2015/11/11

中和堂さんの思い出


2002年頃でしょうか、これらを集め始めた頃、神戸のラクダさんにお電話をしました。

店主から当時,長野にあった中和堂さんに行ったらと私はアドバイスを受けた。

名古屋から、当時集めはじめた南宋、北宋の磁器を50個ばかり持参した。

3時間余り、氏は熱心にルーペ片手に汝(Ru kiln)もご覧になられた。

恐らく日本人で汝を直に見られた数少ない方となった。


氏の多くの展示コレクションは明(Ming)のものであった。

色目的に自分の好みではない。少し合わないと思った。


お礼にと思い、帰り際、上の明代

嘉靖帝の焼き物を1つ差し上げた。台座から上は回転します。

官品の真贋は、まずその丁寧なつくりと品の良さ。お気に入りの一品でした。

良い物をひとつでも多く見る。目を肥やすにはこれしかありません。


最近、中和堂さんがコレクションの売却をされていることを知った。

寂しいことですが、コレクションとはそういうものなのでしょう。


また近畿のラクダさんも親子2代続くお店を最近たたんだ。

オークションで本土中国が熱を帯びるなか、これも寂しい。

一度、お店にもお伺いしようと思っていた矢先でした。


2013/07/0 恵帝 建文三年銘 載せました。珍しいものです。 1399−

明代 永楽帝のものが最良

収蔵雑感 

前に書きましたが、こういうものを集める時、必要な3要素、運と努力と、あと財力。

財力が、続きません。

そんな訳で、明代、清代はパスしました。それはそれで、正解だったと、今は思います。

ここでは、特に印象に、残ったものを、皆様に、ご紹介致します。従来、誰も知らないーーそれに、こだわりましょう。

一部、集めた物もありますが、写真の取り直しをしていません。悪しからず。もう、大きくて、場所ふさぎで困ります。

中国の検閲が、厳しい。写真のアップも、そういう訳で、全部ではありません。


2015/11/11

嬉しいことに、今月は海外からの閲覧に中国がトップで8回。

2位は台湾、6回。

皆さん勉強をしていかれる。


大明洪武年製 1368












建文帝 建文三年 1401年 三爪 龍 皇太子 朱文けい墓 副葬品 

翌年の建文四年、おじの成祖 永楽帝に国を奪われる。

永楽帝は、この事実を歴史から葬るため、建文帝の時代の物は、隠された。





永楽帝 御製 藍彩噴血九龍皿 

四爪龍の皿 1403− 

卩が御から取られた 

卩はせつ、せちと読み”犯”の旁(ボウ)。つまり犯と同意語なんです。

2015/11/06 詳しくはトップページに載せました。

実は、はじめて手にいれた明清の中国磁器、6個程の中に、この皿がありました。衝撃を受けました。

6個すべてに言葉を失うほど、倒れるほどの感銘。中国皇帝達の迫力。それらを、じかに手にすることが出来る。

その晩は、なかなか眠れませんでした。

しかし、明、清のもの、素晴らしいんですが、なにせ数が多い。ひどく欲求不満になります。

そんな理由から、収蔵は、この時代のものは、ほとんど、集めていません。今回、米国の方が熱心にダウンロードされます。

そのため、今回、明、清の画像を増やします。唐代では、真贋すら、測れませんからね。

!!


永楽帝 御製 四爪龍の壷

卩が御から取られた 

卩はせつ、せちと読み”犯”の旁(ボウ)。つまり犯と同意語なんです。

!!!





大明宣徳年製(明国 宣徳帝) 1426−



!!!











大明成化年製 1465−




大明弘治年製 1488−







大明正徳年製 1506−





大明嘉靖年製 1522−これは、買いました。正解!


にせもの FAKE



大明嘉靖六年




!!! これも,気に入ってます。


なぜか、気に入って、これも集めました。とてもいい。







大明万歴年製 

帝存命中は良い物が多いのです
なかなか従来お目にかかれませんでした。下の琴は高額でした。欲しかったですね。70cm位。

皇女かきさきの墓に入れたのか。鳳凰から。琴が上手だったのか。しかし、良い男の子には、恵まれなかった。

磁器から判ります。ひどい遺品ばかり。

20世紀には、それすら知りえなかった。そんな、世界だった。


琴のかわりに、この小さなお皿を求めました。10年ぶりに、見ます。このきさきの琴なんでしょうか。

裏にも綺麗なゆうが、かかります。実に良いのです。



 集めたかった!



感動しました。万暦銘で、良い物を,見た事が、なかったから、特に。集めました。

!!!

同上




コレクターに敬意を表して、載せます







大明万歴年製 

この方は、本当に良いものを、常に見せてくれました。





大明万歴年製 

消された銘の謎 ヒキ(暦は乾隆帝のヒキ、皇帝の名を避けること

万暦銘の暦が消された 清代 皇帝の身近に置かれたことがわかります。

これが本当の名品です。乾隆帝の目にかなったもの。故宮クラス。探しましょう。

この方も、すごかった。今、何をしてるのでしょうか?一体、どんな方なんでしょうか。

!!!



天啓年製 1621−



明の終り 有田の皿 けっこう、見ます。




足の空気ぬきの穴に注目してください
南宋期とは異なります






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