Nairobi Today #4

ナイロビにも高いビルがあります

Nairobi Today #1

Nairobi Today #2

Nairobi Today #3

Nairobi Today #5

Nairobi Today #6


Nairobi Today #7

Nairobi Today #8
皆様、ご無沙汰しております。さて、今回はこの前の泥棒シリーズの続編をお届けします。

8月22日(日)
使用人をガレージ兼玄関に潜ませる作戦も3晩目を迎えるが何も進展なし。一方で、犯人の可能性が高い7月クビにした警備員Isaiaが、現在の警備員Kimanziと昨日会っていたとの目撃情報が庭師Benよりもたらされる。だとすれば、罠がばればれじゃないか!

8月23日(月)
父が警察学校の柔道教室で教えていた時の警官で、現在は警備会社を経営しているMaluki(40歳)が、父の要請で事件の捜査をしてくれることになる。さっそく会社で打ち合わせをやり、夕方現場を見るために家に来ることになる。

夕方、待てども来ない。電話すると、車が壊れたので明日朝行くとのこと。

ちなみにこのMaluki、警察では実務系のエリートで、イスラエルでPKO指揮官としての訓練を受け、コソボ、シェラレオネ、イラク北部などに国連PKOとして参加。爆発物処理なんかも得意で、退職した今もしばしば警察から依頼が来るらしい。


世界とケニアと我が家を守る男、Maluki
8月24日(火)
朝、Malukiを待てども、来ず。電話すると、別の友人が迎えに来るのを待っていると。そんなのいつになるか分からないので迎えにいく。片道20Km。家にて、日中居る使用人より事情聴取。現場検証より、犯人は二人とのこと。となると、犯人と思われる元警備員Isaiaと共に勤務していた現在の警備員Kimanziがグルである可能性が高まる。引き続き、気の抜けない住環境。

8月25日(水)
朝、Malukiによる現警備員への事情聴取。夜18時に警察を連れて来て、現場検証と事情聴取をすると言っていたが、やっぱり来ない。21時ごろMalukiより電話がある。

1.警察が容疑者Isaia宅へ踏み込んだが居なかった
  ので、木曜早朝に再度踏み込む。
2.1週間前に私が雇った警備員Johnは、実は他の
  警備会社をクビになったやつで、理由は警備して
  いる客の物を盗んだため。
3.警備員は今朝方のMalukiからの事情聴取でかなり
  びびっているから当面は安全。9月の父帰国後に
  クビにした方がいい。
4.警察は明日はいけると思うので、明日夕方携帯で
  連絡とりあって、一緒に警察署に行って警官乗せ
  て家に戻ろう、とのこと。

8月26日(木)
夕方、昨日の約束どおりMalukiに電話するが、先方の携帯料金未払いにより連絡とれず・・・。

8月27日(金)
翌日Malukiが会社にやってきて、昨日は停電で携帯が充電できず不通だったとのこと。以下現状報告。

1.容疑者Isaiaは昨日逮捕され、かつての盗みに
  ついて自白した。拷問したからすぐ吐いたよ、と
  笑顔で説明するMaluki。
2.新警備員Johnが、警備会社をクビになった詳しい
  経緯が判明。警備していた客の家を、客が不在中
  に物色したのが理由。彼は、アリバイとして自分は
  強盗に縛られていたと供述し、実際家の外で縛ら
  れた状態で発見されたのだが、一方で縛ってい
  るものがその客のネクタイだった。どうして、強盗が
  盗む前から客のネクタイでお前を縛るんだ?、と
  いうことで御用に。ただ、逮捕されたはずなのに、
  なぜもう出てきているかを現在調査中。

最後にMalukiより、警官用に少し飯代などが欲しいと言われ、まあ覚悟していたので2,500円ほど渡す。

8月28日(土)〜30日(月)
警察が現場検証すると言っていたが、来ない。

8月31日(火)
Malukiより、容疑者Isaiaが共犯者がいることを告白したが、その共犯者はケニア山のあたりに住んでおり、警察が燃料代と食事代を求めているとのこと。これはよくある警察のたかりパターン。2,500円ほど払って欲しいと言われるが、今はお金がないから、親父が帰国してから検討すると断る。こちらとしては悪の根絶なんて期待しておらず、単に前の警備員さえ懲らしめてくれれば気が晴れるというもの。どの程度留置場に入れておくかも金次第なので、そろそろ検討をしなければ。

ということで、全ては父の帰国待ちでとまっております。残念ながら殺人事件はおきませんでしたが、次回は留置場見学シリーズをお届けできるかと思います。
ちなみに、元泥棒の新警備員Johnは、今日も元気に我が家で警備をしています。まあ、泥棒と分かっていれば、逆に安心です。

さて、以下はいつものハプニング集です?お時間がある方は、引き続きどうぞ。


8月22日(日)
表通りから玄関までの道路が未舗装で、雨季にはしばしば陥没してしまうので、その補修工事を庭師にやらせる。とりあえず、道を周囲の土地より高くするために土を盛らせる。その後で車で踏み固める作業を私がやる。

