山下雅司さんが作っておられる小学校高学年向けの俳句入門のプリントです。
今年(20年)も年間計画に基づいて楽しく学んでいきましょう。

第1回〜第12回  第13回〜第24回  第25回〜第30回  平成19年度(第31回〜第42回)もどうぞ読んでみてくださいね。




あすなろ俳句教室 (第43回) 2008.4月

4月:俳句はあいさつ
俳句はあいさつです。朝起きてから一日が始まります。「おはようございます」とみなさんがあいさつします。その日が入学式の日であれば「しっかりと入学式(にゅうがくしき)のあいさつす」と学校生活が俳句になります。 俳句は17音で表現します。指で数えることです。そして、声に出してみます。素直な心が一番、大切です。
感動をメモにします。花や鳥、風や雲はその日でちがいます。うれしいことや悲しいことがあった時も同じですね。自然が元気をくれます。相手を思いやる気持ちが大切です。それは、あいさつから始まります。
俳句を作る人は、やさしい気持ちを持っています。春風がみなさんをつつんでくれるようですね。桜が満開の公園。空にはツバメが飛び、ウグイスの声が聞こえてきます。 それは目でみえるもの、耳から聞こえるものですね。匂いを鼻で感じたり、手でモノをふれてみたり…、五感を使った俳句をこれから勉強してみましょう。

 さて、次の俳句はだれの作品でしょうか。@〜Cから選んでみてください。
  俳句:「そらをゆくひとかたまりのはなふぶき」
  作者:@たかのすじゅうAとみやすふうせいBやまぐちせいしCなかむらくさたお

  ※解答のヒント「はなふぶき」とは風に乱れ散る、目もくらむほどの桜の美しさです。俳句と作者名にそれぞれ、一と十が入っています。 

 原句には漢字が混じっています。知っている人は書いてみましょう。
  俳句:「( )をゆく( )とかたまりの(   )」
  作者:(           )

 ではさっそく4月の俳句を作ってみましょう。毎日作っている人も、もう一句。

  俳句:「           」
  作者:(           )

次回は「俳句のかたち」について勉強しましょう。

※一学期の始まりです。わからない言葉は先生に聞いてください。

答はこちらからどうぞ!




あすなろ俳句教室 (第44回) 2008.5月

5月:俳句のかたち
俳句は5/7/5が基本形です。指で数えてみましょう。俳句は17音で成り立つ短い詩です。7/5/5とか形の違う作り方もありますが、まずは5/7/5で作りましょう。リズムよく作れるからです。
「しんきろうの丘」に建っている次の俳句を見たことはありますか。
「往診(おうしん)の/道すがら見し/しんきろう」
医師の平田清先生は診察のために、青瀬と瀬々野浦間の峠越えに見た蜃気楼を俳句にされました。
俳句は自分の目にとびこんでくるものを素直に作品にします。絵を描くときにも、何かに感動して、それに焦点をあてると思います。最初は俳句にならなくてもよいと思います。ノートや手帳にメモをとります。そのうちに17音におさまるように勉強します。
五月の気持ちよい風の時期に田舎で「茶摘み」。おじいさんのお手伝いをしたら、「連休のお茶摘みにきて気持ちいい」となるかもしれません。

俳句には季語という約束ごとがあります。次回は、この季語について勉強しましょう。


 さて、次の俳句はだれの作品でしょうか。@〜Cから選んでみてください。
  俳句:「めにはあおばやまほととぎすはつがつを」
  作者:@こばやしいっさAやまぐちそどうBよさぶそんCまつおばしょう

  ※解答のヒント…普通は季語は1つですが、3つの季語で初夏をあらわしています。鰹を食べたことはありますか。  

 原句には漢字が混じっています。知っている人は書いてみましょう。
  俳句:「( )には(   )ほととぎす( )がつを」
  作者:(           )

 ではさっそく5月の俳句を作ってみましょう。毎日作っている人も、もう一句。

  俳句:「           」
  作者:(           )

