市川の歯科技工士にここだけの言いたいこと
(第30話)
  スイス、その大自然アルプスの名峰を愉しむ旅に出かけました。言葉では言い表すことが
 できない。スイスの3大名峰のまじかのユングフラウヨッホ展望台に立った、眼前の絶景は
 すばらしい。

  

  永久に溶けることのないメンヒ4107mとユングフウラ4158mの間に見える氷河(世界遺産)
 写真1。写真2 雪上にて。

  

 

  前回はスイス名峰を遠くから眺める形でした、生来ている間にどうしてもきたかった夢が
 かなったと言えましょう。
  
  義妹夫婦がイタリヤにいる関係でイタリヤの芸術、美術についてはまたの機会に報告します。

 
(第29話)
  待ちに待った・鮎釣りのシーズン 5月20日は鮎解禁日、東海、関東では最初となります。
 1昨年は大雨、洪水で駐車場も水浸しとなり、夜中に起こされて逃げ出した 危な く中洲に
 取り残される寸前であったことは報告しました。 今年は、雨注意報は出ていた、前日の朝は
 上天気です。

  掛川までの集配を終わった頃、10時、上天気です。 清水インターまでは40分、興津川まで
 1時間です。やっぱり行こう。 11時にはいつもの釣り場まで来ていました。 数え切れない
 ヒト、ヒトです。テントを張り巡らして、 各所で、明日の解禁を待ちわびています。

  私も、1昨年のことは、つい忘れて入漁券2枚、オトリ5匹を買い求めて、 目的の釣り場、
 川岸に沈めて置きました。1昨年の苦い思い出もありますので、 少し大きめに重石を3個
 ほどのせた、尚、鉄棒に綱を縛り重石とオトリ冠と連結し て沈めました。

  次の日、夜中1時には息子と一緒に釣り場へスタート、静岡までは大雨注意報、 やっぱり
 ダメかと思いながらも釣り場に到着、気のせいか、雨は小降りとなって いた。やっぱり誰もが
 同じ思い、大勢のヒトが興津川の対岸で朝を待ち望んでい ました。雨の小降りは気のせい
 でした。興津川の水かさは、濁流となっています 。

  前日に沈めたオトリ冠はとっくの昔,押し流されたようです。 午前4時まで待ちましたが、
 雨も止まず、濁流は増すばかり、あきらめて帰宅する こととしました。 図は、5月23日、
 改めて興津川に出かけた写真です。3日遅れの解禁を楽しんでき ました。釣り成果は20匹
 でした。まずまずの成果でした。
 
(第28話)  
  樹脂義歯の落とし穴を読んで(誤飲)1)

  ここでは、未承認材料について歯科医師、歯科技工士が忘れていることがあります。
 (海外再委託)と(未承認材料)に大きく関わる問題であることを明確にしておくべきだ
 と考えます。

日歯 海外技工物問題会員へ周知(歯科新聞08.4.15)

  さらに、歯科技工士もこれから医療人として関わる立場にあるためには、医療事故の
 問題は、避けてはとうれない問題です。そのいみで、ここでの問題を理解しましょう。 

 @ 樹脂性義歯の落とし穴(記者の目)

 A 治療事故「補綴」が最多(誤飲・誤嚥)

 B 歯科技工士として誤飲に対して何を感じ取るか

  3月、4月の新聞紙面に歯科のトラブルが掲載されています。記事のなかに少し気になる
 文面がありましたので抜粋して、私の解釈を報告します。

 

 本文のまま

 ――このケースは義歯を飲み込んだ義歯を見過ごした医師の責任が問われた。

 ――当然。

 ――材料が未承認だった場合、歯科医師あるいは歯科技工士の責任が問われる可能性は
 なくは無い。自身もノンクラスプデンチャーの作成を行なう歯科技工士の談話とあった。
 医療事故の問題と未承認材料を区分して考えてみたい。

 ここでのケース、

 ――未承認の材料を使用した場合、歯科医師、歯科技工士の責任が問われる可能性がある
 との表現であるが。

 : 未承認であれば材料販売、発注、受注者ともに薬事法による責任が問われることになる。
 (後述)