この前免許をとったばかりの庭師Benに、きっと運転したがっているだろうな、と思い、車で踏み固める作業をやらせてみる。嬉々として運転席に乗り込み、エンジンスタート!ウイーンという音と共にものすごい勢いでバックし、道に沿って植えてある植木(ほとんど木)に突っ込み、バキバキという音と共に停止・・・。右前方のスモールライト大破、右前方側面に大小様々な傷・・・。彼は一言「sorry, but it's OK?」と。

無言で車を受け取り、家のガレージで車を洗わせ、状況確認。庭師Benは、破損したスモールライトの破片を集めているが、こまごまに割れているので直るわけないだろう!挙句の果てに彼は、「もう一回やらせてくれ、今度はうまくやる、ドライビングスクールでは80kmでいつも走行してたんだ。」と。お前、あほか!前に進むのは誰でも出来るがな、細かい切りかえしとかが重要なんじゃ、と怒りが頂点に達するもだまって家に戻ってビールをヤケ飲み。


我が家の玄関ゲートでくつろぐ隣家の警備員



教習車
8月23日(月)
犬No.4「小梅」抜糸。治療完了。

夕方早めに帰宅し、テラスでビール飲んでいると、小鳥がものすごい勢いで窓に激突し、そのまま気絶。すかさず犬No.4小梅が飛びかかるが、一足早く嫁の蹴りが小梅に命中し、小鳥は難を逃れる。
とりあえず犬とか蛇とか来ないところに保護し、30分後に突然正気に戻って空へ帰っていく。

電話会社によるADSLの接続再トライ1日目。回線工事の際に、電話回線が不通に。おいおい、何やっているんだよ、とクレームすると、実はこちらが電話代を払ってないから、電話線が切られたことが原因と判明。もっとも、請求書自体が電話会社から来ていないんですけど・・・。本日の作業はここまで。



気絶する前の小鳥


虫除け網の中で、手厚く保護された(?)小鳥
8月24日(火)
車の修理を青空修理工場でやる。ランプ代込みで約8,000円。日本ならカーコンビニ倶楽部で5万円はするでしょうが、ともかくも手痛い出費。しかも親にも言えないので、完全自腹。

電話会社によるADSLの接続再トライ2日目。電話料金は昨日支払ったので、回線つながる。会社でいつもダイアルアップ接続しているPCが、どうもネットワークボードがいかれているらしいので、別のPCでトライする。PCを移動させ、電源を入れた瞬間、「ボーン」という音と共に白煙が!日本で買ったPCに、240Vの電源を突っ込んでしまったのです。ご臨終・・・。本日の作業はここまで。



ネットワークボードが壊れていたPC
8月25日(水)
犬No.3「エリー」骨折箇所の石膏取る。治療完了。これで一連の悪夢の犬怪我シリーズは、一段落。

使用人の給料日。庭師Peter(55歳)が犬の首輪を無くしたので550円減額して渡したところ、自分は犬の世話をするのが仕事ではなく、それは庭師Ben(22歳)の仕事なので自分から減額するのはおかしいと猛抗議。庭師どうして激しいののしり合いがはじまる。確かに犬の世話は庭師Benの仕事だが、庭師Peterはじいさんで、多少庭仕事の経験があるので、全般的なアドバイザー(という程でもないが)というポジションでもあるので、庭師二人から均等減額ということにする。
しかし、その後も二人のののしり合いは止まらない。使用人同士の仲が良すぎると、グループで悪さをするので、これ幸いと放っておく。

電話会社によるADSLの接続再トライ。PC修理会社で、PCのネットワークボードを入れ替えてもらったので、今度こそ!PCに電源を入れ、モニターに電源を入れると、何故かモニター電源がすぐ落ちる。修理が変な影響を及ぼしてしまったらしい。再度修理会社へ・・・。本日の作業はここまで。


全員元気になりました
8月26日(木)
早朝、がちょうの雛7羽の内、1羽が小屋内で死亡。つい1時間前の餌を与えている時は元気だっただけに原因不明。病気の可能性もあり、そろそろでかくなっているので、鷲やハゲタカに持っていかれるリスク覚悟で、小屋の外に出すことに。早速、頭上をでかい鳥が旋回を始めるが、親鳥を含むがちょうの群れと、意外と大きい雛を見て、諦めて去っていく。後は、飼い犬が飛び掛らないように注意するのみ。

電話会社によるADSLの接続再トライ。PC修理会社より戻ってきたPCで、接続をトライ。6時間後開通。ネットは見れる、メールも受信できるが何故かメール送信ができない。自分から自分には送信できるのですが・・・。でも、電話会社としては接続完了したので、これにて契約成立。
仕方ないので、メールの設定や他日本語PCなどへの設定は民間業者を手配することにする。


