北東北 湯巡り2005
4日目-2



 蔦温泉

今日は、この旅唯一 2食付で予約してある「蔦温泉旅館」に宿泊です。 インが2時からと聞いたので、2時過ぎにチェックイン。 

蔦温泉には本館・別館・新館と3つの棟があり、さらに料理によって3段階の料金に分かれているので、自分の好みの部屋と料理をチョイスできます。今回は風情があって料金が安い「本館」を選びました。

時間が早かったせいか、荷物を持って玄関をくぐっても帳場に居る従業員は誰も対応せず、こちらが声を掛けてやっと反応するといった状況でした。(3時過ぎには何人もの係りが玄関で待機していたので、時間的な問題かと思われます)
部屋を案内してくれた係りの仲居さんはとても明るくて感じが良く、滞在中は気持ちよく過ごすことができました


 蔦七沼散策路

仲居さんに勧められて、夕食までの時間を利用して散歩がてら蔦七沼散策路を歩いてみました。
以前も蔦沼までは行ったことがあるんだけど、その先は大変そうだったから行かなかったコース。

聞いてみると1時間〜1時間半ほどで一周歩けるとのことなので、旅行中の運動不足解消も兼ねてGO!

木々の中を歩くと、体内の空気がマイナスイオンたっぷりの新鮮な空気と入れ替わるようで、何度も深呼吸しながら歩く
数ヶ所勾配がキツいポイントもあったけど、足場はきちんと整備されているので無理なく歩くことができました



 蔦温泉旅館の部屋

今回宿泊したのは本館
玄関からすぐの階段を上がった場所で、玄関の上にあたります。 窓からは玄関前の赤いポストが見えました。

部屋のドアは襖で鍵なし。 トイレ無しの広縁付き和室です。
細かい細工がされていたり、使い込まれた歴史感じる木材がなんとも落ち着きます
冷蔵庫はないものの、テレビ、コンセント、ポットやお茶セット、浴衣やタオル類と必要なものはほとんど揃っています

トイレは本館一階にありますが、ちょっと変わったトイレです。
個室は普通の水洗トイレなのですが、男性用は足下に流れる清水を見ながら用足しができます(←これって特典?かなぁ) 足を乗せるスリッパ風の陶器もちょっと可愛い。。。 私にはその使い心地は分からないけれど、面白いトイレでした。 
ちなみに、男女共同トイレなので女性はちょっと入り難いかも。
私は遠いけど新館お風呂横にある男女別トイレ(すっごく綺麗!)を利用しました。
 


 蔦温泉旅館のお風呂

お風呂は2ヶ所の浴場があり、くわしくは・・・蔦温泉で。
インの時の説明でも、湯底から源泉が湧いているとの説明がありました。
熱めで、床板の隙間から湧いてきて熱さにビックリすることもありましたが、いつでも透明度の高い湯が溢れ続けているのを見ているだけで笑顔になってきます
滞在中に、何度となく湯小屋に通い、夜中は静かにトドったりして。。。
蔦温泉はいつ来ても、何度入っても「良い湯だ〜」と思える温泉です。


 蔦温泉旅館の夕食

夕食は部屋食で、時間を指定できます。
飲み物は持ち込みOKなので、「ビールは隣の売店から買ってきたほうがいいですよ!」っとの仲居さんからのアドバイス(^^;;
(もちろん風呂上りに売店で調達しました!)

山の幸中心の旅館食。もう少し個性が出ると印象深くなるのですが・・・。 でも一万円以下の料金山の中の一軒宿、さらに部屋食という条件を考えれば、十分満足いくレベルで、どれも美味しく頂けました


 女性は宿泊しないと味わえない「久安の湯」

夜9時からは久安の湯が女性専用になり、初めて古い木造りの浴場で湯を味わいました。 日帰り入浴の時間帯では男性用になっているので、ここの浴場に入りたいがために宿泊したと言っても過言じゃありません。それほど入ってみたかった浴場なのです。

こじんまりした空間にお湯の溢れる音だけが響く、時間を忘れそうな空間です。 いいっ! こちらも足下から湧く熱めの湯が大量に掛け流しです。温度が高いので湧水で加水していますが、じわーっと効く湯です。



「星が出ていれば綺麗ですよ!」と仲居さんから聞いたんだけど、今夜は残念っ! 薄曇で星やお月様は見えなかった。 なんでも、星が綺麗に見える日は、蔦沼に星が落ちてきたように湖面に映るそう。 懐中電灯を手に夜の散歩を楽しまれるお客さんもいるのだとか。 山の宿ならではの楽しみがあるんですね。


 本日の走行距離 76キロ ≪back top next≫


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