LDジャケットのDVDサイズ化への道
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私、幼い頃にフジテレビ系列「ゴールデン洋画劇場」にて放映された「ブラック・ホール」(1979年/ディズニー)を観て以降、本作品が大好きになりました。中でも、「スター・ウォーズ」のR2D2みたいに
なりきれなかった、「がんばれ!ロボコン」チックなロボット=ヴィンセントの同系機種旧型ロボット=ボブ(声:竹中直人
氏!)が敵ロボットに攻撃されて機能停止するシーンが幼心に悲しく、泣けてきました。
そんな「ブラック・ホール」。昔、我が家には「ゴールデン洋画劇場」での放映を収めたビデオがあったのですが、行方不明になってしまい、しかも日本市場向けのメディア化はVHS及びLDの日本語字幕版のみで、いずれも現在廃盤という状況。そんなこんなで現在視聴が絶望的な状況の中、オークションで「ブラック・ホール」のLDが出品されているのを発見! 即落札する事にしました!!
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↓こちらがゲットしたLD。出品者様、有難う御座います! |
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LDといっても初期の頃のLDだと思われるので、なんとな〜く予想はしておりましたが、予想通り、16:9 スコープサイズ → 4:3 テレビサイズ
に左右カットされた映像でした(苦笑) でも、今回は日本語字幕でも鑑賞出来る事を優先に考えて落札したので問題ありません。
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↓ 左右カットされた 4:3 テレビサイズの様子 |
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映像の劣化具合は 16:9 スコープサイズ から 4:3 テレビサイズ にトリミングされているせいか、「ゴールデン洋画劇場」放映時と画質があまり変わらない気がしました(苦笑)
このLD、チャプターが1つもついておりませんでした(爆) 自分の所有する「スタートレック/宇宙大作戦」や「トータル・リコール」などのLDとは全然仕様が異なります。「ブラック・ホール」はシナリオディスク仕様(DVDで言うところの字幕仕様)も施されていないようです。
日本語字幕による本作品の鑑賞の夢は
これで現実のものとなりました。
今後の展開としては、LDの日本語字幕をテキスト化し、別途、海外正規版「ブラック・ホール」のDVDを手に入れて、その映像に載せる…なんて事もやろうと思えば出来そうな気もしますが、まずは自宅のLDプレーヤーが
いつ故障しても大丈夫なようにDVDにバックアップを取る事にしました。
せっかく LD → DVD
にバックアップを取るのであれば、見た目もLDっぽくしようと、ジャケットやレーベル面を作る事にしました。 (元々、「スタートレック/宇宙大作戦」LD-BOXで行なおうとした企画ですが、こちらが先になってしまいました
苦笑)
題して、
「再挑戦 ☆
LDジャケットのDVDサイズ化への道」!!
まずはDVDラベルを作成します。ラベルはLDっぽさを再現するために 外径 44 mm 内径 17 mm の小さいラベルを作成します。ラベルは「ハイポスプレー
Ver.2.0」のパッケージ製作時の材料の余りである「エーワン製 ラベルシール」(マット紙 ホワイト/品番28908)を使用しました。 (外径 44 mm 内径 17 mm
のラベルは市販されておりますが、紙質は個人的に気に入らなかったので自作する事にしました。 )
LDは表面(SIDE 1)と裏面(SIDE 2)が
あり、ラベルも2種類存在しますが、バックアップに使用するDVDは記録面が片面仕様なので、ラベルを1枚にして、“1&2”と表記する事にします。
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↓印刷後の様子 |
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↓ 円カッターでカット |
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数年前、当初「スタートレック/宇宙大作戦」LD-BOXのDVDバックアップ企画のためにネット上でゲットした、太陽誘電製・表面鏡面仕上げのDVD-R(業務用/在庫処分品)の登場です。やっぱりLDっぽさをDVDで再現するには表面鏡面仕上げは欠かせません(笑)
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↓出来たラベルをDVDに貼ります(写真/DVD上面は裏面) |
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↓こちらが完成したLD風DVD |
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自分で言うのも何ですが、表面鏡面仕上げのDVDを使っただけあって、ほんと、LDっぽく見えます。
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↓ LD(左)とDVD(右)の比較 |
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ラベルを貼ったDVDを、CDスリーブ(ナガオカ/TS-561/3)に入れると、まさに上の写真のようにLDを そのまま小さくしたような印象を受けます。
次に、ジャケットの製作に入ります。LDジャケットの表面・裏面をそれぞれデータ化し、サイズを調整して「エーワン製
ラベルシール」(マット紙 ホワイト/品番28908)に印刷して、カッターで不要な部分を切り抜きます。
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「ハイポスプレー Ver.2.0」のパッケージに使用した白ボール紙の余りで作った、後にジャケットとなるDVD収納ケースの表面にラベルを貼ります。
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上・下・左の はみ出た3辺は裏面に折り返し、貼ります。その時、はみ出た3辺の角を それぞれ斜め45度にカットしてから、裏面に折り返して貼ります。
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↓裏面の様子 |
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次に、裏面のラベルを貼ります。 |
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↓ 裏面のラベルを貼り付けた様子 |
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表面、裏面のラベルを貼り終えたら、DVD取出口の余分な部分(上の写真では左側の白部分)をカッターでカットすれば、LDジャケット風DVDジャケットの完成です!