もうどれがヒナだかわかりません
8月27日(金)
朝、お湯は出るが水が出なくなる。屋外タンクからの送水がうまくいかなくなっているらしい。熱さに震えながらシャワーを完了し、外を点検すると、今頃送水機能が稼動している。

ADSL接続シリーズ
とりあえずyahooメールでは送受信できることが分かったので、当面これでしのぐことにする。そして民間業者は当然に来なかった・・・。

8月28〜29日(土〜日)
珍しく2日連続平和。

8月30日(月)
ゼミの後輩がウガンダへの出張途中に立ち寄る。早朝6時空港着。リクエストしていた、お土産の鯖の棒寿司と雑誌新聞をいただく。鯖の棒寿司は、私がいつも買う成田の第2ターミナルではなく、第1ターミナルだったので、別の寿司屋の「焼き鯖寿司」なるものでしたが、すごく美味しかった。尚、後輩曰く3時間しか持たないので、お土産にはしないでくださいと何度も念押しされたらしい。

久しぶりの雑誌や新聞もありがたく、写真週刊誌の中綴じを丁寧に切って、心ときめいてしまいました。

尚、後輩は勤務先の手配により、アムステルダム経由KLMで来たのですが、ケニア航空との共同運行便だったらしく、アフリカ系エアラインの独特の臭い(染み付いた体臭)にかなり打たれたようです。


ちょっと臭うケニア航空(差別じゃなくて事実)
8月31日(火)
家の水が底をつく。今回は毎朝夕に各タンクの残量をチェックさせていたお陰で、計画的に使用できたのでちょっと嬉しい。給水4,000円。

ADSL接続シリーズ
たまたま車を買いに来ていた客が、PCショップを立ち上げようとしており、会社のADSLをみてもらう。実験やいろんな友人への電話を繰り返した結果、衝撃の事実が判明。

1.電話会社はADSL接続サービスのみ提供し、
  メールサービスは提供できない。(法による規制)
2.ケニアのISP(インターネットプロバイダー)は、
  ADSL経由でのアクセスに対しては、メール送信
  サービスを提供しない。ISPは、ダイアルアップ
  での接続に対してのみフォローする。

これは、ケニアのISPが全て国営電話会社経由でしかインターネットに接続できず、その接続料が例えば英国の50倍もしていることが原因。当然ケニアのISP各社は、国営電話会社以外を使用してのネット接続を政府に要望したが、独占は維持されている。一方で、国営電話会社がADSLサービスを提供し、メールサービスまで提供すれば、殆どのユーザーが国営電話会社をISPとして利用すのは必至。よってISP各社が電話会社によるメールサービスの提供を政府に禁止させ、かつ自分達もADSL経由での接続をフォローしないというもの。

話が長くなりましたが、要はADSLではケニアのプロバイダーを利用してのメールが出来ないということです。


水の残量入力中
9月1日(水)
表通りから玄関までの未舗装道路に土を盛る作業を先週からずーと庭師にやらせているのですが、でっかい土だけ道に盛るので、サニーが土山で動けなくなる。単に盛るんじゃなくて、ちゃんとならせ〜、と注意する。ていうか、普通気付くでしょ?何で家で車押して、ドロドロにならなきゃならないの。

ADSL接続シリーズ
昨日に続き試行錯誤。ケニアのISPがだめなら、日本のISPを利用すればいいと気付く。一度ADSLでネットにつながれば、ケニアも日本も関係ないのですから!数時間のテストを経て、日本のISP経由でのメール送受信に成功!!!ただし、回線が不安定で、しばしば切れる。(これは電話も同じ・・・)

9月2日(木)
朝、お湯が出ない。屋根裏に上り、ねずみとゴキブリの糞が山盛りの中、屋内用タンクを確認。水がない・・・。手で汲み上げポンプのスイッチを入れるが、この日は水はともかくお湯が出なくなり、水シャワーで修行。

9月3日(金)
引き続き、お湯が出ないので、観念して修理業者を呼ぶ。700円なり。原因はやはり汲み上げポンプが作動していないために室内タンクに水が溜まらず、その状態でヒーターを作動させたので壊れたもの。

ようやく直ったと思ったら電話が不通に・・・。庭師に700円の賄賂を持たせて、電話局に修理依頼に行かせる。2時間で修理完了。電話局から電話があり、「直ったよ。ところでお金を庭師に持たせてもってこさせたのは貴方だよね。あれはすごくいいことだ。ありがとう」とお礼を言われる・・・。

9月4日(土)
朝ついに汲み上げポンプの取替えを決断。工事すること2時間。ポンプ代3,000円に工事代1,500円。これでようやく温かいシャワーに毎日安心して入れます!!

先週初めから、1週間ほど隣国タンザニアのザンジバル島へ遊びに行っておりました。
また書きますが、電気もあまりない宿で、メールが出来ず失礼しました。強盗にやられたかと心配のメールを何通かいただきました。
お騒がせしてすみませんでした。