2010年6月12日 追善茶会
早いもので、前向翔会会長 鈴木宗良が亡くなって12年が経ちました。
3回忌は畠山記念館茶室で、7回忌は鈴木家の菩提寺である音羽の護国寺茶室と月光殿で、(故人の長きにわたる茶友・大石先生に一席ご協力を願い、)皆様にお出かけを頂きましたが、今回は護国寺では月光殿が大改修工事中であり、使えませんでしたので、法事に先立ち自宅で開催いたしました。
晴れ女だった故人の面目躍如、六月中旬というのにお天気に恵まれ、茶室も道具も思いでがいっぱいの中、古くからの社中、故人の茶会にかかさず参加してくださったお客様達に思い出話を沢山伺いながら、三畳台目向切の向板に安置した位牌を前に濃い茶を練りました。窓も躙り口も点前座前の小窓も全部開けると、思いの外、風が通り日本家屋は夏向きに建てよとの言葉を実感した一時でした。
広間では風炉の季節ならではの道具に、少々の暑さを忘れお話もはずんだようです。
会記
画像をクリックすると別ウィンドウでPDFの会記が表示されます。
PDFのプリントアウトはできません。
後記
追善茶会はお天気に恵まれ、次の日に梅雨入りしました。 お道具類は会の後、すぐにしまえないので、この様にして干しておきます。
菓子器は、形によって扱い方があります。写真の「掬い網」はこのようにして扱います。
勉強になりました。(しも)
<< 前のページに戻る