にゅういんにっき10がつ 2003年10月24日 これまでの事を整理しておこう。 10月14日、パパ（夫）がお休みだったので、気になっていた 胸のしこりの検査。 詳しく調べたほうが良いとのことで、15日S病院へ。 マンモグラフィーとエコーと細胞診。 10月24日結果。 乳がんだった。 しこりが2箇所と小さな点々が沢山乳腺の中に広がって いるので、全部取るとのこと。 O病院に紹介してもらい11月4日に診てもらう予定。 10月25日 S病院のO先生にレントゲンと紹介状を頂く。 帰宅後、夫にレントゲンを見せて説明。 ｢にくたらしいね！」と夫。 本当に何でこんなものが体の中にあるのか！ 夜になると不安が大きくなる。色々考えてしまうから いっぱい泣いた。 早く病院へ行って手術したい気持ちと このまま静かに家にいたい気持ちと。 10月26日 目が覚めたとき、あー生きてたな　としみじみ思ってしまった。 病気を知らなかった3日前には思いもしなかった感じ。 なんともいえない気分。 何だか息苦しいような体中が痛いような。 病は気から…ですね。 ヒヨやミーを残してしまうわけにはいかないのです。 死ぬ気で頑張りましょう！ 10月27日 ヒヨは風邪でお休み。 今年はインフルエンザの注射をしようと思うけど、風邪引き 続きで困ります。 ガンであることを伝えると、そのたび自分自身にも 「そうなんだよ」と言い聞かせている感じ。 不安で押しつぶされそうな、もう訳も分からず泣き叫びたく なるような、そんな気持ちをこらえられるのは ヒヨとミーの可愛い姿。 この2人を育てて大きくしていくから、いかなきゃ。 だから早く治って！ 10月28日 電話口でお母さんが泣きました。 子供が病気になったときのつらさは、私もヒヨ・ミーを育てて よく分かったので、心配をかけていることを本当に申し訳ない と思っています。 お父さんの早速お金を用意してくれた。 頭を下げることしかできません。 ありがとう。ごめんね。 日がたつにつれ、少しの体の痛みも不安。 早く火曜日（O病院受診の日）にならないかな 10月29日 来週の病院の日まであと1週間。 やっと…早く診て欲しい。 でもその先には乳房の切断がある訳で‥気が狂いそう。 明日の朝、目が覚めたら全て終わってくれたら良いのに。 できれば病気も夢で終わって欲しい。 つらい。つらい。でも誰に、つらいと言ったところで 仕方ないから言わない。 言われた人まで、つらくなっちゃうからね。 自分の病気なんだから、私が頑張ろう。 早く直そう！ 10月30日 パパ（夫）お休み。 ヒヨの小さい手で胸に魔法をかけてくれた。 ミーの小さい手で胸に力をいれてくれた。 パパも大きいあったかい手でずーっとずっと祈ってくれました。 ヒヨはこれで入院しなくても治るよ！と言いました。 みんなの手はあったかくて気持ちが良くて ガンが小さくなったね。 みんな大好き。ずっと一緒にいようね。 10月31日 久しぶりに、子供のお友達と遊んでおおはしゃぎ。 子供は元気が一番。 パパも早く帰ってきてくれて、夜まで楽しく過ごしました。 モーツァルトを聴くと免疫が増えると言うことで MDを聴きながら寝ましょう。おやすみなさい。 キスで5年寿命が延びるらしい。 うちは毎日1回はチュするので、長生きしそうだね。

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