あすなろ俳句教室の解答と作品例です。今年度は1年間のカリキュラムということで、答も1年分こちらにまとめることにしました。
第1回〜24回 第25回〜30回も参考になさって下さい。
俳句 みどりごのめにかげのこしはなづかれ
作者 Cみどりかわみせこ
俳句 みどりごの目に蔭残し花疲れ
作者 C緑川美世子
今月の例句
春愁やひとり乗り込む島のバス 山下 雅司
いつの間に消えてしまいぬ春の雲 真帆
俳句 つゆのうみしずかにいわをぬらしけり
作者 @まえだふら
俳句 梅雨の海静かに岩をぬらしけり
作者 @前田普羅
今月の例句
遠出して目の休まりし若葉かな 山下 雅司
初鰹食べ波の色風の色 真帆
俳句 ばんりょくのなかやあこのははえそむる
作者 Aなかむらくさたお
俳句 万緑の中や吾子の歯生え初むる
作者 A中村草田男
今月の例句
激浪のごと流れゆく梅雨の雲 山下 雅司
ご無事でと一筆添へて梅雨見舞 真帆
俳句 あまのがわはしらのごとくみてねむる
作者 Aなかむらくさたお
俳句 天の川柱のごとく見て眠る
作者 A沢木欣一
今月の例句
かなかなの鳴き始めたる夜明けかな 山下 雅司
手に置けばはかなき音やせみのから 真帆
俳句 かんだがわまつりのなかをながれけり
作者 Cくぼたまんたろう
俳句 神田川祭の中を流れけり
作者 C久保田万太郎
今月の例句
残る蝉母逝きし年よみがえり 山下 雅司
夕方の早くなりたる虫の声 真帆
今月の例句
火の島に赤銅色の月あがる 山下 雅司
鰯雲に届くやビルの最上階 真帆
※今月は、例句のみの掲載となります。
俳句 いぬのこのどこもやはらかのわきなか
作者 @かとうしゅうそん
俳句 犬の子のどこもやはらか野分中
作者 @加藤楸邨
今月の例句
庭先に男の下駄や石蕗の花 山下 雅司
たちまちに軌道をはずれ木の実独楽 真帆
俳句 さざんかはさくはなよりもちつている
作者 @ほそみあやこ
俳句 山茶花は咲く花よりも散つてゐる
作者 @細見綾子
今月の例句
葦原は野鳥の宝庫冬うらら 山下 雅司
支へあふ声おだやかに冬日向 真帆
俳句 あゆむつることりとあぜをおりにけり
作者 @はしもとけいじ
俳句 歩む鶴ことりと畦を下りにけり
作者 @橋本鶏二
今月の例句
はじめてのトシドン餅をもらう子よ 山下 雅司
羽根突きや反りかへるたび背の伸びて 真帆
俳句 こがらしやうみにゆうひをふきおとす
作者 Bなつめそうせき
俳句 こがらしや海に夕日を吹き落とす
注:こがらしは漢字(風の省略形の中に木)ですが、JIS変換できないのでひらがなになっています。
作者 B夏目漱石
今月の例句
成人の日のこころざし貫かむ 山下 雅司
休みなき日々こそ愛し小正月 真帆
俳句 うめいちりんいちりんほどのあたたかさ
作者 Cはっとりらんせつ
俳句 梅一輪一輪ほどの暖かさ
作者 C服部嵐雪
今月の例句
耕二展ひとり佇む二月かな 山下 雅司
窓芳し水栽培のヒヤシンス 真帆
俳句 うみてよりひはてりつけてやまざくら
作者 Aよさぶそん
俳句 海手より日は照りつけて山ざくら
作者 A与謝蕪村
今月の例句
島言葉なれ親しみて卒業す 山下 雅司
卒業歌在校生の声高く 真帆
あすなろの子どもから作品が届きました。卒業式に間に合うように返信します。
ナポレオン留学生として、よくがんばりました。俳句もしっかりと17音におさまりました。
メッセージ@
西山の海と山が思い出に残りました。中学校でもがんばって!あなたの熱心さに元気をもらいました。
メッセージA
海の色の変るさまをみつけましたね。西山の海をわすれないでね。「青の俳句」にもぜひ投句してください。
遠くに行っても西山小学校を忘れないでがんばってください。まさじ
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