 ――患者の訴え、誤飲との訴えの後処理問題――医療法にて対応

 ――X線撮影像に映像が確認できない生体材料――口腔内における義歯維持による技術的な
 問題、つまり、誤飲となったノンクラスプデンチャーなどは、今後、技術的工夫問題が問われる
 ことになる。

 ――金属クラスプであっても誤飲があれば、技術的問題が問われることとなる。

 @    治療事故(補綴)が最多。

 ――治療事故(補綴)の誤飲、誤嚥、20件の多くが報告されている。1)      

 ――@ の未承認材料について

 (薬事法)・(保健医療機関及び保険医療療養担当規則第19条第2項)

 ・ 薬事承認と安全性について引用2)

 (薬事法施行令第1条別表第1)とし、医療用具に指定される歯科材料として、歯科用金属、
 歯冠材料、義歯床材料、他8項目。

 ・(保健医療機関及び保険医療療養担当規則第19条第2項)

  歯科医師である保険医は、厚生大臣の定める歯科材料以外の歯科材料を歯冠及び
 欠損補綴において使用してはならない。「体内に異物残留」当事者には当然のこと、重大な
 過失に対して責任が問われ厳しい賠償 責任が課せられる。

 B ジルコニアについて3)4)

 日本の薬事法における生体材料ジルコニア材が問題となったことがある。。

  ジルコニアが認可されないことが日本の歯科、歯科技工が世界から取り残されているとの
 表現であった。マテリアルにおいては、ジルコニアへの注目度が極めて高く、世界的にはますます
 メタルフリーの方向へ進んでいることを痛感した。日本ではここにきてやっとジルコニアが認可
 されたが、4〜5年もの遅れというのは、やはり大きなロスだった。

 < 参 考 文 献 > 

 1 日本歯科新聞 樹脂義歯の落とし穴 2008年3月11日

 2 日本歯技 歯科技工物の薬事法と安全性:第368号・2000年(平成12年)2月号

 3 ドイツ・ケルン発! IDS現地総力取材 歯科の世界・歯科技工の最前線

 歯科技工,33【7】:809〜848,2005.

 4 第2報】日本の歯科技工は遅れている!何が不足か? 還流する伝統文化に歯科技工士の
 潜在能力を知る(キーワード)ジルコニア、歯を作る細胞の秘密、science、art、美的感性、
 マイセンの工房から学ぶ、歯科技工士の誇りと潜在能力(技術)2007年9月 歯科技工(未発表)

 5 有光茂雄 離脱方向と着脱方向の検討 日本歯技:第394号 2002年4月

 参考資料

 ・ クラスプを用いた義歯設計の基本図

 ・  有光茂雄氏の離脱方向と着脱方向の基本図をアレンジしたものである。

 ・   アンダーカットはブロックアウトしなければならない。ブロックアウト量が多すぎると、義歯は
 垂直方向と選択した傾斜方向との間のあらゆる角度で離脱することができ、アンダーカット量に
 より好ましくない結果が生じる。

 ・   粘着物を咀嚼している際に開口すると、義歯は簡単に離脱する。

 ・   ノンプラスプの義歯設計 ポリカーポネート樹脂を使用(審美義歯への対応)。

 ・   歯頸部に沿わすウイング鈎(ノンクラスプ形状)の工夫が重要。

(第27話)
  2月8日の静岡新聞に国内最大級、18畳の石室 「奈良・真弓鑵子塚古墳・有力豪族の墓か」
 
  図1静岡新聞2月8日朝刊。

  家内が考古学に熱中しております関係で、新聞紙面を頼りに早速、見学する計画 となりました。
 私も考古学はエジプト、ピラミットの石棺、世界の古い、石造りの建造物には興味深くテレビ観賞
 しておりました。その意味で2月9日が見学会の 初日との情報、早速に出かけることとなりました。
 奈良の観光地であることから、宿が全く取れないことで、やっとビジネスホテル に予約できたので
 車で出発となりました。
  古墳の照会は写真などにより皆さんに報告しましょう。 2月9日10時の見学開始ですが、
 朝9時に現地に駆けつけましたが、すでに100名ほ どの見学者がいました。
  1時間まえに並んでいた頃、雪が降り始めました。

