旅日記 2008ブルンネン
5/30(金) 悪魔の橋とヴェレフキンと
6:40起床。曇っているが晴れてきそうな予感。
今日は午前中に悪魔の橋を見学し、午後はアスコーナの美術館でヴェレフキンに再会。
7:30朝食へ。案の定中国人の団体でごったがえしている。30人くらいが順番待ち状態だ。
個人客用に仕切った席に着くと、係りの女性が個別にコーヒーとパンを持ってきてくれる。
10分待つとすくから、と言われたが人数が増える一方なので後に並んだ。ハムとチーズと缶詰フルーツなどを取る。
朝食内容からすると、団体客の多いホテルという印象だ。欧系のビジネス客も数名いたが。
8:30出かける。チャイニーズはもう出発みたいでロビーに集合していた。
ホテルの前にはルートヴィヒUがワーグナーに会うために滞在したというホテル、白馬亭がある。どの部屋に泊ったのかな?
Weisses Rossli 白馬亭
港へ行く。湖の風景が美しい。白い山の稜線、水鳥がいっぱい。
船が入ってきたが、この時間乗る人は少ない。
ブルンネンの港からウルナー湖の眺め
ブルンネンの駅へと歩き、9:07の電車でゲッシェネンに向かう。9:50着。
ここで赤のラブリーな電車に乗り換えて(9:58発)、途中悪魔の橋が見えた。このあとあのあたりを歩くのだ。
10:08にアンデルマット着。快晴。
SBBアンデルマット駅 町はずれ
とりあえず町の中心方向へぶらついた。途中からハイキングコースに入れるということだったが、わからずに町のはずれへ出た。
また駅へもどり踏切を越えて線路に沿って歩き始めた。標識が出ているので頼る。
15分くらいで悪魔の橋へ着いた。見物人も数名いる。クルマが停められている。
岩に記念碑があり、レストランの隣りには由緒ありそうな小屋があった。
悪魔の橋
橋の下をくぐりながら、水しぶきでびしょぬれになった。
渓谷沿いに下っていくのだが、壮大な景色が続く。
岩をくりぬいた車道の端に歩道が造られていて、上からの水がザバザバ落ちてくる。
と思うと、土の道に出たりと変化に富んだルートだ。
ほとんどがウォーキングシューズで大丈夫だった。
黄色い花がきれい。ゲッシェネンの駅舎が見えてきたが、まだまだ。
昔の形どおり再建された趣のある石橋もあった。
1h35とあったが、だいたいそんな感じでゲッシェネンにたどりつけた。
ゲッシェネンの駅のまわりにはなにもないので、集落の方へ行ってみた。民家がおもしろい。
COOPを見つけたと思ったらもう昼休みで、14:00まで閉店みたい。
結局駅にもどり構内にカフェがあったので、コーラとパイでランチとした。7CHF。
12:52ゲッシェネン発のロカルノ行き。
この電車はほんとに深い山の中を走り、両サイドの窓は絶景が続いた。ベリンツォーナが近くなるとクルマの廃棄場などもあった。
14:17にロカルノ着。空には不吉な雲が出ている。
向かいの停留所から14:27発の31番バスに乗り、アスコーナへ。(15分ごとに出ている)
14:42にアスコーナ・ポストに着くとどしゃぶりだ。傘をさそうとして骨が一本折れてしまった。
美術館は15:00からなので隣りのカフェに飛び込み、カプチーノ4CHFで一息入れた。
アスコーナ現代美術館
15時過ぎに2年ぶりにアスコーナ現代美術館へ。スイスパス有効は助かる。
2Fはざっと流して、3Fのヴェレフキンをじっくり鑑賞した。前回と多少入れ替えはあるようだ。
見物人は私の他に3人組がいるだけ。ゆっくりメモを取りながら見学した。いろいろ新たな発見もあった。
1h以上いて絵葉書2枚とカタログ(独語か伊語かで前者にした)65CHFを購入。
受付の個性的なマダムと少し話し、ヴェレフキンはこの館に住んだのか、と聞いてみた。Noだが、湖近くの家に住んでいたとのこと。
場所を教えてもらい地図ももらって行ってみた。ホント、なんでも聞いてみるものだ。
湖岸沿いのレストランの路地を入ると、1918−1938Marinne
von Werefkin云々というプレートがあった。
表館はホテル兼レストラン 裏の館に住んだのか?
個人住宅なので外から伺うだけだが、なかなか瀟洒な立派な邸宅だ。色はピンクだが当時は?
58歳から78歳で亡くなるまで住んだ家、終の棲家。
裏道を散策すると薔薇がきれいだった。彼女もこの道を歩いたのだろうな・・・。感慨深いわ。
バス停近くのATMで100CHFをキャッシング。
17:05のバスでロカルノに向かい、17:39の電車でブルンネンに向かった。
19:49にはブルンネンに着いた。まだまだ明るくてよい。
朝下見していたホテル・白馬亭のレストランへ。
赤ワイン300mlとスープとソーセージ(ロシュティ添え)で35CHF。塩がきつい。
2Fのトイレを拝借。階段まわりの様子も見れたが、きれいに改装してあり、ルートヴィヒUを連想させるものはなにもなかった。