動詞フォーカスフランス語入門・本物のフランス語を身につけたい方へ

網野式・動詞フォーカスフランス語入門・本物のフランス語を身につけたい方へ。

私はついに、気づきたくない真実、いや、正確には気づいていたのに目を背けていた現実を受け入れることになりました。
努力は報われるというのは嘘です。
厳しいかも知れませんが、現実です。
全ての努力は報われるわけではありません。
いくら勉強しても努力しても、届かないものがある。
特に、勉強方法を間違っていたら、届くどころかゴールは逃げていくばかり。
頑張って頑張って、ゴールとは真逆方向に走っていた・・・、という現実もあるのです。
よく勘違いされていると思うのは、言葉は子供の頃から使っているので、論理的なものではなく感覚的なものだと捉えている人が結構多いということです。
確かに私たちが日本語を話すときに、いちいち主語・述語・目的語など、論理的に考えているという感覚はありません。
そのため、語学は感覚的なものと勘違いされてしまうことが多いようです。
フランス語にしても英語にしても、何となく感覚的に話せる範囲があります。
例えば、英語であれば「Nice to meet you(お会いできて嬉しいです)」
フランス語であれば「Je suis japonais.(私は日本人です)」
のように丸暗記できる簡単な単文です。
こちらが感覚的に話せる範囲で、あるいは丸暗記できる範囲の簡単な挨拶を相手に投げかけたところで、相手からは必ず何らかの返事があります。
そして通例、その返事は疑問形であることが多いのです。
さらに悪いことに、旅行会話集に載っているような定型の返事を返してくれることは稀です。
もちろん感覚で対応可能な範囲も個人差がありますので、ある程度までは感覚でいける人もいるでしょう。
しかし、すぐに限界に達してしまうのは、一歩引いて客観的に考えればお分かりいただけると思います。
語学と論理的思考プロセス、私はその接点を探し続けました。
まずは英語。その核となるものは何なのか。
例えば、建物であれば柱がきちんとしていれば、何とか家は建ちます。
その「柱」は英語の場合、どこにあるのか。
それさえ掴めれば、英語の習得速度は飛躍的にアップするだろう、と私は考えたのです。私は、英語を動詞中心として再構築することにより、短期間でマスターすることができました。
そしてわずか1年で、英検1級、TOEIC980点を取得することができたのです。
そして外資系IT企業の社内通訳・翻訳者として仕事につき、初めてきちんとしたお給料をもらうことができるようになりました。

英語をはじめて動詞の重要性に気づき、動詞中心の勉強法を開発して、その後4年間で9ヶ国語をプロレベルまでマスターすることができました。

「動詞」を中心とする学習法を思いつかなければ、到底あり得ない結果です。
逆に言えば、「動詞」中心に学習することによって、このような結果を手にすることがあなたも可能だということです。
それだけ「動詞」の言葉の中での地位は高いものである、ということをご理解いただければと思います。
動詞の地位が一番低いのが日本語です。
日本語における動詞の地位の低さは、世界トップレベルと言えるでしょう。
フランス語は動詞の地位が非常に高い言語であるのに対し、日本語は動詞の地位が非常に低い言語です。
そのため、私たち日本語ネイティブは全般的に動詞を使うということに慣れていません。そのため私たちは「動詞に弱く」これがフランス語のみならず、英語やその他の外国語を習得する上で非常に大きなハンディキャップになっているのです。
多くの日本人は10年以上も英語を勉強しているのに、英語を扱うことに慣れていません。
私たち日本人は、「日本語」を母語としていることでどういう影響をうけているのかを、意識的によく理解する必要があります。
動詞以外の文法事項は、あえて言わせてもらえばそれらは飾りに過ぎません。
もちろん、それらの飾りも、言葉に表現力を吹き込む意味では必要になります。
ただ、まずは木の幹を太くすることに力を注ぐべきだとは思いませんか?
幹がしっかりしていないのに枝葉を充実させても、その重みに耐えられず、いずれ幹が折れてしまうでしょう。
これが、丸暗記・感覚的語学学習の成長の上限です。
この折れた幹が、丸暗記・感覚的語学学習に限界を感じて、もう嫌になってあきらめてしまった未来のあなたの姿です。
まずは幹である動詞を攻略してください。