スーパー雷鳥殺人事件
目次 主な登場人物
第1章 スーパー雷鳥3号
第2章 東尋坊の女
第3章 東京へ帰る
第4章 車の中で
第5章 尾行
第6章 女の尾行
第7章 二通目の手紙
第8章 容疑者探し
第9章 雨に打たれて
第10章 最後の殺人
第11章 最後の遺産
第12章 最後の旅
ISBN4-396-32749-8

平成12/3/20初版
平成20/1/20第6刷発行

祥伝社
533円(税引)
316ページ
佐々木貢
池辺興産社長・池辺康夫
池辺の顧問弁護士・森谷
西条美保
水田征一郎冴子の兄・桧垣成一郎
副社長・柴田、柴田の妻・美津子
弁護士・津田
銀座「リーベ」ママ・石野杏子

本多捜査一課長
福井県警田島刑事
初動捜査班田口警部
人生に倦んで自殺を決意した佐々木貢は福井県・東尋坊へ向かった。
が、途中スーパー雷鳥3号の車中で、不動産会社社長・池辺の毒死に遭遇、息絶える寸前の池辺から、
復讐を依頼する手紙と自分の命を狙う疑いのある者のリストを託される。
次々と佐々木に接触してくるリストの人物たち、そして第二、第三の殺人が…。
意外な展開を見せる難事件に十津川警部が挑む!長編推理小説。 (表紙うらのページ参考)

「J-novel」'05年5月号〜'05年11月号に連載されたもの
テレ朝系西村京太郎サスペンス(十津川警部は、三橋達也さん)シリーズ第27作、スーパービュー踊り子号殺意の旅、原作。初回放送、1995年1月14日

テレ朝系西村京太郎サスペンス(十津川警部は、高橋英樹さん)シリーズ第57作、スーパービュー踊り子連続殺人、原作。初回放送、2012年1月28日
写真は、個人的に雪の中、北陸本線を走るスーパー雷鳥だと思っているんですが、この車両も 現在、旧国鉄色に再塗装され走っていると思いますが、このバージョンで撮影したかったと残念でしょうがないです。
さて、事件は自殺を決意した佐々木貢が「スーパー雷鳥3号」に乗車するシーンから始まります。京太郎さんの作品で、 最初に事件に関係した人物の生存率は、低い印象があるのですが、今回はどうでしょうか?。再び、自殺への道を 選ぶのか?お楽しみです。
ちなみに、この事件を原作に2回放映されました。リメイク版とは言え、再び放映されるのだから、取り扱いしやすいのでしょうか
特急「雷鳥」は、北陸本線で代表的な列車の一つで、京太郎さんの作品にも、雷鳥9号殺人事件(短編集)、 十津川警部特急「雷鳥」蘇る殺意とこの事件の他、 「雷鳥」と出てくる題名でも3作あります。波荒い日本海をバックに、雪深い地域 を疾走する列車にて、又は背景に事件が起きる殺人事件。イメージがぴったしですね。

評価
☆☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)