<ORNの部屋-蕎麦屋 そば屋 山形県 置賜地方 ばーそー>  
【ORNの山形県の蕎麦喰い記録】
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−−−【置賜地方ぬ蕎麦】−−−


[置賜地方]


山形県 米沢市 蕎酔庵(きょうすいあん)  【鷹山の里 米沢そば街道No.7】   地図
米沢市郊外の一茶庵系の店。靴を脱いで上がる。手打ち。
蕎麦は陶器の笊?(水切り穴付きの皿)に盛られる。
表面の微妙なザラつき感、素晴らしい風味と喉越し。
(中)→「外一」。外一の方は少量の星が入っているのに対し
十割はほとんど星無し、使っている部位・配合が違うようだ。
(右)→「生粉打ち」。外一に比べてもちもち感、ざらつき感が強くなり、長さは短め。



山形県 米沢市 米沢藩御用掛込蕎麦 粉名屋小太郎 (こなやこたろう)  【鷹山の里 米沢そば街道No.9】    地図
米沢市街地の中心近く、R287沿い。創業300年近い老舗。
ここは5段とか7段のそれぞれに違った具をのせた割子蕎麦が名物になっているが、
「限定十割手打板そば」を喰らう。わずかにホシが混じった若干細めの蕎麦で、よくつながっており、
ぎゅッと噛みしめる強い弾力がある。甘辛度の適当な濃い目のつゆもうまい。
(蕎麦はやっぱり「板」だね!、板に盛らなきゃ!)



山形県 米沢市・南原笹野本町 曲屋 なでら   【鷹山の里 米沢そば街道No.17】    地図
趣ある旧家を使った店舗に靴を脱いであがる。
自家栽培(南原地区)・自家製粉のの二八の手打ち。
外殻ごと挽いてホシが多数あるが表面はなめらか。
よく締まっていてコシが立ち、噛みしめると甘みを感じる。
そばは3サイズあり(普通、大、特大)、写真は普通盛り。大以上は板に盛られる。
納豆とゴマだれで食べる「かいもち半人前」という品書きが有り難い。



山形県 米沢市・芳泉町 南原そば会館   【鷹山の里 米沢そば街道No.20】    地図
自家栽培(南原地区)の「でわかおり」の二八の手打ち、灰色がかったコシのある村山風太打ち田舎そば。
入り口で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えてテーブルにつく。
建物の外観は貧相な印象だが、中は広々していて、なんとなく教会のような感じ。
もともと周辺の農家の倉庫だったのを買い取ったのだそうだ。
「○○庵」とか「○○屋」のような名前にしなかったのは、近所の人と仲良く
(場合によって玄蕎麦を分けてもらうことになるかもしれない)したいから、
新そばの時期には近所の人を呼んで食べてもらっている、とオバチャンの言。
…オバチャンと40分位おしゃべりをしてしまった。
無農薬自家栽培の野菜の漬物、御浸し等も一緒に出してくれる。



山形県 米沢市 そば処 弥平  【鷹山の里 米沢そば街道No.22】    地図
市内中心部。北海道産の自家製粉手打ち。(元粉屋だったとか)
やや太め、外殻ごと挽き込んでいる色の付いた田舎そばだがぼそぼそ感はなく、
風味十分。エッジが立ち、長くつながっている。写真は「鴨板」。
またここは「そば田楽」が人気の品書き。かいもちを焼いて甘味噌を塗ったもので。
中はふんわり、表面かりかりでとても美味。(写真撮らずに喰っちゃった。)



山形県 東置賜郡・川西町・玉庭 荘輔そば    地図
自宅の居間を開放した店舗に靴を脱いで上がる。
自家栽培&自家製粉の「でわかおり」の二八の手打ち。
透明感のある、細めの平打ちで5月からは寒晒し蕎麦になる。
のど越しもよく、蕎麦の甘みが伝わってくる。



