HOME ABOUT US COMMUNICATION MEALS BLOG
アニマルコミュニケーション
 
 
 
 
 
 
 
■ 【ドッグトレーニング】 と 【アニマルコミュニケーション】
 
 
■トレーニングとアニマルコミュニケーションは車軸の両輪
■トレーニングだけでは犬の心がわからないこともある
■大切なことは「犬をありのまま受け入れる」 「犬を認める・・・・」と言うこと

 
★アニマルコミュニケーション   ももの乙女ごころ
                         Mダックス  もも
 
 
  
ワタシは2000年生まれのミニチュアダックス。ロングヘアが自慢の流行りの犬。なのに、子犬のワタシはお店の狭い箱の中でひとりぼっちでした。ワタシには、ほかに7匹のきょうだいがいたのに、どの子も新しいパパとママのところへ行っちゃったからなの。
 
ワタシは来る日も来る日も、新しいパパとママがいつかワタシを迎えに来る日を信じて待っていました。
 
その日はやっと訪れました。ワタシはもう生後4カ月半になっていました。
一目見たときに、新しいパパ・ママになる人だとわかりました。だから、ワタシは一生懸命にアピールしたの。
「ねぇ、ねぇ、ワタシはココよ。早くワタシを新しいおうちに連れてって!」
 
ワタシのまわりには、もっと幼いダックスの子がたくさんいたから、その子たちに負けないように必死でした。
 
そして、パパとママはたくさんの子犬の中から、ワタシを選んでくれて、その日のうちに新しいおうちに連れ帰ってくれたの。
 
新しいおうちは、ワタシがいた騒がしいところとは違ってとても静かで何の音も聞こえない。
ごはんをもらってお腹いっぱいになったけど、ワタシはなんだか不安で「わん、わん、わん」って鳴いたの。
 
でも、環境にはすぐ慣れたわ。
今は、もちろん、静かなほうがいいと思っているし、うるさいところは嫌いだし、あんなところには暮らしたくない。
 
 
おうちは快適だったけれど、ワタシは、生まれてから4カ月半、外の世界を知らないで育ったから、パパやママに外へ連れ出されるのがとっても怖かったの。
 
家から一歩外に出ると怖くて震えていたし、見るもの何でも怖かったの。
 
 
ママは、ワタシがもう少し大きくなったら、訓練士をつけて勉強しようと思っていたんだけど、「外に出られない怖がりのままになったら大変だ!」って、さっそく、訓練士の先生を連れてきたの。
 
ワタシがパパ・ママの子になってから10日目のことでした。
 
それからずっと、先生に教えてもらって、ママとワタシは一生懸命に勉強したの。
そして、ママとワタシはいろいろなことができるようになったの。ワタシもいつのまにか怖いものがなくなってたし、ママと一緒ならばどこへいくのも平気になったの。
 
訓練はわんこのライフワークだと思うわ。
訓練はパパ・ママとワタシを結ぶ絆。信頼関係。そしてコミュニケーション。
 
 
ワタシは普通のおうちの子として暮らして、大事にしてもらって、幸せに思ってる。
訓練もさせてもらって、手作りのごはんを食べさせてもらって、あったかいふかふかのお布団で眠れる。
 
 
ワタシは、この前の世(過去世)のとき、大きなブリーダーさんの家で繁殖犬としてずっと働いていたの。
だから、現世では絶対に普通のおうちの子として、静かに平和に暮らしたかった。
 
でもね、もし、今のパパとママに会わなかったら、ワタシはまた繁殖犬になって働かされる運命だったの。
ワタシはもう子供を産みたくない。
 
 
そんな希望を聞き入れてくれたのがママ。
ママはそのとき、ワタシの事情は知らなかったんだけど、「避妊手術」のことであせっていたの。なるべく早くしなくちゃって、大きな決断をしてくれて・・・
 
そして、ワタシは生後8カ月で手術を受けたの。
「ワタシは、もう2度と子供を生まなくてい
いんだ」
ワタシの願いがかなったの。
 
 
ママが私の気持ちを知ったのは、去年のこと。
ママ自身が、なぜワタシの避妊手術をしなくちゃ!って、そんな気持ちに駆りたてられたのか、手術に急いだのか、その行動の理由がやっとわかった、って・・・