  図2 

  30分ほどの待つ間に数百人の見学者の傘、1キロ以上の行列が出来ていました。この間に一面
 雪景色に変わってきました。

  図3 古墳塚の案内板です。

  図4 明日香村教育委員会のパンフレットです。

  古墳塚の入り口にはNHKなど取材班も多く訪れていました。  2月9日は名古屋を中心に
 大雪となったことはご承知とおもいます。奈良市内にお いて、万一に備えてチェーンは買い
 求めました。 問題は、この大雪で伊勢湾岸道路を走行中に桑名インターで通行禁止(閉鎖)と
 なりました。名古屋を中心に全ての高速道路が通行できないこととなりました。 桑名市内も
 雪のために通行禁止が各所で伝達されています。やむなく、桑名でビジネスホテルを探して
 宿泊して、2月10日桑名から国道で岡崎インター高速に乗り 換え帰宅しました。 今年は、
 正月早々高山旅行でも大雪に見舞われました。孫と共に雪遊びに満喫し てきました。
 1カ月間で大雪の思い出が2回も重なり、良いことと、悪いことが重 なって出てきそうです。

  図5 高山での雪道、

 助手席での雪景色は絶景と言えます。
 次回は、歯科医療業の危機、崩壊情報、技工士も同じ運命か、をおくります。

(第26話)
  今回は、昔に戻り、少し、厳しく業界にひとことを提言したいので報告を致します。
 まず、歯科医療の流れが、3年前頃にさかのぼっているのか?再度の再来か不明ですが、
 患者満足の再来というのか、新聞紙面を賑わす内容、患者満足度、患者の主訴、希望、
 といった形で専門誌への情報が多くあるように思われます。少し、専門誌を羅列すると、

 ・ 患者の満足度。

 ・ 患者中心の医療に移行しつつある。

 ・ 歯科医療は患者の主訴、満足度、信頼関係などを理解しないと生き残って行けない
   時代にはいっている。

 ・ 患者が何を希望しているかを理解して受け取る。情報収集のスピードを速める。

 ・ 他からどのように評価をうけているかということを認識しないと、サービス提供者側
   と受け取る側に意識の差が生まれる。

 ・ 術前に患者のニーズを把握することは、いかなる歯科治療においても重要である。
   そのためには的確なコミニケーションが必要である。

 ・ 患者から発信される情報は、言葉以外にも、表情、態度、話方など見落としては
   ならない。

  たまたまであるのかも知れませんが、私がこの12月2日学会報告、歯科技工士が考え
 ねばならないことは、患者とのコミニケーション、患者の希望を形に出来るのが歯科技工
 士の業務、本能であることをテーマに発表してきます。

 日本口腔インプラント学会、中国、四国支部(学術大会)
 歯科技工士教育セミナー「演者・市川和男」

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  私がホームページでどうしても言いたいことは、歯科医療の流れが、患者の主訴、主体、
 希望をどのように受け入れるかの時代をむかえつつあることを業界が、どのように受け
 取るかにあると思うのです。
 日技、古橋氏にはここでの学会報告をすることは、資料報告してあります。
 県技にも、佐野さんより、時代の流れを知らせておいていただければ、すこしは、県技
 の暗い情報が多い時です。何か、すこしでも励みに?がる伝達ができそうに、
 思いますが?23話、24話の内容も情報として報告していただければ、支部、支部の
 会員への励みなるように思いますが。

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  この学会での抄録です。

 「四国口腔インプラント学会」

  タイトル

 「インプラント上部構造物の良否は口腔内の情報伝達から」

 ・ 早期荷重インプラント体への仮歯・上部構造物の院内工夫

 ・ 28年間維持しているインプラント体の上部構造物の設計工夫

 ーーー演者ーーーーー

 市川和男
 歯科学修士 歯科技工士
 岡山大学大学院 医歯学総合研究科 口腔病理病態分野 研究生 

 ーー略歴ーーー

 昭和 32年 特例歯科技工士免許証取得

 昭和 47年 株式会社 市川ポ−セレンラボセンタ−設立  (現在に至る)

