エンジン補機類につながっているホース、配線、コネクターなど片っ端から外します。
ミッションを降ろすので、クラッチレリーズも外します。ブレーキキャりパーも外します。そうしてクルマ側に残す配線、部品など考えながら作業を進めます。
ある程度外したら、エンジンとミッションの載っているメンバーの下に台車を入れます。台車に載せてリフトでクルマを持ち上げていくわけですが、ナナメにならないように木材を敷いたり、ジャッキを入れたりして水平を保つようセットします。
セットが終わったらエンジン、ミッションとボディをつなぐマウントを外します。これで台車の上でエンジンが宙ぶらりの状態ですから、あとは残っている配線やホースが無いか、ナナメになっていないかなど点検しながら、ゆっくり慎重にリフトをあげていきます。
台車に載ったエンジン。
これでひとまず作業終了。ここからエンジンを分解していきます。シリンダヘッドを外して、バルブやピストンの状態を点検します。
ベルト切れによってピストンとバルブが衝突すると、バルブが曲がるなどの被害が出ます。ピストンの方にもダメージがあると大変ですので、そうでないことを祈りながら、次はシリンダヘッドの取り外しを行います。