テンヨー 忘れな草のコイン

 

1組のトランプの中から、1枚のカードを選んで覚えてもらいます。
ここで、コインの図形を使って、記憶力のテストをします。
「忘れな草のコインの裏に刻印された図形を
しっかりと記憶して紙に描いてください。」
ところが相手は、なぜか図形の形を思い出せず、
描くことが出来なくなってしまいます。
「ところで自分の選んだカードは覚えていますか?」
演者は、相手に覚えてもらったカードを、
ちょっと変わった方法で当ててしまいます。

写真の通り、直径3.8センチと、かなり大きめのコインです。
なので、ビジュアル的にもかなりインパクト大です。
このコインの裏には、見た目は簡単だけど、覚えられそうで、覚えられないある図形が描かれています。そしてクライマックスは、このコインを使って、相手が選んだカードを当てますが、普段あまり見たことがない演出なので、他のカードマジックやコインマジックの間にはさんで、アクセントとして使えます。


《忘れな草》ワスレナグサ属
 英名 FORGET-ME-NOT
ヨーロッパ原産の越年性草。高さ20~30センチ。春に青やピンク、白の花をつける。名前の由来は諸説あるが、ドイツの伝説では、「ドナウ川のほとりで、恋人と楽しく語りあっていた青年が、岸辺に咲く花を摘もうとしたところ、足を滑らせ、激流に落ちた。青年は、摘んだ花を恋人に投げ、『僕を忘れないで!』と叫び、激流に消えた」という話がある。そこから、忘れな草の名が付けられたという。


会話の中に忘れな草の名前の由来を取り入れると、いっそう演出効果がアップします。