次回は「俳句はきせつ」について勉強しましょう。


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あすなろ俳句教室 (第45回) 2008.6月

6月:俳句はきせつ
俳句はきせつ。季節の言葉が季語です。風の一年をみてみましょう。
夏の風、青葉風、涼風(すずかぜ)など風にもいろいろな呼び方があります。夏が終わると秋の風が吹いてきます。渡り鳥の季節です。冬がそこまできています。冬の風、木枯(こがらし)、北風などの季語がよく使われます。 新たな年の始まり、お正月を迎えます。梅の香りを運ぶ風もあるでしょう。3月は木の芽風、さらに4月の春風となります。
風ばかりではありません。鳥も雲も空も海も川も山も、そして花もまた同じです。
俳句では季節の移ろいを17音で捉えています。その中核が季語です。季語は説明しません。例えば「卒業」と言うだけでみんなに分かります。 どんな卒業式?その場にいた人だけが感じたり、発見するものです。みなさんも今の季節を俳句にしてみましょう。


さて、次の俳句はだれの作品でしょうか。@〜Cから選んでみてください。
俳句:「さみだれのあまだればかり(うき)(み)(どう)」
作者:@おおのりんかAあわのせいほBいしはらやつかCさわききんいち

※解答のヒント…俳句は( )ののみ漢字。作者名は漢字5文字です。まだ習っていない漢字もあるでしょう。
 

 原句には漢字が混じっています。知っている人は書いてみましょう。
  俳句:「            」
  作者:(           )

 ではさっそく6月の俳句を作ってみましょう。毎日作っている人も、もう一句。

  俳句:「           」
  作者:(           )

次回は「俳句はリズム」について勉強します。


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あすなろ俳句教室 (第46回) 2008.7月

7月:俳句はリズム
俳句は日本語で最も短い文芸です。(5.7.5/)(5.7/5)(5/7.5)という形が基本の俳句です。みなさんが作った俳句はどの形でしょうか。 5音+7音=12音は息をつかずにできる快いリズムをもっているのです。ひとくくりにするところがポイントです。5音、7音の繰り返しが日本人の歌の原点とも言えるでしょう。

子守歌も民謡などもそうです。7.5調の音階がそのことを物語っています。たとえば、鹿児島おはら節をみてみましょう。
「花はきりしま たばこはこくぶ もえてあがるは さくらじま」と7.7.7.5になっていますね。リズミカルな歌です。

短詩の要素にリズムが大きな役目を果たしていることがわかります。指で数えて声に出してみることが俳句では大切です。学校でよく作る標語も、このリズムです。
俳句のいのちとも言えるリズムをもって、ひとつの作品が完成します。
いま、突如として鳴く蛙の声にびっくりしました。田舎には動物も植物もいっぱいです。植物はそれほど音をだしませんが、動物は声があります。夏鶯の声に心あらわれます。


さて、次の俳句はだれの作品でしょうか。@〜Cから選んでみてください。
俳句:「(せんぷうき)(おお)き(つばさ)をやすめたり」
作者:@やまぐちせいしAたかはしゅぎょうBあきもとふじおCいしはらやつか

※解答のヒント…俳句は( )のみ漢字です。
 

 原句には漢字が混じっています。知っている人は書いてみましょう。
  俳句:「            」
  作者:(           )

 ではさっそく7月の俳句を作ってみましょう。毎日作っている人も、もう一句。

  俳句:「           」
  作者:(           )

次回は「俳句をつくる」について勉強します。


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あすなろ俳句教室 (第47回) 2008.8月

8月:俳句をつくる
これまで、俳句の基本を勉強してきました。今回は「俳句をつくる」こと、実作です。
頭の中で考えるのではなく、外に出て自然にふれて作品づくりこそ、俳句には大切です。うまく作ろうとしないで、そのものをしっかりと観察することです。その意味では、絵画も同じですね。絵を描くことは感動の表現であろうかと思います。

さて、次の俳句をみてみましょう。「みづいろの海月(くらげ)大きく破れたる 辻桃子」(新編月別季寄せ・東京新聞出版局)
「大きく破れたる」という驚き。俳句の文字表現はずばり言い切ることにあります。その季語をどうとらえ、季語そのものを生かした作品は普遍です。
俳句歳時記(さいじき)で季語は@時候A天文B地理C生活D行事E動物F植物に分類されています。
夏休みにどんな俳句が誕生するか楽しみにします。@からFのすべての季語にチャレンジしてみてください。


さて、次の俳句はだれの作品でしょうか。@〜Cから選んでみてください。
俳句:「いなびかり(きた)よりすれば(きた)を(み)る」
作者:@はしもとたかこAすずきまさじょBのざわせつこCほそみあやこ

