楓観察記
〜 妊婦生活編 〜
 
         
    妊婦で一人暮らし 2010年10月  
   
ここへ来て夫が5週間の長期出張へ出かけた。スイスに戻ってくるのは妊娠37週の終わり、つまり出産予定日の2週間前。ちょっと調べたところでは、それまでに産まれちゃう可能性は5%程度らしく、まあ万一その5%になってもタクシー呼んで病院にいけばいいんだし、ということで、あまり心配せずに夫を送り出した。親しい友人や夫の同僚が、何かあったらすぐ電話してね、と気にかけてくれていたのも心強かった。(皆様その節はご心配おかけしました)


夫は丹精込めた花のほうを心配していた疑惑あり

夫の不在中は、たまに友人とランチしたり、健診に行ったりする他は、ひたすら家の中の片付けとベビー用品の準備に精を出した。この時期の妊婦には「巣作り本能」が芽生えて、やたらと家の中をきれいにしたくなるらしい。たしかに、ベビー服やベッドリネンの水通しをしたり、子ども用収納スペースを作るため棚や引き出しの整理したり、こまごましたことを朝から晩までやっていても、ちっとも苦にならなかった。この本能、期間限定なのは実に惜しい。

天気のいい日にはなるべく散歩にでかけた。あまり早く歩くとお腹が張ってくるし、長く歩くと股関節が痛くなる。動きすぎは早産傾向につながるという説もある。でもごろごろしてばかりでは出産・育児に必要な体力が落ちてしまうので、体力維持のために適度な運動は必要。妊婦の体調管理はさじ加減が難しい。

ちなみに病院では運動や食事、体重管理に関するアドバイスや注意はいっさい無し。困ったことがあれば相談してね、という感じで、気楽でよかったです。