 昭和 49年 ジェレンコポ−セレン、インストラクタ−         

 昭和 57年 日本歯科技工士会認定講師           (現在に至る)

 昭和 59年 日本歯科技工学会幹事               

 平成 6年  東京医科歯科大学歯学部付属技工士学校非常勤講師(現在に至る)

 平成 15年 中国ハルピン医科大学口腔医院 名誉教授    (現在に至る)

 ーーーインプラントに関する文献、学会発表資料ーーー

 ・・・・・放送部門資料・・・・・

 1986年 インプラント上部構造体の製作、4回放送 「日本短波放送」

      @「作業用支台歯模型」

      A「テンポラリ−クラウン」

      B「テンポラリ−から学ぶ咬合」 

      C「テンポラリ−から学ぶ歯冠形態」

 1992年 入れ歯の仕組み・6月−11月「月間、3回」合計15回
       人工歯根と入れ歯の仕組み「SBSラジオ放送」

 ・・・・・学会発表・・・・・・・

 1990年 国際口腔インプラント・シンポジュ−ム「東京、笹川記念館」

       「上部構造体の模型精度・審美性を見直す
       「アパダイト・バイオセラム」

 2004年 再生医療への可能性
       「21世紀におけるチタンインプラントと歯科技工の連携」

 第17回  歯科チタン学会 「東北大学医学部」 
       「チタン加工のラボサイドワークとその現状」

 2004年 市川和男他4名

      「歯乳頭由来細胞MDPC-23の細胞分化、硬組織形成に関する実験的研究」
       〜ハイブリット型歯質靱帯付与インプラント〜

 第4回  日本外傷歯学会・学術大会 日本大学歯学部2号館大学院大講堂

 ・・・・・・・ 文献報告・・・・・・

 1996年  患者の持つ咬合様式を考慮した補綴物制作の臨床
        (自家歯牙移植とPOIインプラントを応用して)  ・QDT

 2004年  再生医療へのチタンに可能性 医歯薬出版・歯科技工

      The Journal of Dental Technology 第32巻 第9、10 別冊

 2004年  市川和男他4名

     「歯乳頭由来細胞MDPC-23の細胞分化、硬組織形成に関する実験的研究」

     〜ハイブリット型歯質靱帯付与インプラント〜

      Journal of Hard Tissue Biology Vo1.13(3)December 2004

     抄録:インプラント治療のゴールは患者さまの満足度によって良否、
        成功の評価がされることは言うまでもないことになります。
        患者さまにとって、インプラント体と上部構造物は一対のものとし
        て理解されています。
        
         よって、上部構造物が口腔内に装着された瞬間に審美、咬合機能
        等の良否の評価が下されることとなります。さらに、どのくらい
        の期間インプラントが維持できるかの確認をされる事が多いように
        思います。
         
         よって、患者さまに満足していただくためには、上部構造物製作の
        良し悪しがポイントとなります。
        それには、歯科技工士にどのくらいの口腔内情報が伝達してあるかに
         
         よって上部構造の良否に差が決まります。35年間に数百回のインプラン
        ト手術の立会いをしながら情報収集をしてまいりました。ここでの報告が
        歯科技工士への指示、情報伝達に関わるワンポイントになれば幸いです。

          

(第25話)
    歯科技工業を取り巻く経済環境は劣悪の一途をたどっているように思えますね。
 経済環境に関わる問題として、海外委託問題訴訟の冒頭陳述、意見陳述、答弁書を読んで
 みました。単純に問題点を良否で論議できる立場にはありませんが、海外委託によって有害な
 補綴物により患者の身体に異変が生じた過程を資料に訴えれば取り上げてもらえたと思います。

 ・ 有害な補綴物により人体的苦痛の結果証明できる資料を添付して、被害届けを出す。

 ・ 有害補綴物の材質としての証拠(例えばベリリュウム金属使用により、口腔内にガンの
    発生の疑いとなっている証明)