※解答のヒント…( )のみ漢字。作者名には「佳」の文字が入っている。

原句には漢字が混じっています。知っている人は書いてみましょう。
俳句:「                  」
作者:(       )

ではさっそく8月の俳句を作ってみましょう。毎日作っている人も、もう一句。

俳句:「                  」
作者:(       )

次回は「俳句をえらぶ」の勉強です。


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あすなろ俳句教室 (第48回) 2008.9月

9月:俳句をえらぶ
人の俳句を選ぶことはとても勉強になります。作品にはその人の思いが表現されているからです。何をどのように感じて作品になったかを理解できるチャンスです。また、自分が気づいていないところを発見できるかもしれません。俳句を選ぶことは俳句を作る上にも役立ちます。
7月の俳句教室「絵画を俳句にしてみよう」では俳句を作るところまでしかできませんでした。俳句会では、その後で俳句を選び、その俳句に対する感想を自由に発表します。

次は真帆さんの選句に当たったコメントです。
『選句結果です。こどもたちの作品は、「絵を見て」しっかりと対象をとらえているか、季語は入っているか、発見はあるか等を念頭において選んでみました。』

自然を観察して発見があったか、季語はあるかなどがポイントですね。文中の「絵を見て」は通常は「自然を見て」となります。お友達の作品を選んでみましょう。

さて、次の俳句はだれの作品でしょうか。@〜Cから選んでみてください。
俳句:「(こ)にみやげなき(あき)の(よ)の(かた)ぐるま」
作者:@のむらとしろうAふじたしょうしBかわばたぼうしゃCみずはらしゅうおうし

※解答のヒント…(よ)はよる。作者名には数字の「四」が入っています。

原句には漢字が混じっています。知っている人は書いてみましょう。
俳句:「                  」
作者:(       )

ではさっそく9月の俳句を作ってみましょう。毎日作っている人も、もう一句。

俳句:「                  」
作者:(       )

次回からは「あすなろ俳句教室」の二学期です。

答はこちらからどうぞ!




あすなろ俳句教室 (第49回) 2008.10月

10月:つくる楽しさとみる喜び
芸術の秋です。今回は美術教材「美術資料 鹿児島県」鹿児島県造形教育研究会編(秀学社)から少しお話します。

この本は絵画、彫刻、工芸、環境デザインなどを紹介しています。みなさんは木版画を作ったことがありますか。 彫刻刀の使い方はなかなか大変な作業です。自分の心はスケッチにも、彫(ほ)る作業にも、刷(す)る濃淡にもあらわれます。

この本の1ページ「つくる楽しさ みる喜び」の文中に、「その表現は、見たり、聞いたり、体験したりした中での喜びや悲しみ、驚きなどの感動をもとにつくられるイメージから始まります。」とあります。 俳句にも通じることです。同じものをみても心の動きで違います。

10月は「ねんりんピック鹿児島2008」が県内で開催されます。10月26日(日)出水市では、ねんりんピックの俳句大会もあります。 高齢者のスポーツと文化交流は今年で21回目。出水市の小学生は当日句に参加するそうです。

さて、次の俳句はだれの作品でしょうか。@〜Cから選んでみてください。
俳句:「かけかけて(つき)もなくなる(よさむ)かな」
作者:@まつおばしょうAこばやしいっさBたなかいっそんCよさぶそん

※解答のヒント…文人画の巨匠(きょしょう)です。「よさむ」とは、急に気温が下がり感じる夜の寒さです。

原句には漢字が混じっています。知っている人は書いてみましょう。
俳句:「                  」
作者:(       )

ではさっそく10月の俳句を作ってみましょう。毎日作っている人も、もう一句。

俳句:「                  」
作者:(       )

次回はあすなろ俳句教室の50回目。新年には「俳句と私」を特集します。ぜひ、作文を寄せてください。400字程度でペンネームでも可。

答はこちらからどうぞ!




