子ども会へようこそ
「路地裏」「ガキ大将」懐かしい響きです。昔はどこにでもあった路地裏、どもにでもいたガキ大将。路地裏では大勢の子供たちが集まり、”ワイワイ”、”ガヤガヤ”どろんこになって遊んでいました。しかし、その中には“ちゃんと”ルールが存在し、小さな集団社会を形成していたのではないでしょうか。高学年が小さな子の面倒を見たり、いじめられていればかばったり、またケンカの仲裁に入ったりといい意味の「ガキ大将」ぶりを発揮し、集団の中心になっていました。子供たちは、そんな集団での遊びの中から思いやりや連帯感、そして自主性を自然と身につけていった部分も多いのではないでしょうか。
しかし昨今、そのような子供たちをほとんど見る機会がありません。
遊び場所が少なくなったこともありますが、テレビゲーム、パソコン、携帯電話やスマホ、SNSなどの発達により家の中で過ごせるようになり、また人間関係をもたなくても簡単にコミュニケーションがとれる、そんな時代背景がそこには見ることができます。
家庭のしつけや学校教育も当然に大切なことですが、「子ども会」を通じた異年齢の集団活動(遊びや運動を通じた仲間との共通体験)から様々なことを学んでいくことも、子供たちにとっては大きな財産になるのではないでしょうか。