思うこと 第287話           2011年1月1日 
年頭に思う

 昨日から降り続いた大雪のおかげで、元旦の朝は、鹿児島における観測史上最高の降雪量が創造してくれた、目を疑うようなすばらしい雪景色が広がっていた。
まず、玄関前の雪:

そして、駐車場の雪:

しばらくして陽がさして来たので、またとないチャンスとばかり、スリップに気をつけながら城山展望台に急行、シャッターを押した:

歴史的な降雪で雪化粧した桜島をカメラに納めることができたことは、何という幸運であろうか!
私にとって、最高のお正月プレゼントだった!
 
 さて、この様に幸運なスタートをきった2011年の年の初めにあたって、新春の抱負を述べたい。
まず、仕事の抱負:
私が会長として奉職している財団法人慈愛会にとって、今年は、公益財団法人を目指すとても大切な年である。 実現に向けて全力を傾注することは勿論のことであるが、『公益』の名にふさわしい内容を充実させることこそは最も大事なことと考えている。 『患者様の目から見て最高の医療組織』を目指して、今年も全力をあげたい。

次に、個人的な抱負:
 昨年は長女の家庭に男児が誕生し、これで、長女の家庭に2人、次女の家庭に2人の合計4人の孫を持つ幸せな『おじいちゃん、おばあちゃん』になった。 孫は、理屈抜きでかわいくて仕方がない。 私ももうすぐ69歳になり、家内も63歳になる(夫婦そろって1月が誕生日)。 皆が健康な年を過ごせるよう気を配りたい。

 また、日本画の趣味の道にも頑張りたい。 私にとって、日本画は趣味でもあるが、修行の対象としての『日本画道』でもある。 
 昨年は、2月にMBC桜島大賞という最高の賞をいただいた(『個人的出来事第111話』)。加えて、2年連続で『ギャラリー桜島賞』を受賞した(『個人的出来事第113話』)。 この賞は、桜島展の入場者一人一人が1票の投票権を持ち、その人が最も気に入った作品に投票し、授賞式の日に開票・集計するしくみになっている。 この投票で、最高得票をいただいたわけで、これ以上の光栄はないと感激したのであった。 それから、昨年3月には日展日本画部春季展(日春展;春の日展)に初入選し(『個人的出来事第115話』)、さらに、11月には日展(秋の日展)にも初入選した(『個人的出来事第119話』)。 また、最高に光栄な出来事として、鹿児島市立病院が5年後に新築移転するにあたって、その新築病院の外来正面に私の日本画を飾ってもらえることになり、昨年8月に除幕式が行われた(『個人的出来事第118話』)。 以上、昨年は日本画で4つの大きな出来事があった画期的な1年間であったが、『日本画道』の立場から自分をながめたとき、奥の深い修行の道のやっと入り口に立たせてもらっているというのが現実であり、今年は、本格的な修行にいそしむ年にしたい。
以上、新春にあたり抱負を述べた。