あすなろ俳句教室 (第50回) 2008.11月

11月:俳句はあいさつ
歳時記(さいじき)をみると時候や天文、植物や動物などを知ることができます。
植物も動物も自然に生かされています。地球上のすべてのものにあてはまると思います。ひとりでも自然にさからい、地球をよごしたりすると多くの人に迷惑をかけることになります。
それとは反対に、山や川を大事にすることなどで、きれいな海や空にできると思います。地球の温暖化が魚や鳥にも影響し、大気汚染が環境問題になっています。
俳句は自然とのあいさつです。ひとりよがりではありません。しっかりと相手をみて生まれる作品です。相手とは人間を含めた自然ですね。
相手のいたみが分かる人がよい俳句を作れると思います。相手の気持ちをくみとることができますか。言葉は俳句にかぎらず、どの分野でも必要です。しっかりした言葉を使える人になりましょう。
歳時記は、言葉の宝庫。知らない言葉を教えてくれる先生です。

さて、次の俳句はだれの作品でしょうか。@〜Cから選んでみてください。
俳句:「このはふりやまずいそぐないそぐなよ」
作者:@かとうしゅうそんAひらいしょうびんBいいだだこつCふくだきねお

※解答のヒント…「(こ)の(は)」の( )は漢字です。

原句には漢字が混じっています。知っている人は書いてみましょう。
俳句:「                  」
作者:(       )

ではさっそく11月の俳句を作ってみましょう。毎日作っている人も、もう一句。

俳句:「                  」
作者:(       )

「俳句と私」の作文を待っています。俳句を始めたこと、俳句で役立ったことなど内容は自由です。400字程度でペンネームでも可。

答はこちらからどうぞ!




あすなろ俳句教室 (第51回) 2008.12月

12月:季節行事
一年間には季節の行事がたくさんあります。みなさんがよく知るものばかりです。主なものを挙げてみましょう。
一月は初詣(はつもうで)、書きぞめ、十日えびす、鏡開き、成人式など。二月は節分、はりくよう、初午(はつうま)、聖バレンタインデー。三月はひなまつり、春分の日。四月はエープリル・フール、入学式、みどりの日。五月はメーデー、鯉幟(こいのぼり)、こどもの日、母の日。六月は時の記念日、父の日。 七月は山開き、七夕、海の記念日。八月は原爆忌(げんばくき)、終戦記念日、盆おどり。九月は敬老の日、秋分の日。十月は体育の日、赤い羽根。十一月は文化の日、勤労感謝の日。十二月はクリスマス、おおみそか。
瀬々野浦では十一月のシアノーノーがあります。十二月はトシドン。地域に根付いたかけがえのないもの。先人の教えが生きています。伝統文化が継承されるためにも、みんなさんの協力が大切です。季節行事に学ぶことがいっぱいあります。

さて、次の俳句はだれの作品でしょうか。@〜Cから選んでみてください。
俳句:「ねくたいははとのそらいろしちごさん」
作者:@たかはまきょしAごとうやはんBひのそうじょうCとみやすふうせい

※解答のヒント…表記はカタカナと漢字6文字。「瀧の上に水現れて落ちにけり」の作者です。

原句には漢字が混じっています。知っている人は書いてみましょう。
俳句:「                  」
作者:(       )

ではさっそく12月の俳句を作ってみましょう。毎日作っている人も、もう一句。

俳句:「                  」
作者:(       )

答はこちらからどうぞ!




あすなろ俳句教室 (第52回) 2009.1月

1月:俳句と私
 あすなろ俳句教室は平成20年11月、五十回を迎えました。その節目に記念作文集を作り、これからの励みにできればと考えました。みなさんから寄せられた400字原稿用紙の内容は感動の連続で、何度も読み返しました。みなさんの俳句に対するまじめな取り組みが作文から伝わって、とてもうれしい気持ちです。
 今回は記念作文集の作文の題名のみをご紹介します。これからも、楽しい俳句教室にしましょう。

あすなろ俳句教室
五十回記念作文集
(内容)
五年生の作文…3名
「俳句作り」「いっぱいあるよ五七五」「楽しみあすなろタイム」
「俳句と私」、「お祝いの俳句」…古崎真帆
「誕生日と俳句」、結び…山下雅司

俳句は言葉を選ぶために、国語力のアップにもなります。今年から、季語のコーナー「あすなろ季語集」を掲載します。いっしょに勉強しましょう。

さて、次の俳句はだれの作品でしょうか。@〜Cから選んでみてください。

俳句:「くちあけてはらのそこまではつわらい」
作者:@たかはまきょしAみずはらしゅうおうしBのむらとしろうCふくながこうじ
※解答のヒント…「去年今年貫く棒の如きもの」の作者です。

原句には漢字が混じっています。知っている人は( )に書いてみましょう。
俳句:「                  」
作者:(       )

ではさっそく1月の俳句を作ってみましょう。毎日作っている人も、もう一句。

俳句:「                  」
作者:(       )

あすなろ季語集:
《新年の部》

お年玉…年の始めのあいさつに手渡す贈り物。しっかりとあいさつしてお礼を言うことです。

年賀状…友人に年賀のあいさつをハガキなどで送ります。心あたたまる手書きもそえましょう。

答はこちらからどうぞ!




