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AnimateTransUnit_Base (script/fgs/system.fges)
このクラスは動作規則の評価値を目標の項目に適用するための抽象基底クラスです。
このクラスの派生クラスに動作規則を登録することにより、
動作規則の評価値と目標の項目との連動を自動的に処理するように構成します。
このクラスの派生クラスには通常目標を指定するメソッドが存在し、目標を指定した時点で基本値が保存されます。
この基本値は通常目標が元々持っていた項目の値なので、基本値として使用する値は事前に目標に設定してください。
ここで目標に設定した項目は基本的に動作規則による処理を完了するまで、その他の方法で変更しないようにしてください。
その他の方法での変更を行うと動作規則による更新と競合して不安定な挙動を示す可能性があります。
基本動作規則はスクリプト側から操作されない限り、永続的に動作し続けます。
一時動作規則は登録されている全ての一時動作規則の適用時間終了後、基本値に合成されて削除されます。
●継承/注入
このクラスは継承/注入をしていません。
●インターフェイスとインターフェイスメソッド
implements
IAutoUpdate
Update
●クラスメソッド
このクラスはクラスメソッドを持っていません。
●クラスメンバメソッド
名前
概要
GetFixed
固定モードの設定状態を取得します
SetFixed
固定モードを設定します
GetLoop
ループモードの設定状態を取得します
SetLoop
ループモードを設定します
GetBaseTime
基本動作規則の経過時間を取得します
SetBaseTime
基本動作規則の経過時間を設定します
Reset
登録されている全ての動作規則を削除します
ReStart
登録されている基本動作規則を最初からやり直します
Finish
登録されている全ての動作規則に直ちに完了させることを通知します
Decide
確定除外されていない動作規則の評価値を基本値に反映し、同時に動作規則を削除します
Update
経過時間を進めて動作規則を再評価し、目標に反映します
IsTempRuleExists
一時動作規則が登録されているか判定します
Apply
登録されている全ての動作規則を評価し、目標に反映します
●クラス共有変数
このクラスはクラス共有変数を持っていません。
●インスタンス変数
名前
概要
bt
基本動作規則の経過時間
tt
一時動作規則の経過時間
apply_method
適用処理に使うメソッド
fixed
固定モードフラグ
loop
ループ再生フラグ
AnimateTransUnit_Base::IAutoUpdate@@Update
void IAutoUpdate@@Update()
経過時間を更新した後、現在登録されている全ての動作規則を再評価し、目標に反映します。
ただし固定モードに設定されている場合、何もしません。
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AnimateTransUnit_Base::GetFixed
public
Bool
GetFixed()const
現在の固定モードの設定状態を取得します。
固定モードに設定されている場合、
Update
を呼び出しても経過時間が更新されず、動作規則も再評価されません。
戻り値:固定モードに設定されている場合、真を返します。
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AnimateTransUnit_Base::SetFixed
public void SetFixed(
Bool
new_mode)
固定モードを設定します。
固定モードに設定されている場合、
Update
を呼び出しても経過時間が更新されず、動作規則も再評価されません。
Bool
new_mode
:新しい固定モードの状態。
真を指定すると固定モードになり、偽を指定すると固定モードが解除されます。
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AnimateTransUnit_Base::GetLoop
public
Bool
GetLoop()const
現在のループモードの設定状態を取得します。
ループモードに設定されている場合、基本動作規則が全て完了した後、最初から再生しなおします。
戻り値:ループモードに設定されている場合、真を返します。
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AnimateTransUnit_Base::SetLoop
public void SetLoop(
Bool
new_mode)
ループモードを設定します。
ループモードに設定されている場合、基本動作規則が全て完了した後、最初から再生しなおします。
Bool
new_mode
:新しいループモードの状態。
真を指定するとループモードになり、偽を指定するとループモードが解除されます。
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AnimateTransUnit_Base::GetBaseTime
public
Integer
GetBaseTime()const
現在の基本動作規則の経過時間を取得します。
この経過時間は
Update
を呼び出す毎に1づつ増加します。
戻り値:現在の基本動作規則の経過時間を返します。
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AnimateTransUnit_Base::SetBaseTime
public
Bool
SetBaseTime(
Integer
new_time)
現在の基本動作規則の経過時間を設定します。
設定に成功した場合、新しい経過時間で直ちに動作規則を再評価し、目標に反映します。
戻り値:設定に成功した場合、真を返します。
Integer
new_time
:設定する経過時間。
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AnimateTransUnit_Base::Reset
public void Reset()
登録されている動作規則を全て削除し、目標との接続を切断します。
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AnimateTransUnit_Base::ReStart
public void ReStart()
基本動作規則の経過時間を0に戻し、直ちに動作規則を再評価し、目標に反映します。
また、登録されている基本動作規則のうち、
IAnimateTransRule@@ReStart
を実装しているオブジェクトに対して
IAnimateTransRule@@ReStart
を呼び出します。
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AnimateTransUnit_Base::Finish
public void Finish()
登録されている全ての動作規則を直ちに完了させ、目標に反映します。
また、登録されている全ての動作規則のうち、
IAnimateTransRule@@Finish
を実装しているオブジェクトに対して
IAnimateTransRule@@Finish
を呼び出します。
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AnimateTransUnit_Base::Decide
public void Decide()
確定処理の除外設定がされていない全ての動作規則を評価し、評価結果を基本値に合成した後削除します。
これによって確定された動作規則は以降評価演算されませんが、値は最後の状態で残ります。
ただし加算タイプではない動作規則は意味が変化する可能性があります。
この操作で問題が出る動作規則は確定処理から除外してください。
また、確定処理から除外する動作規則オブジェクトに対しては評価も削除もしません。
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AnimateTransUnit_Base::Update
public
Bool
Update()
経過時間を更新した後、現在登録されている全ての動作規則を再評価し、目標に反映します。
ただし固定モードに設定されている場合、何もせず真を返します。
戻り値:評価時間中の動作規則が存在する場合、真を返します。
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AnimateTransUnit_Base::IsTempRuleExists
public abstract
Bool
IsTempRuleExists()const
一時動作規則が存在するか判定します。
戻り値:一時動作規則が存在する場合、真を返します。
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AnimateTransUnit_Base::Apply
public abstract
Bool
Apply()
現在の経過時間で全ての動作規則を評価し、目標に反映します。
このメソッドを実装するクラスはループモードの処理を行う必要があります。
戻り値:評価時間中の動作規則が存在する場合、真を返します。
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AnimateTransUnit_Base::bt
internal
Integer
bt
基本動作規則の経過時間。
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AnimateTransUnit_Base::tt
internal
Integer
tt
一時動作規則の経過時間。
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AnimateTransUnit_Base::apply_method
internal
BoundMethod
apply_method
目標に評価値を反映するためのメソッドオブジェクト。
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AnimateTransUnit_Base::fixed
internal
Bool
fixed
固定モードフラグ。
固定モードである場合、更新時に経過時間を進めず、動作規則を再評価しません。
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AnimateTransUnit_Base::loop
internal
Bool
loop
ループモードフラグ。
ループモードである場合、基本動作規則が全て完了した後、最初から再生しなおします。
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最終更新 2019/04/11