硬い木の皮や、木の実、繊維の多い木の葉、草の根などを食べる野生の動物には、むし歯や歯周病はほとんどみられません。
これに対し、やわらかいペットフードや甘いものを食べる家庭で飼われている愛玩動物や動物園の動物の口の中は比較的若い動物でも口の中はむし歯や歯周病でガタガタです。
人間においても未開の地の原住民は素晴らしい健康的な口腔状態ですが、文明の進んだ地域の人々の口の中は現代の食生活によってむし歯や歯周病そして歯並びの悪い人など、歯の健康の崩壊が進んだ人が多いのです。
細菌学的にみても、口腔清浄状態が悪く、食生活もよくない現代人の口の中は、牛や豚などをはじめどんな動物よりも汚れています。
そして、その汚れ(歯垢-プラーク)によって歯は失われていくのです。
これから考えてみても文明社会の食生活が歯にとってどんなに悪いということがおわかりだと思います。
そこで、正しい歯の清掃がとても重要になってくるのです。
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