あすなろ俳句教室 (第53回) 2009.2月

2月:吟行(ぎんこう)案内〜出水のツル
 出水のツルは越冬のためにシベリアから十月初めに渡ってきます。ツルの保護監視員に感謝するばかりです。毎季のツルの世話があって、ツルの俳句吟行もできるわけです。今回はツルの観察ツアーを紹介します。

[鶴見ツアーのご案内]
 長年の念願であった出水の鶴見ツアーを開催します。ツルは二月初旬から北帰行が始まります。引鶴を長島の行人岳で観察したいと思います。当日の気象条件はどうでしょうか。不知火海を真下に、青い空を群れなして帰って行くツルを眼前で見ることができます。まさに、壮大。感動のひとときです。
 14日は午前中に引鶴を、午後から出水の武家屋敷群などを見学して長島での宿泊ですが、悪天候の場合は荒崎展望所から干拓田(かんたくでん)のツルを観察します。楽しい鶴見ツアーになりますように…。

日時:平成21年2月14日(土)15日(日)
場所:長島町と出水市内

 最後に、半世紀にわたりツルの世話をされ、一月に亡くなられたツルの元・監視員の又野さんのご冥福をお祈りします。
 群れ鶴に見送られ逝く監視員 冬児 


さて、次の俳句はだれの作品でしょうか。@〜Cから選んでみてください。

俳句:「かんあけのはとばにみがくたびのくつ」

作者:@さわききんいちAかねことうたBふくだきねおCほそみあやこ

※解答のヒント…能登の砂田をよんだ俳句「塩田に百日筋目つけ通し」の作者で、名前に数字が入っています。

原句には漢字が混じっています。知っている人は( )に書いてみましょう。
俳句:
「                  」

作者:
(       )

ではさっそく2月の俳句を作ってみましょう。毎日作っている人も、もう一句。

俳句:「                  」
作者:(       )

あすなろ季語集:

立春(りっしゅん)…節分の翌日で二十四節気の最初の節。新暦の二月から四月で立春から立夏までが春です。【時候】

梅(うめ)…白梅、紅梅、枝垂梅(しだれうめ)など。花見といえば昔は梅。気品があり、桜より花期が長い。【植物】
答はこちらからどうぞ!




あすなろ俳句教室 (第54回) 2009.3月

3月:俳句も一貫教育
 五年生になって、初めての俳句教室は楽しかったですか。一年は早いですね。みなさんの熱心な取り組みで、あすなろ俳句教室は続きます。4月からは六年生です。さらに、がんばりましょう。
 薩摩川内市は4月から小中一貫教育になりますが、五年生から中学一年生までのスタンスで俳句教室もできればと思います。一年間を振り返ると「元気塾」や「作文集」などの思い出ができました。
 さて、学校生活は時間割にそって勉強していくわけですが、繰り返しこそ大事です。俳句も一貫して季節や時間を意識して成り立ちます。みなさんは日記に一句を最後に書くそうですね。すばらしいことだと思います。 継続こそ力です。積み重ねが大切です。あすなろ俳句教室は、新年度から少し模様替えします。


さて、次の俳句はだれの作品でしょうか。@〜Cから選んでみてください。

俳句:「おおいなるはるひのつばさたれてあり」

作者:@すずきはなみのAなかむらていじょBほそみあやこCすずきまさじょ

※解答のヒント…名前に植物が入っています。

原句には漢字が混じっています。知っている人は( )に書いてみましょう。
俳句:
「                  」

作者:
(       )

ではさっそく3月の俳句を作ってみましょう。毎日作っている人も、もう一句。

俳句:「                  」
作者:(       )

あすなろ季語集:

燕(つばめ)…春に南から渡ってきます。軒などに巣を作り繁殖し、秋には帰ります。夏は夏燕。秋は秋燕。【動物】

鳥曇(とりぐもり)…わたり鳥が春に北方へ帰るころの曇りがちな空です。鳥曇で情景が浮かびます。【天文】
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