より押す無人の機関車を操作して発進する運転方法に変わった。


フランクフルト中央駅にて261型DL
ロッドで回すC動輪のDL。駅で客車の入れ替え、回送に働いていた。
日本で簡易線用DL(DD16)を作る時、260/261型程度の出力、運用を目標にしたらしい。
旧形式名V60、機関出力650PS、自重約53t
261型は260型の重軸重タイプで軸重18t 日本の機関車と比べてかなり重いがドイツ幹線用機関車の軸重は約20t ある。


フランクフルト中央駅にて110型
1960年代 幹線電化時に標準型として多く作られた代表的電気機関車の一つ。 電気方式は交流15kV, 16 2/3Hz
ドイツの家庭電源は220V 50Hzであり、ドイツの鉄道は商用周波数の交流電化だけの日本から見ると変な周波数の交流方式である。
理由を解説するほど専門家でないので省略。
軸配置Bo' Bo'、出力 3620kW、最高速度 150km/h、自重約 86t
別角度からの画像 / another picture (57kB)


フランクフルト中央駅にて111型
110型の高速型として登場。国鉄EF58大窓型のような印象だった。
(add 2007/04)
長辺640pix画像の表示 / large picture (52kB)


フランクフルト中央駅にて
近郊運転用客車が入線。
(add 2005/01)
大画像の表示 / large picture (114kB)


フランクフルト中央駅に並ぶ103型

3両が端頭ホームに並んでいるのに気づき写した。
1980年代まではオリジナル塗装の103が多数のIC列車に運転されていた。 日本で例えればEF65P電機が3両並んでいるようなものでしょうか?
長辺640pix画像の表示 / large picture (51kB)



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