 ・ 誰が、どこで、どのような材料で、どのような衛生状態、環境の中で作製しているかの実際を
    調査証明する。

 ・ 患者が有害の補綴物を人体に装着された実際(例えば、口腔内の金属アレルギー被害者)
    として訴える。

  以上のような、証拠、証明した資料を持って問題提起すれば、国も動いてくれると思います。
 国内の医療法、資格違反について世界の国々に同一にとり扱うことの難しさがあること。さらに、
 立法府の裁量権においても世界の国々と同一に考えることに無理があるように思う。

  私は、過去に歯科技工士資格制度、無資格者問題、薬事法、海外委託、歯科技工業は医療業
 か製造業かなどの問題に取り組んできました。無資格者問題、医療業か製造業かの問題に
 取り組み知識として知ったことがあります。

 1、行政管理庁(総務庁)管轄する「日本標準産業分類」「中分類では医療業」「大分類では
    製造業」である。

 2、労働基準法(昭和47年6月18日)歯科技工所は製造業である。

 ・ 労働基準法「第8条、13及び労働安全法では病院、医院に勤務する歯科技工士は
    保健衛生業である。

  こうした過去の古い行政マニアルから引用された、海外委託問題の却下があったのではと思う
 一面もあります。

  鮎釣りで言うと荒瀬に足をとられ前にも、後ろにも動きの取れない状態でしょうか。
 鮎ツリ、川中での荒瀬で悪戦、苦闘によっても流れから抜け出せず、打開できず、9月中頃、
 鮎つり最盛期の川中で転倒して、向こう脛を裂傷してしまい、約1カ月の経過のなかにやっと
 風呂にも入れるようになりました。もちろん1カ月間、鮎ツリは休止しました。
  
  鮎ツリの怪我なら休止することで、時間がたてば再開できます。
 歯科技工の海外再委託問題は時間が経てば立つほど、自由市場経済の潮流の流れに押し流さ
 れて元の場所には戻れません、深み、激流に入れば、おぼれて死んでしまいます。
 中国の発展、進歩は凄まじい物があります。10年ほど前にすぐ目の前に、日本を追い越して行く
 姿が見えると言った話題を提出しましたが、中国は安くて、大量生産で粗悪な技工物と決め込んで
 いた人たちが多かったですね。

  日本は品質管理問題では世界的レベルです、こうした一面で対抗すべきでしょうね。さらに、
 患者不在の補綴物ではいけません。再生歯科医療が目の前にきています。技工精度はミクロンの
 時代です。骨内の細胞、インプラントとの結合はミクロン単位の時代がすぐ目の前です。
 患者主導、患者希望を受け入れる歯科医院でなければ生き残っていけない時代が来ています。

   

(第24話)
  日技連盟評議員会では、勇退勧告決議は否決(参議院敗退の責任問題で)新聞紙面の
 一部を記載します。

  会員の失望、会員の求心力は褪せてきた、会員の退会が増すことの危惧などが問題提起
 されたようです。古橋博美理事長が執行部に対する勇退決議案は否決されたことを
 8月30日の評議員会に緊急動議として出されたようです。

  今回の、敗戦選挙であっても、コレヲバネに、会員との接点、地域への訪問活動には大きな
 仲間という意識改革の収穫があったと思われます。この収穫に対する熱、意識の熱の
 覚めやらぬ間に執行部は地域、地方への会員にどのような形でパイプを繋ぐかにありましょう。
 政治だけが生活環境を変えるのではないことを仲間からの接点から探ることです。

  県技においても、海野専務が個人的理由により辞任表明があるようですが、県技に、
 この人ほど芸術的、美術的センスを生かした技工戦術を心得た実際を持っておらる方です。

  ここでの私のコーナーで、一年間、歯科技工士は今、自身と、誇りを取り戻すには、芸術的、
 美的センスを養うことを繰り返し述べてきました。会員の退会という事態、この苦しい時期にこそ
 必要な人材ではないでしょうか。

