お茶会に呼ばれたら

大寄せの茶会(いわゆるお茶会)の場合

お茶会は初体験でしたら、出来ればそれなりの経験者に付いていくのが一番です。

 

1人で行くことになったら、広間(たいていは薄茶席)の入席を待っている列に並び先頭と最後にはならないようにしましょう。
道具に一番近い場所又は床の間の前は、何故か2〜3人分空いていることがあります。正客といってお客を代表して挨拶をする人の席なので、勧められても座らない方が無難です。末席と思える席もしかり。
流儀によって正客の席が異なることがあります。
4客目以降でしたら安心してお茶とお菓子を愉しめます。
正客と亭主のやりとり等聞き逃さないように。

 

忘れてはならない<お先礼(おさきれい)>お先に

お茶もお菓子も正客から順に回ってきます。
自分より末席に近い方に座っている隣の人に<お先に頂戴します>と挨拶をして会釈をしてからお菓子もお茶も頂きます。

 

道具の拝見

正客の方から順に回ってきた道具<薄器(抹茶の入れ物)と茶杓>は触っても大丈夫ですが、お先礼をして、両手を前について拝見するにとどめ、次の方へ回しましょう。

薄器は傾けないように、茶杓は節から先を触らぬように注意。

 

濃茶席

小間(躙り口がある小さい部屋)は濃い茶席の可能性があります。
確認してから入りましょう。
作法をわきまえ先達と一緒でなければパスしたほうが無難です。

お稽古の中では自分が薄茶の点前を始めたばかりでも、お濃い茶の客の練習をする機会はいくらもあるので、さあ、お稽古をはじめてみましょう。

 

お茶会参加の必需品 懐紙 茶道用の扇子。