●そんなに悪い現代の食生活とは?
 


自然なものを自然な状態で食べることができれば、歯ブラシ以上に硬い繊維が口の中をこすり、歯ぐきを鍛え、それが一番歯にはよいのですが・・・

人間は火を使い野菜や肉、魚、穀類など食べやすくするためにやわらかくしたり、味付けすることにより食べ物がねっとりと口の中の細菌にくっつきやすくなったのです。バイ菌の巣ができ、歯垢(バイ菌とその排泄物)が発生し、歯ぐきの骨をおかしだし、すでにエジプトのミイラがすでにこの病気で歯をとかされています。

さらに、今日ではインスタント食品や
甘いもの、柔らかいものなどが多くなってきている食文化の中で、すべての食物を自然な状態のまま食べるのは不可能です。そして生活習慣として、子供から大人まで勉強や仕事のため、夜中に起きている人が増えてきています。夜中に起きている事により、寝る前にものを食べる回数が増え、歯磨きをせずに寝てしまう。そして朝も食事をとらないまま出掛け、夕方におやつを食べる・・・と規則正しいバランスの取れた食事もできず、歯磨きをするタイミングもくるってしまい、ますます口の中の汚れはひどくなります。

このような生活の中、
消化器の一部である歯を健康に保つためには、規則正しいバランスのよい食事をとり、食後の正しい歯磨きをすることが非常に大切なことになってきます。むし歯や歯垢(プラーク)の原因のもとである甘いもの(糖分)や柔らかいものを食べても、食べ方や食後の正しい歯磨きで、歯垢の付着を防ぐことはできます。
また、硬いものをたべることにより歯や歯ぐき、あごの骨を強化し、口の中、消化器、全身をきたえることにも
つながります。

歯の健康は、身体の健康です。
身体全体の退化が、知能ならびに生活全般の行動にかかわるものであるといわれています。したがって、歯やあご、歯並びなどに対する予防は、身体の退化そのものの防止・予防であるのです。