がんばれ!小保方春子さん目次   マスコミ報道と科学の違い 再現できず  光る胎盤は何からできたか 


がんばれ小保方晴子さん31

 

「STAP再現できず」

 朝日新聞(2015,9,24)に上記題で記事があった。

米国や中国の「七つのグループがそれぞれに再現に臨んだがいずれも成功せずSTAP細胞の存在をあらためて否定する結果となった。」(「 」内朝日新聞からの引用)、そうだ。

 

考察

「捏造の科学」(須田桃子著)に下記の記述がある

(以下{ }内は捏造の科学よりの引用)

質問1 丹羽氏がSTAP細胞を信じる科学的根拠

須田氏{丹羽氏にも、STAP細胞の存在を今も信じる根拠を尋ねたところ、丁寧な回答をくれた。}

回答1(丹羽氏)

・ {小保方氏が弱酸の刺激を与えた細胞を顕微鏡下にセットし、その後は小保方氏以外の研究者が観察するという状況で、高い割合の細胞で万能性遺伝子(Oct4)が働き、「これまでに見たこともない働きをしながら」固まりを作っていくことを確認した}

・ {若山氏は、小保方氏から渡されたのがSTAP細胞だったかは確信が持てなくなっているようだが、その細胞の塊を自分の手で切って受精卵に注入し、それが高い確率でキメラマウスの胎児と、胎盤に寄与した事実には、今も確信を持っている}

・ {若山氏が作成したキメラマウスの胎盤組織の切片は、丹羽氏自身が顕微鏡下で観察したが、「TS細胞」と呼ばれる胎盤に分化する既存の細胞とは「まったく異なるパターン」で、かつ、「きちんと」STAP細胞由来の細胞があることが確認できた

― こうした事実を説明できる最も妥当な「科学的仮説」は、STAP細胞が分化した細胞から生み出された、ということだと思われる―。}

とあるように、丹羽氏は、STAP細胞の存在を検証している。ES細胞とTS細胞の混合からできたという考えも一部にはあるが、TS細胞とは{「まったく異なるパターン」で、かつ、「きちんと」STAP細胞由来の細胞があることが確認できた}とあることから、TS細胞説は間違いであることが分かる。

また、TS細胞とES細胞は、混ぜても塊を作らないということから、若山氏は{その細胞の塊を自分の手で切って受精卵に注入し}ているから、TS細胞とES細胞ではないと分かる。その細胞の塊は{「これまでに見たこともない働きをしながら」固まりを作っていくことを確認した}ということから、これはES細胞でもないことが分かる。

 

そのほかにも、若山氏も、小保方氏の指導のもとSTAP細胞を作ったと述べている。

 

 STAP細胞がないとしたら、この両者の実験はなんだったのだろうか。若山氏も丹羽氏も嘘をついていたのだろうか。

 再現実験は失敗がつきものだという。若山氏も一度しか成功していないという。再現実験が失敗したのであって、丹羽氏や若山氏の実験は正しかったといえるのではないだろうか。

 上に書いたように、胎盤ができたことの説明がつかない。ES細胞から、出来る可能性があると述べているが、ES細胞から、実際に胎盤を作った人はいない。また、やろうとしている人もいない。ES細胞からは胎盤はできないと言われているからだろう。再現実験以前に実証がない。

 キメラマウスからの血流が胎盤内で光ったという説もあるが、これも実証されていない。

 また、TS細胞から胎盤ができるから、ES細胞とTS細胞の混合から、若山氏のキメラマウスと、胎盤ができたという推測もあるが、これも、推測である。実験などで実証した人はいない。そうだとしても、ES細胞とTS細胞を混ぜても、塊にはならないということだから、若山氏が作った、キメラマウスと胎盤には当てはまらない。

 

結論

 若山氏が作ったキメラマウスと、胎盤が、STAP細胞からできたという実証はあるが、ES細胞や、TS細胞からできたという実証はない。

再現できなかったということだが、再現に失敗したということではないのだろうか。とにかくどのような場合にも再現は難しいというのが科学界の通説ということだ。

理研が撮った、小保方氏の再現実験の映像をその道の専門の科学者に見せれば、高率で再現できるのではないだろうか。