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3版 さぁエンジンを降ろそう!
今回はエンジンを降ろすまでをご紹介します。
正直、作業に夢中になりすぎて写真が少ないです。すみません。

エンジンを降ろす場合、エンジンのまわりにくっついている補機類も一緒に降ろします。補機類とは、オルタネータ、A/Cコンプレッサ、パワステポンプ等です。横置きのエンジンはミッションも一緒に降ろすことが多いです。
クルマによって様々ですが、今回のビートの場合はエンジン、補機類、ミッション、メンバーの一部、ロアアームやストラットなど足回り、ブレーキロータ、ドライブシャフトなどです。

エンジンが掛からないので、数人で押してリフトに入れます。リフトに対してクルマの位置が悪いと上手くリフトが使えなかったり危険です。押しながら、マドからステアリング操作して1発で入れるのは慣れていても難しいです。(^^ゞ
そしてリフトにセットしたらトランクやボンネットを開けて作業開始です。

補機類であるクーラーのコンプレッサもエンジンと一緒に降ろすので、コンプレッサのホースを外します。
ですが、クーラーガスが充満しているので、ガス回収機をセットして回収開始。回収したガスはまた充填する為、一時ボンベに保管することになります。
知っての通り、エアコンにはフロンガスが使われているので大気開放は厳禁。

エンジン補機類につながっているホース、配線、コネクターなど片っ端から外します。
ミッションを降ろすので、クラッチレリーズも外します。ブレーキキャりパーも外します。そうしてクルマ側に残す配線、部品など考えながら作業を進めます。

ある程度外したら、エンジンとミッションの載っているメンバーの下に台車を入れます。台車に載せてリフトでクルマを持ち上げていくわけですが、ナナメにならないように木材を敷いたり、ジャッキを入れたりして水平を保つようセットします。

セットが終わったらエンジン、ミッションとボディをつなぐマウントを外します。これで台車の上でエンジンが宙ぶらりの状態ですから、あとは残っている配線やホースが無いか、ナナメになっていないかなど点検しながら、ゆっくり慎重にリフトをあげていきます。

台車に載ったエンジン。
これでひとまず作業終了。ここからエンジンを分解していきます。シリンダヘッドを外して、バルブやピストンの状態を点検します。

ベルト切れによってピストンとバルブが衝突すると、バルブが曲がるなどの被害が出ます。ピストンの方にもダメージがあると大変ですので、そうでないことを祈りながら、次はシリンダヘッドの取り外しを行います。

担当:M.T


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