バルト三国と北欧二都 G 2010

7/8(木)  カウナス心残りの観光 クライペダへ移動

     6:50起床。7:30に朝食へ行くと欧系団体でにぎわっていた。
     朝食内容は4★だけあってすばらしかった。ホットものの種類が多い。煮豆とかブロッコリー煮など。
     スモークサーモンやオリーブも豊富。ヨーグルトは4種あり、ドライフルーツや木の実など入れて楽しませてもらった。
     コーヒーもエスプレッソにしたが、まずまずの味。
     TVの予報では雲が厚くて時々シャワーという天気のようだ。22〜24℃はしのぎやすくてよい。

     9:30にチェックアウトし、カートは預かってもらった。
     ヴィエニーベス広場には鎮魂のモニュメントがあり、火が灯されていた。
     リトアニアは独立までたいへんだったものね。


ヴィエニーベス広場

     国立チュルリョーニス美術館は立派な建物だ。階段に腰掛けてオープンを待った。
     だが10:00を過ぎても開く気配がない。ドアに近づくとなんと11:00からとなっていた。


杉原千畝が領事館を引き払った後に滞在して、ビザを発給したホテル・メトロポリス

     先に杉原記念館へ行くことにした。
     道はすぐに分かったが登り階段がけっこうきつい。ちょっとスノッブな住宅街だ。昔とあまりかわってないのかも。
     杉原記念館もいわれなければわからない普通の民家。昔は領事館といってもこんな感じ?
     ベルを鳴らして入れてもらう。
     撮影料込みで10Ltを支払う。パネル展示にはオランダでビザ発給した外交官の説明などがあった。
     デスクやタイプライター、インクの瓶。
     ビデオを2本見せてもらう。杉原夫人が当館を訪問された時のものと、杉原千畝についてのストーリーもの。
     省略されていることもいろいろあったが、(最初のロシア人妻のことやホテル・メトロポリスのこととか)概略としてはあんなものかも。


階段を上がって右へ                     杉原記念館

     11:30ころにまた足を引きずってもどり、いよいよチュルリョーニスと思ったら、まだ閉まっていて、ドアに貼り紙があった。
     張り紙の内容はわからないので、庭の掃除をしていた女性に聞いてみた。
     テクニカル・ブロブレムでクローズだと。すごいショック!
     チュルリョーニス美術館はリトアニアの旅で一番楽しみにしていたのに・・・。
     彼のテンペラの実物を見たかった。
     というのも、ヴェレフキンはチュルリョーニスの作品にも影響を受けている気がしたから。※マリアンネ・フォン・ヴェレフキン
     ヴェレフキンはミュンヘン居住中に2度リトアニアを訪れている。弟のピーター・ヴェレフキンがカウナスやヴィリニュスの首長をしていたのだ。
     1909年末〜1910春にカウナス、1914年にヴィリニュス。ここからヤウレンスキーに絵手紙を出している。


10:00には貼り紙なし    国立チュルリョーニス美術館   11:30の無慈悲な貼り紙

     向かいの悪魔の博物館を見学。日本の天狗まで展示されていた。
     悪魔関係の木彫りや面がいやというほどあった。
     ジムイジナヴィチウスのアトリエや居間が再現?されていて公開。
     チュルリョーニスとも親交があったらしく、いろいろパネルに説明が載せられていた。


悪魔の博物館

     昼のレストランを迷った挙句に、PRESTOへ入った。
     赤いビールとチキンを注文。ビールは甘く、チキンは付け合せのチーズ入りリゾットと共にとても美味しかった。

     14:00にホテルでカートを受け取り、北側の通りからバスに飛び乗った。
     ところが、3番でもよいと思い込んでいたらとんでもなくて、旧市街を抜けて違う方向へ行くではないか!
     まわりの人に聞くと反対側から引き返すべし、との教え。ああ、間に合うかしらん?
     いそいでキオスクでチケット1.8Ltを買い、来た1番トロリーに乗った。少し走るとなんと検札が乗り込んできた。
     まじめにチケットを買っておいてよかった。
     14:45ころバスターミナルに着いた。あせったわ。
     14:50のバスは結局15:05ころに発車した。パランガ行で50%くらいは乗っていた。

     車窓は単調。1hくらい走ると、少し森林地帯(たいしたことなし)があるくらい。
     クライペダに近づくにつれ、空が青くなってきた。
     17:35のところ17:50にクライペダのバスターミナルに到着。やれやれ。
     チケット売場へ行き、あさって(7/10)のリエパーヤ行を購入する。国際便のためか、パスポートも必要だった。
     18Ltのチケットには名前も印刷されていた。

     外にいたおねえさんに旧市街への方向を確認し、ガイドブックにしたがって歩き始めた。太陽のまぶしいこと!
     20分くらいでアンバートン・クライペダにたどりついた。
     コンファメーションを見せてチェックイン。ついでに支払ってしまう。朝食は平日7:00、土日は8:00から。
     2泊目は出発が早くて食べれないと言ったら、テイクアウトもできると調子のよいことを言われた。
     部屋はツインでデスクも幅広、冷蔵庫・ドライヤー完備。だが水周りは問題あり、だった。
     入浴後にわかったのだが、シャワーブースからの水漏れはなんともならない。


クライペダで2泊したホテル・アンバートン・クライペダ

     19:00すぎに外出。橋を渡った運河沿いのメーメリスへ。外席は満員だったので中へ。
     黒ビール500mlとローストポークを注文。黒ビールはにがみが強く、豚リブは脂肪が多いが、付けあわせが美味しい。25Lt。(805円)



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