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↓ ちっちゃくなっちゃった!(笑) |
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↓ LDジャケット |
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↓ LDジャケット風DVDジャケット |
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同封の解説書も再現しております(笑) これで、欲を言えばLDジャケット風DVDジャケットを入れる透明な袋があると良いなぁ〜と思う今日この頃。それはまた後日、暇を見つけて100円ショップ等で探してみようと思います。
今回、LDジャケット風DVDジャケット
及び LD風DVD
を製作しましたが、LD風DVDの製作については、ラベルをDVDに貼り付けた後にバックアップ作業を行う方が良いのではないかと思いました。というのも、バックアップ後にラベル貼付作業を行うと、ラベル貼付に失敗した時に凹みますし、バックアップ作業後にラベルの貼付作業を行うとDVD表面(鏡面)に傷をつける可能性が大きくなるように思ったからです。それと、表面鏡面仕上げDVDを収納する際は、不織布ケースは傷がつきやすいので、プラスチックケースかCDスリーブ(ナガオカ/TS-561/3)に入れる方が良いと思います。
さて、話が「ブラック・ホール」自体から
だいぶ外れてしまいましたが、この「ブラック・ホール」という作品は、巷では前宣伝に力を入れた割に「スター・ウォーズ」や「スター・トレック」とは異なり大コケしたB級作品だと言われているようですが、科学雑誌ニュートン等にも載っていた(らしい)、“ブラック・ホールの先はホワイト・ホールに繋がっている”といった描写は幼心に非常に興味深かったです。確かに敵博士と敵ロボットが融合してしまう描写や天国と地獄的な描写は???な感じはしましたが…(苦笑)
それと最初にも書きましたがロボット・ヴィンセントとポンコツロボ・ボブの別れのシーンが幼心に悲しくて悲しくて…今回、銃数年ぶりに本作品を観ましたが、大きくなった今、涙腺が緩みまくりで涙ダラダラでした(汗)
来年2012年は、「トロン・レガシー」に次いで「ブラック・ホール」のリメイク版が公開予定という噂(Wikipedia
情報)もありますが、それに便乗して日本版DVDを出してくれないかなぁ…と思う今日この頃です。それが現実の物となった暁には、「ゴールデン洋画劇場」放映時の吹替音源を使用して欲しいです。やっぱりボブの声は竹中直人氏でないと!!(切実)
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↓ 当時の吹替声優陣(参考) |
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ラインハート博士 |
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横内 正
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デュラント博士 |
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野沢 那智
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ホランド博士 |
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金内 吉男
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マックレイ博士 |
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野際 陽子
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ブース記者 |
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富田 耕生
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パイザー中尉 |
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津嘉山正種
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新型ロボット・ヴィンセント |
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鈴置 洋孝
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旧型ロボット・ボブ |
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竹中 直人
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私の幼少時代の記憶が確かなら、当時は登場人物名のテロップと併せて声優名も表記されていたと思います。緑色のテロップだったと思います。
あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛〜〜、「ゴールデン洋画劇場」放映時の「ブラック・ホール」のビデオ、出てこないかなぁ。状態がよければDVDに日本語吹替音声載せるのにぃ〜。あっ、そうそう。余談ですが、昔の古い洋画等で吹替マスター音源が日本語吹替版製作会社に残っていない場合ってありますよね(あるんです…苦笑)。そういう作品のDVD化や放送用HDリマスターを製作する時は、テレビ放送時の録画ビデオを所有する一般の方から借りて、そのビデオの吹替音源をマスター映像に併せていくという手法を採ることもあるみたいですね。
…雇ってくれないかなぁ。
とにかく、ほんと、「ブラック・ホール」は
お気に入りの作品なんで、是非、吹替なしなんて事をせず、吹替新録音もせず、放映当時の吹替音源を載せたDVDが販売される事を強く祈ります。
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※ 本記事で掲載した内容は あくまで非営利の個人目的としており、
販売配布等は一切
出来ませんので予め御了承下さい。 |
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