山形県 西置賜郡・白鷹町 熊屋 (くまや)    地図
最上川の左岸、R287の反対側の県道沿いにひっそりとある。靴を脱いで上がる。
メニューはもりそば\600と追加そば\400のみ。だから最初から追加そばを
注文する客以外は何も言わなくても座敷にすわるとそばが出てくる。
素焼きの皿に盛られた白鷹産生粉打ち、中太の手打ち田舎蕎麦。
蕎麦の風味が強く、ざらつき感がある。そば自体はかなりおいしい。
この店の大きな特徴は、動物性のものは一切使わないで作るという「つゆ」で、
一体どんな味なのか想像もつかなかったのだが、
ハッキリ言って感覚的にはほとんど椎茸風味の砂糖醤油といった感じだ。
この方が蕎麦の味が分かってよい、ということか。



山形県 西置賜郡・白鷹町 味代乃そば (みよのそば)    地図
荒砥地区、R287から最上川側に300m位。
新しそうな自宅を兼ねた店(玄関も共通)に靴を脱いで上がる。
自家生産他の白鷹産の「でわかおり」を石臼挽きぐるみ自家製粉、十割手打ち。
なんとここは新蕎麦収穫期から3月までの期間限定営業、しかも予約制。
品書きはもりそばのみ。切り方やや雑、平打ちぎみだが、星の浮いた、
やや色つきのそばは風味がありよく引き締まっている。
そして薬味の南蛮(漬けて刻んだもの?=写真のネギの横)の辛さが強烈。



山形県 西置賜郡・白鷹町 酒・そば工房 さんご    地図
長井市寄りの浅立地区、R287東側数百m。
敷地2500坪、豪農の屋敷を使った店に靴を脱いで上がる。
見た目は地味であるが内部はかなり上品な雰囲気。
地元白鷹産の石臼粗挽きの自家製粉、十割手打ち。
綺麗に揃った細切りの蕎麦で、透明感があり、味も濃くおいしい。
笊の竹は屋敷内のものでつくったという。



山形県 西置賜郡・白鷹町 千利庵     地図
R287から西へ300m程生活道路を入ったところにある。民家風の店舗。
青く大きな暖簾が印象的な入口から靴を脱いで上がる。
山都(会津)産玄ソバの外皮をとって石臼挽き手打ち十割。
比較的長くつながった細切りでエッジが立ち、喉越しもよろし。
アゴ(トビウオ)を使ったつゆは濃い目で江戸前風。
品書きは「もり」と「おかわり」のみ。



山形県 長井市 蔵高宿(ぞうこうじゅく)    地図
国の天然記念物「久保桜」の南数百m。 築100年の店を兼ねた民家に靴を脱いで上がる。
自家栽培の品種「でわかおり」を自家製粉、十割手打ち。
新蕎麦期〜5月までの品質のよい時期だけの営業。
中太・硬質な蕎麦で、強い風味がある。



山形県 長井市 そばきり八寸     地図
フラワー長井線、南長井駅近く。結構有名な店。
山形、北海道、信州産を使った十割(冬季)手打ち細切り。
江戸前そば屋風の肴の品書きもあり、蕎麦前を一杯やりたいところ。



山形県 南陽市・荻 源蔵そば     地図
県道5号小滝街道沿い。
創業は明治24年。茅葺きの農家風の店。靴を脱いで上がる。
北海道産主体の十割中細手打ち。風味よくおいしい。
品書きはもり\750と天ぷら\400のみ。



山形県 東置賜郡・高畠町 手打ちそば処 ふるかわ(ふるかわ酒店)    地図
まほろばの里たかはた、昭和ミニ資料館6号館ふるかわ酒店内の奥にあるそば処。
宮城県境の二井宿地区産の玄そばを使った十割手打ち。かなり色の付いた田舎そば。
昭和ミニ資料館というだけあって、店内は映画雑誌のバックナンバーが展示され、
不思議な空間。酒店のおもてにもなつかしい由美かおるの「アース渦巻」。



山形県 西置賜郡・飯豊町・添川 行人沢そば 吾合庵    地図
国道113沿い、道の駅いいでから東へ3km。手打ち。
土間で靴を脱いで上がる。暖簾脇に粋な口上が掲げてある。
うっかり(?)、自然薯のとろろせいろを喰らってしまった。
予想に反して蕎麦は細切り。ザラつき感&コシあり。



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