  私ごときが表明するのは、あまりにもご無沙汰で、日技、県技のことは対岸の灯のごとくの
 対応をしていたことはお詫びします。苦しいときこそ、事態を良い方法へと繋ぐことだと
 思うのです。

  次回は、海外委託問題を民事訴訟、結果は、法律上の争訟に当たらず。

(第23話)
    自身の楽しみを見出そう。

  私たちの職務は一日とて、立ち止まって居てくれるわけではないことはご承知の通りです。
 自身が職業に誇りを持てる内容を見つけて、生き残れる戦術を持ちつづける事でしょう。

  さて、私は1年の楽しみのスケジュールを立てています。

 ・4月は昔の日技学術部のメンバーと上野で花見大会の集まり。

 ・5月は夫婦で3ー5泊の旅行、旅行の他は近郷の珍しい花をサンサクすること  4−5
   回を楽しんでいます。

 ・6、7、8月は鮎ツリを週間2回。

 ・医科歯科技工学校の4時間授業をすれば東京でのカンパイが楽しめます。つまり 
  学校の勤めが終われば、友人とカンパイの楽しみがあります。今年から、 少々
  カンパイ酒の量が多いのか失敗の連続(ズブヌレでので帰宅・帰り道を忘れたり)

 ・9、10、11月は夫婦での旅行。

 ・12月は四国講演(インプラント)今年だけは学会の準備で10,11月は忙しい想いを
  することとなります。

 ・1、2、3月は学生生活週間1日のみです。たいていは夫婦で岡山県周辺の旅行
  と成りましょう。今年も備前焼き訪問と成りましょう。

 ・1ヶ月1度、伊藤計男ご夫婦と食事会。美味しい所歩きを楽しんでいます。

 ・仕事は、旅行以外は集配の勤めは休んだことはありません。楽しみの目標がある
  と苦しみも忘れます。

(第22話)
    生き残るには「生き甲斐」を見つける

  生き残りには潜在能力といった難しい問題ばかりを申し上げてきました。でも、
 この業界で生き残って行くには、やっぱり、自身の持つ潜在能力を見出し、誇りと
 して自信を持つことこそ生き残りへの道しるべになります。

  前々回にポーセレンの筆使いを出しました。技工士の筆先、繊細な技法は画家、
 書道家の筆使い、陶芸家の絵筆による図形に勝るとも劣らない見事な技法である
 ことを自覚すべきだと言いたかったのです。

  私は、海外の歯科大学の講義、また、医科歯科大学の歯科技工学校での講義には
 繊細な技工技術の実際をコンピューターで修正してスライド説明をしております。
 自らの技工技術に誇りを持って講壇に立っております。ぜひ参考にしていただけれ
 ば幸いです。

  さて、偉そうなこと言っていますが、またまた、鮎ツリでトラブルを起こしてしまいました。

  昨日、6月9日は佐久間川、中部天竜の解禁でした。6月8日夕方より出発、釣り場の確保に
 7時には現場に到着、毎年より遅い到着です。

  少しあせりながら、川原を行きつ戻りつ石ころだらけの川原道にやっと探し出した好ツリ場所、
 エンジンを止めたが、チョット水辺に近すぎたかと考え少しあともどりをスベキト、エンジンを
 掛けようとしたが、どっこいエンジンが掛からない、

  さあ大変、バッテリーが上ったと判断した。夕闇も深く回りは真っ暗闇です。土手上まで
 4〜500メートルも歩いて佐久間の町に出たが店もほとんど暗い状態でした。知り合いの
 歯科医院が目に入ったが、医院も暗いし、自宅にも訪問したが留守。仕方がないので、
 佐久間町交番に飛び込み、助けを求めたのです。

  交番には鈴木さんというお巡りさんが対応していただきました。「昔、50年前、田舎で親切に
 していただいたお巡さんのような人」親切に、川原まで車の修理人を見つけ出し、パトカーに
 私共々に同乗して送り迎えまでしていただいたのです。

