おやこの俳句教室(2017.4月～）の解答と作品例です。答は合っていましたか？
是非、あなたも作句に挑戦してみてくださいね！
ゆるやかな風が漕ぎ手の花筏 吉村久佐
（ゆるやかなかぜがこぎてのはないかだ よしむらひさ）
⑤植物（花筏）
４月の俳句
作品「石垣の馬場日溜まりに馬酔木咲く」
作者（山下雅司）
作品「春の昼鼻歌聞こえくるやうな」
作者（古崎真帆）
飛ぶ鳥を絶やさざる空更衣 大岳水一路
（とぶとりをたやさざるそらころもがえ おおたけすいいちろ）
③生活（更衣）
５月の俳句
作品「夏蝶に園児の列の乱れけり」
作者（山下雅司）
作品「五月闇ウイルス定義更新中」
作者（古崎真帆）
木下闇教科書で切る指の腹 緑川美世子
（こしたやみきょうかしょできるゆびのはら みどりかわみせこ）
⑤植物（木下闇）
６月の俳句
作品「散乱す山桃の香の散歩道」
作者（山下雅司）
作品「かたつむりまだそこにをる帰り道」
作者（古崎真帆）
逢ふことの愉しき浴衣着たりけり 草間時彦
（あふことのたのしきゆかたきたりけり くさまときひこ）
③生活（浴衣）
７月の俳句
作品「青い池へつづく小径の白日傘」
作者（山下雅司）
作品「ヒーローの仮面並べて宵祭」
作者（古崎真帆）
海よりも山のまぶしき墓参かな 竹下白陽
（うみよりもやまのまぶしきぼさんかな たけしたはくよう）
⑦行事（墓参）
８月の俳句
作品「禅寺の甍まぶしき秋茜」
作者（山下雅司）
作品「終点は山なる鉄路いなびかり」
作者（古崎真帆）
鳥食に似てひとりなる夜食かな 能村登四郎
（とりばみににてひとりなるやしょくかな のむらとしろう）
③生活（夜食）
９月の俳句
作品「母訪へば歌もとびだす敬老日」
作者（山下雅司）
作品「稲穂波はや山陰となりし里」
作者（古崎真帆）
むらさきの指もて葡萄食べ終る 緑川美世子
（むらさきのゆびもてぶどうたべおわる みどりかわみせこ）
⑤植物（葡萄）
１０月の俳句
作品「差羽かな雲の光に影生まれ」
作者（山下雅司）
作品「そこかしこ土の色なる稲雀」
作者（古崎真帆）
鑑真の海青々と返り花 大岳麗子
（がんじんのうみあおあおとかえりばな）
⑤植物（返り花）
１１月の俳句
作品「小春日や校庭に詠む詩ごころ」
作者（山下雅司）
作品「歳時記も辞書も持たずに枯木道」
作者（古崎真帆）
空占めて落葉松の芽の点描画 大関靖博
（そらしめてからまつのめのてんびょうが おおぜきやすひろ）
⑤植物（木の芽・春）
１２月の俳句
作品「随想の書籍とどくや十二月」
作者（山下雅司）
作品「満杯のコインロッカー師走晴」
作者（古崎真帆）
まゆ玉のもつれもみせずしだれけり 鈴木真砂女
（まゆだまのもつれもみせずしだれけり すずきまさじょ
⑦行事（まゆ玉）
１月の俳句
作品「初夢に甑の山とツンの声」
作者（山下雅司）
作品「闇を来て立ち止まる時雪明し」
作者（古崎真帆）
走り根の黒々として余寒かな 山下雅司
（はしりねのくろぐろとしてよかんかな やましたまさじ）
①時候(余寒)
２月の俳句
作品「 雨もまた一興となる梅見かな」
作者（山下雅司）
作品「ほつこりと鶯餅は鳴かず飛ばず」
作者（古崎真帆）
影となり猫待つ猫や春灯下 緑川美世子
（かげとなりねこまつねこやしゅんとうか みどりかわみせこ）
③生活(春灯)
３月の俳句
作品「 引鶴の声消ゆ視界遠のきて」
作者（山下雅司）
作品「下萌を踏みて舗道に戻りたり」
作者（古崎真帆）
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