  川原にてバッテリーを充電するも車は治らなかったのです w)。
 梃サ場よりモータスの修理屋さんに呼びかけたが、酒をのんでしまったので明日川原に出むく
 約束を取り付けていただいた。

  お巡りさんは夜中にも川原に見回りに来ていただいたり、大雨、雷がひどいのでサイレンが
 鳴ったら土手まで避難せよ、土手上には消防署もある、避難するようくれぐれも注意せよ、
 自身の電話、消防署の電話まで知らせてくれました。 昔ながらの気持ちの良いお巡査さんに
 出会えた思いで、感謝、感謝を述べておきました。

  車の故障は、結果的にはセルモーターがいかれてしまったとの事で、レッカー車にて浜松まで
 帰宅の羽目になりました。昨年の大水での避難より厳しい想いをした解禁でした。
  でも、ひとの深い人情に触れることが出来ました。想いの深い一日でした。

 図は、格好だけは良いでしょう。吾が、自慢の鮎ツリ姿です。

 
                                                                
(第21話)
  ここでの報告も1年間になります。

  第20話までは、歯科技工業が生き残って行くには、歯科医療の流れに逆らってはいけない、
 今、何が起こっているかを見つめなおし、何が技工士にとって良い流れか見ることです。

  偉いに方々は美味しい話しをしてくれますが、自身に置き換え、引用して、しっかりと受け
 止めることです。また、自分自身の潜在能力とは己の技術であり財産であり、お金を生
 み出す力であること、それを自覚をすることが大切ですよ!と1年間、いろいろと引用し
 ながら述べてきました。

  第21話 でも、やっぱり、歯科技工士が生き残るには歯科医療の流れに逆らっては
 ならない、自身の持つ潜在能力を生かし、それを誇りに想うことへの戦術を立てること
 です。そのことを1年間、繰り返し申し述べてきました。少し、くどくどと申し上げていた
 ことになりますか。

  日技にも、生き残りを考えるには、世の中へ技工業の苦しみばかり言ってもダメだ。
 もっと、面白く楽しく生き延びている技工士の話題をオープンすべきであり、生きがい
 を感じている技工士を世の中にアピールすべきだと申し入れたのですが、今回投稿
 した文章ですが、引用資料の図面がボケていた事により、キャンセルされました。
 投稿から4ヶ月過ぎた頃に返却されてきました。4ヶ月過ぎると古い情報になりましょうか。

  つまり、数ヶ月の間に、歯科医療業界には大きな、衝撃的な情報がたくさん流れています。

  以前にも、申し上げましたが、「第15話」ついに来た保険医療の崩壊、こうした情報は
 歯科技工業にとって見逃せない大きなニュースです。

  今度は、日歯連盟広報2007、4,15日号・「歯科医療が崩壊」が流されていました。

  昔の引用表現に、歯科医院が風引けば、技工業は肺炎どころかひっくり返ってし
 まうといわれたものです。流れに逆らわず、肺炎にならない情報収集が大切と成りましょう。

  5月20日鮎解禁日

  さて、少し気軽によんで貰えそうですか、待ちに待った5月20日鮎解禁日となりました。

  昨年の今頃、次のような文面で報告しましたね。

  5月20日は清水、興津川の鮎解禁日、真夜中に降りだした雨、豪雨となりました。
 川原に駐車し、朝一番の竿だしを夢見て、夢うつつの車中の仮眠。豪雨のため
 濁流が川原に流れ込んできた旨を告げられビックリ仰天、川底に沈めたオトリ冠、
 釣竿,イスなど取るものも取らず、安全地域に非難したお話をしましたね。早いも
 のでもう1年が過ぎ去りました。

  今年も、興津川に出かけてきました。土曜日の午後3時には場所取りに馳せ参
 じました。少年のように、朝一番の竿出しを想定し、うれしさでいっぱいです。昼間
 から、まわりのツリ仲間たちと共にビールでカンパイをしながら楽しみました。車中
 での仮眠をし、朝一番4時には竿だしでした。今年はまずまずの釣り成果25匹が
 つれました。1年で最も楽しみにしていた1日です。